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花びら
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1時間後
「コンコンコン、失礼します」
ミアが部屋の中に入ってきた
「ミアさん、朝食ありがとうございました。美味しくて完食しました!」
雪はニコッと笑顔をみせる
「っ!ユキさん元気になりましたね、よかったです」
「はい、もう大丈夫です!ありがとうございます。これから前向きに生きていきます!」
「その意気です!」
「はい!」
ミアは、雪のことを疑いつつも心配していたので元気になってくれて嬉しい気持ちでいっぱいだ
「それでは、ユキさんお散歩に行きましょう」
「どんな所があるか楽しみです!」
雪はベッドから降り、スリッパの隣に置いてある靴を履く
「あっ!忘れていました。お散歩の前に着替えしましょう、病人用の服だと冷えますからね」
雪は自分が今着ている服を見た
「そうですね、たしかに少し肌寒そうかもしれませんね」
今の季節は春。雪の部屋の窓からは、綺麗な花が咲いている木が見えている。
窓を開けると黄色い花びらがふわりと舞って入ってくるが、お掃除が大変になるので、雪はなるべく窓を開けないようにしていた
ミアは雪の部屋の端にあるクローゼットから、洋服を取り出して雪に渡す
「こちらに着替えてくださいね」
「わかりました」
雪は洋服を受け取り、パーティションの中に入り着替える
パーティションの中からミアに声をかける
「ミアさん、近くでお花を見られたりしますか?」
「はい!庭に行く予定なので色々なお花を近くで見られますから楽しみにしていて下さいね!」
「わぁ!嬉しいです!どんなお花が咲いているかな」
「ふふふ、お花好きなんですね」
「そうですね、窓から見えるお花が綺麗で近くで見たいなと思っていました」
雪は着替え終わり、パーテーションの中から出てきた
「では、行きましょうか!」
「はい!」
雪は、ドキドキしながら扉を出た。
ととん、ととん、と音を立てながら石床を歩く。ミアの背中を追いながら周りをキョロキョロ見渡す
「廊下なのに広いですね」
「そうですね、敵の襲撃があった時に戦いやすいよう広く作られています」
「そうなんですね。そういえば、ここは何階ですか?」
「ここは、3階です。ちょうど木に咲いているお花が良く見えましたね」
「3階なんですね。そうなんです!黄色の花びらが綺麗でお花を近くで見たくなりました!」
「そうだったんですね、この砦には庭師がいて毎日お花のお世話をしています。会えたらお話してみますか?」
「庭師さんいるんですね!是非お話してみたいです!」
「わかりました。広いので見つからないかもしれませんが探してみましょう!」
ミアと雪は階段を降りていく。時折、騎士や従者の人とすれ違ったが何とか怯えることなく通り過ぎることができた
「ユキさん、大丈夫ですか?」
「は、はい。少し緊張しますが大丈夫です」
「無理しないで下さいね。人通りの少ない所を歩きましょうか」
「そうしてもらえると、ありがたいです」
「わかりました。もし大勢人が歩いてきたら目を閉じていてください、手を繋いで通り過ぎましょう」
「はい、ありがとうございます」
そんな話をしていたら、10人程の騎士の人達が前から歩いてきた
ミアは立ち止まる。そして雪の方へ振り向き、雪の手を握る
「ユキさん、少しの間目を瞑っていて下さい。」
「わ、わかりました」
雪はギュッと目を瞑り、下を向いて歩き出す
前から複数の声が聞こえてくる
「それがさ、団長ってばさ~」
「えー!ほんとかよ」
「ははは!」
「それでさ~」
「それはすげーな」
「まじかよ」
雪は心の中で、「落ち着いて、大丈夫、あの人じゃない、大丈夫、大丈夫」と唱えていた。
遠ざかっていく声に安心したが…
「あれ?ミアじゃん!こんな所でどうしたんだ?」
複数の騎士のうちの1人が立ち止まり、振り返ってミアに声をかけた
「ラビさん、お疲れ様です。少し用事がありまして、すみませんが失礼します」
ミアは、急いでいるかのように装いラビとの会話を終わらせる
「あぁ、またな!いつもありがとよ!」
「いえ、こちらこそありがとうございます」
ラビと騎士の人達が離れていく
「ユキさん、もう大丈夫ですよ」
「はい、ありがとうございました」
「大丈夫でしたか?」
「なんとか…緊張したけど大丈夫です」
「よかったです。辛いと思ったらすぐに言って下さいね」
「はい」
繋いでいた手を離す。ミアさんがいてくれてよかった。心臓がバクバクしていたけれど、あの人とは違うと思えたから次はきっと1人でも大丈夫
「ユキさん、あと少しで着きますよ。あの角を左に曲がれば到着です!」
「わぁ!あと少しですね!楽しみです!」
雪のさっきの緊張はどこへやら、もうお花への興味津々だ
角を曲がると扉があった。ミアがドアを開けながら説明をする
「この先は、お花専用の敷地になっているのでどこもすごく綺麗ですよ」
ミアが先に中に入り、その後を雪が続く…
入った瞬間、息を忘れるほど美しかった
様々な色の花びらが折り重なり爽やかな風に乗ってヒラヒラと舞っている
お花の透き通った甘い香りが空気中に広がっていて、とても幸せな気分だ
「ミアさん、こんなに素敵な場所に連れてきてくれてありがとうございます」
雪は爽やかな笑顔を見せてお礼を言う
「ふふふ、とても喜んでもらえたみたいで私も嬉しいです」
見てくれてありがとうございます!
タイトル変更しました!あれ?って思った方いるかもしれません。すみません(><)
あと、ミアが雪の名前を呼ぶ時は漢字ではなくカタカナにしました。
時々、文章を変えたり、書き加えたりすることがあると思います。すみません。
お気に入り数「8」になりました!
ハートを押してくれて、栞も挟んでくれてありがとうございます!
とても嬉しいです!ありがとうございます!
「コンコンコン、失礼します」
ミアが部屋の中に入ってきた
「ミアさん、朝食ありがとうございました。美味しくて完食しました!」
雪はニコッと笑顔をみせる
「っ!ユキさん元気になりましたね、よかったです」
「はい、もう大丈夫です!ありがとうございます。これから前向きに生きていきます!」
「その意気です!」
「はい!」
ミアは、雪のことを疑いつつも心配していたので元気になってくれて嬉しい気持ちでいっぱいだ
「それでは、ユキさんお散歩に行きましょう」
「どんな所があるか楽しみです!」
雪はベッドから降り、スリッパの隣に置いてある靴を履く
「あっ!忘れていました。お散歩の前に着替えしましょう、病人用の服だと冷えますからね」
雪は自分が今着ている服を見た
「そうですね、たしかに少し肌寒そうかもしれませんね」
今の季節は春。雪の部屋の窓からは、綺麗な花が咲いている木が見えている。
窓を開けると黄色い花びらがふわりと舞って入ってくるが、お掃除が大変になるので、雪はなるべく窓を開けないようにしていた
ミアは雪の部屋の端にあるクローゼットから、洋服を取り出して雪に渡す
「こちらに着替えてくださいね」
「わかりました」
雪は洋服を受け取り、パーティションの中に入り着替える
パーティションの中からミアに声をかける
「ミアさん、近くでお花を見られたりしますか?」
「はい!庭に行く予定なので色々なお花を近くで見られますから楽しみにしていて下さいね!」
「わぁ!嬉しいです!どんなお花が咲いているかな」
「ふふふ、お花好きなんですね」
「そうですね、窓から見えるお花が綺麗で近くで見たいなと思っていました」
雪は着替え終わり、パーテーションの中から出てきた
「では、行きましょうか!」
「はい!」
雪は、ドキドキしながら扉を出た。
ととん、ととん、と音を立てながら石床を歩く。ミアの背中を追いながら周りをキョロキョロ見渡す
「廊下なのに広いですね」
「そうですね、敵の襲撃があった時に戦いやすいよう広く作られています」
「そうなんですね。そういえば、ここは何階ですか?」
「ここは、3階です。ちょうど木に咲いているお花が良く見えましたね」
「3階なんですね。そうなんです!黄色の花びらが綺麗でお花を近くで見たくなりました!」
「そうだったんですね、この砦には庭師がいて毎日お花のお世話をしています。会えたらお話してみますか?」
「庭師さんいるんですね!是非お話してみたいです!」
「わかりました。広いので見つからないかもしれませんが探してみましょう!」
ミアと雪は階段を降りていく。時折、騎士や従者の人とすれ違ったが何とか怯えることなく通り過ぎることができた
「ユキさん、大丈夫ですか?」
「は、はい。少し緊張しますが大丈夫です」
「無理しないで下さいね。人通りの少ない所を歩きましょうか」
「そうしてもらえると、ありがたいです」
「わかりました。もし大勢人が歩いてきたら目を閉じていてください、手を繋いで通り過ぎましょう」
「はい、ありがとうございます」
そんな話をしていたら、10人程の騎士の人達が前から歩いてきた
ミアは立ち止まる。そして雪の方へ振り向き、雪の手を握る
「ユキさん、少しの間目を瞑っていて下さい。」
「わ、わかりました」
雪はギュッと目を瞑り、下を向いて歩き出す
前から複数の声が聞こえてくる
「それがさ、団長ってばさ~」
「えー!ほんとかよ」
「ははは!」
「それでさ~」
「それはすげーな」
「まじかよ」
雪は心の中で、「落ち着いて、大丈夫、あの人じゃない、大丈夫、大丈夫」と唱えていた。
遠ざかっていく声に安心したが…
「あれ?ミアじゃん!こんな所でどうしたんだ?」
複数の騎士のうちの1人が立ち止まり、振り返ってミアに声をかけた
「ラビさん、お疲れ様です。少し用事がありまして、すみませんが失礼します」
ミアは、急いでいるかのように装いラビとの会話を終わらせる
「あぁ、またな!いつもありがとよ!」
「いえ、こちらこそありがとうございます」
ラビと騎士の人達が離れていく
「ユキさん、もう大丈夫ですよ」
「はい、ありがとうございました」
「大丈夫でしたか?」
「なんとか…緊張したけど大丈夫です」
「よかったです。辛いと思ったらすぐに言って下さいね」
「はい」
繋いでいた手を離す。ミアさんがいてくれてよかった。心臓がバクバクしていたけれど、あの人とは違うと思えたから次はきっと1人でも大丈夫
「ユキさん、あと少しで着きますよ。あの角を左に曲がれば到着です!」
「わぁ!あと少しですね!楽しみです!」
雪のさっきの緊張はどこへやら、もうお花への興味津々だ
角を曲がると扉があった。ミアがドアを開けながら説明をする
「この先は、お花専用の敷地になっているのでどこもすごく綺麗ですよ」
ミアが先に中に入り、その後を雪が続く…
入った瞬間、息を忘れるほど美しかった
様々な色の花びらが折り重なり爽やかな風に乗ってヒラヒラと舞っている
お花の透き通った甘い香りが空気中に広がっていて、とても幸せな気分だ
「ミアさん、こんなに素敵な場所に連れてきてくれてありがとうございます」
雪は爽やかな笑顔を見せてお礼を言う
「ふふふ、とても喜んでもらえたみたいで私も嬉しいです」
見てくれてありがとうございます!
タイトル変更しました!あれ?って思った方いるかもしれません。すみません(><)
あと、ミアが雪の名前を呼ぶ時は漢字ではなくカタカナにしました。
時々、文章を変えたり、書き加えたりすることがあると思います。すみません。
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とても嬉しいです!ありがとうございます!
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