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第1話 さまよえる魂
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ここは一体どこなんだろう?
なんとなく歩き続けて来ちゃったけど、見覚えのない景色が続いている。空も薄暗くなってきたし、早く知っている道に戻りたい。スマホで地図を検索したいところだったけど、あいにく私は手ぶらだった。周囲に人気はなく、道を尋ねることもできない。そういえば、住宅やお店はたくさん建っているのに、ここまで誰ともすれ違っていない。少し気味が悪いな。
そのとき、ちょうどすぐそこのお店の看板に明かりがポンっと灯った。えーと、すまいる☆不動産? はんこ屋とクリーニング屋に挟まれた、小さな店。不動産屋なら道に詳しいかもしれない。ちょっと聞いてみよう。
「ごめんくださぁい」
ガラガラと引き戸を開けると、薄暗い店内の奥には机が一つあり、人が座っていた。よかった、ようやく人に会えた。
「いらっしゃいませ」
よく通る、お腹の底に響くような太くて低い声がした。
「すみません、ちょっと道をお聞きしたいんですが」
「お待ちしていました。どうぞおかけください」
「いや、あのう、客じゃないんです。ごめんなさい」
「まあ、そう言わずに。こちらへ」
手招きされ、仕方なく机の前の丸椅子に腰かける。
「住吉様、本日はようこそいらっしゃいました。どのようなお住まいがご希望でしょう?」
「ですから、私は……」
改めて訂正しようと顔を上げ、ぎょっとした。
男はずいぶんといかつい顔をしていた。太い眉、団子鼻、大きな四角いあご、そして何より、威圧感のある険しい眼。
怖い! 怖いよ!! でもなんか、どっかで見たことあるような気がする。
「申し遅れました。わたくし、不動と申します。今回、住吉様の住まい探しの担当をさせていただきます」
「はぁ、不動さん……」
あー、あれだ。不動明王像だ、この顔。
「……あれ、私、名乗りましたっけ?」
「いいえ。しかし住吉様がいらっしゃることはわかっていました」
「……なんですと!?」
うすうす感じてはいたけれど、どうやら私は世にも奇妙な世界に引きずり込まれてしまったようだ。
「どうしよう、怖い」
「ご安心ください。わたくしが、住吉様にぴったりの家を見つけて差し上げます」
不動さんはずいっと前のめりになって言った。その迫りくる顔がどうしようもなく怖いんだけど!
「ま、待ってください。私、別に引っ越す予定とかないんです」
「ええ、予定外の出来事だったことは承知しています。まだお若いですし、やり残したこともたくさんあったことでしょう」
「あのう、何を言っているんですか?」
「おや、記憶の混濁が見られる」
不動さんは机の上にあった分厚いファイルをぱらぱらとめくって書類を出した。
「住吉かなで様。あなたは先日、不慮の事故でお亡くなりになりました。享年20。あなたの魂は未練を残しているため成仏できず、現世と隠世のあいだをさ迷い歩いているのです」
「お、おう、そうですか」
全然飲みこめん。
「そうしたさまよえる魂へ新たな行き場を提供するのがわたくしの仕事でございます」
「なるほど。」
わからん。
わからんが、私なりに解釈してみよう。
「えー、つまり、これから私は何かしらのチートな能力を授けてもらって、異世界で前世の記憶を持ったまま転生するわけですね。そっかぁ、どうしようなぁ。やっぱり全属性適正ありは外せないかな。それから、空間収納と、魔法創造も当たり前のようにつけてもらって……」
「はて、うちではそのようなサービスはいっさい実施しておりませんが」
「ないのかよ。がっかりだよ。少しくらい夢見させてよ」
「申し訳ございません」
普通に謝られてしまった。冗談は通じないけど、顔に似合わずいい人かもしれない。
「ところで私、どうして死んじゃったの? やっぱり、トラックにはねられたのかな? それとも、通り魔に刺されたとか?」
「どちらでもありません」
不動さんは書類を見る。
「大学のサークルの忘年会で羽目を外して急性アルコール中毒になり、ふらついて机の角に頭をぶつけたようです。打ち所が悪く、そのまま帰らぬ人となりました」
「なにそれ、かっこわる」
全然思い出せないけど、考えたら側頭部がズキンと痛んだから、信憑性がなくはない。
「誠に、お気の毒です」
不動さんは眉間にしわを寄せた。声のトーンからしておそらく同情してくれているのだと思うんだけれど、ベースがいかついからめちゃくちゃ怖い。
「つきましては、住吉様の現世への未練が払拭されるまでの、仮の住まいを提案させていただきたいと思っております」
「仮の住まい?」
「はい。ふらりふらりとさまよい歩き続けるのも悪くはありませんが、やはり身元しっかりしている霊のほうが、格が上がります」
「はあ、そういうもんですか」
「そういうものです。あと、ずっとさまよっているとだんだん目的意識が薄れて霧散します」
「霧散って?」
「魂が散り散りになり、自他の境界があいまいになって自我がなくなります」
「めっちゃ怖いんですけど」
「痛みや恐怖を伴うものではありませんが、今世の心残りは今世のうちに消化したほうがすっきりできておすすめです」
その日の汚れはその日のうちに、みたいな気軽さで不動さんは言う。
「よくわからないけど、わかりました。もう少しこの世を楽しんでもいいってことですね」
「そうです。住吉様のご希望をおっしゃってください。わたくしがここぞという場所をご紹介します」
「うーん、そうだなぁ……私がもともと住んでたアパートじゃ、ダメなのかな。なんか呪縛霊みたいになっちゃうけど」
「だめではありませんが、住吉様の荷物はすでに引き払われてしまったようです」
「えーっ、もう!?」
「現世とこちらとでは、時間の感覚に差があるのです。住吉様がふらふらとさまよい歩くうちに、向こうではすでに49日が経過しています」
「マジすか……」
「すでに次の住人が入居することも決まっているようですが、いかがなさいますか?」
「うーん……」
さすがに赤の他人と同じ場所に住むのは気が引けるなぁ。
「やめとく。でもあそこがダメってなると、もう行き場がないかも」
「ご実家のほうはいかがでございましょう?」
「うーん、赤の他人よりはマシだけど。うち、母子家庭だったんだよね。母親が付き合ってる男の人がいるのは知っててさ。私が大学入って一人暮らし始めてから、やっと気兼ねなくその人と会えるようになったみたいで。そこに戻るのはちょっと……」
「なるほど、気まずいですか」
と言いながら、不動さんは立ち上がる。
「行ってみましょう」
「えっ、話聞いてました?」
「実際に行ってその目で確かめたほうがわかることもあります」
不動さんは机のわきに立てかけられた布でぐるぐる巻きの棒を手に取った。太めの杖かなと思ったら、布をほどいて出てきたのは立派な剣だった。
「ああっ、何!? 切られるの!?」
「滅相もない。これはこうして使うのです」
不動さんは店の床の何もないところに剣を突き立てた。そして、すらすらと魔法陣のようなものを描いた。その真ん中に立ち、「さあ、こちらへ」と促す。私はもうどうにでもなれという気持ちで、おっかなびっくり不動さんのテリトリーに入った。
「少し、揺れますよ」
魔法陣が光る。まぶしくて、ぎゅっと目をつぶった。
なんとなく歩き続けて来ちゃったけど、見覚えのない景色が続いている。空も薄暗くなってきたし、早く知っている道に戻りたい。スマホで地図を検索したいところだったけど、あいにく私は手ぶらだった。周囲に人気はなく、道を尋ねることもできない。そういえば、住宅やお店はたくさん建っているのに、ここまで誰ともすれ違っていない。少し気味が悪いな。
そのとき、ちょうどすぐそこのお店の看板に明かりがポンっと灯った。えーと、すまいる☆不動産? はんこ屋とクリーニング屋に挟まれた、小さな店。不動産屋なら道に詳しいかもしれない。ちょっと聞いてみよう。
「ごめんくださぁい」
ガラガラと引き戸を開けると、薄暗い店内の奥には机が一つあり、人が座っていた。よかった、ようやく人に会えた。
「いらっしゃいませ」
よく通る、お腹の底に響くような太くて低い声がした。
「すみません、ちょっと道をお聞きしたいんですが」
「お待ちしていました。どうぞおかけください」
「いや、あのう、客じゃないんです。ごめんなさい」
「まあ、そう言わずに。こちらへ」
手招きされ、仕方なく机の前の丸椅子に腰かける。
「住吉様、本日はようこそいらっしゃいました。どのようなお住まいがご希望でしょう?」
「ですから、私は……」
改めて訂正しようと顔を上げ、ぎょっとした。
男はずいぶんといかつい顔をしていた。太い眉、団子鼻、大きな四角いあご、そして何より、威圧感のある険しい眼。
怖い! 怖いよ!! でもなんか、どっかで見たことあるような気がする。
「申し遅れました。わたくし、不動と申します。今回、住吉様の住まい探しの担当をさせていただきます」
「はぁ、不動さん……」
あー、あれだ。不動明王像だ、この顔。
「……あれ、私、名乗りましたっけ?」
「いいえ。しかし住吉様がいらっしゃることはわかっていました」
「……なんですと!?」
うすうす感じてはいたけれど、どうやら私は世にも奇妙な世界に引きずり込まれてしまったようだ。
「どうしよう、怖い」
「ご安心ください。わたくしが、住吉様にぴったりの家を見つけて差し上げます」
不動さんはずいっと前のめりになって言った。その迫りくる顔がどうしようもなく怖いんだけど!
「ま、待ってください。私、別に引っ越す予定とかないんです」
「ええ、予定外の出来事だったことは承知しています。まだお若いですし、やり残したこともたくさんあったことでしょう」
「あのう、何を言っているんですか?」
「おや、記憶の混濁が見られる」
不動さんは机の上にあった分厚いファイルをぱらぱらとめくって書類を出した。
「住吉かなで様。あなたは先日、不慮の事故でお亡くなりになりました。享年20。あなたの魂は未練を残しているため成仏できず、現世と隠世のあいだをさ迷い歩いているのです」
「お、おう、そうですか」
全然飲みこめん。
「そうしたさまよえる魂へ新たな行き場を提供するのがわたくしの仕事でございます」
「なるほど。」
わからん。
わからんが、私なりに解釈してみよう。
「えー、つまり、これから私は何かしらのチートな能力を授けてもらって、異世界で前世の記憶を持ったまま転生するわけですね。そっかぁ、どうしようなぁ。やっぱり全属性適正ありは外せないかな。それから、空間収納と、魔法創造も当たり前のようにつけてもらって……」
「はて、うちではそのようなサービスはいっさい実施しておりませんが」
「ないのかよ。がっかりだよ。少しくらい夢見させてよ」
「申し訳ございません」
普通に謝られてしまった。冗談は通じないけど、顔に似合わずいい人かもしれない。
「ところで私、どうして死んじゃったの? やっぱり、トラックにはねられたのかな? それとも、通り魔に刺されたとか?」
「どちらでもありません」
不動さんは書類を見る。
「大学のサークルの忘年会で羽目を外して急性アルコール中毒になり、ふらついて机の角に頭をぶつけたようです。打ち所が悪く、そのまま帰らぬ人となりました」
「なにそれ、かっこわる」
全然思い出せないけど、考えたら側頭部がズキンと痛んだから、信憑性がなくはない。
「誠に、お気の毒です」
不動さんは眉間にしわを寄せた。声のトーンからしておそらく同情してくれているのだと思うんだけれど、ベースがいかついからめちゃくちゃ怖い。
「つきましては、住吉様の現世への未練が払拭されるまでの、仮の住まいを提案させていただきたいと思っております」
「仮の住まい?」
「はい。ふらりふらりとさまよい歩き続けるのも悪くはありませんが、やはり身元しっかりしている霊のほうが、格が上がります」
「はあ、そういうもんですか」
「そういうものです。あと、ずっとさまよっているとだんだん目的意識が薄れて霧散します」
「霧散って?」
「魂が散り散りになり、自他の境界があいまいになって自我がなくなります」
「めっちゃ怖いんですけど」
「痛みや恐怖を伴うものではありませんが、今世の心残りは今世のうちに消化したほうがすっきりできておすすめです」
その日の汚れはその日のうちに、みたいな気軽さで不動さんは言う。
「よくわからないけど、わかりました。もう少しこの世を楽しんでもいいってことですね」
「そうです。住吉様のご希望をおっしゃってください。わたくしがここぞという場所をご紹介します」
「うーん、そうだなぁ……私がもともと住んでたアパートじゃ、ダメなのかな。なんか呪縛霊みたいになっちゃうけど」
「だめではありませんが、住吉様の荷物はすでに引き払われてしまったようです」
「えーっ、もう!?」
「現世とこちらとでは、時間の感覚に差があるのです。住吉様がふらふらとさまよい歩くうちに、向こうではすでに49日が経過しています」
「マジすか……」
「すでに次の住人が入居することも決まっているようですが、いかがなさいますか?」
「うーん……」
さすがに赤の他人と同じ場所に住むのは気が引けるなぁ。
「やめとく。でもあそこがダメってなると、もう行き場がないかも」
「ご実家のほうはいかがでございましょう?」
「うーん、赤の他人よりはマシだけど。うち、母子家庭だったんだよね。母親が付き合ってる男の人がいるのは知っててさ。私が大学入って一人暮らし始めてから、やっと気兼ねなくその人と会えるようになったみたいで。そこに戻るのはちょっと……」
「なるほど、気まずいですか」
と言いながら、不動さんは立ち上がる。
「行ってみましょう」
「えっ、話聞いてました?」
「実際に行ってその目で確かめたほうがわかることもあります」
不動さんは机のわきに立てかけられた布でぐるぐる巻きの棒を手に取った。太めの杖かなと思ったら、布をほどいて出てきたのは立派な剣だった。
「ああっ、何!? 切られるの!?」
「滅相もない。これはこうして使うのです」
不動さんは店の床の何もないところに剣を突き立てた。そして、すらすらと魔法陣のようなものを描いた。その真ん中に立ち、「さあ、こちらへ」と促す。私はもうどうにでもなれという気持ちで、おっかなびっくり不動さんのテリトリーに入った。
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