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14.王妃様と見逃さない鏡

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「王妃様、申し上げにくいのですが、ついにこの日がやってきました」

「ああ、とうとう私よりも美しいものが現れたのね。で、いったいどんな奴なの?」

「いえ、王妃様は相変わらずこの世で1番美しいです。しかし残念ながら……」

「もったいつけないで早く言いなさい」

「頭頂部に、白髪が」

「きゃー!!」
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