2 / 82
第一章
巡り合わせは青の色
しおりを挟む
(きれいだ・・・・)
初めてアオを見たとき、佐伯の言葉は彼の小説にはほとんど出てこない月並みなものであった。言葉以上に感情が凌駕し、彼の死にすぎた心が凄い速さでその生命を取り戻そうと動き出したのだった。
◇◇◇
その日、佐伯は業界デビューしてから10周年を記念するパーティーに出席していた。もちろん、彼自身を祝うために設けられた場なので、出ないわけにはいかない。同時に、このパーティーは彼の新作である長編小説が世に出る日でもあった。
「先生、今日はなるべく人当たりの良い佐伯雅史(サエキ マサシ)を演じてくださいね。」
会場に向かう車内で忠告してきたのは、担当編集者の青木であった。小柄で童顔な彼は、それを助長させるパッチリとした大きな目で佐伯を見つめた。この名だたる著名人が参加するパーティーのためだけに用意したスリーピースを持て余しながら、青木は何よりも佐伯の態度を気にしているようだった。目の前で落ち着かない彼は、佐伯よりいくつか年下である。しかし、デビュー作以外の佐伯の作品を全て担当し、彼が文壇で一つの安定した地位を築くための根回しを、見事にやり遂げた敏腕だ。
「俺が一度として他所様に無礼を働いたことがあったかな・・・・?」
佐伯はゆるりと応えた。
「・・・・はぁ、そういう所が気になるんですよ。先生、あなたは無礼というか、他人にちっとも関心がないような素っ気なさが充分お顔に出ていることを自覚するべきですよ。世間は、やれ文壇の救世主、やれ小説界の革命家、終いにはイケメンアルファ枠で世の女性たちを虜にしていると持て囃しますが、本来の先生はこれっぽっちもその魅力を生かされないのだから・・・・
今日は今までにないくらい盛大な場なのですから、愛想くらいは良くしていただきたいものです。」
青木は随分と遠慮なく、げんなりとした顔で言った。
「そうか、俺はきみに随分と苦労をかけたようだな。別に世間様のイメージが壊れようと俺には関係のない話だが。しかし、ここまで佐伯雅史を導いていただいた御社ときみに被害を被らせるわけにはいかんしな。まあ、うまくやってみせるさ。」
そうしてニッコリと微笑むと、青木はみるみる赤面し小さくなってしまった。
「この性悪が・・・・」と俯いて小声で呟いた頼もしい編集者の言葉を、佐伯は聞かなかったことにした。
◇◇◇
記念パーティーは、始終平和に遂行されようとしていた。出席者の中には、文豪のみならず、著名な俳優や財閥関係者らが数多く存在した。
(通りで黒服が多いわけだな。)
随分と場違いな感想を抱きながらも、佐伯は周囲をはっとさせるような美しい微笑を浮かべながら、自身の10周年を祝うこの会と人々に感謝を述べた。それから、少し戯けたように新作の宣伝もバッチリ挟み、会場に笑いの花を溢れ返させる。
(どうだ、青木。少しはおまえの言う佐伯雅史像に近づけただろう。)
そんな念を、会場の隅に控えている編集者に視線で送ったら、キッと睨まれた。
つつがなくスピーチを終え、立食と談笑の場に会場が変化しても、佐伯の周りには多くの取り巻きが集まる。青木に少し時間稼ぎをしてもらい、佐伯は人気のないバルコニーへと逃げ出した。
夜風にあたりながら、ため息を吐く。
もたれかかった壁は大理石でできていて、人々の群れに晒された彼の身体をしっとりと冷やしてくれる。
(いつの世も、飽きずに連れ回すものだな・・・・)
ぼんやりとバルコニーから見える著名人たちを、佐伯は眺めていた。彼らのほとんどはアルファであり、その側にオメガの付き人を控えさせている。彼らにとって、このような社交の場は自身が手にしているオメガを見せびらかし自慢する絶好の機会であるからだ。 バース性の中でも、極めて数の少ないオメガは、その特性から容姿が整った者が多い。一般人なら出会うことすら困難なオメガを侍らせ、ましてやそのオメガの美貌が際立つほど、それを保有するアルファの権威は高くなっていく。
(とんだ傲慢だな。いつからオメガがアルファの元でしか輝けないとでも勘違いしたんだ。愚かで吐き気がする。)
そして、自分自身もそのアルファであることに、内心舌打ちを零した。
◇◇◇
「随分と浮かない顔をしているな?おまえ、今日の主役だって自覚が足りなくないか?」
知った声がするので振り返れば、そこには高校時代の同級生であり佐伯の数少ない親友がいた。
「一色、おまえも参加していたのか。」
佐伯はさっきまでの考えを頭の中から追い出し、別段変わらない風を装った。
「おまえの編集者さん、青木さんだっけか?おまえがなかなか帰ってこないから困ってたよ。それから、主役が参加者名簿すら目を通してないの、どうかと思うぞ。」
苦笑しながらも、一色隆文(イッシキ タカフミ)は佐伯の無礼を全く気にしていないようだった。
「まあ、おまえがこういう場を嫌うのは分かるよ。また、オメガを侍らすアルファの傲慢さが気に食わないんだろう。そこに関しては俺も同感だけどな。」
「おまえの連れはいないんだな。」
「俺の大切な運命の番だ。生憎、その番を見せびらかす、下世話な趣味は持ち合わせていないのでね。」
一色は満ち足りたような表情で微笑んだ。
一色は一色財閥の当主であり、腕のいい外科医でもある。彼はその座に相応しいアルファの才覚を、出会った高校時代から発揮させていた。そんな一色が生涯を共にするパートナー、それも運命の番に出会ったと聞かされた時は、佐伯も素直に喜ばしいことだと思った。
彼もまた、アルファが不条理にその権威をオメガに振りかざすことが容認されている社会に対して辟易していた。だからこそ、親友にまでなれたのだと佐伯自身は感じている。
「だがな、おまえはもう少し職務を全うしろ。青木さんが不憫だ。愚痴なら今度うちに来い、聞いてやるから。透もおまえに会いたがってるよ。」
「そうか、透くんとは、おまえが彼と番契約したことを報告しに来てくれた以来、会っていないからな。近々お邪魔するよ。」
「そうだ、そうだ。たまには来てくれよ。それで、今は青木さんを救出してこい。」
一色はニヤリと笑った。
そもそも、佐伯が逃げ出すことも、人気の少ないバルコニーにいることも確信して探しに来たのだろう。
そして、いつも尻叩きをしてくれる。
「ああ、わかった。隆文、また後でな。」
うっすらと笑い合い、佐伯がバルコニーから会場へと戻ろうとした時であった。
「これはこれは、佐伯雅史様ではありませんか。こんな所で主役にお会いできるとは。」
一色とは異なる、声が聞こえた。それよりも、佐伯は聞き馴染みのない声に釣られて漂う、季節外れの金木犀の香りが気になった。
香りの元を辿る為に声がした方を見やると、派手な金髪に緩いウェーブをかけ、白いタキシードにストライプが入った水色の蝶ネクタイをした男が、ニヤニヤと笑いながら近づいてきた。
「ご友人とご歓談中、申し訳ありません。わたくし、龍野敏哉(タツノ トシヤ)と申します。この度は、わたくしのような三流作家までご招待いただき光栄です。」
わざとらしく仰々しい挨拶をする男を佐伯は知っていた。三流作家などと嫌味を言っていたが、彼も文壇ではかなりの名声を得ている。年齢も些か上だ。おそらく、その知名度から、今回の出席者名簿までもを作成していた青木が、招待していたのだろう。
「何をおっしゃりますか。私のような若輩者に龍野先生がお声がけくださるとは。一体、どのような御用向きで?」
佐伯はスピーチの時のような、外向け用の笑顔を貼り付けた。
すると龍野は、相変わらず嫌な笑みを浮かべながら、こっそりと耳打ちしてきた。
「実はね、紹介したい人間がおりまして。オメガなんですけれどもね。少々事情がありまして、ご内密にいたしたく。」
それから、佐伯の背後にいた一色に一瞥を送る。
「わかりました。・・・・一色、悪いが少し失礼するよ。青木には大変申し訳ないと伝えてもらえると助かる。」
一色はわずかに、龍野に険しい面持ちを覗かせたが、「わかったよ。でも遅くなるなよ。」と言って立ち去った。
「それで、その私に会わせたい方とは、どちらに?・・・・と言っても隠しきれていないようですが。あちらの柱の影にいるのでは?」
佐伯にはいくら文壇の先輩からであっても、全く持って関わりたくない話であった。しかし、龍野がバルコニーへと入って来た時から感じる、あの金木犀の甘い香りに、妙に胸騒ぎが収まらず、そのオメガに会ってみたいと強く感じてしまったのだった。
初めてアオを見たとき、佐伯の言葉は彼の小説にはほとんど出てこない月並みなものであった。言葉以上に感情が凌駕し、彼の死にすぎた心が凄い速さでその生命を取り戻そうと動き出したのだった。
◇◇◇
その日、佐伯は業界デビューしてから10周年を記念するパーティーに出席していた。もちろん、彼自身を祝うために設けられた場なので、出ないわけにはいかない。同時に、このパーティーは彼の新作である長編小説が世に出る日でもあった。
「先生、今日はなるべく人当たりの良い佐伯雅史(サエキ マサシ)を演じてくださいね。」
会場に向かう車内で忠告してきたのは、担当編集者の青木であった。小柄で童顔な彼は、それを助長させるパッチリとした大きな目で佐伯を見つめた。この名だたる著名人が参加するパーティーのためだけに用意したスリーピースを持て余しながら、青木は何よりも佐伯の態度を気にしているようだった。目の前で落ち着かない彼は、佐伯よりいくつか年下である。しかし、デビュー作以外の佐伯の作品を全て担当し、彼が文壇で一つの安定した地位を築くための根回しを、見事にやり遂げた敏腕だ。
「俺が一度として他所様に無礼を働いたことがあったかな・・・・?」
佐伯はゆるりと応えた。
「・・・・はぁ、そういう所が気になるんですよ。先生、あなたは無礼というか、他人にちっとも関心がないような素っ気なさが充分お顔に出ていることを自覚するべきですよ。世間は、やれ文壇の救世主、やれ小説界の革命家、終いにはイケメンアルファ枠で世の女性たちを虜にしていると持て囃しますが、本来の先生はこれっぽっちもその魅力を生かされないのだから・・・・
今日は今までにないくらい盛大な場なのですから、愛想くらいは良くしていただきたいものです。」
青木は随分と遠慮なく、げんなりとした顔で言った。
「そうか、俺はきみに随分と苦労をかけたようだな。別に世間様のイメージが壊れようと俺には関係のない話だが。しかし、ここまで佐伯雅史を導いていただいた御社ときみに被害を被らせるわけにはいかんしな。まあ、うまくやってみせるさ。」
そうしてニッコリと微笑むと、青木はみるみる赤面し小さくなってしまった。
「この性悪が・・・・」と俯いて小声で呟いた頼もしい編集者の言葉を、佐伯は聞かなかったことにした。
◇◇◇
記念パーティーは、始終平和に遂行されようとしていた。出席者の中には、文豪のみならず、著名な俳優や財閥関係者らが数多く存在した。
(通りで黒服が多いわけだな。)
随分と場違いな感想を抱きながらも、佐伯は周囲をはっとさせるような美しい微笑を浮かべながら、自身の10周年を祝うこの会と人々に感謝を述べた。それから、少し戯けたように新作の宣伝もバッチリ挟み、会場に笑いの花を溢れ返させる。
(どうだ、青木。少しはおまえの言う佐伯雅史像に近づけただろう。)
そんな念を、会場の隅に控えている編集者に視線で送ったら、キッと睨まれた。
つつがなくスピーチを終え、立食と談笑の場に会場が変化しても、佐伯の周りには多くの取り巻きが集まる。青木に少し時間稼ぎをしてもらい、佐伯は人気のないバルコニーへと逃げ出した。
夜風にあたりながら、ため息を吐く。
もたれかかった壁は大理石でできていて、人々の群れに晒された彼の身体をしっとりと冷やしてくれる。
(いつの世も、飽きずに連れ回すものだな・・・・)
ぼんやりとバルコニーから見える著名人たちを、佐伯は眺めていた。彼らのほとんどはアルファであり、その側にオメガの付き人を控えさせている。彼らにとって、このような社交の場は自身が手にしているオメガを見せびらかし自慢する絶好の機会であるからだ。 バース性の中でも、極めて数の少ないオメガは、その特性から容姿が整った者が多い。一般人なら出会うことすら困難なオメガを侍らせ、ましてやそのオメガの美貌が際立つほど、それを保有するアルファの権威は高くなっていく。
(とんだ傲慢だな。いつからオメガがアルファの元でしか輝けないとでも勘違いしたんだ。愚かで吐き気がする。)
そして、自分自身もそのアルファであることに、内心舌打ちを零した。
◇◇◇
「随分と浮かない顔をしているな?おまえ、今日の主役だって自覚が足りなくないか?」
知った声がするので振り返れば、そこには高校時代の同級生であり佐伯の数少ない親友がいた。
「一色、おまえも参加していたのか。」
佐伯はさっきまでの考えを頭の中から追い出し、別段変わらない風を装った。
「おまえの編集者さん、青木さんだっけか?おまえがなかなか帰ってこないから困ってたよ。それから、主役が参加者名簿すら目を通してないの、どうかと思うぞ。」
苦笑しながらも、一色隆文(イッシキ タカフミ)は佐伯の無礼を全く気にしていないようだった。
「まあ、おまえがこういう場を嫌うのは分かるよ。また、オメガを侍らすアルファの傲慢さが気に食わないんだろう。そこに関しては俺も同感だけどな。」
「おまえの連れはいないんだな。」
「俺の大切な運命の番だ。生憎、その番を見せびらかす、下世話な趣味は持ち合わせていないのでね。」
一色は満ち足りたような表情で微笑んだ。
一色は一色財閥の当主であり、腕のいい外科医でもある。彼はその座に相応しいアルファの才覚を、出会った高校時代から発揮させていた。そんな一色が生涯を共にするパートナー、それも運命の番に出会ったと聞かされた時は、佐伯も素直に喜ばしいことだと思った。
彼もまた、アルファが不条理にその権威をオメガに振りかざすことが容認されている社会に対して辟易していた。だからこそ、親友にまでなれたのだと佐伯自身は感じている。
「だがな、おまえはもう少し職務を全うしろ。青木さんが不憫だ。愚痴なら今度うちに来い、聞いてやるから。透もおまえに会いたがってるよ。」
「そうか、透くんとは、おまえが彼と番契約したことを報告しに来てくれた以来、会っていないからな。近々お邪魔するよ。」
「そうだ、そうだ。たまには来てくれよ。それで、今は青木さんを救出してこい。」
一色はニヤリと笑った。
そもそも、佐伯が逃げ出すことも、人気の少ないバルコニーにいることも確信して探しに来たのだろう。
そして、いつも尻叩きをしてくれる。
「ああ、わかった。隆文、また後でな。」
うっすらと笑い合い、佐伯がバルコニーから会場へと戻ろうとした時であった。
「これはこれは、佐伯雅史様ではありませんか。こんな所で主役にお会いできるとは。」
一色とは異なる、声が聞こえた。それよりも、佐伯は聞き馴染みのない声に釣られて漂う、季節外れの金木犀の香りが気になった。
香りの元を辿る為に声がした方を見やると、派手な金髪に緩いウェーブをかけ、白いタキシードにストライプが入った水色の蝶ネクタイをした男が、ニヤニヤと笑いながら近づいてきた。
「ご友人とご歓談中、申し訳ありません。わたくし、龍野敏哉(タツノ トシヤ)と申します。この度は、わたくしのような三流作家までご招待いただき光栄です。」
わざとらしく仰々しい挨拶をする男を佐伯は知っていた。三流作家などと嫌味を言っていたが、彼も文壇ではかなりの名声を得ている。年齢も些か上だ。おそらく、その知名度から、今回の出席者名簿までもを作成していた青木が、招待していたのだろう。
「何をおっしゃりますか。私のような若輩者に龍野先生がお声がけくださるとは。一体、どのような御用向きで?」
佐伯はスピーチの時のような、外向け用の笑顔を貼り付けた。
すると龍野は、相変わらず嫌な笑みを浮かべながら、こっそりと耳打ちしてきた。
「実はね、紹介したい人間がおりまして。オメガなんですけれどもね。少々事情がありまして、ご内密にいたしたく。」
それから、佐伯の背後にいた一色に一瞥を送る。
「わかりました。・・・・一色、悪いが少し失礼するよ。青木には大変申し訳ないと伝えてもらえると助かる。」
一色はわずかに、龍野に険しい面持ちを覗かせたが、「わかったよ。でも遅くなるなよ。」と言って立ち去った。
「それで、その私に会わせたい方とは、どちらに?・・・・と言っても隠しきれていないようですが。あちらの柱の影にいるのでは?」
佐伯にはいくら文壇の先輩からであっても、全く持って関わりたくない話であった。しかし、龍野がバルコニーへと入って来た時から感じる、あの金木犀の甘い香りに、妙に胸騒ぎが収まらず、そのオメガに会ってみたいと強く感じてしまったのだった。
1
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
愛を知らない少年たちの番物語。
あゆみん
BL
親から愛されることなく育った不憫な三兄弟が異世界で番に待ち焦がれた獣たちから愛を注がれ、一途な愛に戸惑いながらも幸せになる物語。
*触れ合いシーンは★マークをつけます。
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
愛する公爵と番になりましたが、大切な人がいるようなので身を引きます
まんまる
BL
メルン伯爵家の次男ナーシュは、10歳の時Ωだと分かる。
するとすぐに18歳のタザキル公爵家の嫡男アランから求婚があり、あっという間に婚約が整う。
初めて会った時からお互い惹かれ合っていると思っていた。
しかしアランにはナーシュが知らない愛する人がいて、それを知ったナーシュはアランに離婚を申し出る。
でもナーシュがアランの愛人だと思っていたのは⋯。
執着系α×天然Ω
年の差夫夫のすれ違い(?)からのハッピーエンドのお話です。
Rシーンは※付けます
【完結・ルート分岐あり】オメガ皇后の死に戻り〜二度と思い通りにはなりません〜
ivy
BL
魔術師の家門に生まれながら能力の発現が遅く家族から虐げられて暮らしていたオメガのアリス。
そんな彼を国王陛下であるルドルフが妻にと望み生活は一変する。
幸せになれると思っていたのに生まれた子供共々ルドルフに殺されたアリスは目が覚めると子供の頃に戻っていた。
もう二度と同じ轍は踏まない。
そう決心したアリスの戦いが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる