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第一章
巡り合わせは青の色 3
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苦しい。身体中を掻きむしりたくなる不快感と、まるで肺に入り込んでくれない空気は、喉に痞えている感触がする。視界は覚束ず、白いハレーションを起こしていたが、それが目眩に似た感覚をも呼んでいる。上の方から、誰かが何かを言っているのが聞こえた。でも、それもどうせ、僕を罵倒するものだろう、とアオは何となく決めつけた。
僕を褒めてくれる人に、僕はまだ出会ったことがない。僕は、オメガだから。
消えたいと思った。
◇◇◇
アオの閉じられた瞳から、一筋の涙が落ちてゆくことに佐伯は気がついた。穏やかな寝息を立てて眠るアオの姿に、また胸が痛む。佐伯はそっと親指の腹で、アオの涙を拭った。
カチャリと後方のドアが控えめに開く音がした。佐伯が振り返ると、わずかな隙間から一色が手招いている。佐伯は、今は穏やかに寝ているとはいえ、顔も酷く蒼白くなってしまったアオを、一人にすることを躊躇ってしまった。しかし、親友で腕のいい外科医が自分のことを呼んでいる。心残りはあったが、佐伯はアオの寝ている部屋から出た。
「すまんな。あの子の側に居たいのだろうけど、アルファが二人もあの部屋に入ったらね。俺は番持ちだし、お前もまあ色々と他のアルファとは事情が異なるが、万が一も兼ねてな。今は安定剤で落ち着いているが、正直何に誘発されるか分からないからな・・・・」
一色が囁くように言った。
「いや、心遣い感謝するよ。それに透くんを呼んで処置もしてくれたし、助かった。」
佐伯はほっと息を吐いた。
「透ももちろんだが、オメガ科の研修をちゃんと受けていて良かったよ、本当に。会場からバルコニーの様子を伺ってはいたんだが、二人ともしゃがみ込んでしまった時は、流石に焦ったよ。」
一色は苦笑した。
あの時、意識を失ったアオを抱えながら佐伯は珍しく狼狽していた。しかし、タイミングよく医師である一色が駆けつけてくれたので、その後の処置は彼に従うままにした。
裏口からこっそりと会場を後にしようとした時に、痺れを切らした青木に呼び止められた。流石は、担当編集者である。パーティーに嫌気がさした佐伯ならば、どの出口を使って逃げ出すのかをしっかりと予測していた。 しかし、アオを抱き抱える佐伯と、その側で脈拍を測りながらも、携帯で何かを指示している一色の姿を見て、青木はすぐにただならぬ状況を把握した。
「この場は私がどうにかしますから。幸いにもパーティーはご歓談モードです。主役が消えてもそんなに大ごとにはさせませんよ。それよりも、後からきっちり状況を説明してくださいね。」
そう言うと、青木は一色にきっちりとお辞儀をして、踵を返した。
「おまえ、本当にいい担当に巡り会えたな・・・・」
電話を終えた一色がしみじみと呟いた。
「ああ、本当に恵まれていると思っているよ。」
そして、佐伯は僅かに眉間にシワを寄せて苦しそうに身動いだアオの身体を抱き寄せたのだった。
佐伯は、自宅であるマンションでアオの治療をしてもらえないかと一色に伝えた。一色は「近いうちに、俺の勤め先のオメガ科に受診させるなら」と佐伯に約束を取り付けさせ、承諾した。佐伯も龍野の忠告を忘れたわけではないが、目の前のアオの治療の方が優先だと判断して、後日オメガ科への受診へと連れて行くことを決めた。それに、一色の勤める病院ならば、個人情報のことも含めて、あらゆる面で手堅く信頼におけると感じていた。
コンシェルジュには、後からもう一人、大学病院の看護師を名乗る者が来るので通すようにと伝えた。
それから、最上階の佐伯の部屋にあるゲストルームのベッドへとアオを横たわらせた。
◇◇◇
一色が呼んだ看護師は、彼のパートナーである透であった。アオと同じオメガである透の方が、アオの身体に触れても負担が軽くなるのではないか、という一色の配慮からである。
透は衰弱したアオの様子を見て、眉根を寄せる。同じオメガだからだろうかと佐伯は感じたが、事態はそれ以上に深刻であった。点滴で安定剤を入れる処置を終えてから、透は佐伯に告げた。
「佐伯さん、この子、番を解消されてる・・・・」
その言葉に、佐伯も一色も表情が険しくなる。
番の解消とは、アルファにのみできる行為だ。本来、アルファとオメガによる番の結びつきは、神秘的なほど強いものである。それは、身体的なつながりよりも精神的なつながりの側面の方が色濃いからとも言われている。
そのような番関係を、一方的に解消されたオメガの行く末は酷い。そのほとんどが、番う前よりも重くなったヒートと精神的な喪失感によって自死してしまう。それは番を解消されたオメガが、二度と他のアルファと番うことができなくなるからだ。
一説には、番を解消したアルファが死んだ場合や、番を解消されたオメガが運命の番に出会った場合は、その限りでないと噂されるが、それらの確率のあまりの低さに確実であるとは証明されていない。
佐伯も一色もアルファであるが、バース性に関する教育をしっかりと施されていたので、アオに対してこのような仕打ちをした顔も分からないアルファを心の底から嫌悪した。
一色や透の見解によると、アオが酷く体調を崩したのも、番を解消されたストレスの中で、龍野のような他のアルファと親密な関係になることを強要され続けたところに、不運にも佐伯の威圧が重なったことが要因であるということだった。アオに対して放ったわけではなかったが、佐伯は自身の不覚さを恨んだ。
ゲストルームを出たリビングで、佐伯と一色はアオの今後について話し合うことにした。アオには、同じオメガである透が今晩は付いてくれるが、一色も透も仕事があるため、ずっととはいかないからである。
「あの龍野ってやつと、どういう話をしたのかは知らないが、あの子は商品なんかじゃないぞ。」
「そんなこと、わかっている。」
「どうかなぁ、あの子との生活は大変だぞ。番を解消されたオメガだ。精神はかなり脆いだろう。おまえの何気ない一言で、追いつめる可能性だって捨てきれない。それに、どんなにお互いが惹かれあっても、番にはなれないんだぞ。」
一色の言わんとすることは痛いほど感じていた。そもそも、アオの意見すら聞いていない。
「なあ、隆文。俺は生まれて初めてオメガを、アオを欲しいと思った。今までオメガのフェロモンを感じることができなかった、いや、感じようともしなかった俺が、心の底からあの子を欲しいと思った。」
「初めて会った子なんだろう?理由がないだろ・・・・」
「アオと共にいたい明確な理由を、俺は言葉にはできない。」
「ふっ・・・・小説家のくせに」
「言葉では足りないんだ。・・・・こんな俺では、やはりダメだろうか?」
「まあ、おまえとは付き合いも長いから、その人間性は信頼してるよ。ただ、共倒れになるようだったら干渉させてもらうからな。あとは、アオくんから許可をしっかり取ることだな。」
一色は笑いながら続けた。
「理性でガチガチに自分を固めてしまったおまえが、本能で行動しようとするなんて、明日は雪でも降るんじゃないか?応援してやるよ。」
それは決して冷やかしなどではなかった。
「とりあえず、アオくんが目覚めたら、病院に来てくれ。よく知ったオメガ科の医師がいるんだ。紹介する。それからアオくんの検査をしっかりして、彼の身体に合った抑制剤を探す。まあ、番を解消されているから、抑制剤はほとんど効かないだろうけど。念のため。」
一色は先ほどの戯けた調子を完全に消し去り、医師の顔となって佐伯に伝えた。
佐伯も黙って肯いた。
「2人の生活のことについて決断するのは、アオくんの検査次第だ。もしも、アルファといることが悪影響だと診断されたら一緒には生活できない。そのことも覚悟しておいてくれよ。」
「・・・・ああ、分かった。」
まだそんな事態は起こってもいないのに、佐伯の苦しそうな表情を見て、一色はある種の驚きを感じていた。
(おまえがこんなにも他人に執着する時が来るとはな・・・・)
しかし、そんな親友の僅かな変化を一色は喜んでいた。
「おまえが人間になる時が来るとはなぁ・・・・」
気づいた頃には、思わず本音が口から飛び出していた。目の前の親友は、神妙な顔つきでこちらを伺ってきた。
◇◇◇
リビングのドアが静かに開かれた。
「アオくんが目を覚ましたよ。」
入ってきたのは透だった。
「佐伯さん、彼の様子みる???」
「俺が傍にいても大丈夫なのか?」
「ん。安定剤もだいぶん効いてるし、触るのは厳禁だけど。話す分には大丈夫だよ。・・・・あ、隆文さんは僕のとこにいてね。流石にアルファが二人も入ってきたらしんどいだろうから。」
一色が肯く姿を横目に、佐伯は透に礼を言った。
それから、アオのいるゲストルームへと向かった。
バルコニーで見た、彼の瞳の色が佐伯の脳裏に鮮やかに浮かび上がる。
あの青色に再び出会いたいと思った。
僕を褒めてくれる人に、僕はまだ出会ったことがない。僕は、オメガだから。
消えたいと思った。
◇◇◇
アオの閉じられた瞳から、一筋の涙が落ちてゆくことに佐伯は気がついた。穏やかな寝息を立てて眠るアオの姿に、また胸が痛む。佐伯はそっと親指の腹で、アオの涙を拭った。
カチャリと後方のドアが控えめに開く音がした。佐伯が振り返ると、わずかな隙間から一色が手招いている。佐伯は、今は穏やかに寝ているとはいえ、顔も酷く蒼白くなってしまったアオを、一人にすることを躊躇ってしまった。しかし、親友で腕のいい外科医が自分のことを呼んでいる。心残りはあったが、佐伯はアオの寝ている部屋から出た。
「すまんな。あの子の側に居たいのだろうけど、アルファが二人もあの部屋に入ったらね。俺は番持ちだし、お前もまあ色々と他のアルファとは事情が異なるが、万が一も兼ねてな。今は安定剤で落ち着いているが、正直何に誘発されるか分からないからな・・・・」
一色が囁くように言った。
「いや、心遣い感謝するよ。それに透くんを呼んで処置もしてくれたし、助かった。」
佐伯はほっと息を吐いた。
「透ももちろんだが、オメガ科の研修をちゃんと受けていて良かったよ、本当に。会場からバルコニーの様子を伺ってはいたんだが、二人ともしゃがみ込んでしまった時は、流石に焦ったよ。」
一色は苦笑した。
あの時、意識を失ったアオを抱えながら佐伯は珍しく狼狽していた。しかし、タイミングよく医師である一色が駆けつけてくれたので、その後の処置は彼に従うままにした。
裏口からこっそりと会場を後にしようとした時に、痺れを切らした青木に呼び止められた。流石は、担当編集者である。パーティーに嫌気がさした佐伯ならば、どの出口を使って逃げ出すのかをしっかりと予測していた。 しかし、アオを抱き抱える佐伯と、その側で脈拍を測りながらも、携帯で何かを指示している一色の姿を見て、青木はすぐにただならぬ状況を把握した。
「この場は私がどうにかしますから。幸いにもパーティーはご歓談モードです。主役が消えてもそんなに大ごとにはさせませんよ。それよりも、後からきっちり状況を説明してくださいね。」
そう言うと、青木は一色にきっちりとお辞儀をして、踵を返した。
「おまえ、本当にいい担当に巡り会えたな・・・・」
電話を終えた一色がしみじみと呟いた。
「ああ、本当に恵まれていると思っているよ。」
そして、佐伯は僅かに眉間にシワを寄せて苦しそうに身動いだアオの身体を抱き寄せたのだった。
佐伯は、自宅であるマンションでアオの治療をしてもらえないかと一色に伝えた。一色は「近いうちに、俺の勤め先のオメガ科に受診させるなら」と佐伯に約束を取り付けさせ、承諾した。佐伯も龍野の忠告を忘れたわけではないが、目の前のアオの治療の方が優先だと判断して、後日オメガ科への受診へと連れて行くことを決めた。それに、一色の勤める病院ならば、個人情報のことも含めて、あらゆる面で手堅く信頼におけると感じていた。
コンシェルジュには、後からもう一人、大学病院の看護師を名乗る者が来るので通すようにと伝えた。
それから、最上階の佐伯の部屋にあるゲストルームのベッドへとアオを横たわらせた。
◇◇◇
一色が呼んだ看護師は、彼のパートナーである透であった。アオと同じオメガである透の方が、アオの身体に触れても負担が軽くなるのではないか、という一色の配慮からである。
透は衰弱したアオの様子を見て、眉根を寄せる。同じオメガだからだろうかと佐伯は感じたが、事態はそれ以上に深刻であった。点滴で安定剤を入れる処置を終えてから、透は佐伯に告げた。
「佐伯さん、この子、番を解消されてる・・・・」
その言葉に、佐伯も一色も表情が険しくなる。
番の解消とは、アルファにのみできる行為だ。本来、アルファとオメガによる番の結びつきは、神秘的なほど強いものである。それは、身体的なつながりよりも精神的なつながりの側面の方が色濃いからとも言われている。
そのような番関係を、一方的に解消されたオメガの行く末は酷い。そのほとんどが、番う前よりも重くなったヒートと精神的な喪失感によって自死してしまう。それは番を解消されたオメガが、二度と他のアルファと番うことができなくなるからだ。
一説には、番を解消したアルファが死んだ場合や、番を解消されたオメガが運命の番に出会った場合は、その限りでないと噂されるが、それらの確率のあまりの低さに確実であるとは証明されていない。
佐伯も一色もアルファであるが、バース性に関する教育をしっかりと施されていたので、アオに対してこのような仕打ちをした顔も分からないアルファを心の底から嫌悪した。
一色や透の見解によると、アオが酷く体調を崩したのも、番を解消されたストレスの中で、龍野のような他のアルファと親密な関係になることを強要され続けたところに、不運にも佐伯の威圧が重なったことが要因であるということだった。アオに対して放ったわけではなかったが、佐伯は自身の不覚さを恨んだ。
ゲストルームを出たリビングで、佐伯と一色はアオの今後について話し合うことにした。アオには、同じオメガである透が今晩は付いてくれるが、一色も透も仕事があるため、ずっととはいかないからである。
「あの龍野ってやつと、どういう話をしたのかは知らないが、あの子は商品なんかじゃないぞ。」
「そんなこと、わかっている。」
「どうかなぁ、あの子との生活は大変だぞ。番を解消されたオメガだ。精神はかなり脆いだろう。おまえの何気ない一言で、追いつめる可能性だって捨てきれない。それに、どんなにお互いが惹かれあっても、番にはなれないんだぞ。」
一色の言わんとすることは痛いほど感じていた。そもそも、アオの意見すら聞いていない。
「なあ、隆文。俺は生まれて初めてオメガを、アオを欲しいと思った。今までオメガのフェロモンを感じることができなかった、いや、感じようともしなかった俺が、心の底からあの子を欲しいと思った。」
「初めて会った子なんだろう?理由がないだろ・・・・」
「アオと共にいたい明確な理由を、俺は言葉にはできない。」
「ふっ・・・・小説家のくせに」
「言葉では足りないんだ。・・・・こんな俺では、やはりダメだろうか?」
「まあ、おまえとは付き合いも長いから、その人間性は信頼してるよ。ただ、共倒れになるようだったら干渉させてもらうからな。あとは、アオくんから許可をしっかり取ることだな。」
一色は笑いながら続けた。
「理性でガチガチに自分を固めてしまったおまえが、本能で行動しようとするなんて、明日は雪でも降るんじゃないか?応援してやるよ。」
それは決して冷やかしなどではなかった。
「とりあえず、アオくんが目覚めたら、病院に来てくれ。よく知ったオメガ科の医師がいるんだ。紹介する。それからアオくんの検査をしっかりして、彼の身体に合った抑制剤を探す。まあ、番を解消されているから、抑制剤はほとんど効かないだろうけど。念のため。」
一色は先ほどの戯けた調子を完全に消し去り、医師の顔となって佐伯に伝えた。
佐伯も黙って肯いた。
「2人の生活のことについて決断するのは、アオくんの検査次第だ。もしも、アルファといることが悪影響だと診断されたら一緒には生活できない。そのことも覚悟しておいてくれよ。」
「・・・・ああ、分かった。」
まだそんな事態は起こってもいないのに、佐伯の苦しそうな表情を見て、一色はある種の驚きを感じていた。
(おまえがこんなにも他人に執着する時が来るとはな・・・・)
しかし、そんな親友の僅かな変化を一色は喜んでいた。
「おまえが人間になる時が来るとはなぁ・・・・」
気づいた頃には、思わず本音が口から飛び出していた。目の前の親友は、神妙な顔つきでこちらを伺ってきた。
◇◇◇
リビングのドアが静かに開かれた。
「アオくんが目を覚ましたよ。」
入ってきたのは透だった。
「佐伯さん、彼の様子みる???」
「俺が傍にいても大丈夫なのか?」
「ん。安定剤もだいぶん効いてるし、触るのは厳禁だけど。話す分には大丈夫だよ。・・・・あ、隆文さんは僕のとこにいてね。流石にアルファが二人も入ってきたらしんどいだろうから。」
一色が肯く姿を横目に、佐伯は透に礼を言った。
それから、アオのいるゲストルームへと向かった。
バルコニーで見た、彼の瞳の色が佐伯の脳裏に鮮やかに浮かび上がる。
あの青色に再び出会いたいと思った。
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