命知らずの騎士様は、鼻の利く魔女を放さない。

三歩ミチ

文字の大きさ
10 / 52
魔女、騎士に出会う

馬上のふたり

しおりを挟む
 店を出て、エルートが取り替えてくれた鍵を掛ける。今まで使っていたものより、鍵をかけた時の手応えがある。確かにこれなら、簡単には破れなさそうだ。

「すぐに帰ってこられますか?」
「それは……俺からは何とも言えない」

 私は振り返り、蔦に覆われた家を見上げる。
 この町へ来て1年、この家で暮らしてきた。不気味だと人は言うが、私はこの家を気に入っている。蔦の放つ緑の香りは、周囲から流れてくる種々の香りを和らげてくれる。落ち着く空間だった。

 ここにずっと居つくつもりだったのにな。
 ずっと戻れない訳でもなさそうだが、先が見えないというだけで不安になる。

 せめてルカルデに挨拶してから行きたいという希望も、エルートに却下された。騎士である彼が「お忍び」で私のところへ来ていたという事実が、住民に知れるのはまずいらしい。騎士とはやはり、難儀な立場だ。

 家を出て暫く歩く。通り慣れたを抜けると、エルートと初めて会った、あの白い花の群生する広場へ出る。花はそろそろ萎み始め、代わりに緑の葉が広がっている。
 森に漂うのは、生き生きとした草木の香り。照りつける光の強さに、花咲く季節から緑盛る季節へと、季節の移り変わりを感じる。

 エルートの放つ花の匂いは、今も森の奥へ流れ続けている。魔獣を求める彼の強い気持ちは、最初からずっと変わらない。今日はその匂いに逆らうように広場から出て、枯れ葉の降り積もった上を歩く。
 濡れた落ち葉の香り、土の香り。それに加え、獣臭さが感じられる。
 ネックレスは震えていない。いるのは、魔獣ではなさそうだ。

「馬に乗ったことは?」

 フードを深くかぶったエルートが、いきなり問う。

「ありません」

 ぶるるっ、と鼻を鳴らすような音。
 エルートを追って、木の間をくぐり抜ける。その先には、エルートの着衣と同じ漆黒。大きな黒い馬がいた。
 私の目の前に馬の腹部がある。整えられた、つややかな黒い毛並み。見上げる先に、優しげな瞳。大きくて潤んでいる。黒い宝石のように澄んだ瞳だ。

「良い子だ、スオシー」

 エルートが手を差し伸べると、馬がその下に頭を差し込む。こんなに大きいのに、大人しく耳の間を撫でられる様子は可愛らしい。

 暫く撫でたエルートは、馬に口輪をはめ、手綱をつける。確かめるような足踏みに合わせて、洗練された脚の筋肉がもりもりと躍動する。
 なんて美しいんだろう。
 私は馬体に目を奪われた。無駄のない筋肉、しなやかに靡く長い尾、全てが完成されている。

「今日はこの人も乗せるから、頼むぞ」

 エルートに口輪を引かれてこちらを向いたスオシーと、目が合った。丸くて大きくて、澄んだ綺麗な瞳。

「挨拶してやってくれ。スオシーは、額を撫でられるのが好きなんだ」

 エルートの言葉に促され、私は右手を差し出す。先程のエルートのように。私の手のひらの下に、スオシーの頭が滑らかに滑り込んだ。そっと手を触れる。
 手のひらと毛並みが、一体化したようだった。あまりにも滑らか。何の突っかかりもなく、手のひらがスオシーの後頭部に向かって流れる。一旦手を離し、また額からたてがみに向かって手のひらを動かした。見れば、スオシーは目を細めている。ぶるん、と鼻を鳴らす音は、どこか嬉しそうだ。

「ありがとう。乗ってくれ」

 いつまでも撫でていたかった。そのくらい、スオシーの毛並みは素晴らしかった。エルートに遮られ、私は名残惜しく手を離す。もう一度スオシーを見つめると、宝石みたいな瞳が見つめ返してきた。
 スオシーの隣に控えていたエルートに下から押し上げられ、私は馬上に移る。高い。そもそも、スオシーの鞍の位置は私の頭より高かった。その上に座っているのだ。経験したことのない視点の高さに、身がすくむ。
 音もなく、身軽に、エルートが私の背後に飛び乗ってきた。怖くて振り向けなかったが、花の匂いが一気に強くなったからそうとわかる。

 私の体を支えるように、エルートの手がお腹に回った。
 不安定だった体が、お陰でしっかりと安定する。ありがたい。一方で私は、その手を振り払いたい気分になった。

「ち、近くないですか」

 片手で手綱を握るエルートの体の前面と、私の背中が密着している。息遣いまで伝わってきそうだ。彼の体温は高い。
 男性とこんな距離で密着したことなんて、ほとんどない。つい上擦る声。ふっと笑ったエルートの息が、耳にかかるほどの距離。

「そういう反応もするんだな」
「は」

 聞き返そうとしたとき、ぐん、と体ごと前に進む。スオシーが歩き始めたのだ。森の密な木々の間を、器用にすり抜けて進む。

 スオシーが脚を踏み出すたびに、私の体は軽く跳ねた。お尻が痛くなりそうだと思ったけれど、やがて体の置き方に慣れてくる。エルートが左に重心を傾けたとき、左へ。体を戻したら、戻す。背中でエルートの動きを感じ、息を合わせてバランスを変えることができると、かなり楽になった。
 暫く進み、森を抜けた。開けた場所に出たとき、町の入り口は遥か後方にあった。見渡すばかりの草原。爽やかな風が、前からさっと吹き付ける。風に乗って弾ける、さっぱりとした自然の香り。
 スオシーが軽やかに走り始めた。私の前髪が、ふわりと後ろに流れる。緑盛る季節になったばかりの風は、温かすぎず冷たすぎず、頬を優しく撫でていく。スオシーの規則正しい足音が、耳に心地良い。
 草の上を。畑の間を。スオシーが足を踏み込むたび、草木の香りがぱっと弾ける。

 真上に上がっていた日が、僅かに傾き始めた頃。

 畑のそばをいくつか抜けると、人の放つ匂いが感じられる。遠くに壁が連なるのが見えた。スオシーが速度を緩め、ずっと靡いていた私の髪が元に戻る。

 迫ってくる灰色の石造りの壁は、目で追えないほどの長さだ。私の故郷はもちろん、カプンの町とも比べ物にならないほどの規模である。
 畑の中を進む私たちの進行方向斜め右に、壁の切れ目らしき部分が見える。あそこが入り口なのだろう。

「王都に着いたぞ」
「ここが、王都……」

 私は初めて見る王都の外壁を、しみじみとした気持ちで見つめた。
 騎士団に行くと聞いた時点で、行き先は王都なのだろうと予想はしていた。騎士団の本拠地は、王都。王都にほど近いカプンは、王都の騎士団の管轄範囲である。

 それにしても、気の遠くなりそうな幅だ。首を左から右にぐるっと回しても、常に視界に壁がある。
 王宮を中心に四方に市街地が広がっているという、王都。人の多いところが苦手な私には、一生縁のない場所だと思っていた。
 鼻を僅かに上向け、匂いに意識を向ける。壁の向こうから雑多な匂いが漂い出ている。賑やかな王都は、さぞ多彩な匂いがすることだろう。今からあの中へ入ると思うと、鼻の奥がもう痛い。

「ここでニーナに頼みがあるんだけど」
「はい」

 急に声色が変わった。エルートの、わざとらしい甘いささやき。私は嫌な予感がした。彼はこういう甘い態度で、自分の要求を通そうとするのだ。

「俺は騎士だから、王都に入ると注目を浴びる。だが、君を人目に晒したくはないんだ」

 肩に顎が乗っている。あざとい。彼だって私に触れたくはないだろうに、ここまでして通したい要求とはいったい何なのか。
 求められたら、応えなさい。
 母の教えに従って、そんなに来たくなかった王都へも来た。大したことない私の鼻が何かの役に立つなら、それも良いと思っている。
 エルートが変な頼み方をしなくても、私は求めに応じる。その覚悟があるから、回りくどく感じる。

「それで、私にどうして欲しいんですか?」

 肩に乗っていた重みが離れた。ついでに、花の匂いも遠ざかる。スオシーの重心が僅かに移動し、エルートが地面に降りたとわかった。
 今度はどんな頼みなのだろう。「人目に晒したくない」という先程の発言を踏まえると、何かマントを被れとか、そういう類の頼みだろうか。
 真意を図りかねる私の下方で、エルートは何かごそごそと準備している。彼が立ち上がると、スオシーに乗っている私の二の腕辺りに頭が来る。ずいぶん背が高い。エルートは、茶色の何かごわごわしたものを片手に掴んで差し出した。

「この袋に入ってくれ」
「……聞き間違いでしょうか」
「袋に入ってくれ」

 聞き間違いではなかった。
 ご機嫌取りをやめたエルートは、真顔で要求する。訳がわからない。

 求められたら、応えなさい。
 お母さん、それって、こんな意味不明な要求も含まれますか?

 数分後、私は胎児のように体を曲げ、袋に入っていた。ゆっさ、ゆっさと体が上下する。何も見えないから、スオシーに乗っていたときのように動きを合わせることもできない。ただ、揺られるがままに揺られていた。
 目の前には自分の膝がある。それと、袋の内面の黄土色。スオシーの日を浴びた獣の臭いと、エルートの花の匂い。畑の土と、草木の香りが混ざり合う。

 エルートに袋に入るよう言われ、私は少し抵抗した。いくら「求められたら応える」と覚悟したとは言え、訳の分からない要求を受け容れる前に理由を聞きたかった。結果は同じでも、流されたくはないのだ。
 そして今、袋の中にいる。エルートの説明は、次のような内容であった。

 黒衣の騎士は、知っての通り人目を集める。隠れようにも、外出の際は常に黒い衣服を着なければならないから、誰が見ても騎士とわかる。王宮のお膝元である王都も例にもれず、騎士の一挙手一投足が民の注目の的らしい。
「俺と2人でスオシーに乗って現れたら、一瞬で噂話のネタになるぞ」とエルートは私を脅かした。私はカプンの町での騎士の扱いを思い出し、それはそうだろうと納得した。
 用が済んだら王都から去るつもりだから、噂になっても私は困らない。ただ、これからも王都で活動するエルートにとっては死活問題なのだ。

 彼が私に訳の分からない要求を突きつけた理由を理解した上で、私は彼の求めに、快く応じた。それはもう、快く。そして今、こうして荷物のように袋の中にいる。荷物のよう、ではない。こうなると、荷物そのものだ。

 そろそろ王都の中に入りそうだ。
 大勢の人の匂いがして、私は気付いた。スオシーの足音が徐々にゆっくりになり、立ち止まる。目の前に自分の膝しか見えず、視界が変化しない分、耳の感覚が鋭くなっているようだ。スオシーの足音だけでなく、エルートと門番の会話もはっきりと聞こえる。

「エルート・ザトリアだ」
「お疲れ様です、ザトリア様」

 金属の香りが強くする。門番も、武具を身につけた騎士なのだろう。顔見知り同士の会話といった雰囲気がある。

「その荷物は?」
「これを取ってくるよう、団長からの直々の御命令でな。……中を改めるか?」

 中を改める、というエルートの言葉に背筋が震える。うっかり動いたところを見られたら、間違いなく怪しまれる。動いてはいけない。息を止めた。冷たい汗が首筋を流れる。

「いえ。それならば、私が改める必要もありません。どうぞお入りください」

 改められることなく、スオシーがまた進み始める。草原を進んでいたときとは違い、ゆったりしたリズムで、1歩1歩。

 王都が栄えた都市であることは、見なくてもわかった。私の鼻に届く、何人いるか判別できないほど大勢の匂い。匂いは人それぞれ違うから、これだけ多いと鼻の奥が痛くなる。それぞれが求めるものに向かって、あちらこちらへ流れる匂いの渦。
 それだけならまだしも、種々の食べ物の香り、繊維の香り、石や金属の香り。こちらも、数え上げられないほどの種類の香りが鼻に刺さってくる。
 こうなると、顔の下半分を覆っているベールなど気休めでしかなかった。ベールを染めるのに使った藍の葉の、大地に似た香りに意識を向ける。それでも、他の匂いがどんどん押し寄せてくる。

 吐きそう。

 私は万が一のことがないよう、ベールの上から右手で鼻を摘み、左手で口元を押さえた。
 早く着いてほしいのに、スオシーは時折立ち止まる。その度、エルートと誰かの会話が聞こえた。冴え渡る耳から入ってくる音も、もう邪魔でしかなかった。手があと2本あったら、耳を塞いだだろう。

 永遠にも思える時間が過ぎたあと、丸まった私の背中が、やっと硬いものに当たった。黄土色の袋が取り払われ、目の前に青が広がる。空だ。鼻を摘んでいた指を離し、深く息を吸う。乾いた土の香りが頭の奥まで入ってきて、吐き気が和らぐ。

「ああー……」

 吐く息と共に、気の抜けた音が喉を震わせる。私は、ずっと抱え込んでいた膝を解放した。脚を伸ばすと、膝のあたりに違和感がある。窮屈な姿勢を取り続けていたせいだ。
 ぷに、と首の辺りに柔らかな感触がする。熱くて、生臭い風。スオシーが、私の首に鼻を押し当てている。上に伸ばしていた手を引き寄せ、スオシーの鼻を撫でる。ぷにぷにとして柔らかい。優しく押し込んだり軽く掴んだりしていると、心が落ち着いてきた。
 こちらを覗き込むスオシーの顔に、焦点が合う。黒い宝石のような瞳が、心配そうな光をたたえていた。

「大丈夫か?」

 スオシーが顔を離すと、代わりにエルートの顔が視界に入った。青い空を背負って、金色の髪がきらりと輝く。眼福である。整った顔を見て、さらに気持ちが和らいだ。焦げ茶色の瞳には、スオシーと同じ心配の光をたたえている。

「大丈夫じゃないです」
「だろうな。顔が真っ青だ」

 見てわかるなら聞かないでほしい。
 今の一問一答で、回復しかけた体力が削がれた。はあ、とため息をつく。膝が持ち上がる。上半身が傾く。視点が高くなる。

「えっ、エルートさん!」

 私の喉から出たのは、悲鳴じみた声だった。片頬が黒衣の胸元にくっついている。まるで荷物のように、エルートによって横に抱き上げられていた。驚くほど、軽々と。
 先ほどより近づいたエルートの顔が、ふっと緩む。唇が笑みの形を作る。

「お、血色が良くなった」
「それは……! あんまりです!」

 そんな言い方をするなんて、信じられない。恥ずかしさで頭に血が上り、私は身をよじった。こんな風に小馬鹿にされて、子供みたいに抱かれていたくない。
 次の瞬間、腰に強い衝撃が走った。

「…………っ!」

 声にならないうめき声。息ができなくて、私は地面にうずくまる。額にざらりとした土の感触。

「すまない!」

 さすがのエルートの声にも、焦りが滲み出ている。暫くうずくまって、息を大きく吸った。耳の辺りに、湿った柔らかな感触。

「スオシー……」

 今となっては、スオシーの無垢な優しさだけが、私の心のオアシスだった。

「自分で歩けるか?」
「もう、痛みがかなり引いたので」
「腰が伸びていないぞ」

 私たちがいたのは、馬の放牧場のそばであった。木柵で区切られた先は、若緑が一面に広がる広大な空間。騎士団の馬は、用のないときにはここで自由に過ごしているという。
 スオシーは、私とエルートに鼻先を押し当てたあと、軽やかに草の上を駆けていった。放牧場の中には色合い豊かな馬たちが何頭かいたが、スオシーのように漆黒の馬は他には見えなかった。
 日差しを受け、黒い毛並みの表面を美しく照り光らせたスオシー。長い尾を優雅に靡かせて走り去るスオシーを見送ってから、私とエルートは並んで歩き始めた。

 打ち所が悪かったらしく、私の腰は、変に伸ばすとずきんと痛む。腰を軽く曲げながら歩く私を、エルートはやたらと心配した。
 いや、心配してもらわないと困るのだけれど。羞恥心で暴れた私も悪かったが、勝手に持ち上げたのもからかったのも、落としたのもエルートだ。
 腰の痛みのために吐き気がすっかり消え失せたことは、怪我の功名だったかもしれない。

 エルートに案内され、放牧場から騎士団の本部を目指すことになった。彼は私を二度抱き上げるようなことはせず、この遅々とした歩みに合わせてくれている。
 こちら側は裏手なので全貌はわからないが、石造りの巨大な建造物が既に見えている。あれが、騎士団の本部らしい。窓の数から察するに、3階建て。遠くを見られそうな高い塔も付属している。

 建物の正面に回ってさらに驚いたのは、コの字型になっていたことだった。後ろから見えたのはほんの一面で、左右にも石造りの壁が続いている。
 中央の空間は、硬く踏み固められた土の広場であった。汗と血の匂いが染み込んでいる。恐らくここで、騎士が鍛錬などをしているのだろう。
 コの字の端に、建物内への入り口があるという。近づくにつれ、私の心臓は変な風に鼓動し始めた。

「私、普段着のまま着てしまいました」

 服装よりも気にすべきことがあるだろうに、妙なことばかりが気にかかる。身だしなみは大丈夫か。きちんとした作法で会話できるだろうか。エルートと並んで本部へ入って、本当に怪しまれないのか。
 何しろ、ここは騎士団だ。騎士は、王家に連なる貴い方々。私なんかが、うっかり入っていい場所ではない。

「服装は大丈夫。その紺のワンピース、魔女みたいで、ニーナに似合ってるよ」

 自然に繰り出される、エルートの甘い言葉。こうやっておだてられたところで、不安なままだ。魔女みたいで似合っているは、褒め言葉にもならない。
 私は汗で濡れた手のひらをスカートで強めに拭い、ひと呼吸置く。汗と土の匂いが、鼻の奥に刺さった。

 求められたから、ここへ来たのだ。
 もう、行くしかない。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢の妹君。〜冤罪で追放された落ちこぼれ令嬢はワケあり少年伯に溺愛される〜

見丘ユタ
恋愛
意地悪な双子の姉に聖女迫害の罪をなすりつけられた伯爵令嬢リーゼロッテは、罰として追放同然の扱いを受け、偏屈な辺境伯ユリウスの家事使用人として過ごすことになる。 ユリウスに仕えた使用人は、十日もたずに次々と辞めさせられるという噂に、家族や婚約者に捨てられ他に行き場のない彼女は戦々恐々とするが……彼女を出迎えたのは自称当主の少年だった。 想像とは全く違う毎日にリーゼロッテは戸惑う。「なんだか大切にされていませんか……?」と。

リトライさせていただきます!〜死に戻り令嬢はイケメン神様とタッグを組んで人生をやり直す事にした〜

ゆずき
恋愛
公爵家の御令嬢クレハは、18歳の誕生日に何者かに殺害されてしまう。そんなクレハを救ったのは、神を自称する青年(長身イケメン)だった。 イケメン神様の力で10年前の世界に戻されてしまったクレハ。そこから運命の軌道修正を図る。犯人を返り討ちにできるくらい、強くなればいいじゃないか!! そう思ったクレハは、神様からは魔法を、クレハに一目惚れした王太子からは武術の手ほどきを受ける。クレハの強化トレーニングが始まった。 8歳の子供の姿に戻ってしまった少女と、お人好しな神様。そんな2人が主人公の異世界恋愛ファンタジー小説です。 ※メインではありませんが、ストーリーにBL的要素が含まれます。少しでもそのような描写が苦手な方はご注意下さい。

【完結】処刑後転生した悪女は、狼男と山奥でスローライフを満喫するようです。〜皇帝陛下、今更愛に気づいてももう遅い〜

二位関りをん
恋愛
ナターシャは皇太子の妃だったが、数々の悪逆な行為が皇帝と皇太子にバレて火あぶりの刑となった。 処刑後、農民の娘に転生した彼女は山の中をさまよっていると、狼男のリークと出会う。 口数は少ないが親切なリークとのほのぼのスローライフを満喫するナターシャだったが、ナターシャへかつての皇太子で今は皇帝に即位したキムの魔の手が迫り来る… ※表紙はaiartで生成したものを使用しています。

【完結】一番腹黒いのはだあれ?

やまぐちこはる
恋愛
■□■ 貧しいコイント子爵家のソンドールは、貴族学院には進学せず、騎士学校に通って若くして正騎士となった有望株である。 三歳でコイント家に養子に来たソンドールの生家はパートルム公爵家。 しかし、関わりを持たずに生きてきたため、自分が公爵家生まれだったことなどすっかり忘れていた。 ある日、実の父がソンドールに会いに来て、自分の出自を改めて知り、勝手なことを言う実父に憤りながらも、生家の騒動に巻き込まれていく。

婚約破棄? 国外追放?…ええ、全部知ってました。地球の記憶で。でも、元婚約者(あなた)との恋の結末だけは、私の知らない物語でした。

aozora
恋愛
クライフォルト公爵家の令嬢エリアーナは、なぜか「地球」と呼ばれる星の記憶を持っていた。そこでは「婚約破棄モノ」の物語が流行しており、自らの婚約者である第一王子アリステアに大勢の前で婚約破棄を告げられた時も、エリアーナは「ああ、これか」と奇妙な冷静さで受け止めていた。しかし、彼女に下された罰は予想を遥かに超え、この世界での記憶、そして心の支えであった「地球」の恋人の思い出までも根こそぎ奪う「忘却の罰」だった……

大魔法使いは、人生をやり直す~婚約破棄されなかった未来は最悪だったので、今度は婚約破棄を受け入れて生きてみます~

キョウキョウ
恋愛
 歴史に名を残す偉業を数多く成し遂げた、大魔法使いのナディーン王妃。  彼女の活躍のおかげで、アレクグル王国は他国より抜きん出て発展することが出来たと言っても過言ではない。  そんなナディーンは、結婚したリカード王に愛してもらうために魔法の新技術を研究して、アレクグル王国を発展させてきた。役に立って、彼に褒めてほしかった。けれど、リカード王がナディーンを愛することは無かった。  王子だったリカードに言い寄ってくる女達を退け、王になったリカードの愛人になろうと近寄ってくる女達を追い払って、彼に愛してもらおうと必死に頑張ってきた。しかし、ナディーンの努力が実ることはなかったのだ。  彼は、私を愛してくれない。ナディーンは、その事実に気づくまでに随分と時間を無駄にしてしまった。  年老いて死期を悟ったナディーンは、準備に取り掛かった。時間戻しの究極魔法で、一か八か人生をやり直すために。  今度はリカードという男に人生を無駄に捧げない、自由な生き方で生涯を楽しむために。  逆行して、彼と結婚する前の時代に戻ってきたナディーン。前と違ってリカードの恋路を何も邪魔しなかった彼女は、とあるパーティーで婚約破棄を告げられる。  それから紆余曲折あって、他国へ嫁ぐことになったナディーン。  自分が積極的に関わらなくなったことによって変わっていく彼と、アレクグル王国の変化を遠くで眺めて楽しみながら、魔法の研究に夢中になる。良い人と出会って、愛してもらいながら幸せな人生をやり直す。そんな物語です。 ※カクヨムにも掲載中の作品です。

【完結】第一王子と侍従令嬢の将来の夢

かずえ
恋愛
第一王子は、常に毒を盛られ、すっかり生きることに疲れていた。子爵令嬢は目が悪く、日常生活にも支障が出るほどであったが、育児放棄され、とにかく日々を送ることに必死だった。 12歳で出会った二人は、大人になることを目標に、協力しあう契約を交わす。

【完結】姉に婚約者を奪われ、役立たずと言われ家からも追放されたので、隣国で幸せに生きます

よどら文鳥
恋愛
「リリーナ、俺はお前の姉と結婚することにした。だからお前との婚約は取り消しにさせろ」  婚約者だったザグローム様は婚約破棄が当然のように言ってきました。 「ようやくお前でも家のために役立つ日がきたかと思ったが、所詮は役立たずだったか……」 「リリーナは伯爵家にとって必要ない子なの」  両親からもゴミのように扱われています。そして役に立たないと、家から追放されることが決まりました。  お姉様からは用が済んだからと捨てられます。 「あなたの手柄は全部私が貰ってきたから、今回の婚約も私のもの。当然の流れよね。だから謝罪するつもりはないわよ」 「平民になっても公爵婦人になる私からは何の援助もしないけど、立派に生きて頂戴ね」  ですが、これでようやく理不尽な家からも解放されて自由になれました。  唯一の味方になってくれた執事の助言と支援によって、隣国の公爵家へ向かうことになりました。  ここから私の人生が大きく変わっていきます。

処理中です...