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使い魔召喚
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授業二日目。
「今日は使い魔を召喚する」
その一言ではじまった使い魔召喚の儀式だが。その方法は魔方陣を書いて召喚呪文を詠唱するというものだった。
召喚の呪文はこうだ。
「父なる神ユウクアウラヌスの御名のもとに、我が意に従い我と共に歩む者よ、我が呼び声に答えよ。サモン」
なぜユウクアウラヌスの名を唱えなければならないかというと奴が元々規律の神だからだ。契約とは規律に基づくもの、奴の管轄内なのだった。
皆が次々と召喚していく、マリアンヌは小さなユニコーンを召喚した。
皆が驚く。聖獣を召喚したからだ。
金髪縦ロールはサラマンダーを、アンナは黒い猫を召喚した。
そしてわしの番がきたわけだが。
奴の名を唱えるのはこれで何度目かもうできればこれで最後にしたいもんじゃが。
「父なる神ユウクアウラヌスの御名のもとに、我が意に従い我と共に歩む者よ、我が呼び声に答えよ。サモン」
わしが呪文をとなえると魔方陣が光りだし使い魔が召喚された——
この儀式で召喚される使い魔はもっとも相性のよい魔物や精霊などが召喚されるというがわしが召喚したのは——
「クー」
「クー、やっぱりわしとお主は相性抜群じゃな」
「あ、あれはドラゴン?しかも白いドラゴンだと!?」
「聖龍だ!聖龍を召喚なされた!」
またぞろざわざわと騒がしい連中じゃ。
「しかし、クーこれでここでもずっと一緒にいられるの」
「クー!」
そしてまたしてもそれを見ていた影が4つ。
「聖龍を召喚するとは……」
「ドラゴンたぁ……驚いたな……」
「彼女には驚かされてばかりですね…」
「早くお友達になりたいなぁ」
そして時間は昼休み。わしとマリアンヌが食堂でランチを食べていると。
「ここいいかな……?
金髪青目のいかにもなイケメンが話しかけてきた。
「お兄様……席なら他にも開いておりますわ」
お兄様というとこれがこの国の第一王子かの?
マリアンヌに聞いた話では王位継承権1位の兄と3位の弟、4位の妹がいるらしかった。マリアンヌは王位継承権2位じゃ。
兄妹の話に水を差すのも何なのでわしがだまっていると、
「聖女アルナ君の噂はかねがねよく聞いているよ」
「うわさのぅ……」
「なんでも聖剣を造ったり、ドラゴンを退治したりしたそうじゃないか」
「ドラゴンを退治したのは騎士団長じゃ。わしじゃない」
「それもその聖剣を使った結果なのだろう?それにこの前の実践訓練、あれは凄かった」
わしは煩わしくなって言った。
「そうじゃな。わしは凄いんじゃ。要はそれだけかの?」
「君に生徒会に入ってほしい」
「なんじゃと?」
生徒会?生徒会というとよく日本の創作物で学園を牛耳っているあの生徒会かの?
「なぜわしなんじゃ?」
「それは聖女であり実力も兼ね備えた君を誘わない理由がないよ」
「同じ聖女ならマリアンヌを誘えばよいじゃろ」
「それは……」
「私はお断りしました」
そうじゃったのか。
「実力重視じゃというのならアンナはどうじゃ?あの娘はこれ以上ない実力者じゃろ」
「彼女はもう生徒会に入っている」
「そ、そうか」
わしはいよいよめんどくさくなって言った。
「さて、昼餉も食ろうたし、そろそろいくことにするかの、のうマリアンヌ」
「そうですね」
わしらは早々に退散することにした。
「私はあきらめないよ聖女アルナ」
最後に奴はそんなセリフを言っておった。勘弁してくれ。わしは男に言い寄られる趣味はないのじゃ。
「今日は使い魔を召喚する」
その一言ではじまった使い魔召喚の儀式だが。その方法は魔方陣を書いて召喚呪文を詠唱するというものだった。
召喚の呪文はこうだ。
「父なる神ユウクアウラヌスの御名のもとに、我が意に従い我と共に歩む者よ、我が呼び声に答えよ。サモン」
なぜユウクアウラヌスの名を唱えなければならないかというと奴が元々規律の神だからだ。契約とは規律に基づくもの、奴の管轄内なのだった。
皆が次々と召喚していく、マリアンヌは小さなユニコーンを召喚した。
皆が驚く。聖獣を召喚したからだ。
金髪縦ロールはサラマンダーを、アンナは黒い猫を召喚した。
そしてわしの番がきたわけだが。
奴の名を唱えるのはこれで何度目かもうできればこれで最後にしたいもんじゃが。
「父なる神ユウクアウラヌスの御名のもとに、我が意に従い我と共に歩む者よ、我が呼び声に答えよ。サモン」
わしが呪文をとなえると魔方陣が光りだし使い魔が召喚された——
この儀式で召喚される使い魔はもっとも相性のよい魔物や精霊などが召喚されるというがわしが召喚したのは——
「クー」
「クー、やっぱりわしとお主は相性抜群じゃな」
「あ、あれはドラゴン?しかも白いドラゴンだと!?」
「聖龍だ!聖龍を召喚なされた!」
またぞろざわざわと騒がしい連中じゃ。
「しかし、クーこれでここでもずっと一緒にいられるの」
「クー!」
そしてまたしてもそれを見ていた影が4つ。
「聖龍を召喚するとは……」
「ドラゴンたぁ……驚いたな……」
「彼女には驚かされてばかりですね…」
「早くお友達になりたいなぁ」
そして時間は昼休み。わしとマリアンヌが食堂でランチを食べていると。
「ここいいかな……?
金髪青目のいかにもなイケメンが話しかけてきた。
「お兄様……席なら他にも開いておりますわ」
お兄様というとこれがこの国の第一王子かの?
マリアンヌに聞いた話では王位継承権1位の兄と3位の弟、4位の妹がいるらしかった。マリアンヌは王位継承権2位じゃ。
兄妹の話に水を差すのも何なのでわしがだまっていると、
「聖女アルナ君の噂はかねがねよく聞いているよ」
「うわさのぅ……」
「なんでも聖剣を造ったり、ドラゴンを退治したりしたそうじゃないか」
「ドラゴンを退治したのは騎士団長じゃ。わしじゃない」
「それもその聖剣を使った結果なのだろう?それにこの前の実践訓練、あれは凄かった」
わしは煩わしくなって言った。
「そうじゃな。わしは凄いんじゃ。要はそれだけかの?」
「君に生徒会に入ってほしい」
「なんじゃと?」
生徒会?生徒会というとよく日本の創作物で学園を牛耳っているあの生徒会かの?
「なぜわしなんじゃ?」
「それは聖女であり実力も兼ね備えた君を誘わない理由がないよ」
「同じ聖女ならマリアンヌを誘えばよいじゃろ」
「それは……」
「私はお断りしました」
そうじゃったのか。
「実力重視じゃというのならアンナはどうじゃ?あの娘はこれ以上ない実力者じゃろ」
「彼女はもう生徒会に入っている」
「そ、そうか」
わしはいよいよめんどくさくなって言った。
「さて、昼餉も食ろうたし、そろそろいくことにするかの、のうマリアンヌ」
「そうですね」
わしらは早々に退散することにした。
「私はあきらめないよ聖女アルナ」
最後に奴はそんなセリフを言っておった。勘弁してくれ。わしは男に言い寄られる趣味はないのじゃ。
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