登録者0人の底辺配信者だった俺が、魔界で配信を始めてみたら人気者になった件

タバスコ

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魔物博士マスター様www

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 神鳥となった俺は、周囲に被害を与えない程度の速度で空を泳いだ。

 神鳥というだけあってその飛翔速度は尋常じゃないくらいに速い。手加減せずに空を飛んだとしたら、衝撃波が発生して周囲をボロボロにしてしまうだろう。

 大袈裟ではなく本当にそれくらいの速さを出せる気がしている。ただの移動に使うにしては、神鳥はオーバースペックだったな。

『はwやwすwぎw』
『もう何が何だかわからんくらい速くて草』
『速さもそうだけど、この鳥が無駄に神々しいのもかなりおもろい』
『多分だけど、カッコつけるためにかなり強力な鳥に変化したと予想』
『↑絶対当たってて草www』
『古参の俺からすると、ヴァリアンは結構配信映えを狙ってカッコつけるところある』
『そんくらいで古参ぶんなwww俺は登録者1200人の時から見てるから』

 コメントをチラ見しながら空を飛んでいると、ダンジョンのすぐそばから4体の魔物が移動してきているのが見えた。

「お? あれはケルベロスとドラゴンゾンビと……あとはわかんないな……」

『遠くてあんま見えんけど、多分エンシェントドラゴンゾンビだぞ、あれ』
『そうなると、多分ケルベロスも普通じゃなさそうだね』
『ピピッ! 全ての魔物を知るこの我、魔物博士マスター様にかかればあの魔物の正体などお見通しだ!』
『おっ』
『おっ』
『もしかして、マスター様有能?』
『1体目は一般視聴者の言う通りエンシェントドラゴンゾンビ。Sランクの魔物だ。2体目はデス・ケルベロス。こちらもSランクである。一般的にはあまり知られていない魔物であるからな、この我レベルにならないと知らないのも無理はなーーー』

 なんの魔物かはわからないが、タイミング的にSランクの魔物かな? 今となってはSランクも普通に倒せるとは思うが、一応思い切り攻撃しよう。

 神鳥の翼をはためかせ、超特大の鎌鼬を巻き起こして攻撃。すると、4体の魔物はあっさりとバラバラになった。

 あまりにあっさりと倒せてしまったせいで、相手がSランクだったのかすら疑問に思う。まあ、倒せたからいいか。

「なんの魔物かわからなかったけど、意外とあっさり倒せましたね。死体の処理は後にして先に進みます」

『魔物博士マスター様:え……』
『マwスwターwさwまwwwwwwwwwwwww』
『うんちく垂れ流してたせいで説明終わる前に倒されてて草』
『ガチ草』
『ほんまに草』
『アホすぎやろwwwwwwww』
『マスター様おもろいからファン登録しといたるわ』
『てか、Sランク瞬殺えぐいな』
『本当に強すぎて笑ける』
『安心してみれるのがヴァリアンのいいところ』
『このままSSもやっちゃおー』

 4体の魔物の側に降り立った俺は、神鳥の変化を解いてダンジョン内へ侵入しようとする。

 すると突然、プレッシャーが変わった。そしてダンジョン内から黒く圧倒的な魔力が放出され、周辺の草木を枯らしながら広がっていく。

『やばい』
『やばい』
『まってこわい』
『配信越しなのに魔力の圧が伝わってきたんだけど』
『心臓がサーってなった』
『やばすぎない? 冷や汗出てる普通に』

 どうやら、ようやくボスのお出ましのようだ。
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