俺様奴隷と美しい恋をする為に茨の道を参ります

しゃむ

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XIV.パンドラの匣を開く【暗中飛躍、秘中之秘】

Faute de grives, on mange des merles.

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「だったら、オオトリに会わせて」



 相変わらず背を向けたままなレオに言えば、
彼は懲りもせずため息を吐いた。



「オオトリとシャルは違う牢に収監されている。
そんなことを言ってもシャルには会えないぞ」

「違うわ。オオトリと話したいだけ」

「何故」



 間髪を入れずに問いかけてくる彼は
いい加減飽き飽きしているようだ。

当たり前か。

いくら執事と言えど、他の男に会いたいだなんて
彼からしたら嫌気しかささない話だものね。



「私は、“家族”と最期の会話も許されないの?」

「……」



 だから、強い言葉で家族だと強調してやった。


これには、流石のレオも動揺したらしい。

さっきまで淡々と返ってきていた言葉が噤まれて。


沈黙が、私の部屋を支配する。



「それに、別の牢に収監されているなら貴方も安心でしょう。
シャルには関わらないって分かってるんだから」



 会わせて、くれるわね。


振り返ったレオは、少し考える素振りを見せて。

また、大きなため息をついた。






【つぐみがいなければ、黒歌鶏を食べる】
Faute de grives, on mange des merles.

(まずは、小手調べよ)
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