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後悔しても遅いんだから、と言って、彼は俺をベットの上に押し倒した。
もう、戻れないんだ。そう感じた途端に途端に心拍数が上がるのを感じた。
いつもはどことなく余裕のある振る舞いを見せる彼が余裕のないような表情をしてるのが何故か嬉しかった。
熱の篭った目付きが俺を捕える。
大きな手が俺の体を優しく撫でる。
その仕草は完全に男性のそれで、いつも女言葉を喋っていたり女性的な態度をとっている彼がそうしていることにすごくゾクゾクした。
俺は、今からこの人に抱かれるんだ。期待と不安が入り交じる心に蓋をするように、俺はそっと目を閉じたのだった。
……
……
……
「あ゛ーーーーっ!!!もう!どいつもこいつも俺を子供扱いしやがって!俺もうとっくに成人してるんだけど!はぁ……結局世の中身長と顔だよな。」
金曜日の夜。俺はいつものようにとあるバーの一角で酔いつぶれていた。
「あら、アキちゃん。今日はいつにもまして荒れてるわね~
もしかして、また合コン失敗したのかしら?」
ニコニコしながら俺を茶化してくるこの人はこのバーのオーナーのミズキさん。彼はいつも俺の恋愛相談(というか愚痴)に乗ってくれている。
ちなみに、お察しの通り、彼はいわゆるオネエと言われる人種の人である。最初彼に出会った時は本当に驚いた。
「そうだよ……!はぁ……俺はどーしても恋愛対象として見れないんだってさ。」
そう彼に返事をしながら、俺はため息をついた。
俺の低い身長と女っぽい顔は、どうやら女ウケが非常に悪いらしい。
そのせいで俺はいまだに恋人いない歴=年齢という悲しい称号を保持している。
「はあ……みんなして俺のことを男として見れないなんていうんだ。
……もうこの調子じゃきっと俺には彼女なんて一生できねぇよ。でも、誰かに好きって言われたり、頼られて見たいって言うのは欲張りなのかよ……」
「……そんなことはないわよ。きっといつか、アンタにピッタリな女の子が見つかるわ。」
「そうだといいな。」
俺がこぼした弱音に対して彼は優しくそう言って、俺の頭をそっと撫でた。
その時の彼の声がすごくやさしかったのを何故かはっきりと今でも覚えている。
「あ~彼女欲しい……
なんでミズキさんはそんなモテるんだよ……
やっぱり顔?」
改めて彼に向き合った俺はそう彼に尋ねた。
そう、ミズキさんは黙ってさえいればとんでもない男前だ。
190センチもあるという長身に、俳優にでもなれそうなくらい整った、精悍な印象を受ける端正な顔。
男の俺から見ても、ミズキさんはすごくモテそうなんだろうな、という容姿をしていた。というか彼は実際モテるらしい。
なんでオネェ言葉喋ってんのに俺よりモテるんだよ……女性の趣味というのは本当によく分からない。
「んふっ、大人の色気が溢れてるからよ。」
俺の疑問に彼はそう返した。
「色気……」
「あら、色気が欲しいならアキちゃんも1度アタシに抱かれてみる?そうすればきっとアンタも明日からお色気男子よ~!」
「え、遠慮しとく……」
ミズキさんのとんでもない提案に俺はわざとらしく眉をひそめた。
この人こんな感じなのに突っ込むほうなんだ……と一瞬変な考えが脳裏を過った。
――その時は、俺もミズキさんもこれは冗談だとわかっていた。まさか本当に俺たちがセックスするなんて、お互い夢にも思ってなかったのだ。
……
……
……
その数ヶ月後、俺は少し前から気になっていた女の子に告白をした。その結果、見事に玉砕した。
俺の心は文字通り砕け散った。
今回は行けると思ったのにな……
振られたその足で向かったのはミズキさんのお店だった。
一回振られただけでなくもんか、と思っていたけどやっぱりダメだった。
ミズキさんの顔を見た瞬間、安心感やら何やらで、我慢していた言葉が全てこぼれ落ちた。
「ミズキさん……やっぱりダメだった。
なんで、何で俺は、いつもこうなるんだよ……」
ああ、悲しい。なんか喋っているうちに心が押しつぶされていくようにどんどん黒い気持ちが膨らんでいく。
「あら、でも、一回振られただけじゃない?まだ出会って一ヶ月でしょう?それならもう少し時間を置いてから、もう一回くらい告白してもいいんじゃないかしら……」
ミズキさんはいつもと変わらず、俺にそうアドバイスしようとした。それを遮るように叫ぶ。
「違うんだよ……!!
俺はダメだって。子供みたいだから相手にならないって。俺をみても弟をみてるような気分にしかならないって……」
涙で視界がぼやける。顔が熱くなってきた。やばい。こんなところで泣くわけにはいかない。
まだ開店前だから人はいないけど、もう少しすればお店にはお客さんもやってくるだろうし、裏にはお店で女の子もいる。
何より……ここで泣いてしまったら俺はもう完全に子供みたいだな、と思ってしまったから、何としても我慢しなきゃと思ったわけで……
「うっ、……ミズキさん。俺、もういいや。
恋愛は諦める。俺みたいな奴が恋人を作りたいだなんてところから間違ってたんだ。
俺は、大人しく自分らしい生き方を探す……よ。」
俺は、暗い気持ちを全て吐き出すようにそういった。
もう、恋愛は諦めてしまおう。
もう、俺は疲れてしまった。
どれだけ頑張って自分磨きをしても周囲からの俺の評価は変わらない。
可愛い、弟みたい、ちっちゃい。俺に向けられる評価はそんなものばっかりだ。
今回振られてしまって、俺の中の張り詰めていた気持ちは、プツリときれてしまった。
もう、頑張りたくない。
ミズキさんは何か言ってくれるかなとか思ってたけど、彼はしばらく黙ったままだった。
そのまま俺が顔を上げられないまましばらくして、彼が口を開いた。
「アキちゃん。本当に諦めるの……?」
「ああ、もう、俺が愛されるのは無理だって思っちゃったんだ。もう、どうやっても無理なことのために頑張りたくないし。」
ミズキさんが小さく息を呑むのが聞こえた。
そしてそれから一拍おいて、彼はこう俺に告げた。
「……アキちゃん、アタシとセックスしてみない?」
「はああああ?!??!」
シリアスな雰囲気をぶち壊すかのようなそのセリフに、俺は思わず顔を上げて思い切り叫んだ。
「セックスって何でだよ!俺たちどっちも男じゃないか!」
「ん~アタシね、アキちゃんには是非とも素敵な恋愛をして欲しいのね。でも、今、アキちゃんは恋愛に嫌気が差してしまっているじゃない?
それなら一回、恋愛の一番美味しいところを味わうのもアリかなと思うのよ。」
どうやらこのトンデモ発言にはちゃんと理由があったらしい。ちょっと安心。
「ええ……でもさ、」
「大丈夫!これでもアタシセックスは得意なの!きっとアキちゃんも気持ち良くなれるわ!
それに、きっと一回性の喜びを知れば、もしかしたらアキちゃんにも色気が身につくかも!」
――あら、色気が欲しいならアキちゃんも1度アタシに抱かれてみる?そうすればきっとアンタも明日からお色気男子よ
急にミズキさんの言葉が頭をよぎった。
もしかしたら、……彼とセックスすれば、俺にも色気とやらがつくかもしれない。
少し気持ちが前向きになる。
「……痛く……ない?」
「痛くないわよ!アタシに任せて!」
彼は自信に満ち溢れた表情で胸を叩いた。
その顔を見て、なぜだか俺も安心する。
……俺は、心を決めた。
「じゃあ……お言葉に甘えて。」
俺のその言葉にミズキさんはにっこりと微笑んだ。
んん……やっぱりこの人美形だよなぁ……
「ええ!お店は裏の子たちに任せるから、早速今からラブホに行きましょう!」
そう提案するミズキさんのセリフがぼんやりと聞こえた。
一回、……一回だけセックスをしてみよう。
もしかしたら気持ちいいかもしれないし、
――もしかしたらこれが、彼女ができるきっかけになるかもしれない。
俺は期待と不安が入り混じった不思議な気持ちになりながら、自らの手を強く握り締めるのだった。
もう、戻れないんだ。そう感じた途端に途端に心拍数が上がるのを感じた。
いつもはどことなく余裕のある振る舞いを見せる彼が余裕のないような表情をしてるのが何故か嬉しかった。
熱の篭った目付きが俺を捕える。
大きな手が俺の体を優しく撫でる。
その仕草は完全に男性のそれで、いつも女言葉を喋っていたり女性的な態度をとっている彼がそうしていることにすごくゾクゾクした。
俺は、今からこの人に抱かれるんだ。期待と不安が入り交じる心に蓋をするように、俺はそっと目を閉じたのだった。
……
……
……
「あ゛ーーーーっ!!!もう!どいつもこいつも俺を子供扱いしやがって!俺もうとっくに成人してるんだけど!はぁ……結局世の中身長と顔だよな。」
金曜日の夜。俺はいつものようにとあるバーの一角で酔いつぶれていた。
「あら、アキちゃん。今日はいつにもまして荒れてるわね~
もしかして、また合コン失敗したのかしら?」
ニコニコしながら俺を茶化してくるこの人はこのバーのオーナーのミズキさん。彼はいつも俺の恋愛相談(というか愚痴)に乗ってくれている。
ちなみに、お察しの通り、彼はいわゆるオネエと言われる人種の人である。最初彼に出会った時は本当に驚いた。
「そうだよ……!はぁ……俺はどーしても恋愛対象として見れないんだってさ。」
そう彼に返事をしながら、俺はため息をついた。
俺の低い身長と女っぽい顔は、どうやら女ウケが非常に悪いらしい。
そのせいで俺はいまだに恋人いない歴=年齢という悲しい称号を保持している。
「はあ……みんなして俺のことを男として見れないなんていうんだ。
……もうこの調子じゃきっと俺には彼女なんて一生できねぇよ。でも、誰かに好きって言われたり、頼られて見たいって言うのは欲張りなのかよ……」
「……そんなことはないわよ。きっといつか、アンタにピッタリな女の子が見つかるわ。」
「そうだといいな。」
俺がこぼした弱音に対して彼は優しくそう言って、俺の頭をそっと撫でた。
その時の彼の声がすごくやさしかったのを何故かはっきりと今でも覚えている。
「あ~彼女欲しい……
なんでミズキさんはそんなモテるんだよ……
やっぱり顔?」
改めて彼に向き合った俺はそう彼に尋ねた。
そう、ミズキさんは黙ってさえいればとんでもない男前だ。
190センチもあるという長身に、俳優にでもなれそうなくらい整った、精悍な印象を受ける端正な顔。
男の俺から見ても、ミズキさんはすごくモテそうなんだろうな、という容姿をしていた。というか彼は実際モテるらしい。
なんでオネェ言葉喋ってんのに俺よりモテるんだよ……女性の趣味というのは本当によく分からない。
「んふっ、大人の色気が溢れてるからよ。」
俺の疑問に彼はそう返した。
「色気……」
「あら、色気が欲しいならアキちゃんも1度アタシに抱かれてみる?そうすればきっとアンタも明日からお色気男子よ~!」
「え、遠慮しとく……」
ミズキさんのとんでもない提案に俺はわざとらしく眉をひそめた。
この人こんな感じなのに突っ込むほうなんだ……と一瞬変な考えが脳裏を過った。
――その時は、俺もミズキさんもこれは冗談だとわかっていた。まさか本当に俺たちがセックスするなんて、お互い夢にも思ってなかったのだ。
……
……
……
その数ヶ月後、俺は少し前から気になっていた女の子に告白をした。その結果、見事に玉砕した。
俺の心は文字通り砕け散った。
今回は行けると思ったのにな……
振られたその足で向かったのはミズキさんのお店だった。
一回振られただけでなくもんか、と思っていたけどやっぱりダメだった。
ミズキさんの顔を見た瞬間、安心感やら何やらで、我慢していた言葉が全てこぼれ落ちた。
「ミズキさん……やっぱりダメだった。
なんで、何で俺は、いつもこうなるんだよ……」
ああ、悲しい。なんか喋っているうちに心が押しつぶされていくようにどんどん黒い気持ちが膨らんでいく。
「あら、でも、一回振られただけじゃない?まだ出会って一ヶ月でしょう?それならもう少し時間を置いてから、もう一回くらい告白してもいいんじゃないかしら……」
ミズキさんはいつもと変わらず、俺にそうアドバイスしようとした。それを遮るように叫ぶ。
「違うんだよ……!!
俺はダメだって。子供みたいだから相手にならないって。俺をみても弟をみてるような気分にしかならないって……」
涙で視界がぼやける。顔が熱くなってきた。やばい。こんなところで泣くわけにはいかない。
まだ開店前だから人はいないけど、もう少しすればお店にはお客さんもやってくるだろうし、裏にはお店で女の子もいる。
何より……ここで泣いてしまったら俺はもう完全に子供みたいだな、と思ってしまったから、何としても我慢しなきゃと思ったわけで……
「うっ、……ミズキさん。俺、もういいや。
恋愛は諦める。俺みたいな奴が恋人を作りたいだなんてところから間違ってたんだ。
俺は、大人しく自分らしい生き方を探す……よ。」
俺は、暗い気持ちを全て吐き出すようにそういった。
もう、恋愛は諦めてしまおう。
もう、俺は疲れてしまった。
どれだけ頑張って自分磨きをしても周囲からの俺の評価は変わらない。
可愛い、弟みたい、ちっちゃい。俺に向けられる評価はそんなものばっかりだ。
今回振られてしまって、俺の中の張り詰めていた気持ちは、プツリときれてしまった。
もう、頑張りたくない。
ミズキさんは何か言ってくれるかなとか思ってたけど、彼はしばらく黙ったままだった。
そのまま俺が顔を上げられないまましばらくして、彼が口を開いた。
「アキちゃん。本当に諦めるの……?」
「ああ、もう、俺が愛されるのは無理だって思っちゃったんだ。もう、どうやっても無理なことのために頑張りたくないし。」
ミズキさんが小さく息を呑むのが聞こえた。
そしてそれから一拍おいて、彼はこう俺に告げた。
「……アキちゃん、アタシとセックスしてみない?」
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シリアスな雰囲気をぶち壊すかのようなそのセリフに、俺は思わず顔を上げて思い切り叫んだ。
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それなら一回、恋愛の一番美味しいところを味わうのもアリかなと思うのよ。」
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「ええ……でもさ、」
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急にミズキさんの言葉が頭をよぎった。
もしかしたら、……彼とセックスすれば、俺にも色気とやらがつくかもしれない。
少し気持ちが前向きになる。
「……痛く……ない?」
「痛くないわよ!アタシに任せて!」
彼は自信に満ち溢れた表情で胸を叩いた。
その顔を見て、なぜだか俺も安心する。
……俺は、心を決めた。
「じゃあ……お言葉に甘えて。」
俺のその言葉にミズキさんはにっこりと微笑んだ。
んん……やっぱりこの人美形だよなぁ……
「ええ!お店は裏の子たちに任せるから、早速今からラブホに行きましょう!」
そう提案するミズキさんのセリフがぼんやりと聞こえた。
一回、……一回だけセックスをしてみよう。
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