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4章.エンジェルリップ
22.エンジェルリップ「あれは口封じ?」
しおりを挟む郁恵さんと陽子さんは私の前で布を持ち合って
「じゃ~~感動のご対面~いっくよ~~~~~~!!」
「私達の力作見て驚きやがれ~~~!!」
そう言った瞬間、私の前で掲げてあった布を一斉に下ろした。
「うおぅ~~~~~~~マジかよ~~」
達也さんはそう叫び声を上げて私の方を指差したまま・・・
動かない?
達也さん?もしかして固まっちゃったの?
郁恵さんが
「お~~い達也~~」
そう言いながら目の前で手を左右に動かしている。
陽子さんは・・・
徐に達也さんの前に立って
「達也~帰ってこ~~い!!」
そう言った途端にボディブローを達也さんのお腹にぶち込んだ!!
「うを~~テメー何すんだ~~!!」
達也さん意識が戻ったみたい!!
「達也お帰り~~」
「お帰りじゃ~ネエ~~痛えよ」
「だってしょうがないじゃん。達也固まっちゃったんだもん」
「そりゃ~固まりもするだろ!!お前達また~気合入れて仕上げてくれたもんだな!!
予想の斜め上だぜ!!
これは流石にマズイよ郁恵、陽子、それにしても困ったな」
と達也さんは頭を抱えて考え込んでしまってる。
郁恵さんは
「咲ちゃんがめちゃめちゃ綺麗になって何で達也が困るのよ」
陽子さんも
「そうよ!そうよ!達也が咲ちゃんのこんな姿見たかったんじゃって思って私達一生懸命頑張ったのよ!!なのに達也、その言い草は何よ!!」
相当に二人共怒っている。
達也さんは
「郁恵、陽子ちょっとこっちに来てくれないか」
そう言って陽子さんと郁恵さんを向こうの方に連れて行って何か話している。
郁恵さんと陽子さん達也さんの話そを頷きながら真剣に聞いているみたい・・・
何だろう?郁恵さんも陽子さんもあんなに真剣に聞いいているなんて!!
何か問題でも起こったのかな?
暫くすると、郁恵さんと陽子さんが同時にお腹をかかえて笑い出している?
『何故、二人共笑ってるの?』
それに達也さん、郁恵さんと陽子さんに笑われながら背中をバンバン叩かれてる!!
『何故、二人に笑われながら背中を叩かれている?』
それに、達也さん頭を垂れてしょぼんとしてるじゃない!!
それに今度は、郁恵さんと陽子さんに慰められているよう・・
『何?』『何?』『何?』『何?』『何?』『何?』『何なのよ~~』
『私の居ない所で訳の解らない事しないでよ~~~~』
私・・・何か不安になってきちゃった・・・
この先大丈夫かな?
それに達也さん郁恵さんと陽子さんに2万つづ渡してる!!
達也さんってリッチ~~!
ってあれは口封じ?
私には黙ってろ?・・・って事なのかな?
つづく・・・
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