50 / 182
4章.波乱
50.お泊り「き・・消えちゃった?」
しおりを挟む鮎香さんの話が終わった瞬間アリーシャは
「じゃ~このまま大人しく引き下がってくれる訳無さそうだな!!
じゃ~一著行って全員始末してくるか!!」
そう言った瞬間にアリーシャに擦り寄っていた二人の子供達は三人から離れた。
私は一瞬
『何?』
と心の中で呟いた。
だってアリーシャは行くって言った瞬間、二人の子供達だけが鮎香さん、アリーシャ、詩織さんから離れるって言うのが私には理解出来ない。
普通なら玄関まで
『お見送り』
なんじゃって思ってしまったから・・・
セシルとシェリルは三人から少し離れた所から笑顔で可愛く手を振ってバイバイしている。
そんな二人を見ていると凄く可愛いくて・・
私も・・
『あんな子供が欲しい!!』
そんな・・
気持ちになってしまってつい・・自分のお腹をスリスリ?している自分の行動に気が付いて・・
『私何やってるんだろ!!』
自分に思わずツッコミを入れてしまう。
私・・子供欲しいのかな?
あんな可愛い子供達みていると・・何だか私も欲しくなってきちゃった。
私はセシルとシェリルの二人に手を振られながら見送られている詩織さんとアリーシャ、そして鮎香さんを見ながら私はそんな事を考えてしまっていた。
・・・・
・・・・・
・・・・
『えええええええええ~~??????』
私は思わず声を上げそうになって思わず口を抑えた!!
『むぐっ・・』
そこまで出かかった叫び声を一気に押し殺す。
あ・・危なかった!!
大声出しちゃう所だったよぉ~~!!
だって!!
だって!!
だって!!
だって!!
だって!!
セシルとシェリルの二人の子供達に手を振られて見送られていた三人の姿が忽然と消えちゃったんだもの!!!
何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!何あれ!!
『私いけないもの見ちゃった?』
私の足から力が抜けてゆく・・・
壁に凭れかけた体が
ズル・・
ズル・・
と床に沈んでゆく。
ダイニングルームに残された二人のおこちゃまは、二人連れ立ってキッチンの方に消えていった。
キッチンの方で何かお喋りしながら、片付けしているみたい。
食器洗い機かな?
機械の回る音と洗う水の音が聞こえてくる。
私はと言うと・・
三人が突然消えちゃったのを見たショックで・・・
腰抜けちゃって・・
『た・・立てない・・・』
つづく・・・
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる