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4章.波乱
52.お泊り「ドキドキが止まらない」
しおりを挟む私の心臓は・・
『ドキドキが止まらない』
不安?
そうすごく不安で私の心臓は
『ドクン』
『ドクン』
『ドクン』
と激しく打ち続けている。
アリーシャと詩織さん、そして鮎香さんは私の為に危ない事をしてる?と思うと胸が痛む。
他の事を考えようとするけれど・・・
結局、その事を考えてしまっている。
『私・・達也さんに出会ったのがいけなかったの?』
そんな事を思ってしまう。
だって・・・
全ては、私が達也さんと出会った事によって引き起こされた事・・なんだもの!!
そう・・
思うと・・
心が痛む・・・
鋭い刃物で胸を
『グサッ』
『グサッ』
っと突き刺されるような・・
そんな感じさえして・・
私は思わず自分の胸を抑えて・・
『静まれ!!』
『静まれ!!』
『静まれ!!』
『静まれ!!』
『静まれ!!~~私の心臓~~!!』
そう・・心の中で叫んでしまう。
部屋の中に設置された大きな机の上には凄く豪華そうな置時計が置かれていて秒針がカチッ・・カチッ・・っと時を刻み続けている。
でもその秒針の一回一回の動きが凄く遅く感じてしまう。
・・・
・・・・
その置時計の針が22時を指した頃・・
隣のダイニングから
「お帰り~パパ~」
「お帰り~パパ、ママ~」
そんな声が壁越しに聞こえてきた。
アリーシャ達帰ってきたんだ!!
ヤッパリ・・人・・殺してきたのかな?
・・・・
・・・・
「ただいま!セシル、シェリル」
あ・・あの声はアリーシャの声だ!!
「パパお仕事終わったの?」
シェリルのそんな声が聞こえてくる。
「う~ん。お仕事か~・・ちゃんと始末してきたよ!!これで隣の部屋で眠っているあの子に手を出す者は居なくなったよ。
鮎香~今日の始末した奴らは、行方不明って事で情報操作は鮎香の方で頼むぜ!!
まあ~目撃者が居ても黒龍が突然現れて喰ったって喚いても誰も信じないだろうけどよ」
「了解!そういう事にしとくわ!!
でも貴方の黒龍って便利よね。跡形もなく消しちゃうんだから」
「最近じゃ少しは色んな事出来るようになってきたからな!!少しは俺も進歩してるだろ?」
アリーシャはそう言った後、続けて
「革のツナギ着てフルフェイスのヘルメット被ってたから汗だくだぜ!!
風呂入って来る」
「あ・じゃ~私も一緒にお風呂入る」
アリーシャの言葉を聞いて詩織さんも一緒にお風呂に行くみたい。
「優~じゃ~その両手に抱えているセシルとシェリル下ろして頂戴。
セシル、シェリルはもう眠る時間よ。私と一緒に部屋でお着替えしましょ」
「ハ~~イ」
「ハ~~イ」
どうもアリーシャは帰って来た時、セシルとシェリルの二人の子供を両手に抱き抱えていたみたいね。
あの2人を同時に抱えてたなんてアリーシャって腕力有るんだ・・・
・・・・
・・・・
ダイニングから外の廊下に皆の足音が移動してゆく。
一つは2階の方に上がる足音・・
多分・・
あれは鮎香さんとセシルちゃんとシェリルちゃんの3人の足音!!
寝室に移動してるんだろうな・・
そしてもう一方の足音は私の居る部屋の前を通って奥の方へと歩いてゆく足音!!
アリーシャと詩織さんの足音・・だろう・・
暫くするとアリーシャと詩織さんの歩いて行った方向で、シャワーの音がし始めた!!
2人がお風呂に入ってシャワーしてるのだろう・・・
私の心臓の鼓動は・・
そのシャワーの音を聞いた瞬間!!
『ドクン』
『ドクン』
『ドクン』
『ドクン』
『ドクン』
・・・
と痛い位に激しく打ち始める。
その鼓動の激しさに、思わず私は自分の胸を抑えてしまう!!
『今アリーシャと詩織さん二人共生まれたままの裸のままで二人お風呂に居る!!』
それを想像すると
それだけで・・
『快感が体中を走り抜けるてゆく!!』
あの・・
二人の秘密を見てみたい・・
其れに私、アリーシャに彼処触られちゃったし・・
詩織さんにはモロ・・彼処見られちゃったし・・・
2人は・・
絶対・・
『ゆり』
他人の秘密は蜜の味!!
『私もお風呂入りたくなっちゃった!!とか言ってお風呂に入っちゃえば良いのよ咲』
そう私の心の中に悪魔の囁きが聞こえてくる・・・・
私はその誘惑に負けて詩織さんの用意してくれた寝巻きを手に取って・・
静かに部屋の外に出た!!
つづく・・・
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