仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

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4章.波乱

107.2回目のデート「ベストカップルコンテスト」

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達也は私の差し出した手を握って椅子から立ち上がりながら
「咲には何時も驚かされるな。じゃ~いっちょ派手に目いっぱい目立とうぜ!!優勝するのは俺達だ!!」
そう言った後、今度は私の肩を抱き寄せて逆に私はエスコートされてゆく。
達也も私にリードされるだけじゃダメ?だって思ってくれたのかな?

レジ前に手を繋いだ恋人同士が集まり始めたけれど・・

『意外に少ない?』

思わず私はそう思ってしまっていた。
私はもっとこのレジ前の空間が恋人達の集団で一杯になるんじゃ?って思ってた。
でも集まってきたのは・・・

さっと数えてみると1・・2・・3・・・・・・・・9組。
今日のお客さん恥ずかしがり屋さんが多いのかな?

私にも事情ってもんが有るのよ!!
だから絶対此処でヤル!!

『此処でヤル』


そう私はアリーシャと詩織から絶対にやってきなさいと命令されている事が有るの。
それを考えると凄く・・

凄く緊張してきちゃう!!
『本当にやって良いの?』
とか思わず思っちゃう私。

そういう悩みも知らないで達也は嬉しそうに私の横で私の肩を抱き締めている。
集まったカップルに一枚づつ番号札が渡される。
この番号札がエントリー番号となる。
私達は、話し合っていた為にこのレジ前に来たのは最後になってしまい最終組の9番の番号札になっちゃった。

番号札が配られるとコンテスト内容についての説明が始まる。
「此処にお集まりの『ベストカップルコンテスト』に参加された方々はファッションショーと同じような感覚で中央通路をお二人で自由に歩いて頂き一番前の壇上に到着後最高のポーズで締めくくって下さい。
出場されたカップルの中でで一番お似合いのカップルを『ベストカップル』とさせて頂きます」

そしてその説明の後直ぐにコンテストが始まった。
一番お番号札を持った高校生のカップルが初々しい感じで手を繋いたまま2人笑顔で場内に手を振りながら中央通路を歩いてゆく。

同じ高校のブレザーを着ている。今日は土曜日で学校はお休みだから部活とか朝練が終わってから此処に食事に来たのかな?

歩いてゆく女の子の揺れる制服のスカートから時折見え隠れするピンク色の太ももがすごく色っぽく感じるのは私だけ?

そう思い・・
まわりを見回してみると・・・
結構その女の子の揺れるスカートから時折覗く太ももに注目している男子の多さに気づく・・
男の子は・・ヤッパ・・どうしても視線そっちにいっちゃうよね!!

それは生理的に仕方のない事・・かな?
でも同性の私は・・・普通じゃない?
アリーシャの影響?

え・・考えるのよそう。
そんな事考えたらアリーシャのあの柔らかい胸思い出しちゃった・・

そうそう・・今はあの子達の表情見ておかなきゃ!!
私もあの子達から得られるもの有るかもしれないもの!!

2人の表情すごく初々しくて青春~って感じ~
その笑顔、凄く良い!!
二人共凄く清純って感じ!!
『キス・・くらいはした事有るのかな?』

壇上で最後のポーズを取っている高校生男女カップルの可愛いくちびるを交互に見つめながらそんな事をふと・・思ってしまう。

つづく・・・
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