仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

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4章.波乱

109.2回目のデート「見せパン」

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今私を抱き締めて私の頭をポンポンと軽く叩いている達也がいる。
私の絶叫に驚いて慰め?てくれているのかな?
「災難だったな!!でもあれって咲わざとやったんだろ?」
と私を抱き抱えたまま聞いてくれている。

達也に頭を撫でられていたせいか私もだいぶ落ち着いてきていて
「そうよアリーシャとyuiがここまで変身したんだからパンチラの一つもやってきなさいって私にいってきてたのよ」
「じゃ~アリーシャとyuiが仕組んだ?っていうか?」
「その通りよ。私からあんな事自発的にはやるはず無いでしょ。
まあ達也もビックリしさせちゃえって思ってたのも事実なんだけど・・・
真逆、あんなに派手に捲れるなんて思っても見なかったわ。

あ~~~あ~~失敗しちゃったな~
朝方起きて私をアリーシャがメイクしてyuiが下着とか服を全部コーディネートしてむれて、私の支度が出来た時、私の状態を見てアリーシャが此れだったら咲だと絶対解らないな!!

咲俺がステージで着けてる見せパンやるから城中さんの前でパンチラしてこいよ!!
アイツ咲の下着みて絶対にビックリするぜ!!だから絶対にやってこい!!

ってアリーシャの提案でなし崩し的にOKさせられちゃったの」

「見せパンって言ったな!!それにその下着ってアリーシャの使ってたヤツなのか?」
「その通りよ!!上から下まで私の体以外は全部アリーシャとyuiの持ち物よ!!
達也、真逆この下着に欲情しちゃった?」

私がそう聞いた瞬間達也の顔が真っ赤に染まってゆく。
「バ・・・バカ言ってんじゃないぜ。そ・・そんな事ある訳無いだろ!!」
と挙動不審に答えてくる。
達也煩悩丸出しじゃん。
でもそんな達也の慌てた表情見れただけでラッキーだったかも!!
『恥ずかしい想いまでしてパンチラした甲斐が遭ったってもんね』
とつい思ってしまう私。

あ~あ・・私って結構単純・・かも!!
そう思うと

「くすっ」

と笑いが漏れてしまう。
「わ・・笑うなよ!!何想像して笑ってるんだよ!!」
「達也がアリーシャの下着だから欲しいなんて言いだしたらどうしようとか思っちゃったわけうよ」
「そ・・そりゃ~アリーシャの下着ってのは興味有るけどよ・・」
「やっぱり達也もそうなんだ!!」
「ち・・・違うぞ~~俺の気持ちじゃなく一般的に言った男の気持ちとしてはだ!!」
うう・・やっぱり達也も健全な男子って事なんだろうな・・

これ以上攻めるのも可哀想・・かな?
これくらいにしといてあげるか!!
「解った解った達也の言いたい事は解るから!!」
私はそう言ってこの話に幕を引いた。

つづく・・
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