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4章.波乱
119.2回目のデート「女装デート決定」
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太陽はビルの谷間に沈んで赤く染まっていた空は段々とその色を無くしてきている。
時間は17時の20分前といった所。
ジュエリー屋さんを出た時はまだ16時過ぎでまだ1時間も有る!!
と・・思っていたのに!!
ジュエリー屋さんから待ち合わせの場所のレストラン・グリーングラスまでは歩いても10分程度。
真逆、その歩いて帰る途中に殺されかけるとは夢にも思わなかった。
私は昨日の夜全てが終わったと思っていたのに!!
アリーシャも、もう
『大丈夫だから』
と言ってくれた言葉に私は安心しきっていたの。
まだ襲ってくるかもしれない。アリーシャはそう疑っていたのかな?
何で殺し屋達に私達が此処の周辺に居るって解っちゃったのかな?
あ・・グリーングラスのレストランで
『ベストカップルコンテスト』
で撮られた優勝した時の写真がインターネットにアップされてた・・よね。
多分・・
あの写真見て、私達がこの周辺に居るって解っちゃったんだ!!
私達は
『ベストカップルコンテスト』
に出るべきじゃ無かったのかな?
そうすれば私達はキット・・
『襲われずに済んだのかもしれない』
そんな後悔が一瞬私の心の中を過ぎる。
「咲、どうかしたのか?」
そんな私を見て達也が心配して声を掛けてくる。
「私達『ベストカップルコンテスト』に出なかったら、襲われずに済んだのかもしれないなってちょっと後悔してた所だったの」
「あ~そっか、あの写真インターネットにアップされちゃったから、あの殺し屋達が見つけて襲ってきたのかもな。でも凄く楽しかったから、良いんじゃないか?」
「そう言ってもらえると嬉しいな・・・
達也を女装させてあのベストカップルコンテストに出てたら、あの男達にも見つからなかったのかな?なんて思っちゃってた」
「咲、じゃ~あの時女装する?って聞いたのは本気だったのかよ?」
「だって達也、肩はなで肩だし体は細いし、顔は小さいから女の子の格好したら似合うかな?なんて一瞬思っちゃったのよ」
「よ・・止せ!!。嫌な事思い出してしまっちまったじゃないかよ!!」
「嫌な事って何?」
「大学の時さ~俺、大学祭でメイド喫茶やる事になってさ~大学祭当日の朝にメイド喫茶に出るはずの女の子が突然交通事故で怪我しちゃって困ってた時、俺の顔小さいし女の子みたいだからと急遽女装させられてメイド喫茶のウェイトレスやらされたんだよ!!
女の子に突然脱がされてさ~流石にパンツの引き下ろされそうになって、ブラジャーとショーツは何とか自分で付けさせてもらって、パニエ履いて後は全部女の子にお任せだったけどよ・・
化粧されてさ~付け睫毛とか口紅とかされて、メイド服着せられてメイド喫茶のど真ん中に放り出されたんだぜ~めちゃめちゃ恥ずかしかったぜ。
それにスカートはヒラヒラで短いしちょっと屈むとパンツ見えそうで足元はスースーするし一日生きた心地しなかったよ。
運の悪い事に俺を本当の女の子と間違った男に告白されちまうし断るのに大変だったんだからな!!もうあんな思いはたくさんだぜ!!」
「そう・・だったんだ~、でも男の子に告白されたって言う事は、それなりに達也綺麗だったんだよね?」
「止せ!止してくれ~~~!!」
「あのね・・達也・・
私さ~一人っ子だったからお姉ちゃんとか妹が欲しかったんだ~
お姉とか妹と一緒に買い物とか行ってる友達とかがいて凄く羨ましかったの。
でも結局、私は一人のままだった。
達也、私女の子の姿の達也と一緒にデートしてみたいの。
明日の日曜日、女の子の姿で私と一緒に映画見に行って頂けないでしょうか・」
「止せよ!!恥ずかしいじゃないか!!」
「た・つ・や・・お・ね・が・い。アリーシャにお化粧お願いするからさ~」
「アリーシャに?」
達也の心・少し揺らいだ?
お・・達也・・少し乗り気?になってきた?
やっぱりロックバンドの『アリーシャ』の知名度は凄い!!
もう・・ひと押し?
『咲!!ファイト!!』
私女の子が好き?なのかな?
達也にこんな事要求するなんて・・
「嫌だよ~俺は男なんだぜ~すぐバレちまうよ!!」
「アリーシャのメイクって凄いの達也も解ってんじゃん!!私をこんな風にしちゃったアリーシャだよ!!
アリーシャだったら達也を完璧な女の子に仕上げてくれるよ!!
お願い・・たつや・・・愛してるから・・・」
と私はスゴ~~く甘えた声で達也にオネダリだ。
「困ったな~恥ずかしいよ」
おお~~デレてる!!
もうひと押し?
『ガンバレ咲、達也の心はもう少しで陥落しそう』
「女の子同士でデートだったら、今回みたいに襲撃されないと・・思うんだ~たつや・・だから・・オネガイ♡」
そう言って達也の腕を抱き締めてグリグリと私の胸を達也の腕に押し付ける。
「わ・・・解った!!解ったから止めてくれ~~~」
「ありがとうたつや~ダ~イスキ~~じゃ~明日達也は女の子の格好で私と映画館デート決定ね」
こうして私は達也を女装させる事に成功したのだった。
女の子とのデート!!
『興奮しちゃう!!』
私は男の子が好き?それとも女の子が良い?
こうしてドキドキしている自分の心を感じているとどっちなのか解らなくなってしまう・・
つづく・・・
時間は17時の20分前といった所。
ジュエリー屋さんを出た時はまだ16時過ぎでまだ1時間も有る!!
と・・思っていたのに!!
ジュエリー屋さんから待ち合わせの場所のレストラン・グリーングラスまでは歩いても10分程度。
真逆、その歩いて帰る途中に殺されかけるとは夢にも思わなかった。
私は昨日の夜全てが終わったと思っていたのに!!
アリーシャも、もう
『大丈夫だから』
と言ってくれた言葉に私は安心しきっていたの。
まだ襲ってくるかもしれない。アリーシャはそう疑っていたのかな?
何で殺し屋達に私達が此処の周辺に居るって解っちゃったのかな?
あ・・グリーングラスのレストランで
『ベストカップルコンテスト』
で撮られた優勝した時の写真がインターネットにアップされてた・・よね。
多分・・
あの写真見て、私達がこの周辺に居るって解っちゃったんだ!!
私達は
『ベストカップルコンテスト』
に出るべきじゃ無かったのかな?
そうすれば私達はキット・・
『襲われずに済んだのかもしれない』
そんな後悔が一瞬私の心の中を過ぎる。
「咲、どうかしたのか?」
そんな私を見て達也が心配して声を掛けてくる。
「私達『ベストカップルコンテスト』に出なかったら、襲われずに済んだのかもしれないなってちょっと後悔してた所だったの」
「あ~そっか、あの写真インターネットにアップされちゃったから、あの殺し屋達が見つけて襲ってきたのかもな。でも凄く楽しかったから、良いんじゃないか?」
「そう言ってもらえると嬉しいな・・・
達也を女装させてあのベストカップルコンテストに出てたら、あの男達にも見つからなかったのかな?なんて思っちゃってた」
「咲、じゃ~あの時女装する?って聞いたのは本気だったのかよ?」
「だって達也、肩はなで肩だし体は細いし、顔は小さいから女の子の格好したら似合うかな?なんて一瞬思っちゃったのよ」
「よ・・止せ!!。嫌な事思い出してしまっちまったじゃないかよ!!」
「嫌な事って何?」
「大学の時さ~俺、大学祭でメイド喫茶やる事になってさ~大学祭当日の朝にメイド喫茶に出るはずの女の子が突然交通事故で怪我しちゃって困ってた時、俺の顔小さいし女の子みたいだからと急遽女装させられてメイド喫茶のウェイトレスやらされたんだよ!!
女の子に突然脱がされてさ~流石にパンツの引き下ろされそうになって、ブラジャーとショーツは何とか自分で付けさせてもらって、パニエ履いて後は全部女の子にお任せだったけどよ・・
化粧されてさ~付け睫毛とか口紅とかされて、メイド服着せられてメイド喫茶のど真ん中に放り出されたんだぜ~めちゃめちゃ恥ずかしかったぜ。
それにスカートはヒラヒラで短いしちょっと屈むとパンツ見えそうで足元はスースーするし一日生きた心地しなかったよ。
運の悪い事に俺を本当の女の子と間違った男に告白されちまうし断るのに大変だったんだからな!!もうあんな思いはたくさんだぜ!!」
「そう・・だったんだ~、でも男の子に告白されたって言う事は、それなりに達也綺麗だったんだよね?」
「止せ!止してくれ~~~!!」
「あのね・・達也・・
私さ~一人っ子だったからお姉ちゃんとか妹が欲しかったんだ~
お姉とか妹と一緒に買い物とか行ってる友達とかがいて凄く羨ましかったの。
でも結局、私は一人のままだった。
達也、私女の子の姿の達也と一緒にデートしてみたいの。
明日の日曜日、女の子の姿で私と一緒に映画見に行って頂けないでしょうか・」
「止せよ!!恥ずかしいじゃないか!!」
「た・つ・や・・お・ね・が・い。アリーシャにお化粧お願いするからさ~」
「アリーシャに?」
達也の心・少し揺らいだ?
お・・達也・・少し乗り気?になってきた?
やっぱりロックバンドの『アリーシャ』の知名度は凄い!!
もう・・ひと押し?
『咲!!ファイト!!』
私女の子が好き?なのかな?
達也にこんな事要求するなんて・・
「嫌だよ~俺は男なんだぜ~すぐバレちまうよ!!」
「アリーシャのメイクって凄いの達也も解ってんじゃん!!私をこんな風にしちゃったアリーシャだよ!!
アリーシャだったら達也を完璧な女の子に仕上げてくれるよ!!
お願い・・たつや・・・愛してるから・・・」
と私はスゴ~~く甘えた声で達也にオネダリだ。
「困ったな~恥ずかしいよ」
おお~~デレてる!!
もうひと押し?
『ガンバレ咲、達也の心はもう少しで陥落しそう』
「女の子同士でデートだったら、今回みたいに襲撃されないと・・思うんだ~たつや・・だから・・オネガイ♡」
そう言って達也の腕を抱き締めてグリグリと私の胸を達也の腕に押し付ける。
「わ・・・解った!!解ったから止めてくれ~~~」
「ありがとうたつや~ダ~イスキ~~じゃ~明日達也は女の子の格好で私と映画館デート決定ね」
こうして私は達也を女装させる事に成功したのだった。
女の子とのデート!!
『興奮しちゃう!!』
私は男の子が好き?それとも女の子が良い?
こうしてドキドキしている自分の心を感じているとどっちなのか解らなくなってしまう・・
つづく・・・
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