仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

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5章.初まりの日

141.初まりの日「絶望」

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私は床を叩きながら・・・・


私はくちびるを強く噛み締めていた。

噛み締めたつちびるが切れ

『ぽたっ』


・・・

『ぽたっ』

・・・・

『ぽたっ』

・・・・

『ぽたっ』

・・・

私の切れたくちびるから床に血が滴り落ちてゆく。

切れたくちびるの痛みよりも・・

『胸を切り裂くような心の痛みの方が何千万倍も痛い!!』


私は医者になって・・・

そしてこの渡辺第2病院の院長になって1年でこの渡辺第2病院をグループ一いや・・都内一の病院に育て上げた。

そんな時だった。優雅が私の目の前に現れたのは!!

初めて優を見た時
『きゃ~~かわいい~~こんなの有り?有なの?こんな可愛い生き物私、見た事ないわ! 』
不覚にも私はそんな事を思ってしまっていた。

そして

『優を自分の手元に置いておきたいと思ってしまってた』

だから私は優の父親に

『私こんなにも可愛い赤ちゃん見たこと無いわ~この子私に頂戴ねえ良いでしょ~?』

とお願いしちゃってた。
優の父親は本気にはしていなかったみたいだったけど・・・
『鮎香ちゃんそれはちょっとマズイんだ。詩織に妹として育てて良いって言ってしまったから、こうして鮎香ちゃんにたのみに来てるんだよ』
って断られちゃった。
そう優は男の子だけど・・

女の子でも良いって思わせられてしまう・・

『そんな不思議な魅力が有った』

だから・・

『診察代はタダでいいわ』
『その代わりこの子が空いてる時だったら私の好きにさせてもらって良いかな?そしたら私はこの子を世界中の誰もが羨むような最高に美しい妖精に作り上げてみせるわ!!これならどう優希?』
 
と優の父親・・そう優希に提案したのだった。

優希は
『商談成立だな!!鮎香ちゃんにまかせた!!」
と一言で承諾!!
それから私は優を好きなように育ててきたんだ。
そして・・

優が居ればわたしは何も要らなかった。

『優さえ居れば・・・・』 

そう私は優さえ居れば、何も要らなかったんだ。
『優意外に興味が無かったのかもね』

優は私の希望通りの妖精に育ってくれた。

そして4年前・・・

・・・・

・・・・

・・・・


『セシルとシェリルの2人の子供が生まれた』

そんなにも幸せだったのに!!

そんな優が

『死んじゃう』

私はそれをどうする事も出来ないでいる。

私の心は絶望で埋め尽くされてゆく。

つづく・・・
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