仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

文字の大きさ
141 / 182
5章.初まりの日

141.初まりの日「絶望」

しおりを挟む
私は床を叩きながら・・・・


私はくちびるを強く噛み締めていた。

噛み締めたつちびるが切れ

『ぽたっ』


・・・

『ぽたっ』

・・・・

『ぽたっ』

・・・・

『ぽたっ』

・・・

私の切れたくちびるから床に血が滴り落ちてゆく。

切れたくちびるの痛みよりも・・

『胸を切り裂くような心の痛みの方が何千万倍も痛い!!』


私は医者になって・・・

そしてこの渡辺第2病院の院長になって1年でこの渡辺第2病院をグループ一いや・・都内一の病院に育て上げた。

そんな時だった。優雅が私の目の前に現れたのは!!

初めて優を見た時
『きゃ~~かわいい~~こんなの有り?有なの?こんな可愛い生き物私、見た事ないわ! 』
不覚にも私はそんな事を思ってしまっていた。

そして

『優を自分の手元に置いておきたいと思ってしまってた』

だから私は優の父親に

『私こんなにも可愛い赤ちゃん見たこと無いわ~この子私に頂戴ねえ良いでしょ~?』

とお願いしちゃってた。
優の父親は本気にはしていなかったみたいだったけど・・・
『鮎香ちゃんそれはちょっとマズイんだ。詩織に妹として育てて良いって言ってしまったから、こうして鮎香ちゃんにたのみに来てるんだよ』
って断られちゃった。
そう優は男の子だけど・・

女の子でも良いって思わせられてしまう・・

『そんな不思議な魅力が有った』

だから・・

『診察代はタダでいいわ』
『その代わりこの子が空いてる時だったら私の好きにさせてもらって良いかな?そしたら私はこの子を世界中の誰もが羨むような最高に美しい妖精に作り上げてみせるわ!!これならどう優希?』
 
と優の父親・・そう優希に提案したのだった。

優希は
『商談成立だな!!鮎香ちゃんにまかせた!!」
と一言で承諾!!
それから私は優を好きなように育ててきたんだ。
そして・・

優が居ればわたしは何も要らなかった。

『優さえ居れば・・・・』 

そう私は優さえ居れば、何も要らなかったんだ。
『優意外に興味が無かったのかもね』

優は私の希望通りの妖精に育ってくれた。

そして4年前・・・

・・・・

・・・・

・・・・


『セシルとシェリルの2人の子供が生まれた』

そんなにも幸せだったのに!!

そんな優が

『死んじゃう』

私はそれをどうする事も出来ないでいる。

私の心は絶望で埋め尽くされてゆく。

つづく・・・
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...