仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

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5章.初まりの日

155.初まりの日「逝かせてあげる」

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「私までおかしくなってきちゃったじゃない!!」
鮎香さんはそう言った後片手でハンドリを握り、空いた右手で自分の胸を押さえた。
そして息を整えているみたい?に私には見える。

『何時もは冷静で落ち着いている鮎香さんでもこんな事が有るんだ!!』

私はそんな鮎香さんを横目で見ながらつい、そんな事を思ってしまう。

私だけじゃ無かった!!
そう思うと、すこし安心!!

そう車の後部座席で

『バカップル』

ぶり前回でやらかしているアリーシャと詩織を見て?それとも悩ましい喘ぎ声を聞いても尚且つ冷

静で居られる人が居たら会ってみたいわ!!

鮎香さんは何とか落ち着いたのかな?
峯に当てていた右手を私のワンピースの上にさり気なく乗せてくる。

『此れは貴方は大丈夫?って言いたいのかな?』
鮎香さんの行動をみてそんな思いが心に浮かぶ。

鮎香さんが私が座っている助手席の私の赤いワンピースの太もも辺りにさり気なくのせられた鮎香さんの手の意味を私は測りかねている。

そんな??????????????マークを一杯にした私を鮎香さんは楽しそうに見つめながら

「逝かせてあげる・・・」

そう言いながらわたしにウィンク。
鮎香さんのそんな言葉に私は

「え?」

っと変な声を上げてしまっていた。

つづく・・・
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