仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

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5章.初まりの日

175.初まりの日「お・・お持ち帰りってね・・」

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鮎香さんの
『お持ち帰りされるかもね』
その言葉を聞いた瞬間、私の体中の全身の血液が沸騰するよな、そんな感覚に襲われる。
「お・・お持ち帰りってね~~・・」
私は無意識にそこまで口にして、それ以上喋ることが出来なかった。

だって・・

私はその言葉に反応しちゃったんだもの!!
お持ち帰りだよ!!
お・も・ち・か・え・り!!
その意味がどういう事になるかくらい私だって解るわ!!

当然・・

『×××しちゃうって事』

だろうし・・

う~~私・・

変な事想像しちゃったじゃない!!

そう意識しちゃった私は思わず無意識に両手で股間に手を持って行って想っわず抑えてしまう。

「あ~~咲顔真っ赤~~」
鮎香さんが空かさず私を指さしながら大声で笑いな思わず両手で自分の口を押さえて笑いを押さえる。
「ほんとほんと~~真っ赤だ、真っ赤~~」
「大胆~~~咲想像しちゃったんだ~~えっち~~」
アリーシャと詩織も空かさずツッコミを入れてくる。

えっちって・・・
アリーシャもしっかりそんな事想像してんじゃん!!
人の事言えないけど・・

何か言い訳しゃなきゃ!!
でないと・・

『私は変な女の子と思われちゃう』

「私がお持ち帰りなんてされる訳無いじゃん。鮎香さん達が私と達也を狙っていた襲撃者を全滅させてくれたハズだけど明日また暗殺者の襲撃がもしもあったらいけないって明日達也は女の子の姿で私とデートするんだよ~~!!
そんな格好の達也にお持ち帰りされて・・あ・
そんな格好をした達也が私をお持ち帰りするハズないじゃないですか!!」


つづく・・・
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