【R18】第二王子と妃の夫婦事情

巴月のん

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裏話1)女神様達の事情とザンがやっぱりケダモノだっていう話

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*第二王子と妃の夫婦事情
(※軸は48と49の間)




アリアは妊娠が解ったことを嬉しく思うのと同時に将来についても不安を感じていた。一応自分が聖女であることを自覚しているだけに、ザンと自分の子が普通であるはずはないというなんともいえない根拠を持っていた。それを強く実感したのが、あの鏡の中での会話だ。どうしてもあの時の会話がひっかかっていて、心が沈んでいくのを止められなかった。ザンもアリアの不安が伝わっているのか、あまりいい表情をしていない。

「どうなるのかしらね」
「さぁな。もうここまで来たらなるようにしかならんと思うが・・・」

ぐったりとしているアリアの頭を撫でながら、ザンはため息をついた。彼の言いたいことを正確に把握したアリアは、撫でてくる彼の手の温もりを甘受しつつ、目を閉じた。

(思いだすのは・・・あの鏡に吸い込まれた時のやり取り)

女神が三人揃って私の前に現れたあの時、自分の未来を、そして我が子の将来を、深く考えさせられた。
この国を含め、様々な国では「この世界を創ったのは天、海、大地を司る三人の女神である」と伝わっている。色々な説話があるものの、女神である彼女達の守護によって精霊が存在し、魔力を操り魔法を扱うことができていることはこの世界では当たり前の事実として知られている。

しかし、アリアは聖女の一人として知ってしまった。この星ができた本当の目的を。

(そう考えると、大地の女神が嘆く気持ちも当然かなと思う。でも・・・)

三人の女神はとても仲が良い姉妹で、いついかなる時も一緒に暮らしていた。しかし、とある日に大地の女神が、とある神と恋愛関係になった時からその仲も破綻したという。
最初は天と海の女神も、少しずつ惹かれあっていく二人の様子を微笑ましく見守っていた。しかし、不運なことに、大地の女神とその神が結ばれることはなかった。途中から現れた女神がその神の伴侶となったからだ。大地の女神は彼に捨てられたのだと嘆き悲しんだ。いや、それだけならまだよかったが、彼女は狂ったように他人に攻撃するようになり、元の性格が噓のように徐々に壊れていった。
最初は大事な姉妹だからと慰めたり宥めたりしていた天や海の女神達だったが、大地の女神が周りの神や自分の守護するべき人間たちを傷つけたと知った時、もう庇うことはできないと涙を流した。そして、大地の女神が犯した愚行はあっという間に神々の知るところとなり、ついに頂点に立つ大王神の怒りを買うこととなった。
大王神から罰として『被害を受けた神々に関わることを禁じるとともに、はるか遠い別の星で暮らすように』と命じられたことも素直に受け入れた。大地の女神が壊れた事情を考慮し、重い罰にはならなかったと分かっていたためである。天と海の女神は大王神の意志に従うべく、大地の女神を連れてそれまで過ごしていた星を去り、自分たちも共に移住することを決めた。
そして彼女たちが移住のためにと創り上げた星こそが、自分たちがいる星であった。

(あの鏡の中でそんな知りたくなかった事実を知ることになろうとは。それに、大地の女神の悲しみはいまだに癒えていないということも問題なのよね)

「・・・あの鏡は、大地の女神の領分で、私やここの女神様だけでは対処が難しいわ。今のままでは、彼女は闇に飲まれてしまうと思うの」
「ああ、あの大地の女神の目にかなうヤツが必要だという話だったな」
「いるのかしらね・・・」
「なかなかに厳しいだろうな」

ザンの懸念は当然のことだと思う。だけれど、この女神たちの話を聞いてようやく納得がいったのよね。何故、聖女は異世界からの召喚でなければいけないのかずっと考えていたのだけれど・・・

(大地の女神が付き合っていた相手が地球にいる神の一人だったなんて・・・そんな裏事情も知りたくなかったわ!)

そもそも、よく向こうの神が許したなと思ったのだけれど・・・向こうにもいろいろと都合があるらしく、その辺は大王神様が調整しているのだとか。そして向こうの都合については天や海の女神様もご存じないそうで。しかもワンダーギフトが出てきた理由も知らないという。

あの鏡の事件の後、天の女神がいろいろとぶっちゃけてくれたお蔭で、裏事情にすっかり詳しくなってしまったアリアはやさぐれた。結局女神達もいろいろとあれなんだなと深いため息をつくのもむりなからぬこと。
そんなアリアの様子に思うことがあったのだろう、ザンは敢えて何も言わずにおいた。

「・・・とにかく、女神様達もいろいろあれなのよね~」
「そうか。それはそうと、薬が全然減っていない理由を伺いたいもんだな」
「あ、誤魔化されてはくれないのね?」

ザンが持っている薬瓶(※妊婦に与えても問題ない薬です)からそっと目を逸らせば、後ろで聞こえるのはザンが薬を口に含む音。アリアはいやな予感を感じてそっと奥の方へと逃げようとしたが、結局は袋のネズミ。

「んっ・・・・」

口移しで大嫌いな薬がザンの唾液と一緒に入ってくるのが苦々しい。しかも、足をがっちり挟まれているから動けない。角度を変えた口づけはもはや口移しじゃないと突っ込もうとしたその時、ボタンを外されていることに気付き、目を見開いた。

「ちょ、ちょっと待って!」
「あれほど何回も何十回も薬をちゃんと飲めって言ったにもかかわらず、一口も飲まなかったお前が悪い」
「だって、それはっ・・・あ、ん、やめ・・・そこ、だめっ!」

ザンの大きな手がブラからすくいあげるようにおっぱいを動かして口の方へと寄せていく。ちろりと見えたピンクの舌がゆっくりと乳首を舐め、包み込むように口の中へと入れていく様を見せられる。

(あうぅうう、熱が、ザンの舌が転がしてくるから熱いし・・・あ、ちょっと乳首が立ってきたかも・・・っていうか・・・うう・・・なんでこんなこと考えてるんだろう・・・!)

繰り返すが、聖女なわりには平凡だという自覚があるアリアにとってザンとの行為は慣れないものだ。いくら何年経とうとも、自分がザンと睦みあっている事実を真正面から受け止めることができない。
だが、アリアとて解っていた。どれだけ内心でパニックになっていようとも、ザンがその行為を止めることはないと。

わざと音を立てながら胸を弄ってくる彼がやっと離れていくと思ったら、今度は布団の中へと入ってきた。しかもちゃっかりと服をぽいっと脱ぎ捨てながら。(あ、これは最後までするパターンだ・・・と思ったアリアさん、正解です。)

最近髪の毛をさらに短くしたせいでさらに色気が増しているため、アリアとしては直視できない。それでも、彼の手は動き続け、アリアのパジャマを完全に脱がし、ブルーのフリル付きのブラをポイっと投げ捨ててショーツの端についたリボンをするっとほどいた時にようやく止まった。
ここまでの間にもザンの口はアリアの身体のいたるところに吸い付き嚙みつき、あらゆる部位を蹂躙していた。足の方もしっかりとアリアを逃がすまいと絡みついているため彼の欲望の塊もアリアの下半身に押し付けられていた。
ザンの手がお尻をゆっくりとなでている間にも、アリアの耳元であらゆる言葉を囁いてくるものだから、アリアとしてはもうこのままドロドロに溶かされるしかないと解っていた。

「さっさと俺をお前の中に入れろ。お前のいいところをかき回してぐちゃぐちゃにしてやるから」
「んっ・・・あ、ああっ・・・熱は?それに、身体・・・?」
「運動すればすぐに回復するから問題、ない。それに、医者からはもう、許可をもらってある」
「いつのまに!」

すでに医者の許可は取れていたらしい。つまり、薬を飲んでも飲まなくてもこうなるってことじゃないかとアリアはぼんやりとする頭の隅っこで冷静につっこんだ。・・・本人を前には言わないけれど。

(うう、ザンはこういう時だけ甘くなるし素直になるのよね・・・まぁ、それは私もか・・・)

嫌だと拒否しないのは彼に対する愛ゆえだろう。喧嘩もするし、セックスできない時もある。当然お互い嫌になる時もあるし、合わないと思うことも一度や二度じゃない。それでも、夫婦でいられるのはお互いがお互いを必要としている上にいろんな意味で相性が良いから。

気付けば、アリアはうつ伏せで枕に顔を埋める状態になっていた。ショーツは・・・と思ったらまだ片方の紐が解けているだけだった。ザンの指はというと、ショーツの中にある茂みの奥へと入っていった。茂みの入り口を蜜で潤いがでるまで何度も出入りしていた。こういう時、器用だなあと思う。自分はおずおずと肌に触れることしかできないのに、ザンはどんどん積極的になるし、開発も楽しそうにしているし。やっぱり興味はあるんだねと聞いた時、お前相手だからじゃないか言い返されてあっさりと撃沈したことは記憶に新しい。

「もう、入れるぞ」
「もうすでに入ってきているのに何を聞いてきてるのっ・・んっ・・あっあああんん・・・!」

後ろからガンガン突かれている時に聞こえている音はなんとも言えない卑猥さがある。頭は冷静にくだらないことを考えているのに、熱が上がったように暑く感じるのはこれいかに。これもセックスの特徴なのか・・・はたまた、風邪でテンションが上がっているのかどちらかアリアには判断がつかなかった。ただ、エッチ中にどうしてもやめてほしいことはある・・・。

(「すけべ」だの「エッチな奴だ」だの、「もっと動けば」とかそんな煽りや要求されたりするぐらいならまだいい。でも、でも・・・私にいろんなことを言わせるのだけはやめてほしい。ほんとに・・・ものすごくものすごく恥ずかしいから!)

ザンは時々意地悪になる。ガンガン入れてきたかと思えば、私が望み通りに何かを言わないと入れてくれない時がある。焦らしに焦らしまくって、私がようやく言った時に動くというドエスなことをしてくる。それは卑猥な言葉だったり、愛の言葉だったり、ザンに対する感想だったりとまぁいろいろなんだけれど、まとめると・・・私に本音を言わせたいのかなと思ったりもしている。そして、今もまさに私に言わせようとしているところだった。

「おねだりの仕方は教えただろう?」
「んっ・・・ザン、ザンっ・・・もう・・」
「うん、だから、どうしてほしいのか言えばその通りにするよ?」
「うう、意地悪」
「そんなのはもうずっと前から知ってるだろう。何をいまさらなことを」

ザンが言ったことはまったくもって正論だ。だけれどね、ゆるゆると肉棒を動かしながら言うことじゃないよね?・・・今回は折れるけれど、けれど・・・次はこうはいかないからね!

「ほ、欲しいから動いて・・・私に、ザンをもっと頂戴・・・!」
「ああ・・・もちろん、お前の望むままに」

口に出したのと同時に腰を浮かして急かすと肉棒が擦られるのか彼の動きが降参とばかりに速くなった。コリコリと気持ちいいところを擦ってはさらに奥へと入り込んでくる彼の肉棒を受け入れていることに快感を感じる。液が混じりあい卑猥な音が響く中、私達の身体はいつの間にか汗びっしょりになっていた。彼の肉棒が抜かれていく時に喪失感を感じるほどすっかり開発されている身体になっていることに今更ながら気づかされた。

「もう、寝る」
「こら、ちゃんと身体を拭かないと」
「・・・ザンに任せるよ」

ザンがまだ寝るなと揺すってくるが、アリアは瞼が重いこともあってもう眠くなっていた。あとはザンが全て綺麗にしてくれるだろうからもう任せていいと思う。こういうときに甘えられるのは妻である私だけの特権かもしれない。まぁ、もっとも・・・


・・・ザンが明日から出張であることを思いだしてちょっと甘えたくなったのは秘密だけれど。






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