【R15】交わる道シリーズ

巴月のん

文字の大きさ
20 / 25
出会いの先は幼馴染

巴菜と良和(1)

しおりを挟む
※この話は交差点シリーズとリンクしています。








小さい頃、友達とテレビを見て語り合ったことがある。

テレビで見たドキドキするような恋愛はおとぎ話よりも現実味があって惹かれた。

好きな人との恋愛
好きな人とのデート
好きな人とのキス
好きな人にされるロマンチックなプロポーズ
子ども心にドキドキしながら見たドラマはいつしか私に一つの夢を与えた。

指環を差し出されて言われる魔法の言葉。

「結婚して下さい。」

これからきっと恋愛をしていく中でいつかは言われることになるその魔法の言葉。
私はどんなふうに言われるんだろう?
どんなふうに結婚を申し込まれるんだろう?
結婚相手に値すると思われるように頑張らなくては、そしていつか好きな人にプロポーズされたい。
このたった短くも尊いその言葉を言われるのにどれだけ夢をもっていたことか。

私の友達は現実主義でもう小さい頃から家の関係で婿養子を取ることになるからと恋愛を諦めていた。でも、幸い旅館の娘であっても、兄がいた私にとっては夢ではない夢だった。
手を伸ばせば届きそうな距離にあったその夢は儚く散った。

『うんうん、巴菜は俺の弟と結婚するのが一番いいぜ!俺からお父さんに頼んでやるから!』

他ならぬあのバカのせいで、「プロポーズされる」という細やかな夢を潰されたのだ。あの男の恋路を徹底的に邪魔しなくては気が済まないではないか。

巴菜はなは急いでいた。
契約先である出版会社と打ち合わせした後、帰り道を必死に走っていた。久々に婚約者である良和よしかずからの誘いがあったためだ。公園の噴水前に着いて、見渡すとベンチでスーツ姿の男性が読書をしていた。巴菜は近寄ってその男性に声をかけた。

「遅くなってすみません、良和さん。」
「巴菜、汗びっしょりじゃないですか。」
「だ、大丈夫です・・・す、少し待ってくださいね。」

驚いた顔でハンカチをポケットから取り出して汗を拭きとってくれる。今時こんな男性いないと思いながら巴菜は、息を整えていた。

「それで、どうされたのですか?ここでってことは、電話では話せないことなのでしょう?」
「相変わらず鋭くてありがたい限りです。実は、巴菜にお願いがありまして。」
「はぁ・・・あっ、また探偵の仕事の関係か何かですね?」
「いえいえ。それよりずっとずっと簡単なことですよ。」

時々、良和の仕事のである探偵会社のアシスタントやエキストラを頼まれるのだが、今回は違うらしい。腕を組んで降参とばかりに手をあげると、良和は平然と宣った。

「・・・・巴菜、貴方が好きです。」
「あら、とうとう頭が壊れたのでしょうか、可哀そうに。」
「そう返しますか・・・相変わらずヒドイ婚約者ですね。」
「仕事の鬼である貴方が今さら恋に落ちるだなんて誰も信じませんわ。そもそも、親との手前、婚約したばかりですし。」

おっとりとした動作でそれでも冷静に拒否できるあたり巴菜も大概だと思う。まぁそうでなくては佐野家の男と付き合えないということだろう。そしてその反応も予想していたのだろう、あっさりと良和は本題に入った。

「・・・・コレを見て下さい。」

良和は、ベンチに並んで巴菜を座らせ、先ほどまで読んでいた雑誌を広げて見せた。

「あら・・・これ、良和さんと私ですね~?でも、名前は秋良さんになっていらっしゃるけど。」
「ええ、さすがに遠目では双子を見分けられなかったようですよ。で、何故かこれが佐野出版社から出たことで、秋良はお怒りです・・・仕組みましたね?」

佐野出版社は巴菜が働いている会社でもある。つまり、巴菜の意思なしでこの写真が記事になること自体がおかしいのだ。となれば、巴菜自身が推奨したか、巴菜の知らぬところで何かあったかのどちらかだ。まぁ巴菜のことだから仕組んだのだろうとは良和の推察である。それは大当たりだったようで、しばらくの間を置いた後、渋々と巴菜が口を開いた。

「・・・仕組んではいませんが、この写真を撮らせたことは確かですね。」
「お認めにはなるんですね。はあ・・・このせいで僕は秋良からねちねちと文句を言われましたよ。」
「ああ、綾乃さんが誤解されたのですね、うんうん、こうでなくては面白くありませんわ。」
「・・・・・貴方はなんでそう昔から秋良を苛めてばかりなんですか。」

良和は巴菜に顔を引きつらせた。巴菜は表情も雰囲気もおっとりとしているし間延びした言い方をしているから大抵は天然だと思われがちだ。だが、実際は気が強く、良和や秋良と互角で戦えるほど腹黒い。だからこそ、佐野家は巴菜を良和の婚約相手に値すると認めたのだ。双方の家にとって運が良かったのは、良和と巴菜が幼馴染で仲が悪い関係ではなかったという点だろう。
雑誌を読み終えた巴菜はつまらなそうに立ち上がった。座っている良和を見下ろした形になるが、良和は眉間の眉が寄ったままため息をついて座ったままだった。

「・・・さぁ、何故でしょうね。で、秋良さんはどうなされるおつもりなのかしら?」
「はぁ。とりあえず貴方がやったということは身の安全は問題ないということですね。秋良については、僕が直接綾乃さんと話をして誤解を解いてきます・・・だから、貴方はもう動かないでください。それが今回のお願いですよ。」
「あら、私が動いたらダメなのですか?」
「ええ。綾乃さんはかのマリン貿易会社の一人娘です。彼女の性格上、親や会社に影響することはないと思いますが、念のため気を付けてください。」
「・・・それもお調べになったのですね。ふうん・・・解りましたわ。話はそれだけですの?」
「もう一つだけ。」

そう言いながら、立ち上がった良和は巴菜を抱きしめてほっぺにキスをした後、耳元で囁いた。

「・・・あんまり僕を困らせないでください。とっくに巴菜は僕のものだし、結納まで済ませた今、この婚約は決定事項です。今さら解消はできませんよ?」
「そうですわね~。両親が私の意思を無視して旅館を大きくするために決めた話ですもの、覆ることはないでしょうね。」
「貴方がこの婚約に未だに不満を持っているのは存じています。だからこそ、貴方は輪の婚約者である藍ちゃんを盾にしてずっと婚約を断っていたでしょう。まぁ、それも輪の結納をきっかけに終わって、正式に我々も結納できたわけですが・・・。」
「あれにはびっくりしましたわ。まさかのどんでん返し。おさまるところにおさまったというべきなんでしょうが・・・。ん~、気が削がれたのでもう帰りますね。」
「巴菜さん、気を付けて帰るんですよ。なんならついて・・・」
「お断りしますわ。あーあー面白くないです~~。」
「面白さは求めないでください。とにかく巴菜はじっとしていてください、お願いですから。」

良和はもう一度とほっぺにキスした後、巴菜を解放した。巴菜はつまらなそうに、それでも良和に手を振って道を真っすぐに歩いていった。腕を組みながらさっきまでの会話を思い返していた。

「・・・うーん、綾乃さんも満更じゃなかったと、ふむふむ。これは近いうちに、秋良さんが動きそうですね。となると、私がやるべきことは・・・。」

佐野家のみんなには話していないが、綾乃とは・・・いや、正確には綾乃の家族も含めて知り合いである。だが、これは巴菜のカードなので言う気はない。さしあたり、さっきの良和の話には返事をしていないから、約束したわけではないと解釈しようと巴菜は舌を舐めながらスマホを取り出した。

「うふふ、じっとしてくださいとは言われたけれど、了承はしていないものね。さぁ、レッツ、ショータイム!!」

ちいさく消えていく巴菜を見送った良和は先ほどよりも深いため息をついた。

「やっぱり、なんか秋良に対してなんかの感情を持っていそうな気がするんですけどね・・・恋愛感情じゃないことを祈りたいですが・・・うう、秋良も秋良だ。僕が巴菜に片想いをしていることを知って親に言いつけるんだから。どうせ婚約するなら、僕の口から言いたかったですよ!何だって、小学生で婚約・・・ああ、うん・・・確かに、秋良に相談した僕が悪い。悪いけれど、さすがに巴菜の意思を無視するとは思わなかったし。しかも、巴菜の親の意思優先で余計悪化したじゃないですか。」

未だに覚えている。婚約が決まったと言われたのは、小学生五年生の時。俺は驚きと共に嬉しさがあったけれど、巴菜は話を聞いた時、泣いて家を飛び出したらしい。巴菜の両親が慌てて探したが、三日どころか一週間ほど戻ってこなかった。それを伝え聞いた秋良と俺と輪の三人でなんとか頑張ってようやく見つけた先は北海道のラベンダー畑。なんでそこに!と思うが、とにかく一人でそこまで行けるぐらい巴菜は賢かったし強かった。
巴菜一人で北海道まで行ったことを知った親は、さすがお前が選んだ人間だと笑っていたが、家出されるぐらい嫌がられているという事実に気づいていた僕は打ちのめされた。
そして、それまでは打ち解けていたのに、その日を境にひたすらひたすら敬語で接される日が続いた。それに気づけば自分もすっかり敬語が板についてしまうという悪循環。

「・・・いつになったら、僕は巴菜と普通にしゃべれるようになるんでしょうね。もうほっんとうに秋良が恨めしいですよ。とりあえず、秋良にはさっさと綾乃さんとくっついてもらわなければ。」


とりあえずは秋良にはさっさと婚約してもらわないとこっちも困るのだからと良和はスマホを取り出した。


お互いの思惑がすれ違ったのか実ったのか解らないが、この日から2週間後、巴菜は憮然とした表情で佐野の双子と向かい合っていた。隣には良和もいたが、目の前に元凶である秋良が立っていたからだ。しかもここは巴菜の住むマンションである。しかも、ゆっくりと休めるはずの休日。

「・・・何故こちらに?」
「うっ・・・そんな目で見ないでくれよ。頼みがあってきたんだ。良和、お前からも!!」
「はいはい・・・巴菜、入れてもらえますか?」
「どうぞ。」

はぁとため息をついてリビングまで誘導する。珈琲を三人分用意した巴菜はもう面倒とばかりにさっさと話を切り出した。

「はい、封筒です。」
「・・・・へ?」
「綾乃さんのお父様とアポはすでに取ってあります。後は貴方があちらに向かうだけ。日程は勝手にこちらで決めたので、貴方が自分の方を調整してください。」
「は、巴菜!!!すげぇ、なんで俺が頼もうとしていたことがわかるんだよ?」
「金額はこれぐらいで。」

電卓を覗き込んだ秋良はしかめ面で指を差すが、巴菜は応じないとばかりに首を振った。

「・・・・・・・・・もうちょっとまけてくれよ。」
「愛する人の父さんと直接会う機会など、コレを逃せばもうないと思うのだけど、そうですか、残ね・・・。」
「くっ・・・わ、解ったよ。言い値を振り込んでおく。」
「毎度ありがとうございます~。サービスで一つ情報を。あちらのお父様は最近、国際経済にも興味を持たれているみたいですよ。」
「うっ・・・勉強しろってことかよ。了解・・・しっかし、さすが国際ジャーナリスト。今の会社も委託先の一つなんだろう?」

秋良が感嘆する声など聞きたくないとばかりに巴菜は笑顔でシャットアウトした。

「もう話は終わりですわね、ととっとお帰りなさいませ、秋良さん。」
「相変わらずだな・・・お前は。ったく、俺は帰るけれど、良和は久々なんだからここにいろよ。幸い家も近いから歩いて帰る。」
「そうさせてもらいます・・・はい、気を付けて帰ってくださいね。」

ぐったりと手を振っている良和も多分秋良に振り回されたのだろう、疲れている表情だった。
ご苦労様なことだと巴菜は内心で同情した。封筒をしっかり持って帰っていった秋良を見送った後、珈琲を入れ直して、良和に話しかけた。

「大丈夫ですか、良和さん。」
「・・・・・スゴイですね、巴菜は、もうそこまで予測できていたんですか。」
「ええ、でも、私の予想だと、もう少し早く来るかなと思っていたんですけど。・・・思っていた以上にまごついていたみたいですね。」
「かなり強固なセキュリティに守られていましたからね。特に、僕が綾乃さんと会ってからさらにセキュリティが強化されたように思います・・・輪も俺も腕をあげないとなとやる気になっていました。」
「まぁ、秋良さんが婿養子となれば、輪君が跡取りになりますしね。」
「・・・・巴菜、何故そこまで詳しいんですか?」

もしかして秋良のことが気になって?という良和に巴菜はあきれ顔で口を開いた。

「そんなわけありませんわ。・・・・まぁ、とある方からの情報ということにしておきますわ。それよりも、何故私を抱きしめているんですか?」
「僕にだって癒しを求める権利はあるんですよ・・・巴菜、巴菜。」
「人をそこらへんにあるような花みたいに連呼しないでください・・・あら、宅急便かしら?」

しぶしぶと巴菜を腕から外して開放した良和はふと、ソファーに置かれた手紙に目を止め、驚いた。

「・・・え。」
「やっぱり宅急便・・・ってそれは!!」
「・・・・巴菜、この手紙・・・・綾乃さんからですよね?ということは、綾乃さんと繋がりが?まさか、綾乃さんは佐野家のことを知っていた上で秋良に近づいたってことは・・・・いたっ!!」
「・・・その発言は、私や綾乃をバカにしたとみなしますよ?私が情報を漏らしたとでも?綾乃が佐野家の名声に惹かれたとでも?」
「いや、失言でした。そんなつもりはなかったんです。その、動揺して・・・。」
「・・・・幼稚園の幼馴染で、綾乃が転校してからはたまに会う関係なだけです。もう帰ってください。」

巴菜は泣きそうな顔をしながら良和に帰るようにいい、リビングから押し出して鍵をかけた。良和の叫ぶ声が聞こえたが、無視してソファーに横になった。

「・・・・どうせ、政略結婚だものね、信用なんかされていないか。どっちのみち、明日からアメリカだし、しばらく顔を会わせなきゃ大丈夫だよね・・・・。」

巴菜はポツリと呟いた後目を閉じた。いつしか良和の声は聞こえなくなっていたからもう帰ったのだろう。認識した後、眠気に負けてそのまま眠りについた。次の日の朝、すっきりとした顔で巴菜は取材のためさっさと海外へと飛び立った。


・・・・スマホの電源をシャットダウンして家に放置したまま。




そのことに気づいた良和が過去を思い出して真っ青になるまであと9時間。




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~

紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。 そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。 大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。 しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。 フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。 しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。 「あのときからずっと……お慕いしています」 かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。 ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。 「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、 シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」 あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

ホストと女医は診察室で

星野しずく
恋愛
町田慶子は開業したばかりのクリニックで忙しい毎日を送っていた。ある日クリニックに招かれざる客、歌舞伎町のホスト、聖夜が後輩の真也に連れられてやってきた。聖夜の強引な誘いを断れず、慶子は初めてホストクラブを訪れる。しかし、その日の夜、慶子が目覚めたのは…、なぜか聖夜と二人きりのホテルの一室だった…。

俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う

ラヴ KAZU
恋愛
藤城美希 三十八歳独身 大学卒業後入社した鏑木建設会社で16年間経理部にて勤めている。 会社では若い女性社員に囲まれて、お局様状態。 彼氏も、結婚を予定している相手もいない。 そんな美希の前に現れたのが、俺様御曹司鏑木蓮 「明日から俺の秘書な、よろしく」 経理部の美希は蓮の秘書を命じられた。     鏑木 蓮 二十六歳独身 鏑木建設会社社長 バイク事故を起こし美希に命を救われる。 親の脛をかじって生きてきた蓮はこの出来事で人生が大きく動き出す。 社長と秘書の関係のはずが、蓮は事あるごとに愛を囁き溺愛が始まる。 蓮の言うことが信じられなかった美希の気持ちに変化が......     望月 楓 二十六歳独身 蓮とは大学の時からの付き合いで、かれこれ八年になる。 密かに美希に惚れていた。 蓮と違い、奨学金で大学へ行き、実家は農家をしており苦労して育った。 蓮を忘れさせる為に麗子に近づいた。 「麗子、俺を好きになれ」 美希への気持ちが冷めぬまま麗子と結婚したが、徐々に麗子への気持ちに変化が現れる。 面倒見の良い頼れる存在である。 藤城美希は三十八歳独身。大学卒業後、入社した会社で十六年間経理部で働いている。 彼氏も、結婚を予定している相手もいない。 そんな時、俺様御曹司鏑木蓮二十六歳が現れた。 社長就任挨拶の日、美希に「明日から俺の秘書なよろしく」と告げた。 社長と秘書の関係のはずが、蓮は美希に愛を囁く 実は蓮と美希は初対面ではない、その事実に美希は気づかなかった。 そして蓮は美希に驚きの事を言う、それは......

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

処理中です...