婚約破棄という茶番劇とは何ぞや

巴月のん

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婚約破棄という茶番劇とは何ぞや

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「ああ、非常に非常に嘆かわしい。ねぇ、聞いてくれるかな、ブルーネ」



はぁ・・・この国の記念すべき創立110周年記念式で、一体何ををやらかしてくださっているのですか、我が婚約者にしてこの国の王太子であせられるクルパー王子は。
きんびらやかな金髪の一本に束ねた髪を馬の尻尾のごとく振り回し、薔薇を口に咥えながらくるくると舞っているあなたの姿にあきれて何も言えませんわ・・・。
ここにいる皆様が眉をひそめているこの状況にどうして気付かずにスポットライトを浴びたような気分で喝采を求めようとしている貴方の姿は非常に滑稽ですわよ?
ご覧になって?皆様しらーっと冷めた目で見ておいでなのですよ?パチパチと手を叩いているそこなる令嬢以外は、ですけれども。

「私は大変残念でならないのだよ。我が婚約者とあろうものが犯罪を犯すなどど!」

しかも、まだ殿下たちが登場しておられないこの社交場で、パートナーとして申告していない令嬢をお連れになっていらっしゃるし。

(私を婚約者と呼ぶあたり、自分の立場は理解してらっしゃる様子なのに、一対何故こんな真似を・・・)

腕を組み、彼の思惑を一生懸命考えようとするがどうしても理解できない。ちなみに彼の後ろに隠れている令嬢はちらちらとこちらを涙目で見つめてきている。ひじょーにもうしわけないのだけれど、この視線が少々・・・いえ、かなり鬱陶しいことこの上ないわ。

「クルパー王子、そちらにいらっしゃる方はニセーパイ様とお見受けしましたが?」
「そうだ、我が最愛のニセーパイだ。当然君なら気付くと思っていたよ」
「・・・はぁ。それで、私が犯した犯罪とはいったい?」

バカバカしくて聞きたくもないのだが、聞かないと彼の茶番劇が終わらないのだからしょうがなく付き合うことにする。
我が意をえたりとばかりになぜかくるりと一回転してポーズをとっておもいっきりタメをつくって時間を無駄にしてくれたクルパーは予想通りの内容を告げた。

「ブルーネ、とぼけるつもりでも、私のこの目は誤魔化せないよ・・・!君は間違いなく罪を犯したのさ、我が最愛のニセーパイを虐めるという醜悪かつ許されぬ大罪をね!」

(・・・ここまで予想通りだともはや笑いも出てきませんわね。そもそも、そこなる令嬢の言いなりになっている時点で、王太子としての立場もかなーり危ういことにも気づいていませんしね)

「ということで、このクルパーはたった今、おうっ・・がっ?し、舌が!!と、とにかく、とにかくっ、王太子という名において、そこに立っている極悪人であるブルーネと婚約を破棄することを宣言し、我が新たなる婚約者として、ニセーパイを迎え入れる!」

クルパーはいろんな意味で愚直・・・いや、馬鹿正直・・・ゲフン、大変素直な王子様であせられた。なんと、ニセーパイ令嬢を国王陛下や王妃様に「結婚したい」と紹介したというのだ。それが二日ほど前。そして、慌てふためいた両陛下から連絡が届いたのがつい昨日。

そして、たった今、彼は間抜けにも私に対して婚約破棄を突き付けていらっしゃる。

(ああ、頭が痛いですわ・・・・)

事前に王や王妃から謝罪を受けていたとはいえ、ここまでバカバカしい茶番に付き合わされてごらんなさいませ、いくらなんでも眩暈がいたしましてよ・・・。

「断っておくが、言い逃れなどできぬぞ!ニセーパイが証拠をこれでもかと掴んでおるからな!!」
「・・・当然、国王陛下にはお伝えなさったと思うのですが」
「無論だ。父上・・・いや、陛下は大変慈悲深いお方だ。我々を哀れんでくださった」

(でしょうね。馬鹿息子にあきれて、これまでの育てを悔いても遅いと気付くも手遅れだと国王陛下は涙を流して私の父に詫びていたし、王妃様ですら何も言えなかったと涙ながらにおっしゃっていましたもの)

あ、申し遅れました。わたくし、この国の宰相の娘であるブルーネ=サイッショーと申します。以後お見知りおきを。
え、随分平然としていらっしゃって気丈に振る舞っているように見えると?
いえいえ、これでも自尊心は木っ端みじんですわよ、おほほ。それでも、わたくしは宰相の娘として、そして貴族の端くれとして、涙を流してハイ退場なんて無様な醜態を晒すつもりはございませんのよ、おーっほほほ!
ここはわたくしの華麗なる反撃をお見せするときだと内心いき込んでおりますわ!
まずは、一手打ちましょうか・・・クルパー様は腐っても王太子殿下ですもの。それなりの手は考えていらっしゃるはず。一応の敬意を表して、このブルーネがお相手しますわ!

「証拠がおありだとおっしゃいましたわね?私には何分自分の犯した罪が理解できませんの。申し訳ございませんが、その証拠をお見せいただけますでしょうか」
「はっ、相変わらずしらじらしいね。これだからブルーネは・・・。聞いただろう、ニセーパイ!例のあれを見せつけてやってくれ!パチンっ!」

・・・指を鳴らす音を何故口で表現したのかわかりませんが、そのウインク?になっていない片目つぶりは見苦しいですわよ?
ニセーパイは先ほどまでの健気な姿と打って変わった強気な姿勢でボロボロになっている制服とずたずたに切り裂かれて原型をとどめていない教科書を披露してみせた。

「・・・まさかと思いますけれども、それが証拠なんですの?」
「そうですわ!これらは私のものですけれども、貴方がやったのでしょう?こ、こんなひどいことを平気でなさるだなんて・・っ・・・!!」
「その通りだ。こんなズタズタにっ!これでもかと!君はっ、よほどっ、彼女に恨みがあるんだろう!?いやっ、みなまで言わないでくれ・・・これは私のことでやっかんでいたのだろう・・・」
「気をお確かに・・・!きっとこの方はクルパー様をお慕いするあまり、私を虐めたのだと思います。でも、でもっ・・・私は貴方がいればそれでいい。この目の前の令嬢をどうか哀れだと思って・・・!!

ライトが当たってるはずもないのに、自分たちが主役とばかりにくるくるっと回りながら二人してポーズをとりながら踊っている姿にこの場にいた誰もが思ったことだろう。今まさしくこの場にいる全員の想いは半端なくこれ以上なく一つになっていたと断言できる。

( う っ と う し い !!!!!)

「・・・それはあなたがいじめられた証拠であり、わたくしがやった証拠にはなりませんわ。それよりも、こちらの魔法具をご覧になってくださいませ」

はぁとため息をついたブルーネは執事が持ってきた水晶に手を当てて、映像を映し出した。壁に当てられた映像に映っていたのは、かのニセーパイが暗い教室の中でくふくふとわらいながら自分の教科書に鋏を突き刺し、制服を切り裂いている様子だった。

『くふふふふ、これで、あの女は婚約破棄でこの国を追い出されるのよ!!そうすれば私が王太子妃となり、そしていずれはこの国の王妃に!』

「・・・あら、こちらの令嬢、どうみてもあなたですわよね、ニセーパイ様?」
「ぎっ、ぎゃああしいぁdkぁれあれれあ!!!!!!なだfdgせあ!!!」
「おちつくのだ、我が愛しきニセーパイよ!これはあやつの策略だ!大方偽物でもしたてあげたのであろう!」
「はっ!い、いけない私ったら、はしたない姿を・・・。ええ、もちろん偽物に決まっているわ、きっとそうよ!」
「ではお次はこちらの映像を・・・」

次に切り替わったのは、ドアップな顏。見るからに目が線。鼻も低く、これといった特徴のない平凡な顔をした令嬢が起き上がった姿。
それを見たニセーパイは瞬間に真っ青に染まったが、他の人間はこの令嬢が誰か気付いていないようだ。そして、この糸目の令嬢がふとめの身体に紐を巻き、これでもかと細くしたあと、ドレスを着て、ドレッサーに座り化粧を始めた時・・・まさかと周りがざわつく声がちらほら出て、視線はニセーパイへと集まっている。

(そう。さすがに気付いたようね。この糸目の顏がニセーパイの素顔だと)

本当はここまで晒すつもりはなかったが、この後に出てきた彼女の言葉が到底許せなかったのだ。よりによって私の名前を間違えるとかないわーないわねー!

『はーいやんなるわぁ。この美女を前にして引き下がらないってどんだけ終わってるのかしらね、なんだったかしら、ブル・・・ブルーグ・・・いえ、ブッルーネだったかしら?どうせあの胸も入れ物でしょうよ。ふん、王家の奴らぐらいこの化粧でいちころに決まっているわ。まずは、クルパー王子を堪能してそのあとは・・・本命の第二王子である彼を・・・ぐふふふ』

息荒くも鼻穴がドアップになったところで、映像が止まった。(いや、止めたともいう)当然それを嫌がったニセーパイは慌ててブルーネにつかみかかろうとした。
わなわなと震え、髪の毛を振り回して手足をかさかさ動かすその姿に百年の恋も褪めようというもの。

「ぎゃいだkだだだlだ、ゆるさんゆるさぬ・・・ブルーネ、よくもぉおおおおおお!」

ばっと飛び上がり、ブルーネ目掛けて襲ってきたニセーパイだったが、哀れにもその攻撃は阻止された。

「やれやれ、実に醜悪だな。目の前にいる不愉快なる獣を押しつぶせ」

いきなり現れた魔法陣によって地面に空気で押し潰されたニセーパイだったが、その目に宿ったのは怒りでもなく敗北の色でもなく狂気の喜び。

「ふぃうだkだ、ああっ・・だ・だき、きてくださ・・・った・わが・・うんめいの、お、おーじさま!」
「黙ってくれ、まったくわが兄上の目はかなり腐っているとみえる」

言葉にならない声を遮ってクルパーに近寄ってきたのは、誰もが認めるこの国の第二王子であるテンサー王子であった。
兄と同じように金髪だが、顔立ちは軍に属しているせいか精悍な顔立ちだ。
誰もが歓声をあげ、先ほどまでのいたたまれない空気が噓のように安堵の笑顔が広がっていた。さすがはテンサー王子。空気を読んでの登場にわかっていらっしゃるとブルーネも内心で安堵した。

「テンサー王子殿下、お久しゅうございますわ。まことに恐れながら討伐に行っておいでだったのでは?」
「久しぶりですね、ブルーネ令嬢。ええ、本来なら一週間後に帰る予定でした。しかし、国王陛下から緊急だと呼び出されたのですよ。継承の儀式と発表のために」
「なるほどわが父が・・・・ん?いったいどういうことだ?」
「兄上、何を言っておいでてす。もちろん代替わりのために決まっているじゃないですか」
「おお・・・では、父上はようやく地位を譲ることを決めたのだな!ということは、これで私が名実と共に国王となるというわけだね!」

解りやすく薔薇を大量に撒きちらながら笑顔を見せるクルパーだったが、テンサーの一言で岩となり石となり砕け散った。(しかしいったい薔薇はどこからわんさかと・・・)

「いいえ。兄上を王太子から廃し、僕を正式に王太子として据えることと、2年後に父上が退位するということについての発表だと聞いております」
「なだdふぁdふぁdふぁえあ!!!!」
「ど、どういうことなのよ!こっちのクルパーが王太子なんでしょ!!」

とちくるったクルパーを押しのけて喚くニセーパイだが、そんなのがテンサーに通用するはずもない。
ちなみに、彼らの会話を見守っていたブルーネは相手をするのも面倒になったのか執事が差し出してきた椅子に座り、優雅に紅茶を飲んでいた。

(確かにそいつはきょぬー好きだが、お椀を入れた胸を押し付けても何の意味もないよ?)

なんてことをブルーネが考えていることなど露知らず、喚き散らしているニセーパイだったが、テンサーが指を鳴らした瞬間、真っ白に固まってしまっていた。
ドレスが一気に切り裂かれ、下着・・・・いや、少し広めの紐で締め上げ巻いたミイラ姿が曝け出された。ちなみに、ニセーパイの足元にはカラーンと音を立てて落ちたお椀も。

「・・・ついでに化粧も剝がしてあげたよ。これで身も心も綺麗になっただろう。ところで、兄上?」
「なっ、な、なんだ!」
「このたびはブルーネ令嬢との婚約破棄及び、ニセーパイ令嬢との婚約おめでとうございます。婚約後は結婚を見据えて、ニセーパイ様の故郷で領地を開拓し、領主となられるとか。困難な道をお選びになるとはさすが兄上です。寂しくなりますが、どうぞお健やかに」
「ああ・・・・・・ん?ま、まて、りょ、りょーしゅだと?」
「はい。好いた令嬢のため王位すら捨てるとはさすがです。反対派も多かったのですが、この覚悟を聞いて美談だと称賛した貴族も増えたので兄上の望みは叶いそうですよ!
良かったですね・・・もっとも、ニセーパイ令嬢の方も大変だとは思いますが」
「ひ、ひっ?」
「確か、ニセーパイ様の豪遊で借金があるとお聞きしました。確かに美貌を保つためには・・・並々ならぬ苦労も・・・・おありでしょう。今の姿をみればその大変さ、辛さはよくわかります。しかし、これからはそんな苦労も不要でしょう。なにしろ、スレンダーなあなたを愛した兄上が傍にいるのですから。さぁ、皆様、彼らの美しい恋愛を祝福し、新たな旅立ちを見送って歓迎しようではありませんか」

どう見ても楽しんでいるとしか思えないテンサーの押しつけがましいぶべ・・・ゲフンゲフン励ましの言葉に感動したのだろう、クルパーもニセーパイも床に膝をつき、項垂れて涙を流していた。

(テンサー王子もあの二人には苦労させられたと聞いているから多分嫌がらせかうさばらしか・・・いえ、両方でしょうね。まー私には無関係だからいっか☆)

ええ、私は部外者だからいいわ~そう思っていた時もございましたわよ?聞き流して優雅にお茶を飲んでいたというのに、この後のテンサーの言葉に舌を嚙み、あまつさえドレスまで汚してしまったのは今となっては・・・・ふっ・・・。

「ところで、兄上が婚約破棄したということはブルーネ令嬢は自由の身。それならば、ブルーネ様を僕の婚約者にしたいと思います。構いませんよね、国王陛下、王妃陛下?」

ざわっと驚く周りと思いっきり紅茶を拭いた私が呆然と立ち上がっていた最中、陛下のおなり~とばかりに曲が鳴り、気付けば、国王陛下と王妃様が玉座に座っていた。
いつの間に!と驚く周りをよそに国王陛下は咳払いした後にとんでも発言をした。

「ゴホン。この記念すべきこの日に我が息子が多大な迷惑をかけたことをまずは詫びよう。そして、もう経緯については述べるまでもなかろう。このような状況により、皇太子の変更があったことも合せてお詫びする。だが、この記念すべき日をもって我が国はさらなる発展を得られることも確かだ。さぁ、テンサー王太子と婚約者のブルーネ令嬢に乾杯!」

(完全に婚約者認定やんけ!あんたら、なし崩しに流すことにしましたねっ!?ちょ、みんななんで目を逸らしてるのよ!両陛下、私きーてないんですけどっ?そういうことは昨日言っておいてもらえますかね!!!!!!???)

魔法でドレスの汚れを払っている間にも乾杯の儀が行われ、さくさくっと式が進んでいった。もうどうにもなーれとばかりにブルーネは乾いた笑いを浮かべながら貴族達に挨拶して回っていた。
え、クルパーとニセーパイ?ああ、あの二人なら紐でつながれてドナドナされて行きましたわ。

(きっと投獄された後、明日にでもニセーパイ令嬢の故郷に出発されるのでしょうね。ええ、どうかお幸せにーーー)

棒読みで遠い目をしていたブルーネの隣に影ができた。見たくもないが、横を見るとやはりそこにいたのは麗しのテンサー王子。

「・・・テンサー王子。最初から図っていましたわね?」
「何のことかさっぱりわからないよ、ブルーネ」
「・・・くっ、あのクルパー王子と二択で選べと言われたら貴方を選びますけれど・・・ひっじょーに納得いきませんわ!」
「君は宰相の秘蔵の娘だ。その類まれなる知識と頭脳は我が国にとって失えない宝。それに、僕にとっても君は大事な婚約者だ。当然大事に愛し続けることを誓うよ」
「・・・あなたがきょぬー好きだということを知っている幼馴染としてはそのセリフがどうしても噓っぽく聞こえて仕方がありませんわ」
「あはは、そこは政略結婚ってことで諦めてね。それに、僕のきょぬー好きは君が発端だからね、責任をもって処理してもらえると助かるよ」
「解せぬ!!」
「どうでもいいけれど、飲みすぎじゃない?また酔っぱらってしまうよ」
「別にいいわよ、もう泊まって明日帰るし」
「・・・それなら、まぁいいかな」
「ええ、本当に疲れましたしね」

いろんな意味でと続かない言葉は果たして空間の果てまで届いただろうか。ヤケ酒を飲み続けたブルーネだったが、この後酔っぱらってテンサー王子にお持ち帰りされる未来が待っているとは思ってもいないだろう。

「あーもー今夜は眠れそうにないわ・・・」
「いろんな意味で(今夜が)楽しみだな・・・あ、ダンスが始まるな」
「ソーデスネ」

そんな未来が待っているとは思っていないブルーネはぶつくさいいながらも、テンサー王子がダンスの誘いとして差し出してきた手を振り払うことなく自分の手をのせた。


「それでは、つれない我が姫、お手を拝借しても?」
「はいはい、のせられて差し上げますわ、王太子殿下」



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感想 2

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みんなの感想(2件)

八波草三郎
2019.03.12 八波草三郎

申し訳ないけど、いわゆる婚約破棄ものを僕は読んだことがありません。ストーリーラインとしては、これがテンプレートに近いものだというのは分かります。
チートものでいえば、典型的な「ざまぁ展開」(これも僕は正しく理解しているかどうか?)な感じがします。颯爽と現れた王子様にかっさらわれていく。乙女ゲーム的な要素も含まれているのですね。

感想としては、知的な展開ながら女性の夢が表されているといったところでしょうか?

気になったのは、処理(意味深)の内容ですが(笑)。

2019.03.12 巴月のん

読んで下さりありがとうございます(`•∀•´)
婚約破棄の話は最近人気で、似たような話がわんさかあります。
基本的に、ヒロインが婚約破棄されるが、最終的に素敵な彼をゲットしてハッピーエンドになるまでがテンプレですね。
私が書いたのもこれに該当します。
最近はざまぁ展開も多く、婚約者や誘惑した悪役令嬢にスポットライトを当てた小説もあるぐらいです。
確かに女性が好む王道的な話といえます。
ちなみに、わしの小説はコメディ風で知的な内容は皆無(笑)
キャラの名前もふざけたものばかりですし。
処理(意味深)の内容はもう想像におまかせしますとも・・・ちなみに、ヒロインはお椀が不要なぐらいのきょぬーでござるゲフンゲフンw

解除
ひろか
2019.03.12 ひろか
ネタバレ含む
2019.03.12 巴月のん

ひろかさん!
ありがとうございます(๑•̀ㅂ•́)و✧
笑いを我慢しながら打ち続けたかいがありました(´꒳`*)
腹筋、お大事に(笑)
朝から読んで下さりありがとうございます(๑•̀ㅂ•́)و✧
ちなみにクルパーやニセーパイのことは傍観してにやにや楽しむぐらいには好きですw

解除

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