個性派JK☆勢揃いっ!【完結済み】

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第一章 高校一年生(一学期)

しせん(朔良)

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 ――なんだか視線を感じる。
 射殺すような視線ではなく、むしろ熱っぽい視線ではあるが……どうにも居心地が悪い。
 しかもずっと見られているような気さえする。

(まさか、ストーカー?)

 朔良は割と男女両方に好かれるタイプだ。
 性格はサバサバしていてしっかりしているし、女子力が高くて可愛いものが大好きだから。
 そんな朔良が告白されることは珍しくない。

 だが、束縛されることを嫌う朔良は、その告白を全て断ってきた。
 それがまさかストーキングされることになるとは。

「……めんどくせぇ」
「どうしたの? 朔良」
「うわあ!? びっくりしたぁ!」

 朔良は突然かけられた声にびっくりして飛び上がった。
 美久里はそんな朔良の様子に目を丸くする。

「そ、そんなびっくりしなくても……」
「あ、あぁ……ごめん。――って、お前またかよ!?」
「え、なにが??」

 もうこれは尊敬するしかないだろう。
 美久里のくせっ毛の強さには。

「今度は前衛芸術家が作ったアートみたいになってるぞ……」

 テーマがなんなのか、凡人には理解できないが。
 重力に逆らって伸びる髪の毛は、芸術家たちが褒め称えるレベルだろうと思う。

 朔良は携帯用のクシで、美久里の髪を整える。
 近くにあった公園のベンチに腰掛けて、朔良は美久里に問う。

「もしかしてあたしが感じてた視線って……美久里か?」
「えっ……!」

 その問いかけに、美久里は明らかに動揺している。
 もしかして、美久里は朔良のことが好きなのだろうか……

(いやいや! んなわけないだろ!)

 だけど、もしそうだとしたら……その時はどうすればいいのだろう。
 朔良は誰かのものになる気はない。
 だけど、美久里を傷つけたくはない。

 朔良がそのことに葛藤している間、美久里が覚悟を決めた様子で自分の胸の内を告白する。

「あ、あのね……その……さ、朔良ってスカート短いじゃん? だ、だから……その……中が見えちゃって……言おうかどうか迷ってたんだ……」

 美久里は顔を真っ赤にさせながら、萌え袖の部分を口元に持ってくる。
 それとは対照的に、朔良は血の気が引いた様子で顔を真っ青にさせた。
 そして急激に顔を沸騰させ、スカートを押さえた。
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