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第一章 高校一年生(一学期)
るーれっと(葉奈)
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学校を決める時、何かしらの理由があると思う。
それは進路のことだったり、自分のやりたいことがある所だったりする。
「ねぇ、みんなはなんでこの学校選んだの?」
「あたしは……まあ、地元じゃなければどこでもよかったな」
「私は大学に行きたくて……その推薦をもらえるところがよかったんですよね」
「僕は学校と家がわりと近めだからね~。通学する時楽かもと思って」
美久里、朔良、萌花、紫乃がそれぞれ話す。
その会話を、葉奈はエメラルドグリーンのような瞳で携帯を見ながら聞いている。
それほど興味はなかったが、みんなが話している場所が自分の席と近かったせいか、耳に入ってきたのだ。
(みんなそれぞれ理由があんすね……)
葉奈はあまり、進路のことについて考えていない。
いや、『考えなくても大丈夫』と言った方が正しいか。
「……お? それ、魔央の缶バッジじゃん!」
葉奈がスマホゲームに夢中になっていると、朔良が声をかけてきた。
そんな朔良の声に、一緒にいたみんながそれぞれ反応する。
「え、今なかなか手に入らないやつ……」
「すごいですね! いいな~……羨ましいです……!」
「へぇ~……これ触ってもいい~?」
一気に集まってきたクラスメイトたちに、葉奈は緑色の短い髪を揺らして戸惑う。
「え、あ……どうぞどうぞっす」
紫乃の問いに、葉奈は手のひらを見せて筆箱を差し出す。
すると、紫乃は本当に嬉しそうな笑顔を浮かべて隅々まで缶バッジを見つめる。
それを横目に、朔良が葉奈に向かって言う。
「っと……たしか、名前は葉奈だったよな? よろしくな」
「ああ、うん。よろしくっす!」
「でさ、さっきみんなで話してたんだけど、葉奈はどうしてこの学校入ろうと思ったんだ?」
挨拶を済ませると、早速朔良が問いを投げる。
すると、葉奈はなぜか楽しそうに口角を上げた。
そして、とんでもないことを言い放つ。
「ルーレットっすけど?」
「ルーレット!?」
葉奈の言葉を反芻する朔良。
その反応が面白かったのか、葉奈は声を上げながら笑う。
「いやー……候補がたくさんあって、迷うぐらいならいっそのこと運に任せようと思ったんすよねー」
「そんなんで進路決めていいのか!?」
みんながみんなそうなのだが、葉奈も初っ端から個性が溢れていた……
それは進路のことだったり、自分のやりたいことがある所だったりする。
「ねぇ、みんなはなんでこの学校選んだの?」
「あたしは……まあ、地元じゃなければどこでもよかったな」
「私は大学に行きたくて……その推薦をもらえるところがよかったんですよね」
「僕は学校と家がわりと近めだからね~。通学する時楽かもと思って」
美久里、朔良、萌花、紫乃がそれぞれ話す。
その会話を、葉奈はエメラルドグリーンのような瞳で携帯を見ながら聞いている。
それほど興味はなかったが、みんなが話している場所が自分の席と近かったせいか、耳に入ってきたのだ。
(みんなそれぞれ理由があんすね……)
葉奈はあまり、進路のことについて考えていない。
いや、『考えなくても大丈夫』と言った方が正しいか。
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「え、今なかなか手に入らないやつ……」
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「へぇ~……これ触ってもいい~?」
一気に集まってきたクラスメイトたちに、葉奈は緑色の短い髪を揺らして戸惑う。
「え、あ……どうぞどうぞっす」
紫乃の問いに、葉奈は手のひらを見せて筆箱を差し出す。
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それを横目に、朔良が葉奈に向かって言う。
「っと……たしか、名前は葉奈だったよな? よろしくな」
「ああ、うん。よろしくっす!」
「でさ、さっきみんなで話してたんだけど、葉奈はどうしてこの学校入ろうと思ったんだ?」
挨拶を済ませると、早速朔良が問いを投げる。
すると、葉奈はなぜか楽しそうに口角を上げた。
そして、とんでもないことを言い放つ。
「ルーレットっすけど?」
「ルーレット!?」
葉奈の言葉を反芻する朔良。
その反応が面白かったのか、葉奈は声を上げながら笑う。
「いやー……候補がたくさんあって、迷うぐらいならいっそのこと運に任せようと思ったんすよねー」
「そんなんで進路決めていいのか!?」
みんながみんなそうなのだが、葉奈も初っ端から個性が溢れていた……
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