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第一章 高校一年生(一学期)
しょっぴんぐ(萌花)
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葉奈と紫乃が出かけている頃、萌花たちもショッピングをしに隣町に来ていた。
隣町には大きなショッピングモールがあり、そこへ行きたいと朔良が言っていたので、ついて行くことにしたのだ。
「なぁ、これ萌花に似合いそう!」
「え、それは……ちょっと……」
眩しいほどの笑顔を浮かべた朔良が手に取って見せてくれたのは――いわゆるゴスロリ服。
派手な装飾、それに似合わぬ黒色の生地、ひらひらふわふわしてる如何にも女の子……と言う感じの服を手渡される。
「えー? 絶対似合うだろ。着てみろよ」
「絶対似合いませんっ!」
本気で思っているのかからかっているのかわからない言い草の朔良と、必死で抗議する萌花。
どこか微笑ましく感じられるのは気のせいなのだろうか。
萌花が妙な気持ちでいると、朔良が不意に口を開く。
「あたし……萌花と友だちになれて嬉しい」
そこにはいつものふざけた感じの笑顔ではなく、軽くはにかむ感じの笑顔を浮かべた。
「あ、そ、その……それは私も同じです」
萌花は照れ気味に顔を紅く染め、俯きながら言う。
すると、朔良はニヤリと笑い――
「そうだろ? だからさ、これ着てみてくれよ!」
「……はい?」
今度はまたからかうような笑顔に逆戻りする。
萌花はそれにどう対応したらいいのか分からず、狼狽えた。
もしかしてさっきのは自分にそう言わせるためだけに言ったことなのだろうか。
「あたしら友だちだろ?」
「いや、ちょ……それってなんか違いませんか!? それとこれとは別でしょう!?」
「えー? 別じゃないだろ。ほれほれ」
朔良はおもちゃで遊ぶ子どものようにはしゃぐ。
萌花をからかっている時の朔良は、本当に生き生きしていた。
だが、萌花は涙目で逃げ惑っている。
これも友情の一部……なのかもしれない。
隣町には大きなショッピングモールがあり、そこへ行きたいと朔良が言っていたので、ついて行くことにしたのだ。
「なぁ、これ萌花に似合いそう!」
「え、それは……ちょっと……」
眩しいほどの笑顔を浮かべた朔良が手に取って見せてくれたのは――いわゆるゴスロリ服。
派手な装飾、それに似合わぬ黒色の生地、ひらひらふわふわしてる如何にも女の子……と言う感じの服を手渡される。
「えー? 絶対似合うだろ。着てみろよ」
「絶対似合いませんっ!」
本気で思っているのかからかっているのかわからない言い草の朔良と、必死で抗議する萌花。
どこか微笑ましく感じられるのは気のせいなのだろうか。
萌花が妙な気持ちでいると、朔良が不意に口を開く。
「あたし……萌花と友だちになれて嬉しい」
そこにはいつものふざけた感じの笑顔ではなく、軽くはにかむ感じの笑顔を浮かべた。
「あ、そ、その……それは私も同じです」
萌花は照れ気味に顔を紅く染め、俯きながら言う。
すると、朔良はニヤリと笑い――
「そうだろ? だからさ、これ着てみてくれよ!」
「……はい?」
今度はまたからかうような笑顔に逆戻りする。
萌花はそれにどう対応したらいいのか分からず、狼狽えた。
もしかしてさっきのは自分にそう言わせるためだけに言ったことなのだろうか。
「あたしら友だちだろ?」
「いや、ちょ……それってなんか違いませんか!? それとこれとは別でしょう!?」
「えー? 別じゃないだろ。ほれほれ」
朔良はおもちゃで遊ぶ子どものようにはしゃぐ。
萌花をからかっている時の朔良は、本当に生き生きしていた。
だが、萌花は涙目で逃げ惑っている。
これも友情の一部……なのかもしれない。
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