個性派JK☆勢揃いっ!【完結済み】

M・A・J・O

文字の大きさ
41 / 239
幕間 様々なイフ

もしも美久里が○○な鬼だったら

しおりを挟む
 美久里は、一言で言うと鬼。
 妖怪みたいな感じだと思ってもらっていい。
 頭に角が生えていて、爪も長く尖っているが、それ以外は人間とあまり変わらない。

 ……さて、では美久里と美久里の大切な人の話をしようと思う。
 これは200年ぐらいに前になるだろう。
 美久里が本当に大切なものに気付けたのは。

 ☆ ☆ ☆

 むかしむかしある山奥に、二匹の鬼が住んでおりました。

 ☆ ☆ ☆

 美久里は、村の人達と仲良くしたかった。
 だけど、村の人たちはみんな美久里のことを恐がって、話を聞くどころか目も合わせない。

 だけど、美久里は諦められなかった。
 どんなに恐がられても、泣かれても、攻撃を受けたとしても……仲良くなりたかったのだ。

 美久里なりに色々模索してたのだろう。
 でも、どんなに頑張っても、村の人達は向き合ってくれない。
 美久里は悲しさに心折れそうになった。

 美久里はいつもの場所に来た。
 そこは、辺り一面草しか生えていない小さな丘。
 すぐ下には村の全てが見える。

 美久里は今日も、いつものように泣いた。
 声を押し殺し、誰にも聞こえないように。
 こんな所まで誰も来ないとは思うが、一応念の為だ。

「おねえ、また泣いてるの?」

 ――ほら、来た。
 それは、美久里がいつも飽きそうなほど聞いているあたたかい声。
 その声を発するのは……

「……ほっといてよ、美奈」

 思ったよりか細い声がでた。
 泣きすぎて声が枯れてしまったのだろうか。
 だが、そんなことはどうでもいい。

 美奈というのは、美久里の妹だ。
 そして、美久里が心を寄せている相手でもある。

「ほっとけないよ。私はおねえがいつもここで泣いてるの、知ってるもん」

 ……もっと泣かせる気か。
 美久里はそう思ったが、自然と涙は引っ込んだ。
 それがなぜかはわからなかったが、美久里は気分が良くなって、理由を探すのがどうでもよくなった。

 美奈は美久里の救世主みたいなものだと言っても過言ではない。
 美久里がそっぽを向くと、美奈は呆れたように「やれやれ」と呟いて美久里の隣に腰掛ける。
 そして、美奈はこう言った。

「よし、分かったよ。いい作戦を思いついたよ。これならおねえはもう傷つかずに済むかもしれない!」

 美奈はニッコリとした――純粋無垢な笑顔を美久里に向けながら、本当に嬉しそうにその作戦とやらを小声で話す。
 でも、それは……

「それって……美奈が傷つくかもしれないんだよ? それでもいいの……?」

 美奈の作戦はこうだった。

 まず、美奈が村に入って暴れ、村の人たちを困らせる。その後、美久里が「やめて!」と言って、美奈を止める。
 それで美奈が走り去っていった後、美久里は村の人たちに褒められ、恐がられなくなる……と言うものだった。

 だが、いくらなんでも渚が恐がられるのはちょっと違うんじゃないかなと思った。

「大丈夫だよ、おねえ。私はもうおねえに泣いてほしくないだけだから」

 美奈は恐れなんか知らないような、清々しい顔をしていた。
 美久里を心配させたくないのかもしれない。
 ……だからこそ、美奈の気持ちに答えたかった。

「ありがとう、美奈。じゃあ、その作戦……明日から決行にしよう」

 ☆ ☆ ☆

 美奈は、本当は恐かったんだ。
 でも、お姉ちゃんにはもう1人で泣いてほしくない。
 村の人たちと仲良くして、それでも何かがあって悲しい時は、村の人たちとその悲しみを分かち合って泣いてほしい。
 だから……

「がおー! たべちゃうぞ!!」

 慣れなくて震えている大きい声を出し、美奈は勢いよく村の人たちに拙く襲いかかる。
 それでも村の人たちは美奈が恐かったのか、必死で逃げようとする。

 こりゃ、美久里も恐がられるわけだ。
 でも、もう安心してほしい。
 美久里が恐がられる必要も、村の人達が恐がる必要もなくなるのだから。

 少し気が引けたけど、村の人たちの家を壊してまわる。
 こうでもしないと、自分でも胡散臭く思えてきてしまうから……

「やめてっ! 何してるの!!」

 ……どこからか美久里の声が聞こえた。
 ああ、やっと来てくれたのか。
 随分遅かったじゃかないか。
 美奈は誰にも気づかれないように、静かに微笑んだ。

 そして、美奈は美久里と正面から向かい合うようにして前を見る。
 美久里は悲しそうな、どこか怒ってるような顔をしていた。
 ごめんね、おねえ。全部おねえのためなんだよ。

「私を叩いてよ、おねえ。それじゃあおねえは幸せになれないよ?」

 美奈は村の人達に聞こえないように、小さな声で美久里に声をかける。
 美久里にだけは聞こえたみたいで、すごく驚いた顔をしていた。
 まあ、無理もないか……
 だって、今まで美奈は美久里に暴力を振るわれたことなんてないんだから。

 美久里は激しい葛藤に襲われていたに違いない。
 だって、迷ってるのが目に見えるから。
 早く、自分を叱ってよ。
 美奈は美久里の胸ぐらを掴んでこう叫んだ。

「あんた、私の邪魔をする気だな! 私はこいつらをここから追い出したいんだよ!! 邪魔するなら許さないからな!!」

 今度は震えなかった。
 やっと私は悪役になれた、そんな気がした。
 これでお姉ちゃんの役に立てるんだ。
 美奈は嬉しく思った。

 美久里も美奈の行動の裏を察したのか、目つきが鋭くなる。
 そして、美奈ははじめて美久里に叩かれた。
 ……結構痛いな、これ。

 「私がこの人たちを守ってみせる! 消えなさい、悪い鬼!!」

 そう言うと、美久里は何度も何度も美奈を叩く。
 そして、それがようやく終わると、美久里はこう叫んだ。

「今日はこれぐらいで勘弁してやる! でも次にこの人たちを襲ったら今度こそ許さないから!」

 それは、美久里の本心からの言葉だったのだろう。
 本気で美奈を怒ってる、そんな気がした。
 美奈には分かる。あれは激おこだ。
 やっと、演技じゃない美久里の本当の姿を見られた気がする。

「うっ……うわああああああん」

 美奈は泣くフリをしながら去っていく。
 おねえ、後はひとりで頑張ってね。
 おねえは、やれば出来るんだから。
 美奈は泣きそうになりながら、その場を後にした。

 ☆ ☆ ☆

「た、助かりました……なんとお礼を申し上げたらいいのか……」

 村長らしき人が、美久里の前に出てきてそう告げた。
 村長はまだ怯えているみたいだったけど、これは本心からの言葉だったようで、その言葉には重みがある。
 ズッシリと、心に深く突き刺さった。

 でもこれはあたたかくて、経験したことのないほどの優しさを感じた。
 美久里は違う意味で泣きそうになる。

「あ、いや、大丈夫ですよ……! 気にしないでください。私ははあなた達と仲良くできればそれでいいんです」

 美久里はなるべくいつも通りの口調で、あわあわとした態度でそう言った。
 じゃなきゃ、美久里の心が壊れてしまいそうだったから。

 ……それにしても、ネタばらしはまだなのだろうか。
 美奈は後でネタばらしをして、美奈も村の人たちと仲良くしようって言ってたのに。
 美久里は無意識に、分かりやすく首を左右に振って周りをキョロキョロと見渡していた。
 村長はニッコリと笑って、

「追いかけてやりなさい。彼女は君の大切な人なのだろう?」

 村長は初めから知っていたのだろうか。何もかも。
 ……いや、考えるのはよそう。
 変な方向に気を回すのは良くないだろうから。

 そうだ、美久里は美奈に謝らなくてはいけない。
 それで、感謝を伝えたい。いや、伝えなければいけない!なんとしてでも!!

「村長、ありがとうございます! 私、やっと大事なものわかった気がします……!!」
「ああ、行ってきなさい。必ず二人で戻っておいで」
「本当にありがとうございます……!!」

 そんな会話をしながら、美久里は美奈を追いかけた。
 待っててね、美奈。
 必ず迎えに行くから――!

 ☆ ☆ ☆

「……やっと見つけた。ここに来ると思ってたよ」
「なんで分かったの!?」
「分かるよ。だって、ここは私が前に泣いていた場所だもん」

 美久里は美奈を見つけ、話しかける。
 するとすごく驚いているような、やっぱり分かるよねと言うような顔をしていた。

 ごめんね、美奈。
 ようやく、やっと、大事なものが分かったんだ。
 美奈ならここに来ると思っていた。
 自分がいつもいた場所だから……と言ったら、自惚れなのかもしれないけれど。

 でも、いつもここにいた美久里と、いつもここに探しに来てくれた美奈。
 だからこそ、美奈ここに来たんだと思う。
 今度は、逆の立場になったんだ。

「ごめんね、おねえ。私、村の人達に悪いことしちゃったから……もうここにはいられないよ……」

 美奈は悲しそうで、どこか消え入りそうな顔を浮かべていた。

 そんな顔しないでよ。
 今度は自分が美奈を守るから。
 そんな事言わないでよ。
 美久里は美奈と一緒にいたいのに。

 そんなことを考えていると、不意に泣いているような笑い声が聞こえる。
 顔を上げてみると、渚が泣き笑いを浮かべながらお腹を押さえていた。

「おねえ……声に出てるよ……」

 あはははは。
 そんなふうに甲高い声を出し、笑っている美奈を見て美久里は呆然と立ち尽くす。

 なんでそんなに笑えるのだろうと、疑問に思ったから。
 だけど、「お腹が痛い」と言ってお腹を抱えて笑い続けている美奈を見ていたら、美久里も次第につられて笑った。

 こんなに笑ったのはいつぶりだろう。
 しかも、二人で笑った事なんて……なかったはずだ。
 だって、美久里は今までずっと泣くことしかしていなかったから。

「ねぇ、おねえ。おねえは本当に私と一緒にいたいって思ってくれてるの?」

 美奈は不意に笑うことやめ、不安そうに聞いてくる。

「もちろんだよ。だって美奈は私の大切な人だから……!」

 美久里は本心を、ありのままさらけ出す。
 この時、美久里はすごく緊張していた。
 だけど、この気持ちを伝えなければならない。
 やるしかないんだ。

「美奈。大好きだよ。私は家族としての意味でも、愛情の意味でも、美奈が好き」

 ちゃんと、やっと、伝えられた。
 美久里は長年閉じ込めてきた想いを、今この瞬間に羽ばたかせることが出来たんだ。
 達成感はあった……だが、同時に怖くもあった。

 ――この想いが報われなければ?
 ――冗談でしょと笑われたら?
 美久里はもう、生きていけないかもしれない。
 それぐらい、美奈大好きなのだ。

「私は……」
「私も好きだよ。おねえと同じ気持ちだから……すごく嬉しい」

 美久里が何かを言いかけたが、美奈の声にかき消される。
 実際、美久里は何を言おうか考えていなかった。
 ……ん? てか……あれ?? え??

「美奈が私のことを好きって!?」

 ピチピチピチ……木にとまっていた鳥達が、物凄い勢いで逃げてゆく。
 天変地異が起こるんじゃないかと言うぐらい、鳥達は恐かったのだろう。

 美奈も、すごくびっくりしてるってレベルじゃなく、物凄く驚いていた顔をしている。
 いや、本当に。

「おねえってやっぱ面白いね。本当だよ」

 クスクスと小気味よく笑う美奈を見て、美久里はその場に崩れ落ちた。
 ガッカリしたんじゃない、むしろ安心している。
 やっと、本当の事が言えてスッキリしてるし、美奈も同じ気持ちだったことに心臓が止まるぐらい嬉しかったから。

「ねぇ、二人でまた山奥で暮そう。ずっと……二人で」

 この台詞を、どちらが言ったのか分からない。
 ただひとつ言えるのは、二人とも同じ気持ちだったってこと。

 こんなに満たされたのはいつぶりだろう。
 こんなに幸せだった時なんてない。本当になかった。
 美久里は心の底から、この世に生まれてきたことに感謝した。
 そして、美奈に出会えたことにも。

 ☆ ☆ ☆

 こうして、二匹の鬼は、ずっと幸せに暮らしましたとさ。
 めでたしめでたし。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

私が騎士団の司令官ってなんですか!? ~聖女じゃなかった私は得意の料理で騎士たちの心を掴んだら食堂の聖女様と呼ばれていました~

あんねーむど
恋愛
 栄養士が騎士団の司令官――!?  元社員食堂の職員・白城千鳥は、ある日突然「聖女」として異世界アルゼリオン王国に召喚される。  しかし期待された聖女の力はまったく発現されず、判明したのは彼女がただの一般人だという事実。  役立たずとして放逐されるかと思いきや、千鳥は王宮食堂で料理人として働くことに。慣れない異世界生活の中でも、栄養管理や献立作りを通して騎士たちの体調を支え、静かに居場所を築いていく。  そんなある日、問題児ばかりを集めた新設部隊アルゼリオン王国騎士団戦術騎士隊【アルタイル】 が発足。なぜか千鳥が司令官に任命されてしまう。  戦えない、魔法も使えない、指揮の経験もない。  困惑する千鳥を待っていたのは、王子である身分を隠している隊長のエドガー、年下で聡明だが一途すぎるノエル、俺様で口の悪い元衛士隊のクラウディオ、外見に反してサディスティックでマッドサイエンティストのフェルナンド、癖も事情も抱えたイケメン騎士たちだった。  最初は反発され、軽んじられ、失敗も重ねる千鳥。それでも彼女は騎士一人ひとりと向き合い、少しずつ信頼を勝ち取っていく。  聖女でも悪役令嬢でもない。戦場に立つことすらできない彼女は、やがて隊員たちを導く司令官として成長していく。    ★にキャラクターイメージ画像アリ〼  ※料理モノの物語ではありません。

香死妃(かしひ)は香りに埋もれて謎を解く 

液体猫
キャラ文芸
第8回キャラ文芸大賞にて奨励賞受賞しました(^_^)/  香を操り、死者の想いを知る一族がいる。そう囁かれたのは、ずっと昔の話だった。今ではその一族の生き残りすら見ず、誰もが彼ら、彼女たちの存在を忘れてしまっていた。  ある日のこと、一人の侍女が急死した。原因は不明で、解決されないまま月日が流れていき……  その事件を解決するために一人の青年が動き出す。その過程で出会った少女──香 麗然《コウ レイラン》──は、忘れ去られた一族の者だったと知った。  香 麗然《コウ レイラン》が後宮に現れた瞬間、事態は動いていく。  彼女は香りに秘められた事件を解決。ついでに、ぶっきらぼうな青年兵、幼い妃など。数多の人々を無自覚に誑かしていった。  テンパると田舎娘丸出しになる香 麗然《コウ レイラン》と謎だらけの青年兵がダッグを組み、数々の事件に挑んでいく。  後宮の闇、そして人々の想いを描く、後宮恋愛ミステリーです。  シリアス成分が少し多めとなっています。

【完結】後宮の片隅にいた王女を拾いましたが、才女すぎて妃にしたくなりました

藤原遊
恋愛
【溺愛・成長・政略・糖度高め】 ※ヒーロー目線で進んでいきます。 王位継承権を放棄し、外交を司る第六王子ユーリ・サファイア・アレスト。 ある日、後宮の片隅でひっそりと暮らす少女――カティア・アゲート・アレストに出会う。 不遇の生まれながらも聡明で健気な少女を、ユーリは自らの正妃候補として引き取る決断を下す。 才能を開花させ成長していくカティア。 そして、次第に彼女を「妹」としてではなく「たった一人の妃」として深く愛していくユーリ。 立場も政略も超えた二人の絆が、やがて王宮の静かな波紋を生んでいく──。 「私はもう一人ではありませんわ、ユーリ」 「これからも、私の隣には君がいる」 甘く静かな後宮成長溺愛物語、ここに開幕。

芙蓉は後宮で花開く

速見 沙弥
キャラ文芸
下級貴族の親をもつ5人姉弟の長女 蓮花《リェンファ》。 借金返済で苦しむ家計を助けるために後宮へと働きに出る。忙しくも穏やかな暮らしの中、出会ったのは翡翠の色の目をした青年。さらに思いもよらぬ思惑に巻き込まれてゆくーーー カクヨムでも連載しております。

余命僅かな大富豪を看取って、円満に未亡人になるはずでした

ぜんだ 夕里
恋愛
傾きかけた家を救うため、私が結んだのはあまりにも不謹慎な契約――余命いくばくもない大富豪の辺境伯様と結婚し、彼の最期を穏やかに看取ることで莫大な遺産を相続する、というものだった。 しかし、人の死を利用して富を得るなど不正義! そう考えた私が立てたのは、前代未聞の計画。 「そうだ、遺産が残らないくらい贅沢の限りを尽くしてもらえば、すべて丸く収まるじゃない!」

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

最強転生悪役令嬢は人生を謳歌したい!~今更SSクラスに戻れと言われても『もう遅い!』Cクラスで最強を目指します!~【改稿版】

てんてんどんどん
ファンタジー
 ベビーベッドの上からこんにちは。  私はセレスティア・ラル・シャンデール(0歳)。聖王国のお姫様。  私はなぜかRPGの裏ボス令嬢に転生したようです。  何故それを思い出したかというと、ごくごくとミルクを飲んでいるときに、兄(4歳)のアレスが、「僕も飲みたいー!」と哺乳瓶を取り上げてしまい、「何してくれるんじゃワレ!??」と怒った途端――私は闇の女神の力が覚醒しました。  闇の女神の力も、転生した記憶も。  本来なら、愛する家族が目の前で魔族に惨殺され、愛した国民たちが目の前で魔族に食われていく様に泣き崩れ見ながら、魔王に復讐を誓ったその途端目覚める力を、私はミルクを取られた途端に目覚めさせてしまったのです。  とりあえず、0歳は何も出来なくて暇なのでちょっと魔王を倒して来ようと思います。デコピンで。 --これは最強裏ボスに転生した脳筋主人公が最弱クラスで最強を目指す勘違いTueee物語-- ※最強裏ボス転生令嬢は友情を謳歌したい!の改稿版です(5万文字から10万文字にふえています) ※27話あたりからが新規です ※作中で主人公最強、たぶん神様も敵わない(でも陰キャ) ※超ご都合主義。深く考えたらきっと負け ※主人公はそこまで考えてないのに周囲が勝手に深読みして有能に祀り上げられる勘違いもの。 ※副題が完結した時点で物語は終了します。俺たちの戦いはこれからだ! ※他Webサイトにも投稿しております。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

処理中です...