個性派JK☆勢揃いっ!【完結済み】

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第一章 高校一年生(二学期)

おんせん2(朔良)

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 部屋を出て、エレベーターに乗る。
 一階に大浴場があるのだが、朔良たちは最上階に向かっていた。
 なぜなら、最上階には屋上露天風呂があるからだ。

 最上階に着くと、すぐ目の前に温泉が待ち構えていた。
 『女』という暖簾がかかった方の引き戸を開けると。

 やまとなでしこのような、綺麗な黒髪が目の前を横切る。
 艶のあるきめ細やかな黒髪に、自然と目がいってしまう。
 その黒髪の持ち主がこちらを見た。

「も、もしかして……さくにゃん?」

 その声には聞き覚えがあった。それに、この特徴のある呼び方。間違いない。
 声優のような可愛らしくよく通る声。むっちりとした肉付きのいい身体。子猫のような丸い瞳に、桜色の頬と唇。
 あの頃となんら変わらない、精巧にできた人形のような少女。

「……瑠衣、か?」
「そう! そうだにゃん! ここで会うなんて嬉しいにゃ!」

 恥じらいなんてないのか、瑠衣は下着姿で飛び跳ねる。
 飛び跳ねるたびに、たわわに実った立派なものが激しく揺れた。
 桃色の淡い下着が、それを押さえるのに必死なように見えた。
 なんだか同情の念が湧いてくる。

「瑠衣は一人で来たのか?」
「そんなわけないにゃ。お母さんたちは旅館探検に行ってるにゃ」
「なるほど」

 つまり親の方が子より大分アグレッシブなのだ。
 そこは朔良と同じらしい。

「そうにゃ! 一緒に入ろうにゃ! さくにゃんのお母さんも一緒に!」
「え、でも、あたしは――」
「おー、いいね。入ろ入ろ」
「聞けよ!」

 朔良は自分の話を聞く気がないらしい母親にツッコむ。
 なぜ母親はこんなにも子どもっぽいのか。あ、瑠衣もか。
 早速服を脱ぎ出す母親を見て、朔良はため息をつく。

「……まあ、いいか」

 そして、朔良も服を脱ぎ出す。
 当然ながら、下着しか身につけていなかった瑠衣が、先に温泉に入っていく。
 朔良も急いで生まれたままの姿になる。

「さくにゃーん!」

 瑠衣が嬉しそうに手を振ってくれる。
 それを見ていると、温泉に入っている時のような満ち足りた気持ちになるのだった。
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