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第一章 高校一年生(二学期)
おうさまげーむ(萌花)
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いつものメンツでお弁当を食べていると、不意に朔良が変なことを提案してきた。
「王様ゲームしようぜー!」
「え、急にどうしたんですか?」
張り切った様子で、数字が書かれた小さな紙を出す朔良。
みんなはそれについていけず、呆然としている。
そんな空気を感じ取り、朔良はニヤリと笑う。
「なんだお前ら、宗養会の時もやったじゃんかよ」
「う……ちょっと恥ずかしい思い出しかないけど……」
「そうだね~……僕もあまり気乗りしないなぁ……」
美久里と紫乃は、恥ずかしそうに頬を赤く染めて抗議する。
一学期のメインイベントである宗養会の時。
自由時間に行った王様ゲームで美久里と紫乃がほっぺちゅーをしたのだ。
確かに、あまり気乗りがしないのもわからなくはない。
「あまり無理強いしない方がいいっすよ。二人に嫌われても知らないっすよ」
苦笑しながら朔良を宥める葉奈。
正直、朔良よりも姉御感が漂っている。
普段はあまりそういうことはないのだが、言動に年上感があるのだ。
萌花はひっそりと憧れている。
「ちぇーっ、遊びてーなー」
「朔良ってそんなキャラでしたっけ?」
遊ばないと発作が出るような奇妙なアレルギーでも発症しているのだろうか。
もしそうなら、朔良を病院に叩き込まないといけない。
萌花は本気でそんなことを思っていた。
「だってさ、こういうのって仲良いやつらでやるからこそ楽しいって思えるんじゃん?」
「まあ、それは確かにそうですけど……」
朔良が言いたいことは理解できる。
萌花だって、最低限しか人と関わろうとしなかった頃は、遊びはただの義務だったから。
でも、今は。
「……私は王様ゲーム、いいと思いますけど……」
「ん? なんか言ったか?」
「いえ、何でも」
本音を言うのは、まだ先になりそうだ。
「王様ゲームしようぜー!」
「え、急にどうしたんですか?」
張り切った様子で、数字が書かれた小さな紙を出す朔良。
みんなはそれについていけず、呆然としている。
そんな空気を感じ取り、朔良はニヤリと笑う。
「なんだお前ら、宗養会の時もやったじゃんかよ」
「う……ちょっと恥ずかしい思い出しかないけど……」
「そうだね~……僕もあまり気乗りしないなぁ……」
美久里と紫乃は、恥ずかしそうに頬を赤く染めて抗議する。
一学期のメインイベントである宗養会の時。
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確かに、あまり気乗りがしないのもわからなくはない。
「あまり無理強いしない方がいいっすよ。二人に嫌われても知らないっすよ」
苦笑しながら朔良を宥める葉奈。
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普段はあまりそういうことはないのだが、言動に年上感があるのだ。
萌花はひっそりと憧れている。
「ちぇーっ、遊びてーなー」
「朔良ってそんなキャラでしたっけ?」
遊ばないと発作が出るような奇妙なアレルギーでも発症しているのだろうか。
もしそうなら、朔良を病院に叩き込まないといけない。
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「だってさ、こういうのって仲良いやつらでやるからこそ楽しいって思えるんじゃん?」
「まあ、それは確かにそうですけど……」
朔良が言いたいことは理解できる。
萌花だって、最低限しか人と関わろうとしなかった頃は、遊びはただの義務だったから。
でも、今は。
「……私は王様ゲーム、いいと思いますけど……」
「ん? なんか言ったか?」
「いえ、何でも」
本音を言うのは、まだ先になりそうだ。
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