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第一章 高校一年生(二学期)
ちょうしょく(美久里)
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「なにこれ……すごい……」
美奈が作ってくれたらしい朝食を見て、その一言しか言えなかった。
目の前に並べられてる皿の数は多くない。
しかしそのどれもが、今まで見た何よりも美味しそうで美久里の食欲を唆る。
料理スキルのない美久里には到底到達しきれないほどのレベルだ。
「こ、こここここれ! これ全部! 美奈が作ったの!? 本当に!?」
「うん、そうだけど?」
「うそ……でしょ!?」
確かに、今までも美奈に毎日料理を振舞ってもらっているが、ここまでのものを見たことがなかった。
すごく驚いた内心をグッと押し込んでいると、美奈が少し困ったような表情をしているのに気が付いた。
少し不安そうな様子で、こちらを見ている。
「ちょっと、変だったかな……?」
こてん、とあざとい仕草で首を傾げて問いかけてくる美奈に、美久里の答えはもちろん決まっていた。
「そんなことないよ! すごく嬉しい! ありがとうございます!!」
「最後なんで敬語……?」
美久里は即答する。ちょっと食い気味の即答を。
自分でも引くくらいの食い付きに、美奈はあまり気にしていなさそうだった。
敬語の方は気にしていたが。
「でも、良かった……おねえに喜んでほしくて作ったから……安心したよ」
心の底から安心したような様子の美奈。
その様子に美久里もほっとしつつ、美味しそうな料理が並べられてるテーブルに座る。
それを見て、美奈も同じように座った。
「どうぞ、召し上がれ」
「――いただきます!」
美奈が作ってくれた温かいご飯に、美久里は少し目頭が熱くなった気がした。
ここまでしてもらっているのに、何もお返しが出来ない自分に腹が立ってくる。
せめてお菓子でも作れるようになりたいが……
「おねえ、私ね……おねえのことが好きだから色々するんだよ? だからお返しとかいらないからね」
「美奈……」
嬉しいことを言ってくれる美奈を、美久里は優しく抱きしめた。
美奈が作ってくれたらしい朝食を見て、その一言しか言えなかった。
目の前に並べられてる皿の数は多くない。
しかしそのどれもが、今まで見た何よりも美味しそうで美久里の食欲を唆る。
料理スキルのない美久里には到底到達しきれないほどのレベルだ。
「こ、こここここれ! これ全部! 美奈が作ったの!? 本当に!?」
「うん、そうだけど?」
「うそ……でしょ!?」
確かに、今までも美奈に毎日料理を振舞ってもらっているが、ここまでのものを見たことがなかった。
すごく驚いた内心をグッと押し込んでいると、美奈が少し困ったような表情をしているのに気が付いた。
少し不安そうな様子で、こちらを見ている。
「ちょっと、変だったかな……?」
こてん、とあざとい仕草で首を傾げて問いかけてくる美奈に、美久里の答えはもちろん決まっていた。
「そんなことないよ! すごく嬉しい! ありがとうございます!!」
「最後なんで敬語……?」
美久里は即答する。ちょっと食い気味の即答を。
自分でも引くくらいの食い付きに、美奈はあまり気にしていなさそうだった。
敬語の方は気にしていたが。
「でも、良かった……おねえに喜んでほしくて作ったから……安心したよ」
心の底から安心したような様子の美奈。
その様子に美久里もほっとしつつ、美味しそうな料理が並べられてるテーブルに座る。
それを見て、美奈も同じように座った。
「どうぞ、召し上がれ」
「――いただきます!」
美奈が作ってくれた温かいご飯に、美久里は少し目頭が熱くなった気がした。
ここまでしてもらっているのに、何もお返しが出来ない自分に腹が立ってくる。
せめてお菓子でも作れるようになりたいが……
「おねえ、私ね……おねえのことが好きだから色々するんだよ? だからお返しとかいらないからね」
「美奈……」
嬉しいことを言ってくれる美奈を、美久里は優しく抱きしめた。
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