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最終章 みんなのキズナ
にげだした(紫乃)
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「え、美久里ちゃんが学校にいるかもしれない……? どういうこと~?」
「実は、偶然先生と美久里ちゃんの親御さんの会話というか、電話を聞いてしまって……」
「もえにゃんが盗み聞きしてたんだよにゃあ」
「人聞きの悪いこと言わないでください!」
事情はなんとなく理解した。
こんな時に萌花で遊ぶ瑠衣の心境はわからないが。
でも、もしかしたら緊張を紛らわせているのかもしれない。
一年間同じクラスだったこともあり、紫乃はそれなりに瑠衣のことをわかっているつもりだった。
「とにかく、もしそうなのだとしたら、その一緒にいたって子に話を聞いた方がよさそうだよね~」
「そうなんですよ。だから色んな教室をまわってみようと思いまして」
それはなかなかに骨が折れそうな作業だが、その方が確実だろう。
移動とかですれ違ってしまったら、余計に時間がかかりそうだけど。
でも、美久里はわけもなく学校を休む子じゃないことは知っている。
だから、なんとしてでも見つけて事情を聞かないと。
その想いはみんな同じようで、覚悟を決めたような顔をしていた。
「よし、じゃあ僕も加わるよ~!」
「おお! それは心強いな!」
「頼りにしてるにゃよ、しのにゃん」
朔良と瑠衣は紫乃を歓迎し、萌花の先導でC組にも赴いた。
C組にいる葉奈と柚にも事情を説明し、仲間を増やす。
二人とも驚いた顔をしていたけど、紫乃と同じように最後は仲間に加わってくれた。
「でも、ピンク髪の子って……ボクたちのクラスにもいたよね?」
「あー、うちも見たっす。ちょっと小柄な子だったような……」
話を聞き続けていると、どうやら瑠衣の見かけた子と葉奈たちが話している子の特徴が一致するらしい。
ということは、教室で待てばいずれは戻ってくるのではないか。
そういう結論になり、みんなで待つことにした。
「あ、多分この子っす!」
「……げ」
ちょうど教室に戻ってきたピンク髪の子を、葉奈が指さした。
すると、その子は色々と察したようで、苦い顔になる。
そう見えたかと思うと、次の瞬間にはぴゅーっと逃げ出した。
「あ、待てー!」
「ちっ……厄介なことになりやがったわね」
こうして、ピンク髪の子との追いかけっこが始まった。
「実は、偶然先生と美久里ちゃんの親御さんの会話というか、電話を聞いてしまって……」
「もえにゃんが盗み聞きしてたんだよにゃあ」
「人聞きの悪いこと言わないでください!」
事情はなんとなく理解した。
こんな時に萌花で遊ぶ瑠衣の心境はわからないが。
でも、もしかしたら緊張を紛らわせているのかもしれない。
一年間同じクラスだったこともあり、紫乃はそれなりに瑠衣のことをわかっているつもりだった。
「とにかく、もしそうなのだとしたら、その一緒にいたって子に話を聞いた方がよさそうだよね~」
「そうなんですよ。だから色んな教室をまわってみようと思いまして」
それはなかなかに骨が折れそうな作業だが、その方が確実だろう。
移動とかですれ違ってしまったら、余計に時間がかかりそうだけど。
でも、美久里はわけもなく学校を休む子じゃないことは知っている。
だから、なんとしてでも見つけて事情を聞かないと。
その想いはみんな同じようで、覚悟を決めたような顔をしていた。
「よし、じゃあ僕も加わるよ~!」
「おお! それは心強いな!」
「頼りにしてるにゃよ、しのにゃん」
朔良と瑠衣は紫乃を歓迎し、萌花の先導でC組にも赴いた。
C組にいる葉奈と柚にも事情を説明し、仲間を増やす。
二人とも驚いた顔をしていたけど、紫乃と同じように最後は仲間に加わってくれた。
「でも、ピンク髪の子って……ボクたちのクラスにもいたよね?」
「あー、うちも見たっす。ちょっと小柄な子だったような……」
話を聞き続けていると、どうやら瑠衣の見かけた子と葉奈たちが話している子の特徴が一致するらしい。
ということは、教室で待てばいずれは戻ってくるのではないか。
そういう結論になり、みんなで待つことにした。
「あ、多分この子っす!」
「……げ」
ちょうど教室に戻ってきたピンク髪の子を、葉奈が指さした。
すると、その子は色々と察したようで、苦い顔になる。
そう見えたかと思うと、次の瞬間にはぴゅーっと逃げ出した。
「あ、待てー!」
「ちっ……厄介なことになりやがったわね」
こうして、ピンク髪の子との追いかけっこが始まった。
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