19 / 32
えっちな姉妹百合の監禁再び
しおりを挟む
「ふわぁ~……」
寝不足な身体を伸ばしながら、自分の隣――がっつり私の左腕を掴んで眠るめいを見る。
昨日の……なんというか、激しいプレイでお互い盛り上がってしまい、帰って早々二人揃ってベッドで寝落ちしてしまっていた。
それでもいつも通り起きてしまうのは、健康なのか不健康なのか……
いつも思うけど、めいの寝顔はかわいい。
写真を撮って残しておきたいという思いはあるものの、私がそうすることをわかっているように、いつもタイミングよく起きられてしまうのだ。
「ま、ずっと一緒にいるんだしいっか」
そう呟いて、私は辺りを見回す。
いつもとなにも変わらない、見慣れた自分の部屋。しかし、私とめいは昨日の夜に変わってしまった。
一線を越えてしまったのだ!
「うぅぅ……やってる時は昂るけど、こうして冷静になるととんでもなく恥ずかしいなこれ……」
いつも二人でしていることなら、おそらく大半の人はやっているだろう。
しかし、昨日のは明らかに異常だ。
“そういうこと”を好む人しかしない、マニアックなやつ。
……ん? ということは私も“そういうこと”が好きということに?
「いやいや、そんなわけ……!」
だが、それをやってしまったことは変えられない事実。
それを、私は受け入れるしかなかった。
「はぁ……今日はゆっくりしよ……」
「――どこ行くんですか?」
「うひゃぁっ!?」
私は朝ごはんを食べるべくリビングに向かおうとすると、当然というか、めいが起きる。
引っ付かれていた腕を離したのだから、それは当然といえるだろう。
それよりも、めいの様子がおかしい。
「まさか、わたしのこと嫌いになったんですか……?」
「……は? えっ!? なんで!?」
どうして私がめいを嫌うというのだろう。
……そりゃ、確かに「そこまでする?」ということはあったけど、私がめいを嫌ったことなど一度もない。
一体なにが不安だというのか。
しかし、めいはしょんぼりと俯いたままだ。
その瞳には、涙が溜まっているように見えた。
もしかしてだけど、めいは昨日のことを気にしているのだろうか。
確かに昨日は濃かったもんな……
昨日のことで、めいも思うところがあったのかもしれない。
「私はめいを嫌ったことなんてないよ」
「……ほんとですか?」
「ほんとだよ。こんなことで嘘なんかつかないよ」
「ほ、ほんとにほんとですか!?」
「ふふっ。めいは心配性だね」
私はめいを抱き寄せて、優しく頭を撫でる。
こうしている時はめいがいつもより小さく見えて、母性本能をくすぐられる。
私はママなんて柄じゃないだろうけど。
「あ、あの、嬉しいんですけど、まだ信じられないので……一つだけお願い聞いてもらってもいいですか……?」
「うん、いいよ。なんでも言って」
「あ、あのですね……今日一日だけでいいので――お姉ちゃんに手錠かけて監禁してもいいですか!?」
「うん、もちろ……ん?」
ちょっと待て。今、こやつは、なにを――
「えへへー、言質取りましたからね!」
えっと、今日は何曜日だっけ……あ、土曜日か。それなら学校もないし他の用事もない。――じゃなくて!
キラキラと目を輝かせてにじり寄ってくるめい。
その両手には、いつの間にか手錠があった。
ほんとにいつどこで取り出したのだろうか。
めいはド○えもんの四次元ポケットでも持っているのだろうか。
なぜか本当に持っていそうで、それがまた怖い。
あとなんで話がそっち方面に行くんだ!?
「お姉ちゃん確保ー!」
――ガチャン。
めいの声と手錠の鍵が閉まる音が同時に聞こえた。
……どうしよう、これ。めいに手錠をかけられてしまったぞ。
しかもこの手錠、作りがしっかりしている。
「……私、なにも悪いことしてないんだけどな……」
これじゃ罪人だ。
ならば、ここはさしずめ刑務所といったところか。
「はい。お姉ちゃんは悪いことしてません。だからです。お姉ちゃんこういうの好きですよね?」
「そ、それは……」
「素直になりましょー?」
「ひゃうっ!」
突然うなじを撫でられた。
だ、だめ……うなじは……そこだけは……っ!
「ん? あー、ここが弱いんですね。ふふっ」
「ふぁっ……や、やめ……んぅっ……!」
最初は軽くやっただけなのだろうけど、私の反応を見て本気になってしまったようだ。
いつもより指使いが激しい気がする。
しかも両手が塞がっているから、めいの攻めを上手く躱すことができない。
「ちゅぅっ……んちゅぅ……」
「ひゃぅぅ……も、もう……だめぇ……」
指だけでなく、柔らかい唇まで使ってきた。
これはもう、限界まで達してしまう。
私にできることは、その場に力なくへたり込むことだけ。
「ふふ、お姉ちゃんに手錠かけながらこういうことするの久しぶりでなんだか興奮してきちゃいました……」
確かに、以前も私が頼んで監禁してもらったことがある。
でも、あれは私からで。今はめいが自らしていて。
そのことに、胸がきゅぅっと締め付けられて……すごく心地よかった。
その感情だけが、私の心を満たした。
寝不足な身体を伸ばしながら、自分の隣――がっつり私の左腕を掴んで眠るめいを見る。
昨日の……なんというか、激しいプレイでお互い盛り上がってしまい、帰って早々二人揃ってベッドで寝落ちしてしまっていた。
それでもいつも通り起きてしまうのは、健康なのか不健康なのか……
いつも思うけど、めいの寝顔はかわいい。
写真を撮って残しておきたいという思いはあるものの、私がそうすることをわかっているように、いつもタイミングよく起きられてしまうのだ。
「ま、ずっと一緒にいるんだしいっか」
そう呟いて、私は辺りを見回す。
いつもとなにも変わらない、見慣れた自分の部屋。しかし、私とめいは昨日の夜に変わってしまった。
一線を越えてしまったのだ!
「うぅぅ……やってる時は昂るけど、こうして冷静になるととんでもなく恥ずかしいなこれ……」
いつも二人でしていることなら、おそらく大半の人はやっているだろう。
しかし、昨日のは明らかに異常だ。
“そういうこと”を好む人しかしない、マニアックなやつ。
……ん? ということは私も“そういうこと”が好きということに?
「いやいや、そんなわけ……!」
だが、それをやってしまったことは変えられない事実。
それを、私は受け入れるしかなかった。
「はぁ……今日はゆっくりしよ……」
「――どこ行くんですか?」
「うひゃぁっ!?」
私は朝ごはんを食べるべくリビングに向かおうとすると、当然というか、めいが起きる。
引っ付かれていた腕を離したのだから、それは当然といえるだろう。
それよりも、めいの様子がおかしい。
「まさか、わたしのこと嫌いになったんですか……?」
「……は? えっ!? なんで!?」
どうして私がめいを嫌うというのだろう。
……そりゃ、確かに「そこまでする?」ということはあったけど、私がめいを嫌ったことなど一度もない。
一体なにが不安だというのか。
しかし、めいはしょんぼりと俯いたままだ。
その瞳には、涙が溜まっているように見えた。
もしかしてだけど、めいは昨日のことを気にしているのだろうか。
確かに昨日は濃かったもんな……
昨日のことで、めいも思うところがあったのかもしれない。
「私はめいを嫌ったことなんてないよ」
「……ほんとですか?」
「ほんとだよ。こんなことで嘘なんかつかないよ」
「ほ、ほんとにほんとですか!?」
「ふふっ。めいは心配性だね」
私はめいを抱き寄せて、優しく頭を撫でる。
こうしている時はめいがいつもより小さく見えて、母性本能をくすぐられる。
私はママなんて柄じゃないだろうけど。
「あ、あの、嬉しいんですけど、まだ信じられないので……一つだけお願い聞いてもらってもいいですか……?」
「うん、いいよ。なんでも言って」
「あ、あのですね……今日一日だけでいいので――お姉ちゃんに手錠かけて監禁してもいいですか!?」
「うん、もちろ……ん?」
ちょっと待て。今、こやつは、なにを――
「えへへー、言質取りましたからね!」
えっと、今日は何曜日だっけ……あ、土曜日か。それなら学校もないし他の用事もない。――じゃなくて!
キラキラと目を輝かせてにじり寄ってくるめい。
その両手には、いつの間にか手錠があった。
ほんとにいつどこで取り出したのだろうか。
めいはド○えもんの四次元ポケットでも持っているのだろうか。
なぜか本当に持っていそうで、それがまた怖い。
あとなんで話がそっち方面に行くんだ!?
「お姉ちゃん確保ー!」
――ガチャン。
めいの声と手錠の鍵が閉まる音が同時に聞こえた。
……どうしよう、これ。めいに手錠をかけられてしまったぞ。
しかもこの手錠、作りがしっかりしている。
「……私、なにも悪いことしてないんだけどな……」
これじゃ罪人だ。
ならば、ここはさしずめ刑務所といったところか。
「はい。お姉ちゃんは悪いことしてません。だからです。お姉ちゃんこういうの好きですよね?」
「そ、それは……」
「素直になりましょー?」
「ひゃうっ!」
突然うなじを撫でられた。
だ、だめ……うなじは……そこだけは……っ!
「ん? あー、ここが弱いんですね。ふふっ」
「ふぁっ……や、やめ……んぅっ……!」
最初は軽くやっただけなのだろうけど、私の反応を見て本気になってしまったようだ。
いつもより指使いが激しい気がする。
しかも両手が塞がっているから、めいの攻めを上手く躱すことができない。
「ちゅぅっ……んちゅぅ……」
「ひゃぅぅ……も、もう……だめぇ……」
指だけでなく、柔らかい唇まで使ってきた。
これはもう、限界まで達してしまう。
私にできることは、その場に力なくへたり込むことだけ。
「ふふ、お姉ちゃんに手錠かけながらこういうことするの久しぶりでなんだか興奮してきちゃいました……」
確かに、以前も私が頼んで監禁してもらったことがある。
でも、あれは私からで。今はめいが自らしていて。
そのことに、胸がきゅぅっと締め付けられて……すごく心地よかった。
その感情だけが、私の心を満たした。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる