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休日のお家デートで(せーちゃん×結衣)
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――困った。非常に困った。
長い深緑色の髪を乱雑に洗いながら、少女は自分の胸を見る。
否、正確には――胸の先端部分を。
もっと分かりやすく言うと、ピンク色に尖っているところがさらに大きくなっているのだ。
「……もう、何よこれ……なんでこんなに……」
少女は困った様子でため息をつく。
まあ、実際困っているのだ。
無理もないだろう。
「これから結衣がうちに遊びに来るのに……」
だからこそシャワーを浴びているのだが、これでは結衣に会いづらい。
いつからこんなふうになってしまったのか……記憶が全くないのだ。
これではなんの対処もできない。
「……まあ、バレなきゃ大丈夫よね」
……と。
なかなかフラグな言葉を残し、風呂場を出た。
☆ ☆ ☆
「あ、せーちゃん! おはよぉ!」
「……おはよ、結衣。いらっしゃい」
今日は土曜日。
学校はなく、朝から遊ぼうと約束していたのだ。
少女――せーちゃんは、努めていつも通りに応対した。
――絶対にバレるわけにはいかない。
だが、せーちゃんは肩の空いた、ダボダボな服を着ている。
せーちゃんの言によると、『自分を追い詰めた方が、バレないように気を張れるから』らしい。
「ん? どうしたの?」
玄関に立ち止まっているせーちゃんに気づき、結衣が声をかける。
「――へ? あ、な、なんでもないわよ? ど、どうぞあがって?」
「え? う、うん……お邪魔しまーす」
せーちゃんの慌てように、結衣は何やら疑問を浮かべていたが。
本人が「なんでもない」と言ったので、ひとまずそれを信じることにした。
「――で、何で遊ぶ?」
リビングに着き。
結衣がそう訊くと、せーちゃんは待ってましたとばかりに得意げになる。
そして、何やら大きなカゴを持ってきた。
その中には、アナログゲームやテレビゲーム、DVDなどがたくさん入っている。
「な、何がいいかしら? 色々あるのだけれど……」
何やらそわそわしながら、結衣の返事を待っている。
友だちが少なかったためか、色々なもので遊びたいのだろう。
それを察した結衣は、苦笑いしながら言った。
「あー……じゃあ、まずはDVD観たいかな……」
「……! ええ、わかったわ! DVDね……色々な映像があるわよ。えっと……」
結衣の言葉を受けて、せーちゃんは箱の中をガサガサと漁りだす。
そして、目当てのものを見つけた。
「これね! ――『魔法少女☆アリアちゃん』!」
「……あ、それガーネットがいつも観てたやつだ……」
――そう。そのDVDは、文字通りの魔法少女もののアニメ。
結衣と同じく、喋る魔法のステッキで変身して戦っていく魔法少女の物語だ。
「だけどね、これにはたくさんの特典映像がついているのよ! さっそく入れてみるわね!」
「え、あ、うん……わかったよ……」
せーちゃんはテンション高く言って、DVDをデッキに入れる。
だが、そんな時。
「――きゃあっ!?」
せーちゃんは何もないところで転んでしまった。
「だ、大丈夫!?」
「え、ええ……なんとか……」
結衣が駆け寄ろうと席を立つ。
だが、せーちゃんはその前に起き上がって床に座る。
幸い、怪我はなかったが……その……
「せっ、せーちゃん! ふ、服が……」
「服? って、きゃああああ!?」
ダボダボな服が裏目に出て、胸部があらわになる。
下着も着ていなかったため、完全に防御力はゼロに近い。
せーちゃんは慌てて胸を隠すが……もうすでに遅い。
なにせ――結衣はせーちゃんの胸を見てしまったのだから。
「あー……その、なんて言うか……せーちゃんのアレって意外と大きかったんだね……」
「そんなストレートに言わないでくれる!? うう……もうお終いだわ……」
堪えきれず、ついに涙を流してしまったせーちゃん。
そんなせーちゃんにどう対応していいかわからず、結衣は狼狽えた。
だが、結衣は決心して、せーちゃんを抱きしめる。
「大丈夫だよ、せーちゃん。って私に言われてもだよね……なんかごめんね」
「ううっ……結衣っ!」
結衣の言葉に。
せーちゃんは力いっぱい結衣を抱きしめる。
そして、顔を近づけ……口付けをした。
「……んっ……」
チュッチュッというリップ音と、結衣とせーちゃんの喘ぎ声だけが響く。
そして、せーちゃんは結衣を押し倒し、服を脱がす。
「あっ……や、やだ……」
「もう無理。ずっと我慢してたけど言うわね。――好き。大好き。結衣が好き」
「――へ? って、ちょっ……! やぁん!」
結衣の胸に口を持っていき、舐め回す。
結衣の胸の先端部分は、小さくて可愛らしい。
せーちゃんの謎に大きくなったものとは大違いだ。
「あむっ。あむっ。――ふふっ。どう? 気持ちいいかしら?」
「……はぅ……っ、わかん……ないよぉ……ひゃあっ!」
「大丈夫。これから気持ちよくなっていくから」
「そ、そんなこと言われても――ひぅんっ!」
せーちゃんは結衣の胸を舐め続け、結衣の顔は上気してくる。
そして、ついに――
「ひゃ――あうんっ! ひぅんっ! やぁ……っ!」
「はぁんっ! んぁあ……! い、イくわよ。結衣……!」
「い、イくって……な、なに? ――あああんっ!」
「あああん! ひゃあん……あひんっ! ……さ、最高……だったわね――あら?」
「……はぁぁ……えぅぅ……」
絶頂したせーちゃんが見たのは、結衣の恍惚な表情。
絶頂の余韻に浸っている――なんともエロすぎる好きな人を見て。
またもやせーちゃんは、悪魔のような笑顔で結衣に近づくのであった……
長い深緑色の髪を乱雑に洗いながら、少女は自分の胸を見る。
否、正確には――胸の先端部分を。
もっと分かりやすく言うと、ピンク色に尖っているところがさらに大きくなっているのだ。
「……もう、何よこれ……なんでこんなに……」
少女は困った様子でため息をつく。
まあ、実際困っているのだ。
無理もないだろう。
「これから結衣がうちに遊びに来るのに……」
だからこそシャワーを浴びているのだが、これでは結衣に会いづらい。
いつからこんなふうになってしまったのか……記憶が全くないのだ。
これではなんの対処もできない。
「……まあ、バレなきゃ大丈夫よね」
……と。
なかなかフラグな言葉を残し、風呂場を出た。
☆ ☆ ☆
「あ、せーちゃん! おはよぉ!」
「……おはよ、結衣。いらっしゃい」
今日は土曜日。
学校はなく、朝から遊ぼうと約束していたのだ。
少女――せーちゃんは、努めていつも通りに応対した。
――絶対にバレるわけにはいかない。
だが、せーちゃんは肩の空いた、ダボダボな服を着ている。
せーちゃんの言によると、『自分を追い詰めた方が、バレないように気を張れるから』らしい。
「ん? どうしたの?」
玄関に立ち止まっているせーちゃんに気づき、結衣が声をかける。
「――へ? あ、な、なんでもないわよ? ど、どうぞあがって?」
「え? う、うん……お邪魔しまーす」
せーちゃんの慌てように、結衣は何やら疑問を浮かべていたが。
本人が「なんでもない」と言ったので、ひとまずそれを信じることにした。
「――で、何で遊ぶ?」
リビングに着き。
結衣がそう訊くと、せーちゃんは待ってましたとばかりに得意げになる。
そして、何やら大きなカゴを持ってきた。
その中には、アナログゲームやテレビゲーム、DVDなどがたくさん入っている。
「な、何がいいかしら? 色々あるのだけれど……」
何やらそわそわしながら、結衣の返事を待っている。
友だちが少なかったためか、色々なもので遊びたいのだろう。
それを察した結衣は、苦笑いしながら言った。
「あー……じゃあ、まずはDVD観たいかな……」
「……! ええ、わかったわ! DVDね……色々な映像があるわよ。えっと……」
結衣の言葉を受けて、せーちゃんは箱の中をガサガサと漁りだす。
そして、目当てのものを見つけた。
「これね! ――『魔法少女☆アリアちゃん』!」
「……あ、それガーネットがいつも観てたやつだ……」
――そう。そのDVDは、文字通りの魔法少女もののアニメ。
結衣と同じく、喋る魔法のステッキで変身して戦っていく魔法少女の物語だ。
「だけどね、これにはたくさんの特典映像がついているのよ! さっそく入れてみるわね!」
「え、あ、うん……わかったよ……」
せーちゃんはテンション高く言って、DVDをデッキに入れる。
だが、そんな時。
「――きゃあっ!?」
せーちゃんは何もないところで転んでしまった。
「だ、大丈夫!?」
「え、ええ……なんとか……」
結衣が駆け寄ろうと席を立つ。
だが、せーちゃんはその前に起き上がって床に座る。
幸い、怪我はなかったが……その……
「せっ、せーちゃん! ふ、服が……」
「服? って、きゃああああ!?」
ダボダボな服が裏目に出て、胸部があらわになる。
下着も着ていなかったため、完全に防御力はゼロに近い。
せーちゃんは慌てて胸を隠すが……もうすでに遅い。
なにせ――結衣はせーちゃんの胸を見てしまったのだから。
「あー……その、なんて言うか……せーちゃんのアレって意外と大きかったんだね……」
「そんなストレートに言わないでくれる!? うう……もうお終いだわ……」
堪えきれず、ついに涙を流してしまったせーちゃん。
そんなせーちゃんにどう対応していいかわからず、結衣は狼狽えた。
だが、結衣は決心して、せーちゃんを抱きしめる。
「大丈夫だよ、せーちゃん。って私に言われてもだよね……なんかごめんね」
「ううっ……結衣っ!」
結衣の言葉に。
せーちゃんは力いっぱい結衣を抱きしめる。
そして、顔を近づけ……口付けをした。
「……んっ……」
チュッチュッというリップ音と、結衣とせーちゃんの喘ぎ声だけが響く。
そして、せーちゃんは結衣を押し倒し、服を脱がす。
「あっ……や、やだ……」
「もう無理。ずっと我慢してたけど言うわね。――好き。大好き。結衣が好き」
「――へ? って、ちょっ……! やぁん!」
結衣の胸に口を持っていき、舐め回す。
結衣の胸の先端部分は、小さくて可愛らしい。
せーちゃんの謎に大きくなったものとは大違いだ。
「あむっ。あむっ。――ふふっ。どう? 気持ちいいかしら?」
「……はぅ……っ、わかん……ないよぉ……ひゃあっ!」
「大丈夫。これから気持ちよくなっていくから」
「そ、そんなこと言われても――ひぅんっ!」
せーちゃんは結衣の胸を舐め続け、結衣の顔は上気してくる。
そして、ついに――
「ひゃ――あうんっ! ひぅんっ! やぁ……っ!」
「はぁんっ! んぁあ……! い、イくわよ。結衣……!」
「い、イくって……な、なに? ――あああんっ!」
「あああん! ひゃあん……あひんっ! ……さ、最高……だったわね――あら?」
「……はぁぁ……えぅぅ……」
絶頂したせーちゃんが見たのは、結衣の恍惚な表情。
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