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暗い路地裏で(カスミ×結衣)

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 いつの日だったか。
 物心ついた時から暗い場所が好きだった。
 何故かはわからない。
 だけど、そこにいると落ち着くのだ。

 そのせいもあってか、魔法少女にされた時に吸血鬼っぽい格好になった。
 たしかに、元々銀髪赤眼という容姿ではあるのだが……もう少し他にあったのではないかと思う。
 ――別に不満というわけではないが。

「ハァ……朝か……」

 朝日が気持ちいいという人は一定数いるが、カスミはどうにも気持ちいいと感じられない。
 それどころか、鬱陶しいとすら思っている。
 ずっと夜になってくれたら、それほど素晴らしいことはないのに――

「だからミーは吸血鬼なのかな……」

 そう呟いて、出かける準備をする。
 特にやることは無いが、あてもなくブラブラするのも気分が晴れるから。

 ☆ ☆ ☆

 そうして町へ出かけたカスミだったが、人波に気圧され、気分がブルーになっていた。

「ウヘェ……なんでこんなに人多いの……」

 だいぶグロッキーな感じになってきたカスミは、休める場所を求めて歩き出す。
 だが、どこもかしこも人で溢れかえっており、休めそうな場所がどこにもない。

 そんな時、ふと暗く不穏な空気を感じた。
 その方向を見てみると、いわゆる路地裏と呼ばれる場所がある。
 カスミはそれを見た瞬間、半ば無意識的に吸い込まれた。

「フゥー……やっと落ち着け――るゥ……?」
「……あ、カスミ……ちゃん……」

 深呼吸をし、やっとリラックスできたカスミ。
 その視線の先には――バニーガールのような格好をした結衣がいた。

 しばらくの間、時間が止まったのではと錯覚させるほど、二人は動かなかった。
 ……というより、動けないのだ。
 カスミは見慣れないものに思考が止まり、結衣はあまりの恥ずかしさに身体を丸めることしか出来ないから。

「……な、なんで結衣サンがココに……っていうか、なんてカッコウしてるンデスカ!?」
「……うぅ……こ、これは……ガーネットにハメられて……」

 ガーネット――というのは、結衣の魔法のステッキ。
 結衣たちを魔法少女にした元凶でもある。
 そのステッキは少々――というか、かなりお転婆なため、こういうイタズラが絶えないのだ。

「た、たしかにガーネットならやりそうデスネ……」

 ――それにしても。
 身体のラインがくっきりとした衣装に、艶やかな網タイツ、おまけに可愛いうさ耳カチューシャまで付いている。
 自分の好いている相手が、こんなにエロい格好をしているのだ。
 カスミは今すぐにでもがっつきたい気持ちになった。

「うぅ……ガーネットの馬鹿ぁ……」

 結衣はガーネットに対する不満をブツブツ呟いている。
 だが、カスミから言わせてもらうと、『ガーネットありがとう』である。

「結衣サン」

 その言葉とともに、カスミは目に見えぬ速さで結衣の眼前に立つ。
 そして、その姿を吸血鬼に変えていた。
 結衣は何が起こったのかわからず、ただ目を丸くする。

「……え、な……」
「結衣サンのこと、食べたくなっちゃいマシタ……イイデスヨネ?♡」

 恍惚な表情で結衣を見下ろす様は、吸血鬼というより――サキュバスだった。

「カ、カスミちゃ――きゃあっ!?」

 腕で身体を隠していた結衣だったが、変身したカスミの力によってそれが退かされる。
 改めてその格好を間近で見て、カスミはニヤニヤした。

「ウフフ……結衣サンの身体、いつまででも見ていられマス♡」
「……へっ!? や、やだ……っ。恥ずかしいよ……」
「ココの部分なんて特に……」

 カスミは結衣の身体を容易くひっくり返し、四つん這いにさせる。
 ぷりっとほどよく肉がついたおしりに目を向ける。
 そして、手を伸ばし――揉む。

「ひゃうっ!? な、なにして……っ!」
「んー♡ やっぱりこの感触……たまらないデス♡」
「うぅ……や、やめてよぉ……」
「やめて欲しいデスカ? ンフフ♡ なら――」

 そう言うと、今度はその間の割れ目に指を入れる。
 優しく撫でるように、指を動かす。

「~~~!?!?♡♡」

 かつてない刺激に、結衣は声にならない声を出す。
 その様子を見たカスミが、嗜虐的な笑みを浮かべる。
 そして――

「あぁん……っ!♡」

 服が破けるほどの力で、に指を入れる。
 あちこち、何かを探すように、掻き回していく。

「んんんっ♡♡」

 その指に呼応するように、結衣の身体がピクピクンと震える。
 初めは結衣にとってつらいものがあったが、だんだんと快感に変わっていった。
 友人にレイプまがいなことをされているにも関わらず、気持ちよく感じているのだ。

「さぁ、結衣サン。――イッちゃえ♡」
「ふあああああっっ♡♡♡」

 カスミの甘い声が合図となり、結衣は快感の海に溺れていった……
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