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19.04.19
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カウンセラーとの面談があった。改めて鬱に至った経緯や再発防止策について話をする。そこで原因として、私がここで散々書いてきたようなプライドの問題について、更に深く理由を問われる。どうしてプライドが高いんでしょうね? どうして他者の評価が気になるんですか? どうして自己評価より他者評価の方を優先させるんですか? そして、この姿勢をどうあるべき形に変えていくのか、についても考える。ある「べき」姿。私の人格が、社会・会社にとってあるべき姿に変えられていく。それは滑らかに社会を回すためには、必然の事で、この共同体に属している以上、当然だ。産まれた時から、躾・教育で私は変身を常に迫られてきたのだから「べき」を今更恐れる必要ない。だが、もう29歳にもなって、人格改変を求められると、やはり今までの人生のどこに間違いがあったのか、と考えてしまう。
昨日からの続き。ついにソープで嬢と対面。写真よりもずっと醜かった。とても驚いた。パネルマジック。これほどとは。黒髪のロングで、確かに写真の面影はあり、笑顔を見せていたものの、全体の雰囲気が荒んでいて、何か恐ろしいものが目の前にいる感覚だった。
「はじめまして。△△です。よろしくおねがいします」
嬢はそう言って、腕を組んでくる。胸は確かに豊からしく、私の腕に、柔らかいものが当たる。いわゆる、当ててんのよ状態だ。書いてあった情報全てが嘘かと恐れていたが、そんなことは無いらしく、少し安心した。
連れられて、個室に入っていく。中はピンク基調をしていて、ベッドとそのまま仕切りもなく、続けて風呂場がある。風呂場のほうが広かった。全体的に薄暗い。ベッドに隣同士で座って、他愛ない話をする。その間も嬢はずっと胸を腕にくっつけている。プロって、すごい。
ここまで細かくと書いてきてあれだが、以後の具体的な行為は書かない。官能小説ではない。だが、この時に色々なことに気付いたり、考えたりしたことが、私のその後の性に引き続いている。例えば、私は緊張のあまり、正常位で挿入することが出来ず全て騎乗位で対応をして貰ったとか、遅漏であったと知ったとか、行為中に彼女のことを考えてしまったとか、風俗を利用したことを母親に脳内で謝ったりしたこと等。この思索はトラウマになっている。もし、本当に好きな人とであれば、一緒に乗り越えていくことも出来たかもしれないのに、考える必要がなかったのに、と私はもう存在しない未来に思いを馳せることが今もある。
相手が商売嬢だったこともあり、セックスには満足は無かった。そこまで気持ち良くも無かった。私は素人童貞という只の童貞よりも不名誉な存在になった。120分は長かった。1回出してしまえば、相手も乗り気でないし、私の気も勃たず、マッサージとかをしてもらって、時間を過ごした。こんなことに45,000円。酷い話だと思ったが、向こうはこんな酷い私の相手をして、どれだけ貰えるのだろう、とか考えて、更に悲しくなった。私の感覚では、ここには誰も幸せな奴はいなかった。
終わって、上野駅まで帰りの送迎車もあるので、待合席にまた入る。行為待ちか、送迎待ちか、2人いた。少し経つと、その内1人が呼ばれて、またご案内の太い声。そして、残ったもう1人と私が同じ送迎者に乗り込む。行きの時とは異なるドライバーだった。送迎車も何台かで回っているのだろう。同乗したおじさんは、サービスに満足したのか、関係無い話を私相手にべらべらと喋っていて、私はそれを聞き流していた。色々なことに失望していた。自分の価値を貶めよう、という目的が本当にあったのならば、それは問題なく成功したと言える。
だが、この失望、罪の意識にも似た何かは、今になっても私の中で響いている。
細かい話は明日以降に続ける。
昨日からの続き。ついにソープで嬢と対面。写真よりもずっと醜かった。とても驚いた。パネルマジック。これほどとは。黒髪のロングで、確かに写真の面影はあり、笑顔を見せていたものの、全体の雰囲気が荒んでいて、何か恐ろしいものが目の前にいる感覚だった。
「はじめまして。△△です。よろしくおねがいします」
嬢はそう言って、腕を組んでくる。胸は確かに豊からしく、私の腕に、柔らかいものが当たる。いわゆる、当ててんのよ状態だ。書いてあった情報全てが嘘かと恐れていたが、そんなことは無いらしく、少し安心した。
連れられて、個室に入っていく。中はピンク基調をしていて、ベッドとそのまま仕切りもなく、続けて風呂場がある。風呂場のほうが広かった。全体的に薄暗い。ベッドに隣同士で座って、他愛ない話をする。その間も嬢はずっと胸を腕にくっつけている。プロって、すごい。
ここまで細かくと書いてきてあれだが、以後の具体的な行為は書かない。官能小説ではない。だが、この時に色々なことに気付いたり、考えたりしたことが、私のその後の性に引き続いている。例えば、私は緊張のあまり、正常位で挿入することが出来ず全て騎乗位で対応をして貰ったとか、遅漏であったと知ったとか、行為中に彼女のことを考えてしまったとか、風俗を利用したことを母親に脳内で謝ったりしたこと等。この思索はトラウマになっている。もし、本当に好きな人とであれば、一緒に乗り越えていくことも出来たかもしれないのに、考える必要がなかったのに、と私はもう存在しない未来に思いを馳せることが今もある。
相手が商売嬢だったこともあり、セックスには満足は無かった。そこまで気持ち良くも無かった。私は素人童貞という只の童貞よりも不名誉な存在になった。120分は長かった。1回出してしまえば、相手も乗り気でないし、私の気も勃たず、マッサージとかをしてもらって、時間を過ごした。こんなことに45,000円。酷い話だと思ったが、向こうはこんな酷い私の相手をして、どれだけ貰えるのだろう、とか考えて、更に悲しくなった。私の感覚では、ここには誰も幸せな奴はいなかった。
終わって、上野駅まで帰りの送迎車もあるので、待合席にまた入る。行為待ちか、送迎待ちか、2人いた。少し経つと、その内1人が呼ばれて、またご案内の太い声。そして、残ったもう1人と私が同じ送迎者に乗り込む。行きの時とは異なるドライバーだった。送迎車も何台かで回っているのだろう。同乗したおじさんは、サービスに満足したのか、関係無い話を私相手にべらべらと喋っていて、私はそれを聞き流していた。色々なことに失望していた。自分の価値を貶めよう、という目的が本当にあったのならば、それは問題なく成功したと言える。
だが、この失望、罪の意識にも似た何かは、今になっても私の中で響いている。
細かい話は明日以降に続ける。
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