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19.05.20
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施設でグループワークをした。ディスカッションで各々の意見を出しあい、自分以外の考えを広く受け入れることが趣旨だ。テーマは苦手な人との接し方。確かに多様な意見が出て面白かった。私は苦手な人と上手く関わることが出来なくて休職したと思っているので参考になった。苦手な人の良いところを書き出すとか、苦手なところを書き出して再検討するとか。この中で意見の1つに、相手に嫌いだと宣言すると言うものがあった。広く意見を聞くと言う点では有益だった。私にはそれが出来ないと思ったし、それが出来る人はこういう施設に来ないタイプの人だと思ったからだ。その人は自身を白黒ハッキリさせないと気が済まないタイプとしていて、それ故に心に悪い関わりは断ちたいと考えていた。それはそれでよいのだけれど、その人は他の人にも自身の考えを強要している空気があった。少なくとも、私はそう感じた。苦手な人とは関わらない方がいい、なんで言えないんですか、私には考えられない、など。こう自分の意見を強く伝えることが出来る人はいいと思う。一方で、そう言えない弱い人がいることも許してほしい。勿論、それが休職の一因なのである程度は強く言えるように矯正していったほうが良いのかもしれないが、全部をあなたと一緒にしないで欲しい。特にその強い人に反論はしなかったが、もしその人が本当に発言した通りに考えているならば、その割には周りの意見を気にしすぎなように思えた。真に自分が考えていることが正しいと思えるなら、このディスカッションは結論を出すものでもなく、他の誰かが何を言おうと気にしないのではないだろうか。私は、その強い人が必死に折れないようにしているように見えて、ある姿とありたい姿の差を見た気がした。
昨日からの続き。ついにミントが東京に出てくる。これは休職の少し前だった。夏に休み始めたので、6月くらいだった。まだ梅雨だったけれど、その日は晴れていた。
会うのを散々渋っていた割には、会うことを決めたしまってからは逆に割り切り楽しみにすることとした。前日にも「会うのドキドキする」なんて、やり取りをして、実際に会うことは確かに楽しみだった。
それでも不安はあった。実際に会ってみて全然上手くいかなかったらどうしよう、みたいな不安もあったし、結婚相手に後から何か言われる不安、そもそもヤクザみたいなのが出てくる不安。いつだってネットで知り合った人とリアルで会うときには憑き物の類。
これもまたいつも通りだが、当日のギリギリまで行くかどうか悩んだ。ここで縁が終わっても、仕方の無い気もあった。そうするべきにも思えたが、結局は行った。新宿でぽつりと私を待つ裏切られたミントを想像したくなかった、などと言いつつ、全ては性欲だった。
待ち合わせ場所は紀伊國屋書店前。聞いていた服装の通りのキャリーバッグを持った女の子がいた。確かにミントだった。不安そうな顔をしていた。彼女の性格からすれば私よりもずっと不安だったはずだ。
「ミントさん?」
わかっていても、一応聞いた。彼女は頷く。顔は暗いままだった。顔写真は事前に免許証のものを送っていたから、そこまで差異はないはずだけれど、緊張だろうか。
「はじめまして」
確かにそうだった。ずっと話をしていたけれど、初めましてだ。私もそう返す。不思議な感じだった。
「ご飯は食べた?」
横に首を振る。では、食事からにしましょうか、ということで新宿駅へ向かう。駅ビルの上で食事をしようと思っていた。キャリーバッグを持ってあげようとしたが、やんわり拒否された。会話は弾まなかった。お互いに緊張していた。ミントはずっと顔色が暗く、私はそれを乗り越えられるほどのコミュニケーション能力を持っていなかった。
昼食は和食にした。特に理由はない。空いていたから。食事後、改めて街に戻る気も起きず、ミントもどこか行きたいことがあるわけではなく、それどころか疲れているので休みたいと言うので、自宅に向かうことにした。
駅ビルのエスカレーターを降りている途中で、会社の後輩とすれ違った。普段は会わないのに、こんなときだけ会ってしまうと言うのは、やはり人生は面白く出来ているなと感じる。後日、一緒にいた人が誰か尋ねられたので、親戚だと誤魔化した。誤魔化せてはいないのだろう。
そんなちょっとしたトラブルもありつつ、私はミントを家へと連れ込む。
細かい話は明日以降に続ける。
昨日からの続き。ついにミントが東京に出てくる。これは休職の少し前だった。夏に休み始めたので、6月くらいだった。まだ梅雨だったけれど、その日は晴れていた。
会うのを散々渋っていた割には、会うことを決めたしまってからは逆に割り切り楽しみにすることとした。前日にも「会うのドキドキする」なんて、やり取りをして、実際に会うことは確かに楽しみだった。
それでも不安はあった。実際に会ってみて全然上手くいかなかったらどうしよう、みたいな不安もあったし、結婚相手に後から何か言われる不安、そもそもヤクザみたいなのが出てくる不安。いつだってネットで知り合った人とリアルで会うときには憑き物の類。
これもまたいつも通りだが、当日のギリギリまで行くかどうか悩んだ。ここで縁が終わっても、仕方の無い気もあった。そうするべきにも思えたが、結局は行った。新宿でぽつりと私を待つ裏切られたミントを想像したくなかった、などと言いつつ、全ては性欲だった。
待ち合わせ場所は紀伊國屋書店前。聞いていた服装の通りのキャリーバッグを持った女の子がいた。確かにミントだった。不安そうな顔をしていた。彼女の性格からすれば私よりもずっと不安だったはずだ。
「ミントさん?」
わかっていても、一応聞いた。彼女は頷く。顔は暗いままだった。顔写真は事前に免許証のものを送っていたから、そこまで差異はないはずだけれど、緊張だろうか。
「はじめまして」
確かにそうだった。ずっと話をしていたけれど、初めましてだ。私もそう返す。不思議な感じだった。
「ご飯は食べた?」
横に首を振る。では、食事からにしましょうか、ということで新宿駅へ向かう。駅ビルの上で食事をしようと思っていた。キャリーバッグを持ってあげようとしたが、やんわり拒否された。会話は弾まなかった。お互いに緊張していた。ミントはずっと顔色が暗く、私はそれを乗り越えられるほどのコミュニケーション能力を持っていなかった。
昼食は和食にした。特に理由はない。空いていたから。食事後、改めて街に戻る気も起きず、ミントもどこか行きたいことがあるわけではなく、それどころか疲れているので休みたいと言うので、自宅に向かうことにした。
駅ビルのエスカレーターを降りている途中で、会社の後輩とすれ違った。普段は会わないのに、こんなときだけ会ってしまうと言うのは、やはり人生は面白く出来ているなと感じる。後日、一緒にいた人が誰か尋ねられたので、親戚だと誤魔化した。誤魔化せてはいないのだろう。
そんなちょっとしたトラブルもありつつ、私はミントを家へと連れ込む。
細かい話は明日以降に続ける。
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