153 / 1,646
妖術師の少女と鍛治師の男
しおりを挟む
ロロネーと同じく、海賊の界隈では非道なことで有名だというロッシュ海賊団。町で情報を集めていた時には、その名を耳にすることはなかったが、恐らくロロネーの悪事が一際目立ち過ぎているため、一般的にはそれ程知れ渡っていないのかもしれない。
悪巧みに長けたロッシュは、海賊同士の間で争いの火種を作り、勝つ見込みの高い方に加担しながら報酬と戦利品をくすねて行く狡賢いことをしているのだとか。今回のレースでロロネーの企みに一役買っているという情報を掴んだチン・シーが、同じく彼の行いに目を付けていたグレイスに話を持ち掛け、その企みを潰す為の同盟を組んだ。
「立ち話もなんだ・・・。アンタ達には悪いが、もう一度この店でってことになるけど良いかい?」
店員の男に、ハオランとの会食の会計について尋ねると、既に彼が支払ってくれていたようだ。それを聞いて安心したシン達は再度、グレイス一行について行きながら店の個室へと案内された。
部屋に着き、一行が席に座るとグレイスから任務についての確認と、その作戦内容について説明があった。
「さて、任務内容についてはさっき話した通り、停泊場にあるロッシュの船に忍び込み、あるアイテムの回収、もしくは処分を行うといった内容だ。勿論、船の周りにも中にも船員がいるだろうから、隠密行動が厳守となる」
無論、自身の船なのだから警備に当たっている者がいるのは当然だろう。しかし彼女らはそんな大勢の目がある中、どうやって忍び込もうとしていたのだろうか。シンのような隠密に長けたクラス構成のパーティでもないのに、どうやって隠密任務をこなそうというのか、シンは興味があった。
「まずはフーファンによる妖術で、ロッシュの船一帯に幻術をかける。だがこれは広範囲な上、探知されない程の微弱な幻術だ。一般の者やロッシュ海賊団の船員以外の視線を遮る遮断フィールを展開する。これで外から中の様子に変化があったなどとは思われなくなり、行動がしやすくなる」
妖術師のクラスは、相手を幻術などの術中に陥れることに特化しており、他のクラスとの違いは複数の者に幻術をかけられるだけでなく、広範囲に渡る術の範囲にある。しかしながら、勿論そんな強力な術が簡単に放てるものではなく、祭壇や魔法陣、施設などの設置が必要不可欠であり、準備や発動までに時間がかかってしまう。
その上、設置した装置が破壊されれば術は乱れ、その効果を失い、再度スキルを使うにはまた設置を強いられるという、下準備や作戦が重要になってくるクラスだ。
「作戦の決行は本日の真夜中、それまでにフーファンとシュユーで術式の装置を設置しにいく。アタシとアンタらは時間まで待機し、彼らの設置が終了したら各自持ち場に着いてもらう。フーファンは幻術を発動し、シュユーとアンタ達は装置の護衛、そしてガンスリンガーのミア、アンタには最悪の事態になった時に狙撃による援護をお願いしたい」
「了解だ。だが、私は幻術の範囲外だろ?どうやって中の事態に対応すればいい?」
「それは大丈夫です!術式の側に居てくれてさえいれば、中の様子を装置に映し出すことができます!ミアさんはそれで敵の配置を確認しながら撃っていただければ問題ありません!」
フーファンが自信ありげに口を開いた。だが、一度も作戦の合わせを行なっていないのに、瞬時に対応できるものなのだろうか。中の様子がどの様に映し出されるのかも分からないのに、見えない敵を正確に狙撃することが可能なのか。
「簡単に言ってくれるな・・・」
「まぁ、あくまでも最悪の事態になった時の話だ。それにこの子のサポートは強力だよ。まるでレーダーを見ているかのように敵の位置を教えてくれる。だから彼女もこの子をスカウトしたのさ」
グレイスのお墨付きをもらい、満面の笑みを作るフーファン。確かにこの少女にかかる重圧は重い。実際に船に忍び込む実働班の命を預かっているだけではなく、もし作戦が相手に知られれば真先に命を狙われるのは、術者であるフーファンが有力だろう。
「そして実際に船に忍び込むのはアタシとシンになる。アタシらは小船でロッシュの船に近づき乗り込む。アタシだけの作戦では別のやり方で忍び込もうと思っていたけど、シンのスキルで影の中を移動し、より安全に忍び込むことが可能になった。船員の目を掻い潜り、恐らくロッシュの部屋にあるであろうアイテムを回収し、脱出するってぇのが今回の任務となる」
簡単に言ってくれるが、何処から船員が見ているか、出てくるか分からない入り組んだ船の中という敵地のど真ん中で、音を立てることもなく見られることもなくなど、容易なことではない。
「待ってくれ。俺だけならともかく、声も出せない状態でどうやってアンタを俺の影の中に誘える?そんな直ぐに言葉の要らない連携など出来ないぞ・・・」
シンの言い分も最もなことだった。どんなに信頼があり親密で意思疎通の出来る相方であっても、一度も合わせることもなく咄嗟な連携を取るなど容易ではない。まして出会って間もないシンとグレイスでそんな連携など、取れるはずもないだろう。しかし、そんな心配事を祓うように口を開いたのが、この作戦においてもう一人の重要人物でもあるシュユーだった。
「ご安心されよ、シン殿。元よりこの作戦はグレイス殿お一人で行う筈だったもの。貴殿のように隠密スキルを持たぬグレイス殿が如何にして忍び込むとしていたのか・・・」
「そうだ、言われてみれば・・・。一体どうやって忍び込もうとしたんだ?」
彼の答えを求めるような表情を見て、誇らしげにほくそ笑むシュユーがシンの質問に答えようとした時、その様子を見ていたグレイスが焦ったく勿体ぶるシュユー差し置いて、先にその答えを喋り出した。
「回りくどい言い方してんじゃないよ。それはコイツの作るエンチャント装備さ」
「なっ!?私が言おうと思っていたことをッ!」
グレイスの言う“エンチャント”とは、武器や防具といった装備やアイテムに、属性や特殊なスキル、特定の要素や効果を追加する技術を指す言葉で、分かりやすいところで言えば、炎を纏った剣を作ったり、防具に水属性を吸収する効果を付けるなど、属性攻撃ができないクラスであっても、エンチャントされた装備を身につけることで魔法を放つことが出来たり、属性攻撃が扱えるようになるという、強大な相手を攻略する時などに重宝される技術の一つだ。
彼女に不意を突かれ、取り乱したシュユーが仕切り直し、自らの口でシンに説明する。
「コホンッ・・・。私の鍛治スキルによって作り出す、不可視の黒衣を使って忍び込もうという作戦だったのです。ですがこの不可視というものは万能ではございません。音を立てれば聞こえてしまい、気配察知や温度による探知などを受けてしまえば看破され、効果を剥がされてしまいますので過信は禁物なのです」
悪巧みに長けたロッシュは、海賊同士の間で争いの火種を作り、勝つ見込みの高い方に加担しながら報酬と戦利品をくすねて行く狡賢いことをしているのだとか。今回のレースでロロネーの企みに一役買っているという情報を掴んだチン・シーが、同じく彼の行いに目を付けていたグレイスに話を持ち掛け、その企みを潰す為の同盟を組んだ。
「立ち話もなんだ・・・。アンタ達には悪いが、もう一度この店でってことになるけど良いかい?」
店員の男に、ハオランとの会食の会計について尋ねると、既に彼が支払ってくれていたようだ。それを聞いて安心したシン達は再度、グレイス一行について行きながら店の個室へと案内された。
部屋に着き、一行が席に座るとグレイスから任務についての確認と、その作戦内容について説明があった。
「さて、任務内容についてはさっき話した通り、停泊場にあるロッシュの船に忍び込み、あるアイテムの回収、もしくは処分を行うといった内容だ。勿論、船の周りにも中にも船員がいるだろうから、隠密行動が厳守となる」
無論、自身の船なのだから警備に当たっている者がいるのは当然だろう。しかし彼女らはそんな大勢の目がある中、どうやって忍び込もうとしていたのだろうか。シンのような隠密に長けたクラス構成のパーティでもないのに、どうやって隠密任務をこなそうというのか、シンは興味があった。
「まずはフーファンによる妖術で、ロッシュの船一帯に幻術をかける。だがこれは広範囲な上、探知されない程の微弱な幻術だ。一般の者やロッシュ海賊団の船員以外の視線を遮る遮断フィールを展開する。これで外から中の様子に変化があったなどとは思われなくなり、行動がしやすくなる」
妖術師のクラスは、相手を幻術などの術中に陥れることに特化しており、他のクラスとの違いは複数の者に幻術をかけられるだけでなく、広範囲に渡る術の範囲にある。しかしながら、勿論そんな強力な術が簡単に放てるものではなく、祭壇や魔法陣、施設などの設置が必要不可欠であり、準備や発動までに時間がかかってしまう。
その上、設置した装置が破壊されれば術は乱れ、その効果を失い、再度スキルを使うにはまた設置を強いられるという、下準備や作戦が重要になってくるクラスだ。
「作戦の決行は本日の真夜中、それまでにフーファンとシュユーで術式の装置を設置しにいく。アタシとアンタらは時間まで待機し、彼らの設置が終了したら各自持ち場に着いてもらう。フーファンは幻術を発動し、シュユーとアンタ達は装置の護衛、そしてガンスリンガーのミア、アンタには最悪の事態になった時に狙撃による援護をお願いしたい」
「了解だ。だが、私は幻術の範囲外だろ?どうやって中の事態に対応すればいい?」
「それは大丈夫です!術式の側に居てくれてさえいれば、中の様子を装置に映し出すことができます!ミアさんはそれで敵の配置を確認しながら撃っていただければ問題ありません!」
フーファンが自信ありげに口を開いた。だが、一度も作戦の合わせを行なっていないのに、瞬時に対応できるものなのだろうか。中の様子がどの様に映し出されるのかも分からないのに、見えない敵を正確に狙撃することが可能なのか。
「簡単に言ってくれるな・・・」
「まぁ、あくまでも最悪の事態になった時の話だ。それにこの子のサポートは強力だよ。まるでレーダーを見ているかのように敵の位置を教えてくれる。だから彼女もこの子をスカウトしたのさ」
グレイスのお墨付きをもらい、満面の笑みを作るフーファン。確かにこの少女にかかる重圧は重い。実際に船に忍び込む実働班の命を預かっているだけではなく、もし作戦が相手に知られれば真先に命を狙われるのは、術者であるフーファンが有力だろう。
「そして実際に船に忍び込むのはアタシとシンになる。アタシらは小船でロッシュの船に近づき乗り込む。アタシだけの作戦では別のやり方で忍び込もうと思っていたけど、シンのスキルで影の中を移動し、より安全に忍び込むことが可能になった。船員の目を掻い潜り、恐らくロッシュの部屋にあるであろうアイテムを回収し、脱出するってぇのが今回の任務となる」
簡単に言ってくれるが、何処から船員が見ているか、出てくるか分からない入り組んだ船の中という敵地のど真ん中で、音を立てることもなく見られることもなくなど、容易なことではない。
「待ってくれ。俺だけならともかく、声も出せない状態でどうやってアンタを俺の影の中に誘える?そんな直ぐに言葉の要らない連携など出来ないぞ・・・」
シンの言い分も最もなことだった。どんなに信頼があり親密で意思疎通の出来る相方であっても、一度も合わせることもなく咄嗟な連携を取るなど容易ではない。まして出会って間もないシンとグレイスでそんな連携など、取れるはずもないだろう。しかし、そんな心配事を祓うように口を開いたのが、この作戦においてもう一人の重要人物でもあるシュユーだった。
「ご安心されよ、シン殿。元よりこの作戦はグレイス殿お一人で行う筈だったもの。貴殿のように隠密スキルを持たぬグレイス殿が如何にして忍び込むとしていたのか・・・」
「そうだ、言われてみれば・・・。一体どうやって忍び込もうとしたんだ?」
彼の答えを求めるような表情を見て、誇らしげにほくそ笑むシュユーがシンの質問に答えようとした時、その様子を見ていたグレイスが焦ったく勿体ぶるシュユー差し置いて、先にその答えを喋り出した。
「回りくどい言い方してんじゃないよ。それはコイツの作るエンチャント装備さ」
「なっ!?私が言おうと思っていたことをッ!」
グレイスの言う“エンチャント”とは、武器や防具といった装備やアイテムに、属性や特殊なスキル、特定の要素や効果を追加する技術を指す言葉で、分かりやすいところで言えば、炎を纏った剣を作ったり、防具に水属性を吸収する効果を付けるなど、属性攻撃ができないクラスであっても、エンチャントされた装備を身につけることで魔法を放つことが出来たり、属性攻撃が扱えるようになるという、強大な相手を攻略する時などに重宝される技術の一つだ。
彼女に不意を突かれ、取り乱したシュユーが仕切り直し、自らの口でシンに説明する。
「コホンッ・・・。私の鍛治スキルによって作り出す、不可視の黒衣を使って忍び込もうという作戦だったのです。ですがこの不可視というものは万能ではございません。音を立てれば聞こえてしまい、気配察知や温度による探知などを受けてしまえば看破され、効果を剥がされてしまいますので過信は禁物なのです」
0
あなたにおすすめの小説
異世界に流されて…!?
藤城満定
ファンタジー
東京発沖縄着の船で修学旅行に出港した都立東品川高等学校2年4組の生徒35人は出港して2時間が過ぎた頃に突然の嵐に巻き込まれてしまい、船が転覆してしまって海に投げ出されてしまった。男子生徒の宮間景太郎が目を覚ますと、そこはどこかの森の中だった。海に投げ出されたのに、何で森の中にいるんだ?不思議に思って呆然としていたら、森の奥から聞き覚えのある女子生徒達の悲鳴が聞こえてきた。考えるより先に体が動いた。足元にあった折れて先端が尖った木の枝と石コロを取って森の奥へと駆け出した。そこには3人の女子生徒が5匹の身長160cmくらいの緑色の肌色のバケモノに襲われていた。そのバケモノは異世界アニメやコミックでお馴染みのゴブリン?だった。距離は10mはある。短剣を持ったのと木製の棍棒を持ったゴブリンの内、棍棒を持ったのがソレを振り下ろすのを防ぐのは無理な距離。ならばと、拾っておいた石コロを全力投球投。全くの無警戒だった場所からかならの威力で投げられた石コロが頭に命中して、そのまま倒れてしまったので他のゴブリン共も動揺した。その隙に女子生徒達とゴブリン共の間に立ち塞がり、拾った木の枝(棒?)を振り回して距離を置き、斃したゴブリンから棍棒を拾ってそこからはタコ殴りに殴りまくった。棍棒や短剣を弾くと、頭、首、肩、腕、足と、それはもうフルボッコのボッコボコにして斃してから暫くして女子生徒達に「大丈夫か?」と声をかけると、3人ともポカーンと口を開けて呆然としていた。まあ、無理もない。何故なら景太郎はクラスでは寡黙で、いつも1人で行動しているそれは、ぶっちゃけて言うと、完全な『ボッチくん』だったからだ。そんな景太郎が自分達の命を助けてくれた。それも今まで誰も見た事のない熱く必死な戦い方でだ。これは謂わゆる『吊り橋効果』ではあるが、こうまで男らしい姿を見せられては惚れるなというほうが無理だろう。その瞬間から女子達による景太郎の取り合い合戦が始まった。
【毎週火曜日に投稿します】
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
俺の家に異世界ファンタジーガチャが来た結果→現実世界で最強に ~極大に増えていくスキルの数が膨大になったので現実世界で無双します~
仮実谷 望
ファンタジー
ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。
ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。
ガチャ好きすぎて書いてしまった。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる