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第二章 復讐その二 ジェームズ=ゴドウィン
ゴドウィン卿との会談
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パーティー会場で僕達に接触してきたゴドウィン卿は、話がしたいとゴドウィン卿自ら僕達をこの部屋へ案内した。
最初はライラ様一人だけ誘われたのだが、ライラ様が僕達も一緒でなければ話はできないと、無理にゴドウィン卿にこの条件を飲ませたのだ。
そして部屋に入ると、一人の成人男性より一回り……いや、二回り身体の大きな中年の騎士が控えていた。しかも、その実力は一目見ただけで分かった。
「はは、せっかく楽しんでいたところ申し訳ありません。どうぞおかけください」
ゴドウィン卿に苦笑しながら進められると、ライラ様が席に座り、僕とハンナさんはライラ様の両脇に控えた。
「それで……改めてお尋ねしますが、そちらに控える二人はカートレット卿の従者ですか?」
「いえ……二人共、私の大切な人です」
「はは、そうですか」
ライラ様がそう告げるが、ゴドウィン卿は特に興味も示さずに愛想笑いをした。
だけどライラ様……その言葉、僕とハンナさんの胸には突き刺さっております……。
「それで、どのようなお話でしょうか?」
「ええと……その前に、カートレット卿のその腕や脚はどうしたのですか?」
……いきなり切り込んできたな。
思惑があるとはいえ、まさか単刀直入に尋ねられるとは思わなかった。
「ふふ、気になりますか?」
「ええ。その腕と脚は賊の手によって切り落とされたと伺っておりましたので」
ライラ様ははぐらかすが、ゴドウィン卿は逃がさないとばかりに言葉を投げかけてくる。
「ですが、ゴドウィン卿が仰るように腕や脚が切り落とされたのであれば、立って歩いたりすることはできないと思いますが?」
「ええ、ですので不思議で仕方ないんですよ。いくら回復魔法やポーションでも、失ったものは元に戻せませんから」
「ふふ、そうですね。なら、もう答えが出ているんじゃありませんか?」
なおも追及の手を緩めないゴドウィン卿に対し、ライラ様も言外に告げる。
あり得ないなら、これはそういうことなのだ、と。
「……はは、まあいいでしょう。お話ししたいのはそれではないですし」
「では、早めに本題に入っていただけると助かるのですが」
やれやれと肩を竦めるゴドウィン卿に対し、ライラ様が皮肉を込めてそう言った。
「では単刀直入に言います。カートレット卿、私の伴侶になりませんか?」
「「「はあ!?」」」
ゴドウィン卿の言葉に、ライラ様だけでなく後ろに控える僕とハンナさんも思わず驚きの声を上げた。
「そ、それはどういう意味ですかっ!?」
「はは、言葉通りの意味ですよ。ちょうど私も独り身ですし、ご両親である先代カートレット卿とその奥方を亡くされたあなたにとっても、悪い話ではないと思いますが?」
ほ、本当に、何を考えているんだこの男は……?
「さ、さすがにそれは受けられません!」
ライラ様は声を荒げて反対する。
「何故です? 私なら、あなたのカートレット領だって今以上に発展させてあげられますし、なにより、これからは私の傍で一生穏やかに過ごすことができるんですよ?」
続けて話すゴドウィン卿の言葉で気づく。
ああ、そうか……コイツは、ライラ様の治めるあの街が欲しいんだな。
その理由までは、まだ分からないけど。
「と、とにかく! あなたと結婚するなど、絶対に無理です!」
「そうですか……残念です……」
ゴドウィン卿はガックリと肩を落とし、かぶりを振る。
だが、次にこの男から放たれた言葉も驚くべきものだった。
「……では、あなたを妻に迎えるのは諦めますので、代わりにアイザックの街をいただけませんか?」
「……結局、カートレット領がお望みですか」
「ええ、欲しいですね……何としてでも」
そう告げると、ゴドウィン卿の双眸が怪しく光る。
「まあ、いきなりのことですので、すぐに決められないのは承知しています。ただ、もし受け入れてくださるなら、カートレット卿には今以上の贅沢と、そちらの男との幸せな生活をお約束しますよ?」
そう言うと、ゴドウィン卿がニコリ、と微笑んだ。
「…………………………」
ライラ様が振り返り、無言でこちらを見たので僕は頷く。
「失礼……ここからは、こちらのアデルがゴドウィン卿とお話しをさせていただきます。なお、アデルの言葉は全て私の言葉と受け取っていただいて差し支えありません」
「ほう……」
ライラ様がそう告げると、ゴドウィン卿が値踏みするように僕を見やった。
実はこの部屋に来るまでの間に、ライラ様にはどうすれば良いのか判断がつかない場合などには、僕かハンナさんに話を振るようにあらかじめ伝えてあった。
そして、それが今だということだ。
「……それではライラ様からご指名いただきましたので、ここからは僕が話を引き継がせていただきます」
僕は一歩前に出ると、恭しく一礼した。
「早速ですが、ゴドウィン閣下はなぜアイザックの街をお求めなのですか?」
「それを、いちいち君に語る必要があるのかね?」
そもそも従者である僕が発言することが気に入らないゴドウィン卿は、まるで小馬鹿にするようにそう言い放つ。
「ですが、理由も分からないのに領地を差し出せと言われ、それに従う貴族がおりますでしょうか?」
そう告げると、ゴドウィン卿は一瞬顔をしかめるが、すぐに平静に戻った。
「……はは、理由は簡単だよ。あの街は、実はゴドウィン家にとって非常にゆかりのある土地なのだ。なら、その土地を取り戻すのは悲願、という訳だよ」
「ゆかりがある、ねえ……」
「……何が言いたいのかな?」
僕はあえて不遜に振舞うと、気を悪くしたゴドウィン卿は僕をジロリ、と睨んだ。
「それほどの悲願であるならば、もっと以前からそのような話があってもおかしくない筈です。なのに、代替わりしたタイミングでの要求……何かあるとしか思えませんよね?」
「…………………………」
僕の言葉に、ゴドウィン卿は口をつぐむ。
「……どうやらお答えいただけないようですね。ライラ様、パーティー会場でのワインの件もありますし、このお話はなかったことにするのがよろしいかと」
「ええ、分かりました」
僕は無言で睨みつけるゴドウィン卿を無視してライラ様にそう告げると、ライラ様は頷いて席を立つ。
「……まだ話は終わってはおりませんが?」
「ですが、これ以上話をしても無駄でしょう? アデル、ハンナ、行きましょう」
そう言って、ライラ様が部屋の扉へと歩を進める。
「カートレット卿……私は言いましたよ? 何としてでも欲しい、と」
ゴドウィン卿の言葉に、ライラ様がピタリ、と止まる。
「と、言いますと?」
「はは……さて、何でしょうね?」
ゴドウィン卿は口の端を吊り上げ、ライラ様を威嚇する。
「ただ……アイザックに住む少女達は悲しい思いをすることになるでしょうね」
「へえ……それは何故ですか?」
「だって、少女は皆、両腕と両脚、左眼を失うことになるのですから」
「…………………………」
「ああ、私の自慢の精兵五千人は勤勉ですから、丁寧に仕事をするでしょうね。それこそ、ただの一人も逃すことはないでしょう」
コイツ、一体何を考えているんだ!?
王国内で貴族同士の争いは御法度だということは、ただの冒険者でしかない僕ですら知っている。
なのに、この男は暗に言い放った。
アイザックの街を襲い、皆殺しにすると。
「……そんなことを、王国が許すとお思いですか?」
それまで終始無言だったハンナさんが、堪りかねてゴドウィン卿に告げると。
「さあ? ただ、これまで王国の軍事を一手に引き受けてきた伝統ある我がゴドウィン侯爵家と、王国に対してほとんど貢献していない地方貴族とでは、どちらの言い分を信じるでしょうか?」
「っ!?」
ゴドウィン卿の尊大な言葉に、ハンナさんが息を飲む。
つまりコイツは事実を捏造して、全てカートレット伯爵家のせいにするつもりなのだろう。
そして、それだけの権力も持ち合わせているという事実。
……このままここにいるのはまずい。
「……ライラ様、ハンナさん、これ以上の会話は無用です。早くお暇しましょう」
「……はい」
僕は二人にそう促すと、ライラ様は振り返りもせずに部屋の扉へと向かい、ハンナさんは俯きながらライラ様の後に続く。
その時。
「あは♪」
ライラ様が“死神”を一瞬だけ解き放った。
まるで、宣戦布告だと言わんばかりに。
「ライラ様……行きましょう」
僕はライラ様の背中をそっと押して、三人並んで退室した。
最初はライラ様一人だけ誘われたのだが、ライラ様が僕達も一緒でなければ話はできないと、無理にゴドウィン卿にこの条件を飲ませたのだ。
そして部屋に入ると、一人の成人男性より一回り……いや、二回り身体の大きな中年の騎士が控えていた。しかも、その実力は一目見ただけで分かった。
「はは、せっかく楽しんでいたところ申し訳ありません。どうぞおかけください」
ゴドウィン卿に苦笑しながら進められると、ライラ様が席に座り、僕とハンナさんはライラ様の両脇に控えた。
「それで……改めてお尋ねしますが、そちらに控える二人はカートレット卿の従者ですか?」
「いえ……二人共、私の大切な人です」
「はは、そうですか」
ライラ様がそう告げるが、ゴドウィン卿は特に興味も示さずに愛想笑いをした。
だけどライラ様……その言葉、僕とハンナさんの胸には突き刺さっております……。
「それで、どのようなお話でしょうか?」
「ええと……その前に、カートレット卿のその腕や脚はどうしたのですか?」
……いきなり切り込んできたな。
思惑があるとはいえ、まさか単刀直入に尋ねられるとは思わなかった。
「ふふ、気になりますか?」
「ええ。その腕と脚は賊の手によって切り落とされたと伺っておりましたので」
ライラ様ははぐらかすが、ゴドウィン卿は逃がさないとばかりに言葉を投げかけてくる。
「ですが、ゴドウィン卿が仰るように腕や脚が切り落とされたのであれば、立って歩いたりすることはできないと思いますが?」
「ええ、ですので不思議で仕方ないんですよ。いくら回復魔法やポーションでも、失ったものは元に戻せませんから」
「ふふ、そうですね。なら、もう答えが出ているんじゃありませんか?」
なおも追及の手を緩めないゴドウィン卿に対し、ライラ様も言外に告げる。
あり得ないなら、これはそういうことなのだ、と。
「……はは、まあいいでしょう。お話ししたいのはそれではないですし」
「では、早めに本題に入っていただけると助かるのですが」
やれやれと肩を竦めるゴドウィン卿に対し、ライラ様が皮肉を込めてそう言った。
「では単刀直入に言います。カートレット卿、私の伴侶になりませんか?」
「「「はあ!?」」」
ゴドウィン卿の言葉に、ライラ様だけでなく後ろに控える僕とハンナさんも思わず驚きの声を上げた。
「そ、それはどういう意味ですかっ!?」
「はは、言葉通りの意味ですよ。ちょうど私も独り身ですし、ご両親である先代カートレット卿とその奥方を亡くされたあなたにとっても、悪い話ではないと思いますが?」
ほ、本当に、何を考えているんだこの男は……?
「さ、さすがにそれは受けられません!」
ライラ様は声を荒げて反対する。
「何故です? 私なら、あなたのカートレット領だって今以上に発展させてあげられますし、なにより、これからは私の傍で一生穏やかに過ごすことができるんですよ?」
続けて話すゴドウィン卿の言葉で気づく。
ああ、そうか……コイツは、ライラ様の治めるあの街が欲しいんだな。
その理由までは、まだ分からないけど。
「と、とにかく! あなたと結婚するなど、絶対に無理です!」
「そうですか……残念です……」
ゴドウィン卿はガックリと肩を落とし、かぶりを振る。
だが、次にこの男から放たれた言葉も驚くべきものだった。
「……では、あなたを妻に迎えるのは諦めますので、代わりにアイザックの街をいただけませんか?」
「……結局、カートレット領がお望みですか」
「ええ、欲しいですね……何としてでも」
そう告げると、ゴドウィン卿の双眸が怪しく光る。
「まあ、いきなりのことですので、すぐに決められないのは承知しています。ただ、もし受け入れてくださるなら、カートレット卿には今以上の贅沢と、そちらの男との幸せな生活をお約束しますよ?」
そう言うと、ゴドウィン卿がニコリ、と微笑んだ。
「…………………………」
ライラ様が振り返り、無言でこちらを見たので僕は頷く。
「失礼……ここからは、こちらのアデルがゴドウィン卿とお話しをさせていただきます。なお、アデルの言葉は全て私の言葉と受け取っていただいて差し支えありません」
「ほう……」
ライラ様がそう告げると、ゴドウィン卿が値踏みするように僕を見やった。
実はこの部屋に来るまでの間に、ライラ様にはどうすれば良いのか判断がつかない場合などには、僕かハンナさんに話を振るようにあらかじめ伝えてあった。
そして、それが今だということだ。
「……それではライラ様からご指名いただきましたので、ここからは僕が話を引き継がせていただきます」
僕は一歩前に出ると、恭しく一礼した。
「早速ですが、ゴドウィン閣下はなぜアイザックの街をお求めなのですか?」
「それを、いちいち君に語る必要があるのかね?」
そもそも従者である僕が発言することが気に入らないゴドウィン卿は、まるで小馬鹿にするようにそう言い放つ。
「ですが、理由も分からないのに領地を差し出せと言われ、それに従う貴族がおりますでしょうか?」
そう告げると、ゴドウィン卿は一瞬顔をしかめるが、すぐに平静に戻った。
「……はは、理由は簡単だよ。あの街は、実はゴドウィン家にとって非常にゆかりのある土地なのだ。なら、その土地を取り戻すのは悲願、という訳だよ」
「ゆかりがある、ねえ……」
「……何が言いたいのかな?」
僕はあえて不遜に振舞うと、気を悪くしたゴドウィン卿は僕をジロリ、と睨んだ。
「それほどの悲願であるならば、もっと以前からそのような話があってもおかしくない筈です。なのに、代替わりしたタイミングでの要求……何かあるとしか思えませんよね?」
「…………………………」
僕の言葉に、ゴドウィン卿は口をつぐむ。
「……どうやらお答えいただけないようですね。ライラ様、パーティー会場でのワインの件もありますし、このお話はなかったことにするのがよろしいかと」
「ええ、分かりました」
僕は無言で睨みつけるゴドウィン卿を無視してライラ様にそう告げると、ライラ様は頷いて席を立つ。
「……まだ話は終わってはおりませんが?」
「ですが、これ以上話をしても無駄でしょう? アデル、ハンナ、行きましょう」
そう言って、ライラ様が部屋の扉へと歩を進める。
「カートレット卿……私は言いましたよ? 何としてでも欲しい、と」
ゴドウィン卿の言葉に、ライラ様がピタリ、と止まる。
「と、言いますと?」
「はは……さて、何でしょうね?」
ゴドウィン卿は口の端を吊り上げ、ライラ様を威嚇する。
「ただ……アイザックに住む少女達は悲しい思いをすることになるでしょうね」
「へえ……それは何故ですか?」
「だって、少女は皆、両腕と両脚、左眼を失うことになるのですから」
「…………………………」
「ああ、私の自慢の精兵五千人は勤勉ですから、丁寧に仕事をするでしょうね。それこそ、ただの一人も逃すことはないでしょう」
コイツ、一体何を考えているんだ!?
王国内で貴族同士の争いは御法度だということは、ただの冒険者でしかない僕ですら知っている。
なのに、この男は暗に言い放った。
アイザックの街を襲い、皆殺しにすると。
「……そんなことを、王国が許すとお思いですか?」
それまで終始無言だったハンナさんが、堪りかねてゴドウィン卿に告げると。
「さあ? ただ、これまで王国の軍事を一手に引き受けてきた伝統ある我がゴドウィン侯爵家と、王国に対してほとんど貢献していない地方貴族とでは、どちらの言い分を信じるでしょうか?」
「っ!?」
ゴドウィン卿の尊大な言葉に、ハンナさんが息を飲む。
つまりコイツは事実を捏造して、全てカートレット伯爵家のせいにするつもりなのだろう。
そして、それだけの権力も持ち合わせているという事実。
……このままここにいるのはまずい。
「……ライラ様、ハンナさん、これ以上の会話は無用です。早くお暇しましょう」
「……はい」
僕は二人にそう促すと、ライラ様は振り返りもせずに部屋の扉へと向かい、ハンナさんは俯きながらライラ様の後に続く。
その時。
「あは♪」
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