19 / 43
第18話「元、最強陰陽師、町に向かう」
しおりを挟む
「遅い。どういう事だ?」
異世界で陰陽道の研究をしながら過ごすある日、苛立ちからつい不満を口にしてしまった。
「遅いって何のことだニャ?」
一緒に天体観測をしていた猫妖精のダイキチが尋ねてきた。
「運河の事だよ。予定なら記念式典をやって、水を流して、完成しているはずじゃないか」
運河の完成に何故俺がこだわっているのかというと、風水に関係があるからだ。
運河が完成することにより、この学院は風水的に望ましい地形になり、陰陽道が行使しやすくなるはずなのだ。そして、そうなれば俺が元の世界に帰るための門を作り出す魔術も成功しやすくなるはずなのだ。
地形的な条件を満たすには、東の地域に川の流れがあればよいのだが、これは運河の開通で満たされるはずだったのだ。
「クロニコフ、そこら辺の事情を何か知らないか?」
ダイキチと同じく、天体観測をしていた少年であるクロニコフに何か知らないか確認してみる。クロニコフは名門貴族の魔術師の家系出身であるので、何かそういった行政的な経緯を知らないかと思ったのだ。
「さあ? 特に聞いたことが無いけど」
「本当か? 実は工事に失敗していたとかそういった噂は無いのか?」
「そういう噂話にはあまり関心が無いんだ」
どうやらクロニコフは坊ちゃん育ちである為か、そういう方面には疎いようだ。育ちが良いからこそ、最初は俺と反目して決闘をし、俺にぼろ負けしたのにも関わらずすぐに友人に慣れたのではあるが、今の状況では役に立たない。残念な事である。
「記念式典の費用を着服したとか? 運河の主要な地域を領有しているのはミリグラム伯で工事の責任者でもあるけど、確か贅沢暮らしをしていて色んな方面に借金があるはずよ。運河の工事費用には王国から支援があったはずだけど、それを着服して工事の規模に見合った式典が出来ない。場合によっては工事自体に手抜きがあってとてもじゃないけど放水できないとかもありえるかしら」
会話に加わってきたのは、この天体観測における紅一点、エルフの少女であるカナデ=ペペルイである。彼女は俺と同じくこの世界ではマイナーな陰陽道を志す者だが、その生まれは有力なエルフの部族の長の家である。
カナデはエルフのお姫様らしく、性格も良いし、可愛いし、魔術の才能に満ち溢れているしと、とても良い子なのだが、意外とお転婆なところがある。
それに加えて今の発言を考慮すると、意外と政治的な事も考えているのかもしれない。
お姫様というのは、政治抜きでは過ごしていけないのだろう。俺だって陰陽師を統べる一門の御曹司であるが、魔術の研究だけしていれば良いという訳にはいかず、色々と派閥争いだったり思想の違いによる殺し合いなど、世界の裏側を見てきたものである。
カナデの意外と世故長けた一面を見て、何となく好感を覚えた。
いや、好感を覚えたからどうだという事はないのだが。
「じゃあどうすりゃいいんだろう? 何か手回しとかして、出来るだけ早く運河を開通してもらえないかな?」
「そうね。もし、会計的な事で不正をしているのなら、そのことを王国に報告すると脅して、更にペペルイの森を通る交易路で荷留めをすると示唆してから、ペペルイ一族から融資をすると提案すれば何とかなるかも。そうすれば運河は開通するでしょうし、運河の利権の一部をうちの一族が握れるかもしれないわね」
「ふむふむなるほど」
えらく具体的で、エグイことを提案してくれた。しかし、結構効果がありそうで、やってみたいという欲求を刺激される。
「面白そうだな。でも、普通に技術的なトラブルの可能性もあるよね」
「確かにそうね。そうだったらお手上げじゃないかしら」
「そうでもないぞ。専門じゃないけど、俺には元の世界で得た科学的な知識やある。それで何か手助けが出来るかもしれない」
元の世界では陰陽道の名門である九頭刃家を継ぐものとして、魔術以外にもかなりの知識を詰め込んでいた。その時得た物理学や治水の歴史的な知識を用いれば、この世界での運河にも役に立つかもしれない。
さらに言えば、俺は元の世界ではネット小説を好んで読んでいたが、そこでの一大ジャンルである「知識チート」をやってみたいという欲求もある。
本当なら元の世界において最強と謳われた陰陽道の腕前で無双したいところなのだが、残念ながら俺の身につけていた陰陽道はこの世界の魔術法則と合わないらしく、弱体化してしまっているためそれは適わない。
「それじゃあ明日にでもそのミリグラム伯とかいう人のところに行ってみようか。ん? でも、貴族で領主何だろう? 急に行って会えるのか?」
俺は日本では従五位下の官位や陰陽助の職を与えられていた。しかし、当然のことながらこの世界では通用しないだろう。
また、カナデやクロニコフはこの世界の名門出身であるが、流石にまだ子供であるのでそこまでの権限は無いだろう。
「一応考えがあるの。任せておいて」
カナデが自信ありげに言うので、それを信用してミリグラム伯の居城のある町へと向かうことになった。
異世界で陰陽道の研究をしながら過ごすある日、苛立ちからつい不満を口にしてしまった。
「遅いって何のことだニャ?」
一緒に天体観測をしていた猫妖精のダイキチが尋ねてきた。
「運河の事だよ。予定なら記念式典をやって、水を流して、完成しているはずじゃないか」
運河の完成に何故俺がこだわっているのかというと、風水に関係があるからだ。
運河が完成することにより、この学院は風水的に望ましい地形になり、陰陽道が行使しやすくなるはずなのだ。そして、そうなれば俺が元の世界に帰るための門を作り出す魔術も成功しやすくなるはずなのだ。
地形的な条件を満たすには、東の地域に川の流れがあればよいのだが、これは運河の開通で満たされるはずだったのだ。
「クロニコフ、そこら辺の事情を何か知らないか?」
ダイキチと同じく、天体観測をしていた少年であるクロニコフに何か知らないか確認してみる。クロニコフは名門貴族の魔術師の家系出身であるので、何かそういった行政的な経緯を知らないかと思ったのだ。
「さあ? 特に聞いたことが無いけど」
「本当か? 実は工事に失敗していたとかそういった噂は無いのか?」
「そういう噂話にはあまり関心が無いんだ」
どうやらクロニコフは坊ちゃん育ちである為か、そういう方面には疎いようだ。育ちが良いからこそ、最初は俺と反目して決闘をし、俺にぼろ負けしたのにも関わらずすぐに友人に慣れたのではあるが、今の状況では役に立たない。残念な事である。
「記念式典の費用を着服したとか? 運河の主要な地域を領有しているのはミリグラム伯で工事の責任者でもあるけど、確か贅沢暮らしをしていて色んな方面に借金があるはずよ。運河の工事費用には王国から支援があったはずだけど、それを着服して工事の規模に見合った式典が出来ない。場合によっては工事自体に手抜きがあってとてもじゃないけど放水できないとかもありえるかしら」
会話に加わってきたのは、この天体観測における紅一点、エルフの少女であるカナデ=ペペルイである。彼女は俺と同じくこの世界ではマイナーな陰陽道を志す者だが、その生まれは有力なエルフの部族の長の家である。
カナデはエルフのお姫様らしく、性格も良いし、可愛いし、魔術の才能に満ち溢れているしと、とても良い子なのだが、意外とお転婆なところがある。
それに加えて今の発言を考慮すると、意外と政治的な事も考えているのかもしれない。
お姫様というのは、政治抜きでは過ごしていけないのだろう。俺だって陰陽師を統べる一門の御曹司であるが、魔術の研究だけしていれば良いという訳にはいかず、色々と派閥争いだったり思想の違いによる殺し合いなど、世界の裏側を見てきたものである。
カナデの意外と世故長けた一面を見て、何となく好感を覚えた。
いや、好感を覚えたからどうだという事はないのだが。
「じゃあどうすりゃいいんだろう? 何か手回しとかして、出来るだけ早く運河を開通してもらえないかな?」
「そうね。もし、会計的な事で不正をしているのなら、そのことを王国に報告すると脅して、更にペペルイの森を通る交易路で荷留めをすると示唆してから、ペペルイ一族から融資をすると提案すれば何とかなるかも。そうすれば運河は開通するでしょうし、運河の利権の一部をうちの一族が握れるかもしれないわね」
「ふむふむなるほど」
えらく具体的で、エグイことを提案してくれた。しかし、結構効果がありそうで、やってみたいという欲求を刺激される。
「面白そうだな。でも、普通に技術的なトラブルの可能性もあるよね」
「確かにそうね。そうだったらお手上げじゃないかしら」
「そうでもないぞ。専門じゃないけど、俺には元の世界で得た科学的な知識やある。それで何か手助けが出来るかもしれない」
元の世界では陰陽道の名門である九頭刃家を継ぐものとして、魔術以外にもかなりの知識を詰め込んでいた。その時得た物理学や治水の歴史的な知識を用いれば、この世界での運河にも役に立つかもしれない。
さらに言えば、俺は元の世界ではネット小説を好んで読んでいたが、そこでの一大ジャンルである「知識チート」をやってみたいという欲求もある。
本当なら元の世界において最強と謳われた陰陽道の腕前で無双したいところなのだが、残念ながら俺の身につけていた陰陽道はこの世界の魔術法則と合わないらしく、弱体化してしまっているためそれは適わない。
「それじゃあ明日にでもそのミリグラム伯とかいう人のところに行ってみようか。ん? でも、貴族で領主何だろう? 急に行って会えるのか?」
俺は日本では従五位下の官位や陰陽助の職を与えられていた。しかし、当然のことながらこの世界では通用しないだろう。
また、カナデやクロニコフはこの世界の名門出身であるが、流石にまだ子供であるのでそこまでの権限は無いだろう。
「一応考えがあるの。任せておいて」
カナデが自信ありげに言うので、それを信用してミリグラム伯の居城のある町へと向かうことになった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
【完結】テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる