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Part1
Б.г 目には目を - 08 (セシルの歴史教室:Crossbow)
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子供の時から、フィロは頭がいいだけに、残りの四人だって、頭脳戦でフィロに勝てた試しがない。
超現実的で、夢も見ない。無駄が嫌いなだけに、同じように無駄を嫌うセシルが主となったことは、フィロにとっては、最も幸運なことだっただろう。
「それから、オニビを使って、森でモンスターごっことか」
「あっ、それ、俺やりたい」
「鬼火」も「モンスター」も、この世界には存在しない概念だ。それは、セシルから教えてもらった知識というか、遊び半分の面白話だった。
「――あまり……大袈裟なことは、する必要ありませんよ」
「なんでです?」
「そうそう。自国の問題も解決しないで、隣国から、わざわざ、手伝ってやるって言うのに、労働力も提供しないんですか?」
そして、アトレシア大王国の王太子殿下が揃っているこの場で、わざとそれを口にする子供達の神経も、図太いものだ。
全く話の内容を理解していない王太子殿下と、付き添いの騎士団長だったが、子供のお遊びで、戦場を滅茶苦茶にされるなど御免だ。
それでも、王太子殿下がいるのに、その存在は完全無視され、子供達だけでの会話も密談も続いている。
「それより、マスター。まだ、顔色が戻っていないです。まだ、ちゃんと休むべきです」
「そうです。後のことは、私達に任せてください」
「ありがとう……」
しっかり者で頼りになる子供達だ。
セシルも本当に良い人材に恵まれたものですよ――そうは解ってはいても、子供達だけで……後を任せてしまっては、大変なことになってしまうのでは……なんて、そんな懸念が拭い切れない。
セシルが(多少は) 制限でもしなければ、過剰にやり過ぎて、ハチャメチャにしてしまうのではないかしらぁ……なんて、こっそり心配していたりして……。
どうしようかしらぁ……?
主の(口に出されない)懸念を察し、傍に控えていたイシュトールが、少し口を挟んだ。
「マスターは、もう少しお休みください。私が(きちんと) 目を配らせて(光らせて) おきますので」
「――――そうですか……。では、後はよろしくお願いするわ」
「お任せください」
まだ熱の後遺症で身体が火照っているので、身体はだるいのだ。解毒効果は効いてきているが、それでも、身体には負担がかかる。
これ以上問題を大きくしないでねぇ……なんて、独り言ちりながら、セシルも、皆の言葉に甘えて、今は休むことにした。
ズルズルと、借りているベッドの中に潜り込んでいき、セシルもすぐに眠りに落ちていた。
その様子を見やり、全員の顔に――目を爛々と輝かせ、世にも意地悪そうに、小悪魔的な笑みが口元に上がっていく。
「絶対に許さないぜ」
「当然でしょ」
「君達、行き過ぎはダメだ」
「わかってますよ」
「大丈夫です」
そして、イシュトールまでも――その子供達の言葉をどこまで信用していいのかどうか、一抹の不安を感じてしまうのだった……。
ちょっとここで、歴史のおさらいなど?
~*~ セシルの歴史教室:Crossbow ~*~
今回、子供達が所持している武器の一つに、ボーガンが出てきました。
Bow Gun(s) です。でも、英語では、Crossbow(s) と言います。
クロスボウ(ボーガン)は、かなり古い時代からの使用が発見されていて、東アジアやヨーロッパの戦争では、とても重要な役割を果たしていました。
中国では、紀元前七世紀ほどから、クロスボウが使用されていたようです(by en.wikipedia.org/wiki/History_of_crossbows)。
特に、戦国時代、漢王朝では戦争などで約30%~50%近くがクロスボウを使用した弓隊(または弓兵)でも、不思議はなかったそうです。
それからは、漢王朝の滅亡と共に、クロスボウの使用が減っていき、もっと他の強靭な重装備の騎馬兵などの登場で、クロスボウの人気は下がりました。
軍隊でのクロスボウの使用は、モンゴルが中国制覇した辺りから、愕然と落ちて、ほとんど奨励されなくなったようです。
戦時において、弓隊の弓を弾く射手は、大抵、平民出が多かったのですが、それでも、射手は子供の時からきちんと訓練され、正確な狙いができるような筋力や技術が必要とされていました。
大抵、どの時代でも、弓の射手は重宝され、なかなか簡単に入手できる人材ではありませんでした。
それに対し、クロスボウは簡単に扱えて、安く、徴兵された兵士でも使用できる程度の武器だった為、クロスボウの需要が増えたのです。
ヨーロッパでは、紀元前一世紀頃に、古代ギリシア人が使用したとされるGastraphetes (ガストラフェテス) が、クロスボウの由縁だと言われています。
紀元前6世紀から9世紀頃には、クロスボウらしき存在が確認されていいますが、それは、ハンティングの為であって、軍隊での使用ではなかったようです。
11世紀からは中世ヨーロッパ(英国を除く) で、クロスボウの射手は軍隊でも、高位の立場として扱われました。
ただ、ヨーロッパでも、16世紀以降では、武器が火薬へと移っていき、クロスボウの使用も減ってしまったというわけです。
クロスボウは扱いが簡単ではあるのですが、威力は高かった為、アクシデントなどで、被弾した兵士に致命傷を与える危険性も大。
確か、イングランド王のリチャード1世は、クロスボウで死亡したという事例が出ていたはず?
クロスボウの種類は色々ありまして、三国時代では、Repeating Crossbow(諸葛弩) が発明され、二弾連弾ができました。その形態は、ピストルのようなグリップがあり、後ろで引き金を引くようなタイプです。
トリプルヘッドクロスボウ。マルチボルトの連射銃タイプ(連弩) のクロスボウ。
マウントされた形の大型クロスボウ(Mounted crossbow) などは、人よりも大きく強大な装置で、弓には紐がついて、撃った後に手繰り寄せられるようになっていたとか。
あとは、モヒスト包囲クロスボウなどなど。
お話中で出てくる子供達が使用しているクロスボウは、手動で、移動用・携帯用に簡単な、少し小さめの木材でできたものです。留め金などには、一応、鉄や銅も使用しましたが、ほぼ木だけで簡単に作れるものです。
もちろん、セシルの領地で開発に開発を重ねた発明品。長距離は飛びませんが、至近距離であれば、かなりの威力を発揮する優れもの。
今の所、連弩や連射タイプは、まだまだ考案中なのでした。
そんなこんなで、ちょっと歴史雑談でした。
~*~~*~~*~~*~~*~~*~~*~
超現実的で、夢も見ない。無駄が嫌いなだけに、同じように無駄を嫌うセシルが主となったことは、フィロにとっては、最も幸運なことだっただろう。
「それから、オニビを使って、森でモンスターごっことか」
「あっ、それ、俺やりたい」
「鬼火」も「モンスター」も、この世界には存在しない概念だ。それは、セシルから教えてもらった知識というか、遊び半分の面白話だった。
「――あまり……大袈裟なことは、する必要ありませんよ」
「なんでです?」
「そうそう。自国の問題も解決しないで、隣国から、わざわざ、手伝ってやるって言うのに、労働力も提供しないんですか?」
そして、アトレシア大王国の王太子殿下が揃っているこの場で、わざとそれを口にする子供達の神経も、図太いものだ。
全く話の内容を理解していない王太子殿下と、付き添いの騎士団長だったが、子供のお遊びで、戦場を滅茶苦茶にされるなど御免だ。
それでも、王太子殿下がいるのに、その存在は完全無視され、子供達だけでの会話も密談も続いている。
「それより、マスター。まだ、顔色が戻っていないです。まだ、ちゃんと休むべきです」
「そうです。後のことは、私達に任せてください」
「ありがとう……」
しっかり者で頼りになる子供達だ。
セシルも本当に良い人材に恵まれたものですよ――そうは解ってはいても、子供達だけで……後を任せてしまっては、大変なことになってしまうのでは……なんて、そんな懸念が拭い切れない。
セシルが(多少は) 制限でもしなければ、過剰にやり過ぎて、ハチャメチャにしてしまうのではないかしらぁ……なんて、こっそり心配していたりして……。
どうしようかしらぁ……?
主の(口に出されない)懸念を察し、傍に控えていたイシュトールが、少し口を挟んだ。
「マスターは、もう少しお休みください。私が(きちんと) 目を配らせて(光らせて) おきますので」
「――――そうですか……。では、後はよろしくお願いするわ」
「お任せください」
まだ熱の後遺症で身体が火照っているので、身体はだるいのだ。解毒効果は効いてきているが、それでも、身体には負担がかかる。
これ以上問題を大きくしないでねぇ……なんて、独り言ちりながら、セシルも、皆の言葉に甘えて、今は休むことにした。
ズルズルと、借りているベッドの中に潜り込んでいき、セシルもすぐに眠りに落ちていた。
その様子を見やり、全員の顔に――目を爛々と輝かせ、世にも意地悪そうに、小悪魔的な笑みが口元に上がっていく。
「絶対に許さないぜ」
「当然でしょ」
「君達、行き過ぎはダメだ」
「わかってますよ」
「大丈夫です」
そして、イシュトールまでも――その子供達の言葉をどこまで信用していいのかどうか、一抹の不安を感じてしまうのだった……。
ちょっとここで、歴史のおさらいなど?
~*~ セシルの歴史教室:Crossbow ~*~
今回、子供達が所持している武器の一つに、ボーガンが出てきました。
Bow Gun(s) です。でも、英語では、Crossbow(s) と言います。
クロスボウ(ボーガン)は、かなり古い時代からの使用が発見されていて、東アジアやヨーロッパの戦争では、とても重要な役割を果たしていました。
中国では、紀元前七世紀ほどから、クロスボウが使用されていたようです(by en.wikipedia.org/wiki/History_of_crossbows)。
特に、戦国時代、漢王朝では戦争などで約30%~50%近くがクロスボウを使用した弓隊(または弓兵)でも、不思議はなかったそうです。
それからは、漢王朝の滅亡と共に、クロスボウの使用が減っていき、もっと他の強靭な重装備の騎馬兵などの登場で、クロスボウの人気は下がりました。
軍隊でのクロスボウの使用は、モンゴルが中国制覇した辺りから、愕然と落ちて、ほとんど奨励されなくなったようです。
戦時において、弓隊の弓を弾く射手は、大抵、平民出が多かったのですが、それでも、射手は子供の時からきちんと訓練され、正確な狙いができるような筋力や技術が必要とされていました。
大抵、どの時代でも、弓の射手は重宝され、なかなか簡単に入手できる人材ではありませんでした。
それに対し、クロスボウは簡単に扱えて、安く、徴兵された兵士でも使用できる程度の武器だった為、クロスボウの需要が増えたのです。
ヨーロッパでは、紀元前一世紀頃に、古代ギリシア人が使用したとされるGastraphetes (ガストラフェテス) が、クロスボウの由縁だと言われています。
紀元前6世紀から9世紀頃には、クロスボウらしき存在が確認されていいますが、それは、ハンティングの為であって、軍隊での使用ではなかったようです。
11世紀からは中世ヨーロッパ(英国を除く) で、クロスボウの射手は軍隊でも、高位の立場として扱われました。
ただ、ヨーロッパでも、16世紀以降では、武器が火薬へと移っていき、クロスボウの使用も減ってしまったというわけです。
クロスボウは扱いが簡単ではあるのですが、威力は高かった為、アクシデントなどで、被弾した兵士に致命傷を与える危険性も大。
確か、イングランド王のリチャード1世は、クロスボウで死亡したという事例が出ていたはず?
クロスボウの種類は色々ありまして、三国時代では、Repeating Crossbow(諸葛弩) が発明され、二弾連弾ができました。その形態は、ピストルのようなグリップがあり、後ろで引き金を引くようなタイプです。
トリプルヘッドクロスボウ。マルチボルトの連射銃タイプ(連弩) のクロスボウ。
マウントされた形の大型クロスボウ(Mounted crossbow) などは、人よりも大きく強大な装置で、弓には紐がついて、撃った後に手繰り寄せられるようになっていたとか。
あとは、モヒスト包囲クロスボウなどなど。
お話中で出てくる子供達が使用しているクロスボウは、手動で、移動用・携帯用に簡単な、少し小さめの木材でできたものです。留め金などには、一応、鉄や銅も使用しましたが、ほぼ木だけで簡単に作れるものです。
もちろん、セシルの領地で開発に開発を重ねた発明品。長距離は飛びませんが、至近距離であれば、かなりの威力を発揮する優れもの。
今の所、連弩や連射タイプは、まだまだ考案中なのでした。
そんなこんなで、ちょっと歴史雑談でした。
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