69 / 554
Part1
Б.г 目には目を - 07
しおりを挟む
まず、第一に、他人を痛めつけることだけに長けて、威張り散らしているような男に限って、自分が痛めつけられると、一気に形勢逆転することがある。
ケンカ慣れしているようなゴロツキやら、ヤサグレなら、殴られ、蹴られ、反撃されても慣れているから尻込みしないだろうが、自分の痛みを知らずに、他人だけを痛めつけている奴に限って、自分の痛みに耐えらないというケースが多い。
第二に、男の急所は、大抵、いつもすぐに思い浮かぶ場所だが、実は、その隣の方が更に敏感で、幅が小さい分、押し潰し易い。
まあ、どちらを取っても、男性にとってはご愁傷様……(南無南無) ――な状態になってしまうのだが。
「誰がそれを教えてやったんだ? うん? ――さあ、ここ、もう一回、押し潰そうか?」
「(…………ぃぃっあぁぁっ……!#▼□●%※……っっっ……!!!!)」(注:声にならない悲鳴……)
スッと、リアーガの足が離れていく。
はっ……、はぁ……、はっっ……と、全身で激しい呼吸を繰り返している暗殺者も酸欠だ。
視界は水の中にいるかのようにぼやけて、それでも、輪郭だけ見えて、何も見えなくて、股の間は、表現もできないほどの痛さが襲ってくる。
「誰に聞いたんだ?」
「…………っひ……ぅく……兵士……ヤコフ…………」
「そいつ誰だ? お友達か? 仲良しこよし、の?」
「……ちが……金……積ませ、て……」
ふうんと、リアーガは、もう、暗殺者に興味はないようだった。
ただ、その冷たい視線だけが、王太子殿下に向けられる。責めるような、それ以上に、侮蔑を明らかに含んだ敵意丸出しの視線。
王太子殿下の表情は硬く、隣にいるハーキンだって、グッと、怒りを押し込めるように、歯を食いしばっているほどだ。
「王太子殿下が狙われようと、そんなこと知ったことじゃないけど、そのせいで、マスターが傷つけられたなんて、絶対に許せないね」
ベッドの傍らでセシルに付き添っているフィロが、あまりに淡々と、それを言い切っていた。
「確かにな」
「じゃあ、叩き潰そうか」
「当然だ」
「なにを――」
突然、意味不明なことを口に出した二人に、王太子殿下が口を挟みかけた。
「うるせーよ。お前なんかに用はねーんだよ」
隣国の王太子殿下に向かって、偉そうな口調だ。
だが、リアーガは、王太子殿下など構わずに、さっさとテントから出て行ってしまった。
その場に勝手に取り残されてしまった王太子殿下は、微かに困惑を映した視線を、後ろのフィロに向ける。
「あなたには関係ないよ。でも、この落とし前は、付けさせてもらうから」
「なにを――」
反論しかけた王太子殿下を無視して、ツーンと、フィロがあからさまにそっぽを向く。
王太子殿下に向かってこの非礼。信じられない態度である。
* * *
テントの外で、数人の気配と足音がすると同時に、テントの入り口が、バサッと、開けられた。
外から数人の――子供が中に走り込んできたのだ。
全員が全員、真っ黒なマントにスッポリと身を隠し、頭もケープハットで隠れ、真っ黒な布で覆面をしている。
真っ黒な子供の集団だった。
王太子殿下と騎士団長を完全無視して(目にも入れず、目にも留めず)、その横をさっさと通り過ぎて、ベッドにいるセシルの元に全員が寄っていった。
「マスター……」
「……大丈夫、です……。心配を、かけました……」
リアーガがさっさとテントを出て行ってしまって、全く状況が理解できずにその場に残されてしまった王太子殿下と騎士団長は、テント内に置かれている机の横で、椅子に座っていた。
それからしばらくして、水の飲み過ぎのセシルの限界がやってきて、イシュトールに抱き上げられながら、(仕方なーく……) トイレの出番である。それも、そこらの野原で。
だが、王太子殿下のテントも、奥まった場所に設置されていたので、そこから少し離れた場所の木々の影で、(本当に仕方なーく) 用を済ますセシルだ……。
もちろん、その間、イシュトールとフィロが離れた場所で護衛をしてくれてはいるが、周り中ヤローばかり。気も休まる暇もないのに、外で用を済ませなければならない悲惨さ……。
私、一応、このお話の主人公なのですけれどぉ……?
ヤロー達に囲まれている場所で、お外で――(ものすごい仕方なく) 花摘みに行かなければならないのです。
普通、小説や漫画なんて、そこまで現実的な要求だって書かないでしょう?
一体、どういうことなのかしら……(プンプン)!
でも、このお話では、トイレだって必死です。なにせ、この時代ですからねえ。
その必死さ。悲惨さ。セシルに取っては、全部、“現実”です。
それで、テントに戻ってきてベッドに寝かされたセシルは、またも、水飲みの繰り返しである。
せめて、塩でも、さっきのチリペッパーでも、なんでもいいから水の中に入れてしまえば、味のないまずい水も、多少は刺激的になるのかしらねえ……?
顔色が真っ青で、後ろに寄りかかってはいても、今にもセシルの細身の身体は、倒れ込んでいきそうな気配だ。
それで、全員の表情が硬く曇っていく。
「これから、敵、叩き潰すから」
その一言で、全員の注意が、一気にフィロに向けられた。
「どういうことだよ」
「王太子殿下を狙えば、戦の士気が下がるから、暗殺者」
「なんだよ、それっ」
「それで、マスターが巻き添えに?!」
「そう」
「許せねーっ」
ギラギラと、覆面で顔を半分以上隠していても、露わになっている瞳だけが、ものすごい敵意を映す。
「絶対にね」
サーっと、絶対零度まで下がったフィロの気配が、凍え縮みそうだ。
「当然だ」
だが、残りの全員は、そんなフィロの様子を気にもかけない。
「目には目を、ってね」
「何するんだよ」
フィロの瞳が、ほんの微かにだけ細められ、
「例えば――串刺し、とか?」
「うわぁ、相変わらずえげつないな」
「なに? 文句あるの?」
「いんや」
「全然」
なにしろ、フィロは“悪の大玉”、“悪巧み大王”サマだ。逆らう方が間違っている。
悪巧みにかけての天才的(それを更に上回る悪魔的) な能力を発揮し、苛烈で、加減もなく、そして、時には大人さえも、身を凍らせるほどの冷酷さをみせて、徹底的にこらしめる。
スラム街にいた時だって、何度も、フィロの悪巧みに助けられたことがあるが、何度も、フィロだけは絶対に相手にしたくないな、と全員一致で思ったことだった。
ケンカ慣れしているようなゴロツキやら、ヤサグレなら、殴られ、蹴られ、反撃されても慣れているから尻込みしないだろうが、自分の痛みを知らずに、他人だけを痛めつけている奴に限って、自分の痛みに耐えらないというケースが多い。
第二に、男の急所は、大抵、いつもすぐに思い浮かぶ場所だが、実は、その隣の方が更に敏感で、幅が小さい分、押し潰し易い。
まあ、どちらを取っても、男性にとってはご愁傷様……(南無南無) ――な状態になってしまうのだが。
「誰がそれを教えてやったんだ? うん? ――さあ、ここ、もう一回、押し潰そうか?」
「(…………ぃぃっあぁぁっ……!#▼□●%※……っっっ……!!!!)」(注:声にならない悲鳴……)
スッと、リアーガの足が離れていく。
はっ……、はぁ……、はっっ……と、全身で激しい呼吸を繰り返している暗殺者も酸欠だ。
視界は水の中にいるかのようにぼやけて、それでも、輪郭だけ見えて、何も見えなくて、股の間は、表現もできないほどの痛さが襲ってくる。
「誰に聞いたんだ?」
「…………っひ……ぅく……兵士……ヤコフ…………」
「そいつ誰だ? お友達か? 仲良しこよし、の?」
「……ちが……金……積ませ、て……」
ふうんと、リアーガは、もう、暗殺者に興味はないようだった。
ただ、その冷たい視線だけが、王太子殿下に向けられる。責めるような、それ以上に、侮蔑を明らかに含んだ敵意丸出しの視線。
王太子殿下の表情は硬く、隣にいるハーキンだって、グッと、怒りを押し込めるように、歯を食いしばっているほどだ。
「王太子殿下が狙われようと、そんなこと知ったことじゃないけど、そのせいで、マスターが傷つけられたなんて、絶対に許せないね」
ベッドの傍らでセシルに付き添っているフィロが、あまりに淡々と、それを言い切っていた。
「確かにな」
「じゃあ、叩き潰そうか」
「当然だ」
「なにを――」
突然、意味不明なことを口に出した二人に、王太子殿下が口を挟みかけた。
「うるせーよ。お前なんかに用はねーんだよ」
隣国の王太子殿下に向かって、偉そうな口調だ。
だが、リアーガは、王太子殿下など構わずに、さっさとテントから出て行ってしまった。
その場に勝手に取り残されてしまった王太子殿下は、微かに困惑を映した視線を、後ろのフィロに向ける。
「あなたには関係ないよ。でも、この落とし前は、付けさせてもらうから」
「なにを――」
反論しかけた王太子殿下を無視して、ツーンと、フィロがあからさまにそっぽを向く。
王太子殿下に向かってこの非礼。信じられない態度である。
* * *
テントの外で、数人の気配と足音がすると同時に、テントの入り口が、バサッと、開けられた。
外から数人の――子供が中に走り込んできたのだ。
全員が全員、真っ黒なマントにスッポリと身を隠し、頭もケープハットで隠れ、真っ黒な布で覆面をしている。
真っ黒な子供の集団だった。
王太子殿下と騎士団長を完全無視して(目にも入れず、目にも留めず)、その横をさっさと通り過ぎて、ベッドにいるセシルの元に全員が寄っていった。
「マスター……」
「……大丈夫、です……。心配を、かけました……」
リアーガがさっさとテントを出て行ってしまって、全く状況が理解できずにその場に残されてしまった王太子殿下と騎士団長は、テント内に置かれている机の横で、椅子に座っていた。
それからしばらくして、水の飲み過ぎのセシルの限界がやってきて、イシュトールに抱き上げられながら、(仕方なーく……) トイレの出番である。それも、そこらの野原で。
だが、王太子殿下のテントも、奥まった場所に設置されていたので、そこから少し離れた場所の木々の影で、(本当に仕方なーく) 用を済ますセシルだ……。
もちろん、その間、イシュトールとフィロが離れた場所で護衛をしてくれてはいるが、周り中ヤローばかり。気も休まる暇もないのに、外で用を済ませなければならない悲惨さ……。
私、一応、このお話の主人公なのですけれどぉ……?
ヤロー達に囲まれている場所で、お外で――(ものすごい仕方なく) 花摘みに行かなければならないのです。
普通、小説や漫画なんて、そこまで現実的な要求だって書かないでしょう?
一体、どういうことなのかしら……(プンプン)!
でも、このお話では、トイレだって必死です。なにせ、この時代ですからねえ。
その必死さ。悲惨さ。セシルに取っては、全部、“現実”です。
それで、テントに戻ってきてベッドに寝かされたセシルは、またも、水飲みの繰り返しである。
せめて、塩でも、さっきのチリペッパーでも、なんでもいいから水の中に入れてしまえば、味のないまずい水も、多少は刺激的になるのかしらねえ……?
顔色が真っ青で、後ろに寄りかかってはいても、今にもセシルの細身の身体は、倒れ込んでいきそうな気配だ。
それで、全員の表情が硬く曇っていく。
「これから、敵、叩き潰すから」
その一言で、全員の注意が、一気にフィロに向けられた。
「どういうことだよ」
「王太子殿下を狙えば、戦の士気が下がるから、暗殺者」
「なんだよ、それっ」
「それで、マスターが巻き添えに?!」
「そう」
「許せねーっ」
ギラギラと、覆面で顔を半分以上隠していても、露わになっている瞳だけが、ものすごい敵意を映す。
「絶対にね」
サーっと、絶対零度まで下がったフィロの気配が、凍え縮みそうだ。
「当然だ」
だが、残りの全員は、そんなフィロの様子を気にもかけない。
「目には目を、ってね」
「何するんだよ」
フィロの瞳が、ほんの微かにだけ細められ、
「例えば――串刺し、とか?」
「うわぁ、相変わらずえげつないな」
「なに? 文句あるの?」
「いんや」
「全然」
なにしろ、フィロは“悪の大玉”、“悪巧み大王”サマだ。逆らう方が間違っている。
悪巧みにかけての天才的(それを更に上回る悪魔的) な能力を発揮し、苛烈で、加減もなく、そして、時には大人さえも、身を凍らせるほどの冷酷さをみせて、徹底的にこらしめる。
スラム街にいた時だって、何度も、フィロの悪巧みに助けられたことがあるが、何度も、フィロだけは絶対に相手にしたくないな、と全員一致で思ったことだった。
12
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
聖女様と間違って召喚された腐女子ですが、申し訳ないので仕事します!
碧桜
恋愛
私は花園美月。20歳。派遣期間が終わり無職となった日、馴染の古書店で顔面偏差値高スペックなイケメンに出会う。さらに、そこで美少女が穴に吸い込まれそうになっていたのを助けようとして、私は古書店のイケメンと共に穴に落ちてしまい、異世界へ―。実は、聖女様として召喚されようとしてた美少女の代わりに、地味でオタクな私が間違って来てしまった!
落ちたその先の世界で出会ったのは、私の推しキャラと見た目だけそっくりな王(仮)や美貌の側近、そして古書店から一緒に穴に落ちたイケメンの彼は、騎士様だった。3人ともすごい美形なのに、みな癖強すぎ難ありなイケメンばかり。
オタクで人見知りしてしまう私だけど、元の世界へ戻れるまで2週間、タダでお世話になるのは申し訳ないから、お城でメイドさんをすることにした。平和にお給料分の仕事をして、異世界観光して、2週間後自分の家へ帰るつもりだったのに、ドラゴンや悪い魔法使いとか出てきて、異能を使うイケメンの彼らとともに戦うはめに。聖女様の召喚の邪魔をしてしまったので、美少女ではありませんが、地味で腐女子ですが出来る限り、精一杯頑張ります。
ついでに無愛想で苦手と思っていた彼は、なかなかいい奴だったみたい。これは、恋など始まってしまう予感でしょうか!?
*カクヨムにて先に連載しているものを加筆・修正をおこなって掲載しております
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。
前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。
外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。
もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。
そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは…
どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。
カクヨムでも同時連載してます。
よろしくお願いします。
【完結】 異世界に転生したと思ったら公爵令息の4番目の婚約者にされてしまいました。……はあ?
はくら(仮名)
恋愛
ある日、リーゼロッテは前世の記憶と女神によって転生させられたことを思い出す。当初は困惑していた彼女だったが、とにかく普段通りの生活と学園への登校のために外に出ると、その通学路の途中で貴族のヴォクス家の令息に見初められてしまい婚約させられてしまう。そしてヴォクス家に連れられていってしまった彼女が聞かされたのは、自分が4番目の婚約者であるという事実だった。
※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にも掲載しています。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
【完結】異世界から来た聖女ではありません!
五色ひわ
恋愛
ミシュリーヌは、第四王子オーギュストの妃としてフルーナ王国の王宮で暮らしている。しかし、夫であるオーギュストがミシュリーヌの寝室に訪れることはない。ミシュリーヌは聖女の力を持っていたため、妻に望まれただけなのだ。それでも、ミシュリーヌはオーギュストとの関係を改善したいと考えている。
どうすれば良いのかしら?
ミシュリーヌは焦っていた。七年間かけて国中の水晶を浄化したことにより、フルーナ王国は平穏を取り戻しつつある。それは同時に聖女の力がこの国に必要なくなったことを意味していた。
このまま、オーギュストの優しさに縋ってお飾りの妻を続けるしかないのだろうか。思い悩むミシュリーヌの前に現れたのは、オーギュストの恋人を名乗る女性だった。
・本編141話
・おまけの短編 ①9話②1話③5話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる