72 / 554
Part1
Б.д もう二度と会わない - 02
しおりを挟む
「もし穴が見つかったら、後ろに待機している100人も一緒に、200人で、まずはその場を確保してもらわないと話になりません。それで、更なる200人を、すぐ後ろで待機させる。残った100人は、まあ、念の為に、ギリトル側でも、穴側でも動けるように、待機させてください」
「それだと、この陣がもぬけの殻になる」
「それが? こんな陣なんて、守ってもしょうがないでしょう? あなたには、いつも護衛が引っ付いているし、逃走する時なら、内門からコロッカルに逃げればいい。外壁の国境を敵に突破された時点で、この地は終わりだ。領地に隠してある穴側も同様に。下手に陣なんか守ろうとするから、兵士が分散され、兵力が散漫になるんだ。さっさと叩き潰すなら、全力で行くべきだ」
子供のくせに、戦の戦略にまで口を出してきて、「生意気だ」 と、簡単に片づけられたら、どんなに良いことか。
だが、フィロの言い分は、理に適っているのである。
今までの報告やら、セシルから叩きつけられた報告(いや、事実)を総合してみると、結局は、この地の無能集団がまとまりなく、やることと言えば、あの中尉を含めた上級指揮官を守ることだけ。
だから、兵士達が無駄に捨てられたのだ。
捨て駒にされたのだ。
嫌そうに、王太子殿下が溜息をこぼした。
「――いいだろう」
それからすぐに、王太子殿下は、戻って来たハーキンに新たな指示を出し、騎士達の準備をさせる。
ハーキンはまだ口を挟まないが、その渋面に及ぶ渋面顔に、きつく皺がついてしまいそうなほどに寄せられた眉間が、ハーキンの感情を正に映し出していた。
きっと、文句を言いたいのに言える場ではなくて、信用ガタ落ち――いや、最初から全くないのだが――無能扱いのアトレシア大王国側の兵士達、非礼極まりない悪事のオンパレードで起きる国際問題、その上、今は、その話題の中心人物は、毒を受けて瀕死の状態……。
もう……到底、言い訳も、言い逃れもできる状況ではなかった。
それだけに――きっと嫌々に、我慢に我慢を重ね、文句を言わずに(ものすごーく) 仕方なく(偉そうな) 子供達の指示に従っていたのだろう。
準備ができた騎士達を連れて、リアーガ達が駐屯地を去っていく。
その間、もちろんのこと、子供達と言えば――
「モンスターごっこ、誰やるんだ?」
「誰でもいいけど、敵兵を斬り殺すんだよ。お遊びじゃないんだから」
「わかってるよ、そんなこと」
「だったら、俺が行く」
ジャンが、まず一番初めに、手を上げていた。
「斬り殺せるの?」
「当然」
今更――人を殺めることに躊躇などしない。
ジャン達は、スラム街で生き延びることに必死で、人を――殺めたことがないわけじゃない。
あの時は、ただ、自分達が殺されるかもしれない状況から逃れるのに必死で、無我夢中で、気が付いたら……という状況だったかもしれない。
あの時――もう、子供達はすでに殺人を犯した“罪人”として、一生逃れられない烙印を押されたも、同然だったのだ。
それなのに、セシルは、その5人の子供達を受け入れた。領地に招いた。
人生を、くれた。
だから、セシルの為なら、どんなことでもする。何でもする。
絶対に――護り切るって、あの時、全員で決めたから。
「じゃあ、ζはモンスター役ね」
「俺達は無理」
「元々、計画に入れてないし」
「なにそれ、ひどいじゃん」
「することあるんだから、そっちに集中しなよ」
冷たく言い切られて、ケルトとハンスは、口を尖らせながら黙る。
まあ、ケルトとハンスは――機材や資材が揃ったら、これから、超多忙になるのだ。
もう、二人の思いつく限りの仕掛けやら、いたずらやら、なんやら、全部作り上げて、徹底的に敵を打ちのめしてやる気満々だ。
「α次第だけど、たぶん、穴はあるんだと思うんだよね。穴を見つけたら、修復する時間なんてないから、まずは囲いを作る」
「囲い?」
「そう。こんな風に」
フィロがペンを取り上げ、紙の上に領壁らしき線を引き、一応、穴らしき場所を提示する。そして、それを取り囲むように、外側に扇形の線を引いた。
「この丸い部分に、速攻で、まず木で壁を作る。そして、領壁側に隣接している部分の端っこだけは、少し隙間を空けておく。この丸い壁の外側にも、大きな穴を掘ること。馬が落ちても、登ってこれないくらい深く。この丸い部分一体」
「なるほど」
ケルトが仕掛けの指揮を取るので、ケルトも紙を覗き込みながら、フィロの説明を真剣に聞いている。
「それで、この両端からしか、敵は侵入できない、っていう作戦か」
「そう。丸い部分は、浅くても深くてもどっちでもいいから、速攻で、まずは壁を作る」
「俺は――丸を深くして、壁の内側に、味方を忍ばせておくけどな」
「まあ、僕もそれには賛成だけど。そっちはかなり命懸けだから、立候補する奴が少ないでしょ?」
「まあ、そうかもな」
「それで、穴を挟んだ両方の領壁側にも、同じように穴を掘る。空堀でいいんだ。それで、敵だって、穴を避けて、回り道で侵入してこようとは思わないだろ?」
「どのくらいの長さだ」
「長くなくていい。速攻で作らせるから。それに、穴を掘ってる間も、騎士達に護衛してもらわないと意味がない。そんな場所で襲われたら一巻の終わりだしね」
「わかった」
「それと同時に、領壁内側は、閉じさせる」
「閉じさせる? どういう意味だ?」
「こういう意味」
それで、今度は、フィロは領壁内の穴の部分から、直角の線を引く。
「これで、穴を抜けて突入して来ても、直進できなくなる。仕方なく向きを変えた場所に、落とし穴。そこで、全滅させる」
「うえぇ、相変わらずえげつないな」
「容赦なしぃ」
「なに、文句あるの?」
「「ないぜ」」
あるわけもない。
「もう二度と会わない敵に、一々、情けや同情なんかかけてやる必要もないよ」
「確かに」
王太子殿下の方に、フィロがその冷たい視線を向ける。
「弓兵はいないんですか?」
「――きゅう兵?」
「弓を引く兵士のことです」
「――そのような者達はいないが」
「まあ、そうでしょうね。どうせ、騎士とかなんか、平らな場所で、剣の殺し合いでしょうし。城攻めなんか、経験したこともないでしょうから」
全く聞き慣れない――戦法を聞いて、王太子殿下だけではなく、騎士団団長のハーキンまでも、一瞬、驚きが隠せなかった。
二人が無言で、サッと、視線を交わし合う。
城攻め――など、西洋の中世・近世ヨーロッパの貴族社会では、戦があっても、大抵は、王城より離れた場所で戦が起こるものだ。だから、日本の戦国時代のような“城攻め”などという概念が薄いし、ほとんど経験などしたことがない。
アイルランドなどでは、地形を生かして山に城を作る山城もあったようだが、近世の王城などでは、敵国を制圧しても、それから、王城にむかって凱旋する、などという事例はあるが、城そのものを攻め落とす、という歴史がない。
それは、異世界であっても、このアトレシア大王国もそうであるし、近辺の王国諸国も同じことだった。
“城攻め”など――あまりに耳慣れない発想を出してくる子供が不穏で、王太子殿下も騎士団長のハーキンも、怪しまずにはいられなかったのだ。
「それだと、この陣がもぬけの殻になる」
「それが? こんな陣なんて、守ってもしょうがないでしょう? あなたには、いつも護衛が引っ付いているし、逃走する時なら、内門からコロッカルに逃げればいい。外壁の国境を敵に突破された時点で、この地は終わりだ。領地に隠してある穴側も同様に。下手に陣なんか守ろうとするから、兵士が分散され、兵力が散漫になるんだ。さっさと叩き潰すなら、全力で行くべきだ」
子供のくせに、戦の戦略にまで口を出してきて、「生意気だ」 と、簡単に片づけられたら、どんなに良いことか。
だが、フィロの言い分は、理に適っているのである。
今までの報告やら、セシルから叩きつけられた報告(いや、事実)を総合してみると、結局は、この地の無能集団がまとまりなく、やることと言えば、あの中尉を含めた上級指揮官を守ることだけ。
だから、兵士達が無駄に捨てられたのだ。
捨て駒にされたのだ。
嫌そうに、王太子殿下が溜息をこぼした。
「――いいだろう」
それからすぐに、王太子殿下は、戻って来たハーキンに新たな指示を出し、騎士達の準備をさせる。
ハーキンはまだ口を挟まないが、その渋面に及ぶ渋面顔に、きつく皺がついてしまいそうなほどに寄せられた眉間が、ハーキンの感情を正に映し出していた。
きっと、文句を言いたいのに言える場ではなくて、信用ガタ落ち――いや、最初から全くないのだが――無能扱いのアトレシア大王国側の兵士達、非礼極まりない悪事のオンパレードで起きる国際問題、その上、今は、その話題の中心人物は、毒を受けて瀕死の状態……。
もう……到底、言い訳も、言い逃れもできる状況ではなかった。
それだけに――きっと嫌々に、我慢に我慢を重ね、文句を言わずに(ものすごーく) 仕方なく(偉そうな) 子供達の指示に従っていたのだろう。
準備ができた騎士達を連れて、リアーガ達が駐屯地を去っていく。
その間、もちろんのこと、子供達と言えば――
「モンスターごっこ、誰やるんだ?」
「誰でもいいけど、敵兵を斬り殺すんだよ。お遊びじゃないんだから」
「わかってるよ、そんなこと」
「だったら、俺が行く」
ジャンが、まず一番初めに、手を上げていた。
「斬り殺せるの?」
「当然」
今更――人を殺めることに躊躇などしない。
ジャン達は、スラム街で生き延びることに必死で、人を――殺めたことがないわけじゃない。
あの時は、ただ、自分達が殺されるかもしれない状況から逃れるのに必死で、無我夢中で、気が付いたら……という状況だったかもしれない。
あの時――もう、子供達はすでに殺人を犯した“罪人”として、一生逃れられない烙印を押されたも、同然だったのだ。
それなのに、セシルは、その5人の子供達を受け入れた。領地に招いた。
人生を、くれた。
だから、セシルの為なら、どんなことでもする。何でもする。
絶対に――護り切るって、あの時、全員で決めたから。
「じゃあ、ζはモンスター役ね」
「俺達は無理」
「元々、計画に入れてないし」
「なにそれ、ひどいじゃん」
「することあるんだから、そっちに集中しなよ」
冷たく言い切られて、ケルトとハンスは、口を尖らせながら黙る。
まあ、ケルトとハンスは――機材や資材が揃ったら、これから、超多忙になるのだ。
もう、二人の思いつく限りの仕掛けやら、いたずらやら、なんやら、全部作り上げて、徹底的に敵を打ちのめしてやる気満々だ。
「α次第だけど、たぶん、穴はあるんだと思うんだよね。穴を見つけたら、修復する時間なんてないから、まずは囲いを作る」
「囲い?」
「そう。こんな風に」
フィロがペンを取り上げ、紙の上に領壁らしき線を引き、一応、穴らしき場所を提示する。そして、それを取り囲むように、外側に扇形の線を引いた。
「この丸い部分に、速攻で、まず木で壁を作る。そして、領壁側に隣接している部分の端っこだけは、少し隙間を空けておく。この丸い壁の外側にも、大きな穴を掘ること。馬が落ちても、登ってこれないくらい深く。この丸い部分一体」
「なるほど」
ケルトが仕掛けの指揮を取るので、ケルトも紙を覗き込みながら、フィロの説明を真剣に聞いている。
「それで、この両端からしか、敵は侵入できない、っていう作戦か」
「そう。丸い部分は、浅くても深くてもどっちでもいいから、速攻で、まずは壁を作る」
「俺は――丸を深くして、壁の内側に、味方を忍ばせておくけどな」
「まあ、僕もそれには賛成だけど。そっちはかなり命懸けだから、立候補する奴が少ないでしょ?」
「まあ、そうかもな」
「それで、穴を挟んだ両方の領壁側にも、同じように穴を掘る。空堀でいいんだ。それで、敵だって、穴を避けて、回り道で侵入してこようとは思わないだろ?」
「どのくらいの長さだ」
「長くなくていい。速攻で作らせるから。それに、穴を掘ってる間も、騎士達に護衛してもらわないと意味がない。そんな場所で襲われたら一巻の終わりだしね」
「わかった」
「それと同時に、領壁内側は、閉じさせる」
「閉じさせる? どういう意味だ?」
「こういう意味」
それで、今度は、フィロは領壁内の穴の部分から、直角の線を引く。
「これで、穴を抜けて突入して来ても、直進できなくなる。仕方なく向きを変えた場所に、落とし穴。そこで、全滅させる」
「うえぇ、相変わらずえげつないな」
「容赦なしぃ」
「なに、文句あるの?」
「「ないぜ」」
あるわけもない。
「もう二度と会わない敵に、一々、情けや同情なんかかけてやる必要もないよ」
「確かに」
王太子殿下の方に、フィロがその冷たい視線を向ける。
「弓兵はいないんですか?」
「――きゅう兵?」
「弓を引く兵士のことです」
「――そのような者達はいないが」
「まあ、そうでしょうね。どうせ、騎士とかなんか、平らな場所で、剣の殺し合いでしょうし。城攻めなんか、経験したこともないでしょうから」
全く聞き慣れない――戦法を聞いて、王太子殿下だけではなく、騎士団団長のハーキンまでも、一瞬、驚きが隠せなかった。
二人が無言で、サッと、視線を交わし合う。
城攻め――など、西洋の中世・近世ヨーロッパの貴族社会では、戦があっても、大抵は、王城より離れた場所で戦が起こるものだ。だから、日本の戦国時代のような“城攻め”などという概念が薄いし、ほとんど経験などしたことがない。
アイルランドなどでは、地形を生かして山に城を作る山城もあったようだが、近世の王城などでは、敵国を制圧しても、それから、王城にむかって凱旋する、などという事例はあるが、城そのものを攻め落とす、という歴史がない。
それは、異世界であっても、このアトレシア大王国もそうであるし、近辺の王国諸国も同じことだった。
“城攻め”など――あまりに耳慣れない発想を出してくる子供が不穏で、王太子殿下も騎士団長のハーキンも、怪しまずにはいられなかったのだ。
12
あなたにおすすめの小説
ウッカリ死んだズボラ大魔導士は転生したので、遺した弟子に謝りたい
藤谷 要
恋愛
十六歳の庶民の女の子ミーナ。年頃にもかかわらず家事スキルが壊滅的で浮いた話が全くなかったが、突然大魔導士だった前世の記憶が突然よみがえった。
現世でも資質があったから、同じ道を目指すことにした。前世での弟子——マルクも探したかったから。師匠として最低だったから、彼に会って謝りたかった。死んでから三十年経っていたけど、同じ魔導士ならばきっと探しやすいだろうと考えていた。
魔導士になるために魔導学校の入学試験を受け、無事に合格できた。ところが、校長室に呼び出されて試験結果について問い質され、そこで弟子と再会したけど、彼はミーナが師匠だと信じてくれなかった。
「私のところに彼女の生まれ変わりが来たのは、君で二十五人目です」
なんですってー!?
魔導士最強だけどズボラで不器用なミーナと、彼女に対して恋愛的な期待感ゼロだけど絶対逃す気がないから外堀をひたすら埋めていく弟子マルクのラブコメです。
※全12万字くらいの作品です。
※誤字脱字報告ありがとうございます!
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
婚約破棄されたら、多方面から溺愛されていたことを知りました
灯倉日鈴(合歓鈴)
恋愛
卒業パーティーの当日、王太子に婚約破棄された公爵令嬢フルール。
それをあっさり受け入れた瞬間から、彼女のモテ期が始まった。
才色兼備で資産家の娘である彼女は、超優良物件にも拘らず、生まれた時から王太子の婚約者ということで今まで男性から敬遠されていたのだ。
思ってもみなかった人達にアプローチされて戸惑うフルールだが……。
※タイトル変更しました。
※カクヨムにも投稿しています。
本当に現実を生きていないのは?
朝樹 四季
恋愛
ある日、ヒロインと悪役令嬢が言い争っている場面を見た。ヒロインによる攻略はもう随分と進んでいるらしい。
だけど、その言い争いを見ている攻略対象者である王子の顔を見て、俺はヒロインの攻略をぶち壊す暗躍をすることを決意した。
だって、ここは現実だ。
※番外編はリクエスト頂いたものです。もしかしたらまたひょっこり増えるかもしれません。
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!!
お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。
皆様、お気に入り登録ありがとうございました。
現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる