First note ☆

天仕事屋(てしごとや)

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note 2 主婦 はるか 42歳

最終話 自分を好きになって

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最後のページに
 ~この世の最後に
 書いておきたいことは
 ありますか?~
とかかれている。

子供達、二人ともこれからは
主人の素直で真面目な所を
少しでも多く見て覚えていって欲しい。

もしもこれから辛いことがあったり
まわり全てが
敵に思えるようなことがあっても、
自分で自分を褒めてあげられたら
自分で自分をもっと好きになって
あげられたら
私みたいに周りと比べて
しんどくなることはないし、
自分に優しくしてあげられたら
周りの人にも優しくしてあげられるから、、、

これから一生かけて
自分のすべてを好きになってほしい
 
、、、あぁ
もう一度、思いきり
抱きしめてあげたかったなぁ、、


そこにどこからともなく
一匹の白い猫が
女性の脇から
するりと腕の中に入ってきて
柔らく頬ずりをする

、、、あったかい
にっこりと柔らかく微笑むと
その白猫を抱きしめる

私と、、一緒にいてくれて、
ありがとう。



そう言うと光に包まれて消えていった。
、、、優しい笑顔と
あたたかさを残して。

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