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メノウ石
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「痛みはありませんか?」
「はい……、もう、何とも……」
多少筋肉が突っ張ったような痛みはあったが、うまく説明する事が出来なかったため、ベッドにあおむけに寝たままそう答えた。
痛みよりも体がだるいような眠気を感じていたのもあった。
ずいぶん眠っていたはずなのに、目を閉じれば、すぐに浅い眠りに落ちてしまいそうだったが、一つ聞いておかねばならない、顔の半分を覆うように巻かれている包帯の事だ。
「あの、この包帯ですが……」
「はい? ああ、来週には取れますよ。包帯が取れると退院ですね」
「それでは、左目も?」
「包帯が取れれば、元通り見る事が出来ますよ」
「そうですか……」
胸のつっかえが取れように、ふっとため息をついた。
ミイラ男のように包帯を巻きつけられて、病院にいる訳は、昨日、夜遅く家に帰ろうと車を運転していると暗がりから何かが急に飛び出してきた。
疲れもあったのだろう。
はっきりそれが何か、見分けることはできなかったが、慌ててハンドルを切って避けようとして、ガードレールに突っ込んだ。
そして、気が付くと病院のベッドに寝かされていたのだった。
視界をふさいで巻き付けられた包帯には驚いたが見た目ほどひどいけがではないのだと思うと、直ぐにでも退院したくなるほど退屈を持て余してしまう、現金なものだ。
実際ほかには怪我らしいものはなく、車の運転は無理だろうが普段の生活に支障が出るとは思えなかったのもある。
しかし、たまにはゆっくりするのもいいだろう。と自分に言い聞かせつつ鞄から加熱式たばこを取り出して、屋上の喫煙所へ向かおうとしていると、階段の上から軽く弾むような音を立てながら小さなボールが転がってきた。
階段の上で誰かが遊んでいたのだろうか、それを片手でつまみ上げ上の階に視線をやったが、そこに誰かがいる気配はなかった。
小さなボールから指先に思ったよりも固く冷たい感触が伝わってくる。
「ねぇ、かえしてよ」
不意に後ろから声をかけられて振り返ると、片目を覆い隠すように包帯を巻いた小学生くらいの子供が立っていた。
「これは、君のかい?」
ボールを差し出そうとしたが、上から落ちてきたボールで遊んでいたのなら、廊下を後ろからやって来るのはおかしな話だ。
誰か降りてこないだろうかと、手の中のボールと階段の上に所在なく視線を動かす。
「どうかしましたか?」
忙しそうに廊下を歩いている看護師に不審そうに声をかけられる。
「いや、この子が……」
言いかけて視線を戻したが、廊下に子供の姿は影も形もなかった。
「……あっ、……その、このボールが」
「入院中は、安静にしていてくださいね」
それだけ言い残すと看護師は忙しそうに早足で廊下を歩いていく。
何となく納得のいかない注意をされた気分になったが、わざわざ訂正する必要もないかと、階段を上って屋上へと向かった。
喫煙所には先客が一人いるも、ボールで遊ぶような子供の姿はなかった。
椅子に腰を掛けて加熱式たばこを取り出すが、手に持ったボールが所在なく、仕方なく灰皿の傍らに置くことにすると、それが先にいた男の注意を引いたようだった。
「さっき、廊下で子供が落としていきまして……」
「ああ、あの子ですか。目納石でも見つけたんでしょうかね」
「メノウ石?」
男の言葉がよくわからず、子供のようにオウム返しで聞き返してしまった。
「大雨の後、様子を見に行った河原で見つけた男が居たそうです。話に聞くところ、これくらいの乳白色をした綺麗な丸い石だったそうです」
男は親指と人差し指で輪っかを作った。
「宝玉のような見た目で、つい持ち帰ってしまったのですが、しばらく飾っていると部屋の環境のせいか表面に黒いカビのようなものが生えてきたのですよ。
その時はただ拾ったものだと深く考える事もなく、庭に捨ててしまったそうなのです。
すると、その日から誰かに見られているような、妙な視線を感じるようになったのです、それも、石を捨てた庭から……。
いえ、庭からというより奇妙な視線を感じるたびに、あの石が頭をよぎったというべきでしょうか?
たまりかねた男が庭を調べに行くと石はすぐに見つかったのですが、コンクリートの割れ目にしっかりと挟まっていたんですよ。
それは、黒くカビの生えた跡が丸く瞳のようで、……まるでコンクリートの隙間からのぞく目玉のように見えたのです」
男は呼吸を整えるかのように、ゆっくりと長く煙を吐き出した。
「石を隙間から取り出そうとしたのですが、堅く噛みこんでいてピクリとも動かない。
しかし、男はそれを取らずにはおられず、無理に指を突っ込んで引っ張り出そうとしていたんです。
ゴリゴリっと、堅いものがこすれる音を何度か繰り返し、やがて、小さな音が聞こえたんです。
……ブチッ。って。
手を広げると、そこに握られていたのは石なんかじゃなくて、自分の目玉だったんですよ」
男は自分の手のひらに視線を落としていた。
そこに何かを握っているかのようであったが、椀のように曲げられてこちらからはよく見えないが、白い球のようなものが僅かに見えた気がした。
「その後、男は庭に座り込んで自分の手のひらに乗っている自分の眼球を見つめているところを発見されたんです。
駆け付けた警官や救急隊員に庭から運び出されたのですが、ふらふらと歩く男の眼孔には白い石がはめ込まれていたそうなんですよ」
ぞっとする話ではあったが、それがあの子供と何の関係があるのかと、わずかに心に浮かんだ疑問が表情に現れてしまったのだろうか。
眼球の動きだけで視線を動かした男が言葉を続けた。
「ああ、あの子供も手のひらに目玉を握っているところを発見されたんですよ。
向こうに見える川にかかるの渡良橋の近く。……たしか先日、交通事故があった場所ですよ」
「……あの」
もう少しその場所について話を聞きたかったが、男はすでに喫煙所を後にし、病院の中へと戻っていくところであった。
何と尋ねていいのか分からず、呼び止める言葉がなかったが、交通事故、その言葉が頭の中を鮮明によぎっていた。
その場所は、まさか自分が事故を起こした場所では?
そこにあの子供もいたのか?
飛び出した小さな影は、あの子供だったのか?
思い出そうとしても事故前後の記憶が曖昧で、はっきりと形にならない……。
疑問が頭の中を駆け巡りだすと、不意に眠気に似た目眩のようなものを感じて、ふらつきながら病室に戻ろうとしていると、声をかけてきたのは看護師だった。
「どうしました? 安静にしてくださいと言いましたのに……」
「いや、何でも……」
「ちょうどタイミングが良かったのは、運が良かっただけなんですからね……。みんな勝手なんだから、移植したばかりで動き回るなんて……」
(……えっ?……今、何て…………)
看護師の言葉が……、今、何て言った?
引っかかる言葉だったが、強烈な眠気に抗えず、いつの間にかベッドへ寝かされ夜になっていた。
——コンコン……。
軽く弾む音が廊下を通り過ぎる。
あの少年がボールで遊んでいるのだろうか?
音にひかれるように病室の扉を開けたが、廊下の先は暗く見通せる限り誰の気配も感じられなかった。
ボールの弾む音も夢であったのだろうか?
そっと扉を閉め、ベッドへ戻ろうとすると、
「ねぇ、返して……」
あの子供の声がはっきりと聞こえた。
声のしたほうへと振り向いたが、そこには暗い闇が広がるばかり……。
「どこにいるんだ?……」
闇に向かって声を投げかけたが、あんなにはっきり聞こえた子供の声はどこから聞こえたのか、さっぱり分からなくなっていた。
「ねぇ、返してよ……」
あたりを見回していると、闇の中から再び子供の声が聞こえてくる。
「どこだ! どこにいる!」
声を荒げて周囲を見渡したが子供の姿は見当たらない。
しかし、廊下からボールの弾む音が聞こえてくる。
(……そこか!)
闇に向かって走り出しボールの弾んだ先に向かって手を伸ばすと、子供の小さな肩に触れた。
ぐっと力を込めて肩を引き寄せる。
と、振り向いた拍子に子供の顔にまかれていた包帯がはらりと落ち、瞼の下の眼孔には、文字通りの穴が開いていた。
「ねぇ、返してよ……」
それはただの子供ではない。
そう思うと、子供の肩を突き飛ばして走り出していた。
「何を、何を返せと言うんだ!」
ただ訳の分からぬ恐怖に追いかけられるように病室へ逃げ込み、体で扉を押さえて息を整えていたが、落ち着いてくる呼吸と共に、何を返すべきか理解し始めた。
初めから分かっていた。
そう考えるほど、鼓動が高鳴った。
知っている。
そう考えるほど、違和感を感じた。
包帯の下に……。
病室の隅にある小さな洗面台の鏡の前で、顔に巻かれている包帯をゆっくりとはずした。
左目に張り付いているガーゼを引きはがす。
静かに開いた瞼の下には白い石がはめ込まれていた。
「ねぇ……、返してよ……、僕の目玉…………」
「はい……、もう、何とも……」
多少筋肉が突っ張ったような痛みはあったが、うまく説明する事が出来なかったため、ベッドにあおむけに寝たままそう答えた。
痛みよりも体がだるいような眠気を感じていたのもあった。
ずいぶん眠っていたはずなのに、目を閉じれば、すぐに浅い眠りに落ちてしまいそうだったが、一つ聞いておかねばならない、顔の半分を覆うように巻かれている包帯の事だ。
「あの、この包帯ですが……」
「はい? ああ、来週には取れますよ。包帯が取れると退院ですね」
「それでは、左目も?」
「包帯が取れれば、元通り見る事が出来ますよ」
「そうですか……」
胸のつっかえが取れように、ふっとため息をついた。
ミイラ男のように包帯を巻きつけられて、病院にいる訳は、昨日、夜遅く家に帰ろうと車を運転していると暗がりから何かが急に飛び出してきた。
疲れもあったのだろう。
はっきりそれが何か、見分けることはできなかったが、慌ててハンドルを切って避けようとして、ガードレールに突っ込んだ。
そして、気が付くと病院のベッドに寝かされていたのだった。
視界をふさいで巻き付けられた包帯には驚いたが見た目ほどひどいけがではないのだと思うと、直ぐにでも退院したくなるほど退屈を持て余してしまう、現金なものだ。
実際ほかには怪我らしいものはなく、車の運転は無理だろうが普段の生活に支障が出るとは思えなかったのもある。
しかし、たまにはゆっくりするのもいいだろう。と自分に言い聞かせつつ鞄から加熱式たばこを取り出して、屋上の喫煙所へ向かおうとしていると、階段の上から軽く弾むような音を立てながら小さなボールが転がってきた。
階段の上で誰かが遊んでいたのだろうか、それを片手でつまみ上げ上の階に視線をやったが、そこに誰かがいる気配はなかった。
小さなボールから指先に思ったよりも固く冷たい感触が伝わってくる。
「ねぇ、かえしてよ」
不意に後ろから声をかけられて振り返ると、片目を覆い隠すように包帯を巻いた小学生くらいの子供が立っていた。
「これは、君のかい?」
ボールを差し出そうとしたが、上から落ちてきたボールで遊んでいたのなら、廊下を後ろからやって来るのはおかしな話だ。
誰か降りてこないだろうかと、手の中のボールと階段の上に所在なく視線を動かす。
「どうかしましたか?」
忙しそうに廊下を歩いている看護師に不審そうに声をかけられる。
「いや、この子が……」
言いかけて視線を戻したが、廊下に子供の姿は影も形もなかった。
「……あっ、……その、このボールが」
「入院中は、安静にしていてくださいね」
それだけ言い残すと看護師は忙しそうに早足で廊下を歩いていく。
何となく納得のいかない注意をされた気分になったが、わざわざ訂正する必要もないかと、階段を上って屋上へと向かった。
喫煙所には先客が一人いるも、ボールで遊ぶような子供の姿はなかった。
椅子に腰を掛けて加熱式たばこを取り出すが、手に持ったボールが所在なく、仕方なく灰皿の傍らに置くことにすると、それが先にいた男の注意を引いたようだった。
「さっき、廊下で子供が落としていきまして……」
「ああ、あの子ですか。目納石でも見つけたんでしょうかね」
「メノウ石?」
男の言葉がよくわからず、子供のようにオウム返しで聞き返してしまった。
「大雨の後、様子を見に行った河原で見つけた男が居たそうです。話に聞くところ、これくらいの乳白色をした綺麗な丸い石だったそうです」
男は親指と人差し指で輪っかを作った。
「宝玉のような見た目で、つい持ち帰ってしまったのですが、しばらく飾っていると部屋の環境のせいか表面に黒いカビのようなものが生えてきたのですよ。
その時はただ拾ったものだと深く考える事もなく、庭に捨ててしまったそうなのです。
すると、その日から誰かに見られているような、妙な視線を感じるようになったのです、それも、石を捨てた庭から……。
いえ、庭からというより奇妙な視線を感じるたびに、あの石が頭をよぎったというべきでしょうか?
たまりかねた男が庭を調べに行くと石はすぐに見つかったのですが、コンクリートの割れ目にしっかりと挟まっていたんですよ。
それは、黒くカビの生えた跡が丸く瞳のようで、……まるでコンクリートの隙間からのぞく目玉のように見えたのです」
男は呼吸を整えるかのように、ゆっくりと長く煙を吐き出した。
「石を隙間から取り出そうとしたのですが、堅く噛みこんでいてピクリとも動かない。
しかし、男はそれを取らずにはおられず、無理に指を突っ込んで引っ張り出そうとしていたんです。
ゴリゴリっと、堅いものがこすれる音を何度か繰り返し、やがて、小さな音が聞こえたんです。
……ブチッ。って。
手を広げると、そこに握られていたのは石なんかじゃなくて、自分の目玉だったんですよ」
男は自分の手のひらに視線を落としていた。
そこに何かを握っているかのようであったが、椀のように曲げられてこちらからはよく見えないが、白い球のようなものが僅かに見えた気がした。
「その後、男は庭に座り込んで自分の手のひらに乗っている自分の眼球を見つめているところを発見されたんです。
駆け付けた警官や救急隊員に庭から運び出されたのですが、ふらふらと歩く男の眼孔には白い石がはめ込まれていたそうなんですよ」
ぞっとする話ではあったが、それがあの子供と何の関係があるのかと、わずかに心に浮かんだ疑問が表情に現れてしまったのだろうか。
眼球の動きだけで視線を動かした男が言葉を続けた。
「ああ、あの子供も手のひらに目玉を握っているところを発見されたんですよ。
向こうに見える川にかかるの渡良橋の近く。……たしか先日、交通事故があった場所ですよ」
「……あの」
もう少しその場所について話を聞きたかったが、男はすでに喫煙所を後にし、病院の中へと戻っていくところであった。
何と尋ねていいのか分からず、呼び止める言葉がなかったが、交通事故、その言葉が頭の中を鮮明によぎっていた。
その場所は、まさか自分が事故を起こした場所では?
そこにあの子供もいたのか?
飛び出した小さな影は、あの子供だったのか?
思い出そうとしても事故前後の記憶が曖昧で、はっきりと形にならない……。
疑問が頭の中を駆け巡りだすと、不意に眠気に似た目眩のようなものを感じて、ふらつきながら病室に戻ろうとしていると、声をかけてきたのは看護師だった。
「どうしました? 安静にしてくださいと言いましたのに……」
「いや、何でも……」
「ちょうどタイミングが良かったのは、運が良かっただけなんですからね……。みんな勝手なんだから、移植したばかりで動き回るなんて……」
(……えっ?……今、何て…………)
看護師の言葉が……、今、何て言った?
引っかかる言葉だったが、強烈な眠気に抗えず、いつの間にかベッドへ寝かされ夜になっていた。
——コンコン……。
軽く弾む音が廊下を通り過ぎる。
あの少年がボールで遊んでいるのだろうか?
音にひかれるように病室の扉を開けたが、廊下の先は暗く見通せる限り誰の気配も感じられなかった。
ボールの弾む音も夢であったのだろうか?
そっと扉を閉め、ベッドへ戻ろうとすると、
「ねぇ、返して……」
あの子供の声がはっきりと聞こえた。
声のしたほうへと振り向いたが、そこには暗い闇が広がるばかり……。
「どこにいるんだ?……」
闇に向かって声を投げかけたが、あんなにはっきり聞こえた子供の声はどこから聞こえたのか、さっぱり分からなくなっていた。
「ねぇ、返してよ……」
あたりを見回していると、闇の中から再び子供の声が聞こえてくる。
「どこだ! どこにいる!」
声を荒げて周囲を見渡したが子供の姿は見当たらない。
しかし、廊下からボールの弾む音が聞こえてくる。
(……そこか!)
闇に向かって走り出しボールの弾んだ先に向かって手を伸ばすと、子供の小さな肩に触れた。
ぐっと力を込めて肩を引き寄せる。
と、振り向いた拍子に子供の顔にまかれていた包帯がはらりと落ち、瞼の下の眼孔には、文字通りの穴が開いていた。
「ねぇ、返してよ……」
それはただの子供ではない。
そう思うと、子供の肩を突き飛ばして走り出していた。
「何を、何を返せと言うんだ!」
ただ訳の分からぬ恐怖に追いかけられるように病室へ逃げ込み、体で扉を押さえて息を整えていたが、落ち着いてくる呼吸と共に、何を返すべきか理解し始めた。
初めから分かっていた。
そう考えるほど、鼓動が高鳴った。
知っている。
そう考えるほど、違和感を感じた。
包帯の下に……。
病室の隅にある小さな洗面台の鏡の前で、顔に巻かれている包帯をゆっくりとはずした。
左目に張り付いているガーゼを引きはがす。
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