勇者一行 前に進まず  1

安倍隆夫

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勇者一行 前に進まず 1

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「おぉ勇者よ 倒れてしまったか 」


女性の声が聞こえた


勇者は目を開けて 言った

「ここはどこですか?」


女性は答えた

「ここは教会です あなたは魔物に攻撃され 気を失い ここまで村の方が担いでくれました。」


勇者は上半身を上げ

「助けてくださってありがとうございます えっと」



「私の名前は エリカ  ここの教会の シスターです」


と言った


エリカは勇者の名前を聞こうとした


「大丈夫ですか? 名前は言えますか?」


「名前....えっと....レオンです...」


勇者はあんまり記憶がないようだ


「たしか私は薬草を探してて、大量に取って....そこから記憶が..]


エリカは言った


[なんで薬草を大量にとるんですか? 馬鹿ですか?」


勇者レオンは馬鹿だった

レオンは言った


「だって 回復薬高いもん とった方がお金かからないもん!」


「回復薬はすぐに怪我が治るけど 薬草は時間がかかるけど怪我がなおるから」


エリカは すこし引いた どんだけこいつ金がないんだよって


エリカは言った


「薬草中毒レオン これからどうしますか?」



やべぇレオンは言った


[どうしようかな また一人でうろついてもいいことないだろうし]


たしかに"こいつ"一人だと ロクなことしか起きないだろう


エリカはいいことを思いついた 彼を酒場に向かわせようと



エリカ[酒場に行ったらどうですか? 仲間を雇うとか ]


それはいい いや絶対いい おっぱい


レオン 「じゃぁ酒場に行きます あ、薬草いります?」


いりません

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