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完璧再臨
《第66話》完璧再臨 その7
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「ぐはぁっ!」
なんだか禍々しくなった矢上原ちゃんに派手に吹き飛ばされた俺はごろんごろんと地面を転がっている。
「いやぁ、ほんとに、俺の店に君みたいな子は居なかったはずなんだけどなぁ」
転がりながらその勢いを利用し、腕を触手に変えて地面を弾き、バッと宙を舞う。
その勢いで、俺は矢上原ちゃんの方に飛んでゆく
「なに!?」
さっきまでそこに居たはずの矢上原ちゃんがそこに居ない。
「鈍いですよ、店長さん?」
「なっ!?」
神となった矢上原ちゃんは一瞬で俺の後ろに回り込んでいたのだ。
「逝きなさい」
俺の脳天に矢上原ちゃんの鋭い触手が突き刺さる。
そのまま俺は地面に倒れ込んだ。
『ようこそ。八十幸神社へ』
八十幸神社へたどり着いた俺たちを迎えてくれたのは八十幸高校の制服を着た女の子。というか、外は俺の先輩で中身は悪魔である西条茜だ。
やばい雰囲気が体にビンビン突き刺さる。
「なんか、神になったらしいですけどあんま神々しくないっすね」
と神田が無理した感じで言うと
『まぁ、地域密着型の神様になる予定だからね。それにあまりにも神々しくしてちゃ戦いにくいでしょ?』
と返してくる。
正直、めちゃくちゃ怖い。今まで一緒に学校で喋ったり店でコーヒー飲んでたような人間が今神となって、僕らの敵となって前に立ちはだかっている。正直脚の震えが止まらない。嫌な寒気もする。
そんなことを考えていると腰辺りをポンポンと叩かれた。
「いくよ、まいまい。助け出すんでしょ?」
「一ちゃん・・・」
そう言った一ちゃんの目には揺るぎない闘志が燃えていた。あれだけ普段子供扱いしてきているが今はこの中で一番冷静で、涼しくも凛とした覇気を放っている。ほんと頼もしい仲間だ。
「そうっすよ先輩。俺たち三人で救い出しますよ!」
神田も俺の一番の友であり、一番の後輩だ。本当に頼もしい。こいつといるだけで、いつもなんだか安心出来る。
「そうだな。僕たちならなんとかなるだろう」
僕は少し落ち着いて、深呼吸して仲間の頼もしさになんだか心地良さすら覚え、気がつくと脚の震えも止まっていた。
『そろそろいいかな?人間諸君?』
「いいよ。どっからでもかかってこい!」
そう聞いた神はニヤリと不吉な笑みを浮かべた。
なんだか禍々しくなった矢上原ちゃんに派手に吹き飛ばされた俺はごろんごろんと地面を転がっている。
「いやぁ、ほんとに、俺の店に君みたいな子は居なかったはずなんだけどなぁ」
転がりながらその勢いを利用し、腕を触手に変えて地面を弾き、バッと宙を舞う。
その勢いで、俺は矢上原ちゃんの方に飛んでゆく
「なに!?」
さっきまでそこに居たはずの矢上原ちゃんがそこに居ない。
「鈍いですよ、店長さん?」
「なっ!?」
神となった矢上原ちゃんは一瞬で俺の後ろに回り込んでいたのだ。
「逝きなさい」
俺の脳天に矢上原ちゃんの鋭い触手が突き刺さる。
そのまま俺は地面に倒れ込んだ。
『ようこそ。八十幸神社へ』
八十幸神社へたどり着いた俺たちを迎えてくれたのは八十幸高校の制服を着た女の子。というか、外は俺の先輩で中身は悪魔である西条茜だ。
やばい雰囲気が体にビンビン突き刺さる。
「なんか、神になったらしいですけどあんま神々しくないっすね」
と神田が無理した感じで言うと
『まぁ、地域密着型の神様になる予定だからね。それにあまりにも神々しくしてちゃ戦いにくいでしょ?』
と返してくる。
正直、めちゃくちゃ怖い。今まで一緒に学校で喋ったり店でコーヒー飲んでたような人間が今神となって、僕らの敵となって前に立ちはだかっている。正直脚の震えが止まらない。嫌な寒気もする。
そんなことを考えていると腰辺りをポンポンと叩かれた。
「いくよ、まいまい。助け出すんでしょ?」
「一ちゃん・・・」
そう言った一ちゃんの目には揺るぎない闘志が燃えていた。あれだけ普段子供扱いしてきているが今はこの中で一番冷静で、涼しくも凛とした覇気を放っている。ほんと頼もしい仲間だ。
「そうっすよ先輩。俺たち三人で救い出しますよ!」
神田も俺の一番の友であり、一番の後輩だ。本当に頼もしい。こいつといるだけで、いつもなんだか安心出来る。
「そうだな。僕たちならなんとかなるだろう」
僕は少し落ち着いて、深呼吸して仲間の頼もしさになんだか心地良さすら覚え、気がつくと脚の震えも止まっていた。
『そろそろいいかな?人間諸君?』
「いいよ。どっからでもかかってこい!」
そう聞いた神はニヤリと不吉な笑みを浮かべた。
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