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第2話 準備完了
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とりあえず疑問に思ったので目の前にいる小西という警察官に聞いてみることにした。
「何故俺に逮捕状が出ているのでしょうか。身に覚えがないのですが」
小西は警察手帳を確認して答えた。
「フューチャーフォックスなる人物についてご存じでしょうか。こちらがそのフューチャーフォックスと名乗る人物の写真です」
小西は警察手帳に挟んでいる写真を見せてきた。その写真を見た俺はやはり動画のことかと思い答えた。
「フューチャーフォックスって謎の予言者のことですよね。それなら俺も動画で観ましたよ」
小西は怪訝そうな顔をした。
「実は、このフューチャーフォックスと名乗る人物が住んでいる部屋は、以前うちの署のものが住んでいたことがありまして……それでそのマンションに住んでいるものを見張っておりましたが、最有力者はあなたでした。そこで福田さん。我々警察はあなたを徹底的に調査して、こうして逮捕まで漕ぎ着けたわけです」
俺はその話を聞いて警察が完全にその予言者について特定していることに驚いた。
しかし、まさか前にこのマンションに住んでいた警察官がいたとは。それは予想できない。
だが、間取りを見ただけで以前住んでいたとわかるものなのか。それとも何かあの動画には写っていたのだろうか。
疑問もあるが、こうして警察が自分のところまで訪ねて来てしまったのでそれを知っても意味がない。警察が来るタイミングは少し想定外だったが、念のため早めに準備は済ませていたためこの家でやることは一つだけだ。
だからその用事を済ませば、問題なく警察署に行くことができる。
「わかりました。警察署についていきます。 その前に少しトイレに行っても問題ありませんか?家に入って見張って置いてもらって構わないので」
そう言うと、小西は了承してくれた。
「こちらも待っている間に福田さんの部屋の様子を証拠品として撮らせていただきます」
こちらに拒否権はないと思うので、「はい」と了承しておいた。
俺はトイレに入ると鍵をかけ、トイレに隠しておいた携帯を出した。
この時のために携帯を2台用意していた。もし警察に重要参考人ということで家を訪ねられて、トイレに行くといっても、その時に携帯を没収されると危惧していたからだ。
しかし、逮捕状は出ていたがトイレに入る俺を身体検査して携帯などの証拠品を没収することはなかったので、警戒のしすぎだったようだ。
トイレに隠していた携帯には予めメール文を記載していた。少しだけそのメール文を変更しメッセージを送った。念のため送ったメッセージは削除しておき、再び同じ場所に隠しておいた。
これでこの家でのやることは全部終わった。安心してトイレから出て、部屋の様子を撮影している小西に話しかけた。
「俺の部屋の様子は撮り終わりましたか」
「ああ、しっかりと撮らせてもらった」
「そうですか。早いですね。そろそろ警察署に行くのですよね。警察署で逮捕に至った経緯を教えてください」
俺はそう言い、よく刑事ドラマなどで見るような、手錠をかけられるように両手をグーの形にして前に差し出した。
小西は怪訝な顔をした。そして、それはこちらのセリフだと言わんばかりに俺の両手に手錠をかけようとしてきて、しかし思い出したように言ってきた。
「手錠をかける前に、財布や携帯などを念のため渡してくれ」
「はぁ、わかりました」
俺は財布と携帯を小西に渡した。
その後両手に手錠をかけられ、警察署に俺は連行された。
「何故俺に逮捕状が出ているのでしょうか。身に覚えがないのですが」
小西は警察手帳を確認して答えた。
「フューチャーフォックスなる人物についてご存じでしょうか。こちらがそのフューチャーフォックスと名乗る人物の写真です」
小西は警察手帳に挟んでいる写真を見せてきた。その写真を見た俺はやはり動画のことかと思い答えた。
「フューチャーフォックスって謎の予言者のことですよね。それなら俺も動画で観ましたよ」
小西は怪訝そうな顔をした。
「実は、このフューチャーフォックスと名乗る人物が住んでいる部屋は、以前うちの署のものが住んでいたことがありまして……それでそのマンションに住んでいるものを見張っておりましたが、最有力者はあなたでした。そこで福田さん。我々警察はあなたを徹底的に調査して、こうして逮捕まで漕ぎ着けたわけです」
俺はその話を聞いて警察が完全にその予言者について特定していることに驚いた。
しかし、まさか前にこのマンションに住んでいた警察官がいたとは。それは予想できない。
だが、間取りを見ただけで以前住んでいたとわかるものなのか。それとも何かあの動画には写っていたのだろうか。
疑問もあるが、こうして警察が自分のところまで訪ねて来てしまったのでそれを知っても意味がない。警察が来るタイミングは少し想定外だったが、念のため早めに準備は済ませていたためこの家でやることは一つだけだ。
だからその用事を済ませば、問題なく警察署に行くことができる。
「わかりました。警察署についていきます。 その前に少しトイレに行っても問題ありませんか?家に入って見張って置いてもらって構わないので」
そう言うと、小西は了承してくれた。
「こちらも待っている間に福田さんの部屋の様子を証拠品として撮らせていただきます」
こちらに拒否権はないと思うので、「はい」と了承しておいた。
俺はトイレに入ると鍵をかけ、トイレに隠しておいた携帯を出した。
この時のために携帯を2台用意していた。もし警察に重要参考人ということで家を訪ねられて、トイレに行くといっても、その時に携帯を没収されると危惧していたからだ。
しかし、逮捕状は出ていたがトイレに入る俺を身体検査して携帯などの証拠品を没収することはなかったので、警戒のしすぎだったようだ。
トイレに隠していた携帯には予めメール文を記載していた。少しだけそのメール文を変更しメッセージを送った。念のため送ったメッセージは削除しておき、再び同じ場所に隠しておいた。
これでこの家でのやることは全部終わった。安心してトイレから出て、部屋の様子を撮影している小西に話しかけた。
「俺の部屋の様子は撮り終わりましたか」
「ああ、しっかりと撮らせてもらった」
「そうですか。早いですね。そろそろ警察署に行くのですよね。警察署で逮捕に至った経緯を教えてください」
俺はそう言い、よく刑事ドラマなどで見るような、手錠をかけられるように両手をグーの形にして前に差し出した。
小西は怪訝な顔をした。そして、それはこちらのセリフだと言わんばかりに俺の両手に手錠をかけようとしてきて、しかし思い出したように言ってきた。
「手錠をかける前に、財布や携帯などを念のため渡してくれ」
「はぁ、わかりました」
俺は財布と携帯を小西に渡した。
その後両手に手錠をかけられ、警察署に俺は連行された。
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