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第4話 救いの手
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その後も地獄は続いた。
僕は媚薬を盛られ、一ヶ月ものあいだ多くの客に射精する姿を見られた。
いっそ、ひとりの客に買われた方がマシだ。
しかし仮面の男女は僕の心などお見通しのようで、買い手は現れなかった。僕は他者の視線によって犯されていた。
「なかなかの稼ぎだね、王子様」
「……シュテッレ。僕を殺してくれ」
「おやおや。随分と弱気になったね。それじゃあ売り物にならないから、前みたいにツンツンしておくれよ」
「悪魔め」
「娼館の主人にとって、最高の褒め言葉だな」
「ウィルレイン様。果物をお持ちしました。少しは召し上がらないと、お体に障りますよ」
ユーディットの優しさが心に染みる。
しかし僕はベッドの上から一歩も動けなかった。
寝ているあいだは、昨夜の恥辱を忘れることができた。
だが、眠り続けるのにも限度がある。
僕はベッドから身を起こした。そして、ユーディットが持ってきてくれた果物をつまんだ。
部屋に窓はないが、外から聞こえてくる物音によって、時刻が予想できた。
夕星館に近づいてくる足音の数々。
今宵もまた、屈辱の時間が始まる。
「お客様のご来店だよ」
シュテッレの魔法によって操られ、僕は大広間へと移動した。
今夜の客は全員男で、仮面をつけていない。
男たちは鍛え抜かれた体をしていた。顔に傷がある者が多い。どういった集団なのだろう。
僕が警戒心を露わにしていると、ひときわ身長が高い男が歩み寄ってきた。
「あんたが噂のウィルレイン王子か」
黒髪を短く刈り込んだ男は、僕の瞳をのぞき込んだ。僕は視線を尖らせた。飄々とした雰囲気の男だが、一体どんな変態行為を強いてくるのだろう。カルマン合金に抗って影魔法を発動しようとすると、男が片手を挙げて制した。
「牙を剥かないでくれ。俺はあんたを助けに来た。随分と待たせてしまい、すまなかった。各地のオアシスを探し回っていたものでな」
「……僕は、貴様のような下賤の者には屈しない」
僕が吐き捨てると、筋骨隆々とした男たちが笑い声を上げた。
「その人は王様だよ」
「ナシェル王国にも、傭兵王リシャール様の武勇伝は届いていただろう?」
「……リシャール・オクタヴィウスか」
ガイスト砂漠に点在するオアシスをまとめている王がいるとは聞いていた。だが、随分と若い。僕とさして変わらないのではないか?
「いかにも、俺がリシャールだ」
リシャールは分厚い胸に手を当てると、僕に向かって頭を下げた。
そのような計らいをされるのは久しぶりなので、僕は動揺した。
「初めまして。ナシェル王国と国交が結べて、俺は嬉しいよ」
「何を言っている? ナシェルはもう……滅んでしまった」
「あんたが生きてるじゃないか」
リシャールの言葉に、僕は憤りを覚えた。
「貴様は何を言っている? 僕は衆人の前で辱められ、王子としての尊厳を奪われた。父も母もこの世を去ってしまった。ナシェル王国とガーランド王朝は消失したんだよ……」
「おまえを慕う民がここにいるぞ」
長身のリシャールの陰から、ひとりの少年が現れた。まだ幼さの残る顔には痛々しい傷跡があった。
「俺、ティアノって言います。ナシェル王国の山間部の生まれです」
ティアノが話す大陸共通語には確かに、ナシェルの人間に特有の訛りがあった。試しに古代ナシェル語で話しかけてみる。ティアノは顔を輝かせ、古代ナシェル語で返事をした。
「王太子と言葉を交わせるだなんて。夢のようです」
「ティアノよ。きみはどうしてガイスト砂漠へ流れて来た?」
「ウィルレイン王子がオアシスに売られたと聞いたからに決まっているじゃないですか。俺のように、ウィルレイン王子を追ってガイスト砂漠へ向かった民は少なくありませんよ」
ナシェル王国からガイスト砂漠を目指すのには、陸路の場合、かなりの時間を要する。僕は奴隷商人が飼っていたワイバーンによって運ばれたので、さほど日数はかからなかった。
ナシェルの民が僕を求め、行動に出てくれたのか?
革命軍は父に暴君という汚名を着せたというのに。
僕は背筋を伸ばした。
「ティアノ、ありがとう。きみの顔の傷はボーンドラゴンとの戦いによってつけらたのか?」
「砂漠の男になるための試練です」
こんないたいけな少年が過酷な目に遭っていたのか。僕は己を恥じた。自分ばかりが悲劇に見舞われたと思っていた。でもそれは大きな間違いだった。
「ナシェル王国からやって来た民は、俺が預からせてもらっている。女性は前線には立たず、オアシスでの暮らしを守っている」
「砂漠の王よ。わが民を救ってくださり、ありがとうございます」
「そんなに畏まらず、リシャールと呼んでくれ。俺たち、友人になろう」
リシャールは、シュテッレを呼び出した。そして、ぱんぱんに膨れ上がった革袋をいくつも渡した。
「これでウィルレイン王子を身請けできるな?」
「はい、それはもう」
「ウィルレイン。きみはもう自由だ」
シュテッレが、僕を縛っていたカルマン合金製のアクセサリーをすべて外した。
自由を取り戻した僕は、腰を折って頭を深く下げた。リシャールに最大級の敬意を示すと、「よしてくれ」と制止された。
「堅苦しいお作法は抜きで接してくれ」
「リシャール、何から何までありがとう」
僕の足元はふらついていた。
娼館に閉じ込められ、体力を奪われていたためだ。
リシャールは僕の背中に腕を添えて、体を支えてくれた。
「僕は……必ず復調してみせる」
「まずは俺の城で体を休めるといい」
かくして僕は地獄の館から脱出した。
僕は媚薬を盛られ、一ヶ月ものあいだ多くの客に射精する姿を見られた。
いっそ、ひとりの客に買われた方がマシだ。
しかし仮面の男女は僕の心などお見通しのようで、買い手は現れなかった。僕は他者の視線によって犯されていた。
「なかなかの稼ぎだね、王子様」
「……シュテッレ。僕を殺してくれ」
「おやおや。随分と弱気になったね。それじゃあ売り物にならないから、前みたいにツンツンしておくれよ」
「悪魔め」
「娼館の主人にとって、最高の褒め言葉だな」
「ウィルレイン様。果物をお持ちしました。少しは召し上がらないと、お体に障りますよ」
ユーディットの優しさが心に染みる。
しかし僕はベッドの上から一歩も動けなかった。
寝ているあいだは、昨夜の恥辱を忘れることができた。
だが、眠り続けるのにも限度がある。
僕はベッドから身を起こした。そして、ユーディットが持ってきてくれた果物をつまんだ。
部屋に窓はないが、外から聞こえてくる物音によって、時刻が予想できた。
夕星館に近づいてくる足音の数々。
今宵もまた、屈辱の時間が始まる。
「お客様のご来店だよ」
シュテッレの魔法によって操られ、僕は大広間へと移動した。
今夜の客は全員男で、仮面をつけていない。
男たちは鍛え抜かれた体をしていた。顔に傷がある者が多い。どういった集団なのだろう。
僕が警戒心を露わにしていると、ひときわ身長が高い男が歩み寄ってきた。
「あんたが噂のウィルレイン王子か」
黒髪を短く刈り込んだ男は、僕の瞳をのぞき込んだ。僕は視線を尖らせた。飄々とした雰囲気の男だが、一体どんな変態行為を強いてくるのだろう。カルマン合金に抗って影魔法を発動しようとすると、男が片手を挙げて制した。
「牙を剥かないでくれ。俺はあんたを助けに来た。随分と待たせてしまい、すまなかった。各地のオアシスを探し回っていたものでな」
「……僕は、貴様のような下賤の者には屈しない」
僕が吐き捨てると、筋骨隆々とした男たちが笑い声を上げた。
「その人は王様だよ」
「ナシェル王国にも、傭兵王リシャール様の武勇伝は届いていただろう?」
「……リシャール・オクタヴィウスか」
ガイスト砂漠に点在するオアシスをまとめている王がいるとは聞いていた。だが、随分と若い。僕とさして変わらないのではないか?
「いかにも、俺がリシャールだ」
リシャールは分厚い胸に手を当てると、僕に向かって頭を下げた。
そのような計らいをされるのは久しぶりなので、僕は動揺した。
「初めまして。ナシェル王国と国交が結べて、俺は嬉しいよ」
「何を言っている? ナシェルはもう……滅んでしまった」
「あんたが生きてるじゃないか」
リシャールの言葉に、僕は憤りを覚えた。
「貴様は何を言っている? 僕は衆人の前で辱められ、王子としての尊厳を奪われた。父も母もこの世を去ってしまった。ナシェル王国とガーランド王朝は消失したんだよ……」
「おまえを慕う民がここにいるぞ」
長身のリシャールの陰から、ひとりの少年が現れた。まだ幼さの残る顔には痛々しい傷跡があった。
「俺、ティアノって言います。ナシェル王国の山間部の生まれです」
ティアノが話す大陸共通語には確かに、ナシェルの人間に特有の訛りがあった。試しに古代ナシェル語で話しかけてみる。ティアノは顔を輝かせ、古代ナシェル語で返事をした。
「王太子と言葉を交わせるだなんて。夢のようです」
「ティアノよ。きみはどうしてガイスト砂漠へ流れて来た?」
「ウィルレイン王子がオアシスに売られたと聞いたからに決まっているじゃないですか。俺のように、ウィルレイン王子を追ってガイスト砂漠へ向かった民は少なくありませんよ」
ナシェル王国からガイスト砂漠を目指すのには、陸路の場合、かなりの時間を要する。僕は奴隷商人が飼っていたワイバーンによって運ばれたので、さほど日数はかからなかった。
ナシェルの民が僕を求め、行動に出てくれたのか?
革命軍は父に暴君という汚名を着せたというのに。
僕は背筋を伸ばした。
「ティアノ、ありがとう。きみの顔の傷はボーンドラゴンとの戦いによってつけらたのか?」
「砂漠の男になるための試練です」
こんないたいけな少年が過酷な目に遭っていたのか。僕は己を恥じた。自分ばかりが悲劇に見舞われたと思っていた。でもそれは大きな間違いだった。
「ナシェル王国からやって来た民は、俺が預からせてもらっている。女性は前線には立たず、オアシスでの暮らしを守っている」
「砂漠の王よ。わが民を救ってくださり、ありがとうございます」
「そんなに畏まらず、リシャールと呼んでくれ。俺たち、友人になろう」
リシャールは、シュテッレを呼び出した。そして、ぱんぱんに膨れ上がった革袋をいくつも渡した。
「これでウィルレイン王子を身請けできるな?」
「はい、それはもう」
「ウィルレイン。きみはもう自由だ」
シュテッレが、僕を縛っていたカルマン合金製のアクセサリーをすべて外した。
自由を取り戻した僕は、腰を折って頭を深く下げた。リシャールに最大級の敬意を示すと、「よしてくれ」と制止された。
「堅苦しいお作法は抜きで接してくれ」
「リシャール、何から何までありがとう」
僕の足元はふらついていた。
娼館に閉じ込められ、体力を奪われていたためだ。
リシャールは僕の背中に腕を添えて、体を支えてくれた。
「僕は……必ず復調してみせる」
「まずは俺の城で体を休めるといい」
かくして僕は地獄の館から脱出した。
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