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第5話 授業スタート
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今日から、特訓クラスの授業が始まる。
僕は友人のナナセとともに、ドキドキしながら校舎に向かった。
ブランシェール学院の校舎は二階建てで、王都でもなかなかお目にかかれないほど華麗な外観をしている。白亜の壁も緋色の屋根もピカピカだ。雨風にさらされているとはとても思えない。
僕たちが建物が持つ華やかな雰囲気に圧倒されていると、キリエが近くを通りかかった。
キリエは獲物を見つけた猫のように目を光らせた。
「校舎に見惚れてるみたいだね、アズリールくん。それにナナセくん」
「キリエ……」
「きみたちのお屋敷よりも美麗なのは当然さ。オメガはつねに綺麗なものに囲まれて、美的センスを磨いておかないといけないんだからね」
キリエのような線の細い美少年ならば、この瀟洒な建物にぴったりだけど、僕はベータと同じぐらいの背格好である。自分の存在がどうにも場違いに感じてしまう。
居心地が悪いのはナナセも同じようだった。
「私は武家の生まれだから、質実剛健が是とされていた。あまり華美な建物は落ち着かない」
「僕も同じ意見だよ。僕の実家、セレスティは山岳地帯に領地を構えているから、積雪対策が一番重視されててさ。建物の見た目は二の次だった」
「ふっ。校舎ぐらいでビビってちゃ、アルファの相手なんてできないよ? まあ、せいぜい劣等生同士がんばるんだね」
「僕たちの緊張をほぐしてくれたうえに、声援まで。キリエ、ありがとう」
「……アズリールくん。皮肉って知ってる?」
「うん。知ってて言ってるよ」
「……ちっ。ピーピー泣いてりゃいいのに、生意気なイモめ!」
キリエは取り巻きに囲まれて、颯爽と校舎に入っていった。
「僕たちも行こうか」
「ああ」
エントランスホールに置かれていた案内板を見て、特訓クラスの教室を目指す。緋色のドアを開けると、そこは貴族のサロンのように華やかな部屋だった。シャンデリアが煌めき、床にはふかふかの絨毯が敷かれている。
飾り棚に置かれていた時計は、陶器でできた一流品だった。僕のお父様はお母様のドレス代を捻出するために緊縮財政をとっていたから、こんな逸品にはお目にかかったことがない。
ナナセも豪華な室内に驚いている。
「教室なのに黒板がないのか……」
「どういう講義をするんだろうね?」
僕たちがその場に突っ立っていると、教室に先生とおぼしき人物が現れた。胸の膨らみがないので男性なのだろうけども、猫のようにしなやかで優美な体つきをしている。フリルがたくさんついたドレスシャツがここまで似合う人はなかなかいない。
「先生ですか? 初めまして。このたび入学した、アズリール・セレスティです」
「私はナナセ・レイと申します」
「緊張しているようだね、アズリールくん。ナナセくん」
先生はマルセル・ツィノーと名乗った。
ツィノー家といえば、この国で一番の豪商じゃないか。僕とナナセはますます緊張した。
「ツィノー家についてご存知のようだね?」
「はい。この国の経済を支えている方たちですから」
「僕の伴侶は、ツィノー家の次男だ。僕は働かなくてもいい立場にあるけど、趣味でこの学院の教師をやっている」
「趣味、ですか」
こっちは家運がかかってるんだけどなー。
僕が思わず表情を強張らせると、マルセル先生に頬っぺたをツンとつつかれた。
「きみ、思ってることが顔に出過ぎだよ。オメガはもっとミステリアスじゃないと」
「はい……。気をつけます」
なんだ!?
体と体が接近した時、マルセル先生からすごくいい匂いがしたぞ。花の蜜よりも濃厚で、それでいて下品ではない香りだった。それに、マルセル先生の蠱惑的な微笑みといったら! 同性の僕でも見惚れてしまう。
これが愛されているオメガの実力か……。
「アズリールくんは香りをまとっていないようだね」
「僕、お洒落に興味がなくて」
「私もです」
「それじゃ、アルファを引き寄せる花にはなれないよ。今日は香水の選び方についてレッスンをしよう。きみたちはそこにある長椅子に座りたまえ」
「はい」
マルセル先生は飾り棚に置かれていた分厚い本を手にとった。
そしてページを広げて、僕たちに見せてくれた。
「フローラル系、シトラス系、そしてムスク系。さて、きみたちにはどれが合うだろうね?」
「香水は必須なのでしょうか。私は武家の出身なので、残り香に抵抗があります」
「ナナセくんは騎士になるためにこの学院に入ったんじゃないでしょ? アルファの伴侶になるために入学したんだよね?」
「……はい」
「戦いに疲れた旦那様を香りで癒すというのが、オメガであるきみの役目じゃないかな」
マルセル先生は飾り棚に並べられた香水の瓶を手にとった。そして、細長い試香紙にほんの少しだけ香水を吹きつけて、僕たちに嗅がせてくれた。
「僕……ムスク系はちょっと自分のイメージとは違うかなと思います」
「そうだね。アズリールくんは健康的なところが美点だから、爽やかなシトラス系が合うかもね。ナナセくんは絶対にフローラル系!」
「えっ。花の香りなど……私に合うでしょうか」
「ギャップ萌えというやつさ。ピッと背筋が伸びたきみに近づいた時、ふわりと花の香りがしたら……アルファはビンビンになるよ」
「びっ、びんびん……!?」
ナナセが見ていて気の毒になるほど赤くなった。
僕もまたマルセル先生の爆弾発言を受けて固まった。そりゃあ、僕たちは結婚したら夜の相手をすることになるわけだけど、もうちょっと言い方ってものがあるんじゃないのかな。
マルセル先生はふっとため息をつくと、目を伏せた。
「昨夜、伴侶がなかなか離してくれなくて」
「……そ、そうでしたか」
「強い男は好きだけど、加減ってものを知らないんだよね、うちのアルファは。ほの赤く染まった僕の肌が好きだって言って、何度も貫くんだから……」
「恐れ入ります、マルセル先生。そのような話題は、私には刺激が強すぎます!」
「へえ? 今後、閨事のレッスンもあるんだけどなあ」
「えっ」
「こういった話にも慣れてもらわないとね」
妖艶な微笑みを向けられ、僕とナナセはうつむくことしかできなかった。
僕は友人のナナセとともに、ドキドキしながら校舎に向かった。
ブランシェール学院の校舎は二階建てで、王都でもなかなかお目にかかれないほど華麗な外観をしている。白亜の壁も緋色の屋根もピカピカだ。雨風にさらされているとはとても思えない。
僕たちが建物が持つ華やかな雰囲気に圧倒されていると、キリエが近くを通りかかった。
キリエは獲物を見つけた猫のように目を光らせた。
「校舎に見惚れてるみたいだね、アズリールくん。それにナナセくん」
「キリエ……」
「きみたちのお屋敷よりも美麗なのは当然さ。オメガはつねに綺麗なものに囲まれて、美的センスを磨いておかないといけないんだからね」
キリエのような線の細い美少年ならば、この瀟洒な建物にぴったりだけど、僕はベータと同じぐらいの背格好である。自分の存在がどうにも場違いに感じてしまう。
居心地が悪いのはナナセも同じようだった。
「私は武家の生まれだから、質実剛健が是とされていた。あまり華美な建物は落ち着かない」
「僕も同じ意見だよ。僕の実家、セレスティは山岳地帯に領地を構えているから、積雪対策が一番重視されててさ。建物の見た目は二の次だった」
「ふっ。校舎ぐらいでビビってちゃ、アルファの相手なんてできないよ? まあ、せいぜい劣等生同士がんばるんだね」
「僕たちの緊張をほぐしてくれたうえに、声援まで。キリエ、ありがとう」
「……アズリールくん。皮肉って知ってる?」
「うん。知ってて言ってるよ」
「……ちっ。ピーピー泣いてりゃいいのに、生意気なイモめ!」
キリエは取り巻きに囲まれて、颯爽と校舎に入っていった。
「僕たちも行こうか」
「ああ」
エントランスホールに置かれていた案内板を見て、特訓クラスの教室を目指す。緋色のドアを開けると、そこは貴族のサロンのように華やかな部屋だった。シャンデリアが煌めき、床にはふかふかの絨毯が敷かれている。
飾り棚に置かれていた時計は、陶器でできた一流品だった。僕のお父様はお母様のドレス代を捻出するために緊縮財政をとっていたから、こんな逸品にはお目にかかったことがない。
ナナセも豪華な室内に驚いている。
「教室なのに黒板がないのか……」
「どういう講義をするんだろうね?」
僕たちがその場に突っ立っていると、教室に先生とおぼしき人物が現れた。胸の膨らみがないので男性なのだろうけども、猫のようにしなやかで優美な体つきをしている。フリルがたくさんついたドレスシャツがここまで似合う人はなかなかいない。
「先生ですか? 初めまして。このたび入学した、アズリール・セレスティです」
「私はナナセ・レイと申します」
「緊張しているようだね、アズリールくん。ナナセくん」
先生はマルセル・ツィノーと名乗った。
ツィノー家といえば、この国で一番の豪商じゃないか。僕とナナセはますます緊張した。
「ツィノー家についてご存知のようだね?」
「はい。この国の経済を支えている方たちですから」
「僕の伴侶は、ツィノー家の次男だ。僕は働かなくてもいい立場にあるけど、趣味でこの学院の教師をやっている」
「趣味、ですか」
こっちは家運がかかってるんだけどなー。
僕が思わず表情を強張らせると、マルセル先生に頬っぺたをツンとつつかれた。
「きみ、思ってることが顔に出過ぎだよ。オメガはもっとミステリアスじゃないと」
「はい……。気をつけます」
なんだ!?
体と体が接近した時、マルセル先生からすごくいい匂いがしたぞ。花の蜜よりも濃厚で、それでいて下品ではない香りだった。それに、マルセル先生の蠱惑的な微笑みといったら! 同性の僕でも見惚れてしまう。
これが愛されているオメガの実力か……。
「アズリールくんは香りをまとっていないようだね」
「僕、お洒落に興味がなくて」
「私もです」
「それじゃ、アルファを引き寄せる花にはなれないよ。今日は香水の選び方についてレッスンをしよう。きみたちはそこにある長椅子に座りたまえ」
「はい」
マルセル先生は飾り棚に置かれていた分厚い本を手にとった。
そしてページを広げて、僕たちに見せてくれた。
「フローラル系、シトラス系、そしてムスク系。さて、きみたちにはどれが合うだろうね?」
「香水は必須なのでしょうか。私は武家の出身なので、残り香に抵抗があります」
「ナナセくんは騎士になるためにこの学院に入ったんじゃないでしょ? アルファの伴侶になるために入学したんだよね?」
「……はい」
「戦いに疲れた旦那様を香りで癒すというのが、オメガであるきみの役目じゃないかな」
マルセル先生は飾り棚に並べられた香水の瓶を手にとった。そして、細長い試香紙にほんの少しだけ香水を吹きつけて、僕たちに嗅がせてくれた。
「僕……ムスク系はちょっと自分のイメージとは違うかなと思います」
「そうだね。アズリールくんは健康的なところが美点だから、爽やかなシトラス系が合うかもね。ナナセくんは絶対にフローラル系!」
「えっ。花の香りなど……私に合うでしょうか」
「ギャップ萌えというやつさ。ピッと背筋が伸びたきみに近づいた時、ふわりと花の香りがしたら……アルファはビンビンになるよ」
「びっ、びんびん……!?」
ナナセが見ていて気の毒になるほど赤くなった。
僕もまたマルセル先生の爆弾発言を受けて固まった。そりゃあ、僕たちは結婚したら夜の相手をすることになるわけだけど、もうちょっと言い方ってものがあるんじゃないのかな。
マルセル先生はふっとため息をつくと、目を伏せた。
「昨夜、伴侶がなかなか離してくれなくて」
「……そ、そうでしたか」
「強い男は好きだけど、加減ってものを知らないんだよね、うちのアルファは。ほの赤く染まった僕の肌が好きだって言って、何度も貫くんだから……」
「恐れ入ります、マルセル先生。そのような話題は、私には刺激が強すぎます!」
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