26 / 32
とっても近いひと
26. 優しい夜 *
しおりを挟む
脱衣所に着くと、響也さんにポロシャツを脱がされた。
チノパンのベルトも外されてしまう。俺はグレーのボクサーパンツだけになった。半勃ちになったペニスをボクサーパンツ越しに撫でられる。
「あっ……!」
「誠司くん、硬くなってる」
響也さんは嬉しそうに微笑むと、着ているものをすべて取り去った。引き締まった腹筋に、綺麗に盛り上がった上腕。美しい裸身だった。
俺は響也さんの性器をちらりと盗み見た。幹が太くて、笠が張り出している。コレが屹立した時、果たして俺のナカに入るだろうか?
「怖い?」
「ちょっとだけ……」
「痛くしないから安心して」
ちゅっちゅっと俺の肩や鎖骨に唇が押し当てられる。
響也さんの手がボクサーパンツのウエストゴムを掴む。俺は下着を足首から引き抜かれた。
「それじゃ、入ろうか」
「はい」
響也さんはふたりの頭と体にシャワーを浴びせた。そしてシャンプーを泡立てて、俺の髪を洗った。
「これで僕たち、おそろいの香りになるね」
響也さんもまたシャンプーをすると、泡をシャワーで洗い流した。
続いてボディソープで体を清められた。
響也さんはペニスに触れてこなかった。俺はみずからの手で陰茎を洗った。硬度がどんどん増していっている。
「お風呂でシたら、のぼせちゃうから」
「そうですね」
シャワーを済ませた俺たちは、バスルームを出た。腰にタオルを巻いて、洗面所でドライヤーのスイッチを入れる。
髪が乾くと、俺たちは2階へと向かった。響也さんのベッドルームに招かれる。
広々とした部屋に置かれているのはキングサイズのベッドだった。
「僕、寝相があまりよくなくて。広いベッドじゃないと眠れないんだ」
「そうなんですね」
この部屋に誰かが訪れたこともあっただろう。でも今、響也さんの隣にいるのはこの俺だ。俺は響也さんに抱きついた。
「積極的だね。嬉しいよ」
「俺、……頑張ります」
「今日は挿れないから安心して」
「はいっ……」
「少しずつ、お互いの体を知っていこう」
響也さんは俺の頭を撫でると、キスをした。舌を絡めているうちに俺のペニスが膨らみきった。響也さんが俺の腰からタオルを取り去る。そして長い指が伸びてきて、俺のペニスは響也さんの手のひらに包み込まれた。
響也さんが俺のペニスを上下にしごいた。
くち、くちと薄い皮がいやらしい音を立てる。
「誠司くんの、立派だね」
「響也さんだって……」
自分ばかり気持ちよくなるのは本意ではない。俺は響也さんのペニスに恐る恐る触れた。自分以外の男性器に触れるのは初めてだった。力加減に悩む。遠慮がちに手を動かしていると、響也さんに言われた。
「もっと強く握っても大丈夫だよ」
「ごめんなさい。俺、下手くそですよね」
「何を言ってるの。きみに触れられて嬉しいよ」
俺たちはしばし無言になって、互いの性器を刺激し合った。
響也さんの先端からこぼれたカウパーが俺の手を濡らす。俺のペニスもぐしょぐしょだった。
「兜合わせ、してみてもいい?」
「……兜合わせって?」
「こういうこと」
大きな手のひらが俺と響也さんの性器をまとめて握る。指とは違うペニスの感触に俺は悦びを覚えた。響也さんの極めてプライベートな部分が俺のそれと擦り合わさって、快感を増幅させる。俺は鼻にかかった嬌声を上げた。
「気持ちいい? 声が出ちゃう誠司くん、可愛い」
「あぁっ」
響也さんの指が俺の小さな乳首をくにくにとこね回す。首すじにキスをされながら胸の突起をいじられて、俺は窮地に陥った。まずい。次にペニスに触れられたら、きっと射精してしまう。
濡れた舌が俺の乳首を舐める。ぷっくりと勃ち上がった粒を吸われながらペニスをしごかれれば、俺は呆気なく果てた。先端から飛び出たものが響也さんの腹を汚す。
「やっ……! 恥ずかしいです……」
「恥じらう誠司くん、最高に可愛い」
「……もう。意地悪」
俺は響也さんの性器を両手で包み込んだ。そして、片手で竿を握り、空いた手で先端を刺激した。響也さんが心地よさそうに息を吐く。
「これ、イイですか?」
「すごく……感じる」
「響也さん。大好きです……」
浮き出た裏筋を指先でたどる。続いてカリを指先で擦れば、響也さんが背中を震わせた。どっぷりと精が放たれたる。俺の手のひらがじっとりと濡れた。
響也さんはティッシュで俺の手を清めた。
「ごめんね、汚しちゃって」
「あなたのものなら構いません」
「誠司くんの腕、綺麗な筋肉がついてる」
「そっちだって。着痩せするタイプなんですね」
俺たちは抱き合って、キスをした。濡れた舌を絡め合わせる。
「本当の愛なんて、幻想だと思ってた。でも僕はきみに出会って分かった。本当の愛って最初から出来上がっているんじゃなくて、少しずつお互いの気持ちを持ち寄って築き上げていくものなんだね」
「俺は……誰かに愛されることがこんなにも幸せなことだなんて知りませんでした。男なんだから自分から行かないとダメだとか、俗説に振り回されていました」
「僕たち、大事なものを見つけたんだね」
「そうですね」
響也さんが指の腹で俺の乳首を転がした。小さな器官に与えられた甘美な刺激に俺は酔いしれた。
「あぁんっ」
「男は感じないっていうの、嘘だね。誠司くん、すごく気持ちよさそう」
「響也さんに触られるのが嬉しいんです……」
「もっといじめたくなっちゃう」
「んっ、あぁっ!」
乳首を執拗にいじられているうちに、俺は再び勃ってしまった。とろとろと先端から透明な液がこぼれ出る。響也さんが俺のペニスを上下にさすった。
「舐めてもいい?」
「そ、それはまだダメです」
「分かった」
響也さんは俺の竿を丁寧に擦った。触れられた箇所がじんじんと熱くなり、頭がぼうっとしていく。俺は今、大好きな人に求められている。自分を卑下するのはもうやめよう。響也さんが俺を選んでくれたんだから、もっと堂々としていたい。
響也さんが力加減を調節して、俺を快感に導こうとする。優しい気遣いが嬉しくてたまらない。
俺は幸せを感じながら、2回目の吐精に至った。
「手、汚しちゃってすみません」
「いいよ、大丈夫。誠司くん、お顔がポーッとなってる」
「響也さんだって」
俺たちはキスを交わした。
響也さんの唇が、体のあちこちに押し当てられる。
「キスマーク、ここにならつけてもいい?」
「あっ」
太ももの内側をちゅうっと吸われる。響也さんにつけられた所有のしるしが、人からは見えない秘密の場所に花開いている。俺は恍惚に包まれながら、赤く鬱血した痕を眺めた。
「汗かいちゃったね。もう一回シャワーを浴びてこようか」
「はい」
俺たちはバスルームで体を清めた。
響也さんが用意してくれた下着とオーバーサイズのTシャツ、そしてハーフパンツを身にまとう。
「今夜は泊まっていって」
「ありがとうございます」
ベッドルームに戻る。響也さんは俺を懐に抱いて、ベッドに横たわった。
「明日から、とある案件のレコーディングが始まるんだ。しばらく会えなくなる」
「今度会う時は、もっと成長した俺を見せられるよう頑張ります」
「きみの前向きなところ、大好きだよ」
「愛してます。おやすみなさい」
「……おやすみ」
ついばむようなキスをしたあと、俺たちは眠りについた。
チノパンのベルトも外されてしまう。俺はグレーのボクサーパンツだけになった。半勃ちになったペニスをボクサーパンツ越しに撫でられる。
「あっ……!」
「誠司くん、硬くなってる」
響也さんは嬉しそうに微笑むと、着ているものをすべて取り去った。引き締まった腹筋に、綺麗に盛り上がった上腕。美しい裸身だった。
俺は響也さんの性器をちらりと盗み見た。幹が太くて、笠が張り出している。コレが屹立した時、果たして俺のナカに入るだろうか?
「怖い?」
「ちょっとだけ……」
「痛くしないから安心して」
ちゅっちゅっと俺の肩や鎖骨に唇が押し当てられる。
響也さんの手がボクサーパンツのウエストゴムを掴む。俺は下着を足首から引き抜かれた。
「それじゃ、入ろうか」
「はい」
響也さんはふたりの頭と体にシャワーを浴びせた。そしてシャンプーを泡立てて、俺の髪を洗った。
「これで僕たち、おそろいの香りになるね」
響也さんもまたシャンプーをすると、泡をシャワーで洗い流した。
続いてボディソープで体を清められた。
響也さんはペニスに触れてこなかった。俺はみずからの手で陰茎を洗った。硬度がどんどん増していっている。
「お風呂でシたら、のぼせちゃうから」
「そうですね」
シャワーを済ませた俺たちは、バスルームを出た。腰にタオルを巻いて、洗面所でドライヤーのスイッチを入れる。
髪が乾くと、俺たちは2階へと向かった。響也さんのベッドルームに招かれる。
広々とした部屋に置かれているのはキングサイズのベッドだった。
「僕、寝相があまりよくなくて。広いベッドじゃないと眠れないんだ」
「そうなんですね」
この部屋に誰かが訪れたこともあっただろう。でも今、響也さんの隣にいるのはこの俺だ。俺は響也さんに抱きついた。
「積極的だね。嬉しいよ」
「俺、……頑張ります」
「今日は挿れないから安心して」
「はいっ……」
「少しずつ、お互いの体を知っていこう」
響也さんは俺の頭を撫でると、キスをした。舌を絡めているうちに俺のペニスが膨らみきった。響也さんが俺の腰からタオルを取り去る。そして長い指が伸びてきて、俺のペニスは響也さんの手のひらに包み込まれた。
響也さんが俺のペニスを上下にしごいた。
くち、くちと薄い皮がいやらしい音を立てる。
「誠司くんの、立派だね」
「響也さんだって……」
自分ばかり気持ちよくなるのは本意ではない。俺は響也さんのペニスに恐る恐る触れた。自分以外の男性器に触れるのは初めてだった。力加減に悩む。遠慮がちに手を動かしていると、響也さんに言われた。
「もっと強く握っても大丈夫だよ」
「ごめんなさい。俺、下手くそですよね」
「何を言ってるの。きみに触れられて嬉しいよ」
俺たちはしばし無言になって、互いの性器を刺激し合った。
響也さんの先端からこぼれたカウパーが俺の手を濡らす。俺のペニスもぐしょぐしょだった。
「兜合わせ、してみてもいい?」
「……兜合わせって?」
「こういうこと」
大きな手のひらが俺と響也さんの性器をまとめて握る。指とは違うペニスの感触に俺は悦びを覚えた。響也さんの極めてプライベートな部分が俺のそれと擦り合わさって、快感を増幅させる。俺は鼻にかかった嬌声を上げた。
「気持ちいい? 声が出ちゃう誠司くん、可愛い」
「あぁっ」
響也さんの指が俺の小さな乳首をくにくにとこね回す。首すじにキスをされながら胸の突起をいじられて、俺は窮地に陥った。まずい。次にペニスに触れられたら、きっと射精してしまう。
濡れた舌が俺の乳首を舐める。ぷっくりと勃ち上がった粒を吸われながらペニスをしごかれれば、俺は呆気なく果てた。先端から飛び出たものが響也さんの腹を汚す。
「やっ……! 恥ずかしいです……」
「恥じらう誠司くん、最高に可愛い」
「……もう。意地悪」
俺は響也さんの性器を両手で包み込んだ。そして、片手で竿を握り、空いた手で先端を刺激した。響也さんが心地よさそうに息を吐く。
「これ、イイですか?」
「すごく……感じる」
「響也さん。大好きです……」
浮き出た裏筋を指先でたどる。続いてカリを指先で擦れば、響也さんが背中を震わせた。どっぷりと精が放たれたる。俺の手のひらがじっとりと濡れた。
響也さんはティッシュで俺の手を清めた。
「ごめんね、汚しちゃって」
「あなたのものなら構いません」
「誠司くんの腕、綺麗な筋肉がついてる」
「そっちだって。着痩せするタイプなんですね」
俺たちは抱き合って、キスをした。濡れた舌を絡め合わせる。
「本当の愛なんて、幻想だと思ってた。でも僕はきみに出会って分かった。本当の愛って最初から出来上がっているんじゃなくて、少しずつお互いの気持ちを持ち寄って築き上げていくものなんだね」
「俺は……誰かに愛されることがこんなにも幸せなことだなんて知りませんでした。男なんだから自分から行かないとダメだとか、俗説に振り回されていました」
「僕たち、大事なものを見つけたんだね」
「そうですね」
響也さんが指の腹で俺の乳首を転がした。小さな器官に与えられた甘美な刺激に俺は酔いしれた。
「あぁんっ」
「男は感じないっていうの、嘘だね。誠司くん、すごく気持ちよさそう」
「響也さんに触られるのが嬉しいんです……」
「もっといじめたくなっちゃう」
「んっ、あぁっ!」
乳首を執拗にいじられているうちに、俺は再び勃ってしまった。とろとろと先端から透明な液がこぼれ出る。響也さんが俺のペニスを上下にさすった。
「舐めてもいい?」
「そ、それはまだダメです」
「分かった」
響也さんは俺の竿を丁寧に擦った。触れられた箇所がじんじんと熱くなり、頭がぼうっとしていく。俺は今、大好きな人に求められている。自分を卑下するのはもうやめよう。響也さんが俺を選んでくれたんだから、もっと堂々としていたい。
響也さんが力加減を調節して、俺を快感に導こうとする。優しい気遣いが嬉しくてたまらない。
俺は幸せを感じながら、2回目の吐精に至った。
「手、汚しちゃってすみません」
「いいよ、大丈夫。誠司くん、お顔がポーッとなってる」
「響也さんだって」
俺たちはキスを交わした。
響也さんの唇が、体のあちこちに押し当てられる。
「キスマーク、ここにならつけてもいい?」
「あっ」
太ももの内側をちゅうっと吸われる。響也さんにつけられた所有のしるしが、人からは見えない秘密の場所に花開いている。俺は恍惚に包まれながら、赤く鬱血した痕を眺めた。
「汗かいちゃったね。もう一回シャワーを浴びてこようか」
「はい」
俺たちはバスルームで体を清めた。
響也さんが用意してくれた下着とオーバーサイズのTシャツ、そしてハーフパンツを身にまとう。
「今夜は泊まっていって」
「ありがとうございます」
ベッドルームに戻る。響也さんは俺を懐に抱いて、ベッドに横たわった。
「明日から、とある案件のレコーディングが始まるんだ。しばらく会えなくなる」
「今度会う時は、もっと成長した俺を見せられるよう頑張ります」
「きみの前向きなところ、大好きだよ」
「愛してます。おやすみなさい」
「……おやすみ」
ついばむようなキスをしたあと、俺たちは眠りについた。
73
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
学校一のイケメンとひとつ屋根の下
おもちDX
BL
高校二年生の瑞は、母親の再婚で連れ子の同級生と家族になるらしい。顔合わせの時、そこにいたのはボソボソと喋る陰気な男の子。しかしよくよく名前を聞いてみれば、学校一のイケメンと名高い逢坂だった!
学校との激しいギャップに驚きつつも距離を縮めようとする瑞だが、逢坂からの印象は最悪なようで……?
キラキライケメンなのに家ではジメジメ!?なギャップ男子 × 地味グループ所属の能天気な男の子
立場の全く違う二人が家族となり、やがて特別な感情が芽生えるラブストーリー。
全年齢
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学で逃げ出して後悔したのに、大人になって再会するなんて!?
灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。
オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。
ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー
獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。
そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。
だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。
話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。
そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。
みたいな、大学篇と、その後の社会人編。
BL大賞に応募しましたので、見て頂けると嬉しいです!
※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました!
※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました!
旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」
【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!
めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈
社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。
もらった能力は“全言語理解”と“回復力”!
……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈
キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん!
出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。
最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈
攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉
--------------------
※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる