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第4章 現在編
28.勇者ベルンハルト
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カチン
ベルンハルトが剣を抜いた瞬間から勇者と魔族が戦い始める!
勇者が抜いた剣を、横一文字に凪いだ。魔族はバックステップで避ける。勇者が剣を振り切ったその時、魔族の方から「フレアアロー」という声が聞こえた。放たれたのは炎の矢の魔法だ。勇者は視界の目の前で確認、顔面を目掛けて飛んで来る炎に魔力を集める。そして炎が顔の直前に来る前に!
「ファランクス!」
防御の魔法を発動する。すると炎の矢は勇者直前でかき消えた。魔族は「ちっ」と舌打ちした。至近距離からの攻撃魔法、魔族の得意の戦法だったのだろう、仕留め損ねて不機嫌だ。
「聖女! そこの二人に回復魔法! その後は聖女の歌だ!」
「あ、あい」
俺様は慌ててあーちゃんとアルの元に行った。そして、すぐ回復魔法を唱えた。たちまち、二人の傷が癒える。
「ありがとうクリス」
「ありがとうございます。クリス様」
二人はそれぞれ剣を持ち直すと、魔族との闘いに参加した。俺様は歌を歌い始めた。ドリカムの未来予想図だ。なんか調子が狂う。
「――――きっと何年たっても こうしてかわらぬ気持ちで すごしていけるのね あなたとだから――――」
俺様が歌を歌い始めると、ベルンハルトとアルの動きが格段早くなる。俺様の歌で、勇者が活性化したんだ。勇者二人だけじゃなかった。あーちゃんも!
「クリス様、身体が軽くなりました」
「クリス、ありがとう。普段より数倍力がみなぎる!」
「助かるぜ! 俺様達の力は増大する。そして、この魔族の力は半減する!」
そうなのか? 俺様が役にたっている。嬉しいでち! 俺様初めて役にたった。でも、できれば、剣を持って戦う側に行きたいなぁ。まぁ、魔族とはいっても、剣を打ち込むなんて鬼畜な所業は俺様にはできんが・・・
勇者の真正面、剣を持った魔族が炎の魔法を放つと同時に剣を振りぬき、ベルンハルトへ一撃を狙う!
ザシュッ!
ベルンハルトはそれをあえて受けた。そして、剣を掴む、力づくで魔族の剣を抑え込んだ。肉を切らせて骨を断つ、強引に勝機を掴むつもりだ。
「いまだ、王国の勇者!」
「はい。共和国の勇者殿!」
鋭いアルの剣撃が魔族の腹に突き刺さる。黒い血が吹き出し、冥界の亡者の塊が枯れる様な声で魔族が呻く! 強烈な異臭が俺様を襲った。アルは一瞬、表情を歪めたが、息を吐いて剣に魔力を留める。そして、更に魔族の右手を斬り飛ばす! 魔族はたまらず、剣を手放し、その場からバックステップで逃げる。
「おのれ、だが、これしきの傷! 治癒魔法で!」
「できるのかな? 聖女の歌を聞いたお前が魔法を使えるのかな?」
俺様の未来予想図IIは最後の1小節を歌い上げていた。
「――――――ほら 思ったとおりに かなえられていく・・・――――――」
俺様の歌が完成した。そして、
「リザレクション! がっ……は……はひっ、ひひひっ……ひいぃっ……」
魔族の魔法は発動しなかった。むしろ、その魔法は魔族を痛めつける。そして、あーちゃんが後ろから接近して、剣戟を魔族の頭に叩き込んだ。
「がっ、ああぁぁあああ!」
ズシャッ!
強い衝撃に魔族の頭が吹き飛ばされ、血しぶきと脳髄が飛び散った。よろめく魔族の正面から、勇者ベルンハルトとアルが魔族を串刺しにする。素早く引き抜かれ、すぐさま次の一撃。たちまち魔族は血まみれになり、崩れ落ちた。
魔族の頭を勝ち割ったあーちゃんを見て、俺様、怖ぇー、あーちゃん怖ぇーと思った。そして、またスプラッタに気分が悪くなる。
「う、うげぇえええええぇ」
俺様、またキラキラ出しちゃった。情けない・・・
魔族はしばらくすると黒い霧となり、鏡に吸い込まれていった。
「ほおっておくと、また蘇る。ここは聖女殿の聖なる歌で、魔の鏡を破壊するしかない。これ程短期間で、魔族が出て来る等聞いた事がない。聖女殿、急ぎ、聖なる歌を!」
勇者ベルンハルトに促されて、俺様はドリカムの歌、もとい、聖なる歌を歌った。ちょっと、口の中にキラキラの一部が残っていて、気持ち悪いけど、今は我慢。
「――――――――ちかづいていく ちかづいていく 決戦の金曜日!」
俺様が歌い終わると、魔の鏡にひびがはいり、鏡は割れた。そして、黒い霧となり、霧散した。
こうして、俺様達は任務達成。今回俺様、少し活躍できた。初めて人の役にたって嬉しかった。でも、よくわからん隣国の勇者とまさかの一人称被りに気まずい。ダンスパーティで、ドレスの色が被った位、気まずい・・・
こうして俺様とアルとあーちゃんと隣国の勇者ベルンハルトの4人は帰途についた。勇者ベルンハルトはついでにうちの王様に挨拶をしていくつもりらしい、一緒に同伴した。道中聞いたんだが、彼の弟は以前、俺様達がムー共和国へ脱出する際に俺様達を裏切って、俺様に酷い事しようとした冒険者の一人、アーネの兄らしい。あの一件で、弟のアーネは心を入れ替えて真面目に働き、その都度、アトランティス王国の聖女の事を喧伝したらしい。それが兄の勇者ベルンハルトの耳にも入った。そんな折、ムー共和国の予言の聖女が俺様の危機を予言し、直ちにベルンハルトが名乗りをあげ、救援に向かったそうだ。ちなみに彼は徒歩・・・というより走ってきたらしい・・・馬車で2か月の距離を3日間で・・・
そして、王都に到着し、俺様達は国王陛下と教皇猊下に任務完了の報告を行った。
「ご苦労だった。無事、魔の鏡を粉砕できたのじゃな?」
「は! 魔の鏡は聖女クリスティナ様の聖なる歌で、粉砕されました。聖地の聖なる鏡のひび割れも元に戻り、安泰かと」
アルが淀みなく報告する。
「うむ。よくぞやってくれた。しかし、隣国、ムー共和国の勇者殿の助成があったと聞いたが?」
「はい、勇者ベルンハルト殿により、九死に一生を得ました。ベルンハルト殿、かたじけなく存じ上げます」
「気にすんな! 俺様は恩人に報いただけだぜ!」
ああ、完璧被ってる。俺様のポジションが脅かされている様で怖い。ベルンハルトの発言に頭がクラクラする。
「国王陛下。共和国の勇者は我が国と違い、少々荒い処がございます。ご容赦を!」
教皇猊下が国王へ説明と謝罪をした。えっ? じゃ俺様も荒い人間なのか?
「うむ。驚いたが、噂には聞いておる。それになにより、我が国の勇者と聖女を助けてくれたのじゃ。何より感謝する」
「俺様で良ければ、いつでも助けにくるぜ! 遠慮なく行ってくれ! その為の勇者だ!」
「これは頼もしい。今後も良き隣国の勇者として招こう」
そんなこんなで、勇者アル、勇者ベルンハルト、あーちゃんそして俺様になんか勲章が贈られる事になったらしい。そんなものより、美味しいお菓子が欲しい。勲章は食べれない。
だいたい、報告と、国王や王の臣下や教皇からのお褒めの言葉を頂いて、この任務も終わりかな? と思っていた時、突然それはやってきた。求婚という破滅フラグが......
「国王陛下、俺様に頼みがあるのだが」
「なんじゃ、申してみろ。そなたの働き、如何なる物でも代えがたい、ワシにできる事なら、何でも申してみよ」
「ありがたいぜ! 俺様、この聖女クリスティーナに恋をした。こんなに美しい聖女は初めて見る。一目惚れだ。俺様の嫁にくれないか?」
「勇者ベルンハルトよ。聖女クリスティーナはワシの所有物ではない。従って、正式に聖女クリスティーナに求婚すればよい。最も、既にパシフィス帝国の第四王子とそこの勇者アルベルトが求婚しておるがな。わっはっは」
「なんだって、クリスティーナ殿は王子から婚約破棄されたと聞いていたが、全く、目の肥えた奴はいるもんだな!」
いやいやいや、おまえ達の目は節穴だよ。俺様かなり酷い女だぜ。隙があればアルを毒殺しようと思ってるし・・・何よりちゃんとした女じゃないぜ! 悪い事言わないからちゃんとした女を娶れ! 絶対、お互いの為にならない!
ベルンハルトはつかつかと俺様の前に来た。そして......
「ハニー、俺様の嫁になってくれ」
「や……やめ……っ……やめてくれぇぇぇえええっ!」
「俺様に一生守らせてくれ!」
「にげたこと はんぜい……じた……からぁっ……」
「俺様の味噌汁を作ってくれないか?」
「あ、はっ、はあっ、うわあぁぁああ! た、たずげ……たずげでぐれえぇぇぇぇぇっ!」
「まぁ、またお嬢様はおかしくなってしまわれましたわ。こんなに素晴らしい勇者様から求婚されて、喜びのあまりの事でしょう。国王陛下、勇者様、ここは少し、クリスティーナ様を休ませてあげてくださいまし」
「うむ、どうも、混乱しておる様じゃな。無理もない、婚約破棄されたにも関わらず、ここまでモテる令嬢は聞いた事がない。さぞかし女冥利につきるのじゃろう。わかった。勲章の授与式をしばし延期としよう。クリスティーナ穣も皆もしばし休め」
「ありがとうございます」
「クリスお嬢様、良かったですね」
「も、もう……、じゅ、ぶん……だあぁっ! 償いっ、つぐなったぁ! はんぜい……じた……からぁっ……」
「クリスお嬢様、逃げた事を反省したと言いたいでしょうけど、本当に反省した人は、『反省した』だなんて言わないですよ」
自分に告白されているみたいで気持ち悪いです。結婚する気、ゼロです。ごめんなさい。申し訳ないです。本当に。見逃してください…
ベルンハルトが剣を抜いた瞬間から勇者と魔族が戦い始める!
勇者が抜いた剣を、横一文字に凪いだ。魔族はバックステップで避ける。勇者が剣を振り切ったその時、魔族の方から「フレアアロー」という声が聞こえた。放たれたのは炎の矢の魔法だ。勇者は視界の目の前で確認、顔面を目掛けて飛んで来る炎に魔力を集める。そして炎が顔の直前に来る前に!
「ファランクス!」
防御の魔法を発動する。すると炎の矢は勇者直前でかき消えた。魔族は「ちっ」と舌打ちした。至近距離からの攻撃魔法、魔族の得意の戦法だったのだろう、仕留め損ねて不機嫌だ。
「聖女! そこの二人に回復魔法! その後は聖女の歌だ!」
「あ、あい」
俺様は慌ててあーちゃんとアルの元に行った。そして、すぐ回復魔法を唱えた。たちまち、二人の傷が癒える。
「ありがとうクリス」
「ありがとうございます。クリス様」
二人はそれぞれ剣を持ち直すと、魔族との闘いに参加した。俺様は歌を歌い始めた。ドリカムの未来予想図だ。なんか調子が狂う。
「――――きっと何年たっても こうしてかわらぬ気持ちで すごしていけるのね あなたとだから――――」
俺様が歌を歌い始めると、ベルンハルトとアルの動きが格段早くなる。俺様の歌で、勇者が活性化したんだ。勇者二人だけじゃなかった。あーちゃんも!
「クリス様、身体が軽くなりました」
「クリス、ありがとう。普段より数倍力がみなぎる!」
「助かるぜ! 俺様達の力は増大する。そして、この魔族の力は半減する!」
そうなのか? 俺様が役にたっている。嬉しいでち! 俺様初めて役にたった。でも、できれば、剣を持って戦う側に行きたいなぁ。まぁ、魔族とはいっても、剣を打ち込むなんて鬼畜な所業は俺様にはできんが・・・
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ザシュッ!
ベルンハルトはそれをあえて受けた。そして、剣を掴む、力づくで魔族の剣を抑え込んだ。肉を切らせて骨を断つ、強引に勝機を掴むつもりだ。
「いまだ、王国の勇者!」
「はい。共和国の勇者殿!」
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「おのれ、だが、これしきの傷! 治癒魔法で!」
「できるのかな? 聖女の歌を聞いたお前が魔法を使えるのかな?」
俺様の未来予想図IIは最後の1小節を歌い上げていた。
「――――――ほら 思ったとおりに かなえられていく・・・――――――」
俺様の歌が完成した。そして、
「リザレクション! がっ……は……はひっ、ひひひっ……ひいぃっ……」
魔族の魔法は発動しなかった。むしろ、その魔法は魔族を痛めつける。そして、あーちゃんが後ろから接近して、剣戟を魔族の頭に叩き込んだ。
「がっ、ああぁぁあああ!」
ズシャッ!
強い衝撃に魔族の頭が吹き飛ばされ、血しぶきと脳髄が飛び散った。よろめく魔族の正面から、勇者ベルンハルトとアルが魔族を串刺しにする。素早く引き抜かれ、すぐさま次の一撃。たちまち魔族は血まみれになり、崩れ落ちた。
魔族の頭を勝ち割ったあーちゃんを見て、俺様、怖ぇー、あーちゃん怖ぇーと思った。そして、またスプラッタに気分が悪くなる。
「う、うげぇえええええぇ」
俺様、またキラキラ出しちゃった。情けない・・・
魔族はしばらくすると黒い霧となり、鏡に吸い込まれていった。
「ほおっておくと、また蘇る。ここは聖女殿の聖なる歌で、魔の鏡を破壊するしかない。これ程短期間で、魔族が出て来る等聞いた事がない。聖女殿、急ぎ、聖なる歌を!」
勇者ベルンハルトに促されて、俺様はドリカムの歌、もとい、聖なる歌を歌った。ちょっと、口の中にキラキラの一部が残っていて、気持ち悪いけど、今は我慢。
「――――――――ちかづいていく ちかづいていく 決戦の金曜日!」
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こうして、俺様達は任務達成。今回俺様、少し活躍できた。初めて人の役にたって嬉しかった。でも、よくわからん隣国の勇者とまさかの一人称被りに気まずい。ダンスパーティで、ドレスの色が被った位、気まずい・・・
こうして俺様とアルとあーちゃんと隣国の勇者ベルンハルトの4人は帰途についた。勇者ベルンハルトはついでにうちの王様に挨拶をしていくつもりらしい、一緒に同伴した。道中聞いたんだが、彼の弟は以前、俺様達がムー共和国へ脱出する際に俺様達を裏切って、俺様に酷い事しようとした冒険者の一人、アーネの兄らしい。あの一件で、弟のアーネは心を入れ替えて真面目に働き、その都度、アトランティス王国の聖女の事を喧伝したらしい。それが兄の勇者ベルンハルトの耳にも入った。そんな折、ムー共和国の予言の聖女が俺様の危機を予言し、直ちにベルンハルトが名乗りをあげ、救援に向かったそうだ。ちなみに彼は徒歩・・・というより走ってきたらしい・・・馬車で2か月の距離を3日間で・・・
そして、王都に到着し、俺様達は国王陛下と教皇猊下に任務完了の報告を行った。
「ご苦労だった。無事、魔の鏡を粉砕できたのじゃな?」
「は! 魔の鏡は聖女クリスティナ様の聖なる歌で、粉砕されました。聖地の聖なる鏡のひび割れも元に戻り、安泰かと」
アルが淀みなく報告する。
「うむ。よくぞやってくれた。しかし、隣国、ムー共和国の勇者殿の助成があったと聞いたが?」
「はい、勇者ベルンハルト殿により、九死に一生を得ました。ベルンハルト殿、かたじけなく存じ上げます」
「気にすんな! 俺様は恩人に報いただけだぜ!」
ああ、完璧被ってる。俺様のポジションが脅かされている様で怖い。ベルンハルトの発言に頭がクラクラする。
「国王陛下。共和国の勇者は我が国と違い、少々荒い処がございます。ご容赦を!」
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「うむ。驚いたが、噂には聞いておる。それになにより、我が国の勇者と聖女を助けてくれたのじゃ。何より感謝する」
「俺様で良ければ、いつでも助けにくるぜ! 遠慮なく行ってくれ! その為の勇者だ!」
「これは頼もしい。今後も良き隣国の勇者として招こう」
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「なんだって、クリスティーナ殿は王子から婚約破棄されたと聞いていたが、全く、目の肥えた奴はいるもんだな!」
いやいやいや、おまえ達の目は節穴だよ。俺様かなり酷い女だぜ。隙があればアルを毒殺しようと思ってるし・・・何よりちゃんとした女じゃないぜ! 悪い事言わないからちゃんとした女を娶れ! 絶対、お互いの為にならない!
ベルンハルトはつかつかと俺様の前に来た。そして......
「ハニー、俺様の嫁になってくれ」
「や……やめ……っ……やめてくれぇぇぇえええっ!」
「俺様に一生守らせてくれ!」
「にげたこと はんぜい……じた……からぁっ……」
「俺様の味噌汁を作ってくれないか?」
「あ、はっ、はあっ、うわあぁぁああ! た、たずげ……たずげでぐれえぇぇぇぇぇっ!」
「まぁ、またお嬢様はおかしくなってしまわれましたわ。こんなに素晴らしい勇者様から求婚されて、喜びのあまりの事でしょう。国王陛下、勇者様、ここは少し、クリスティーナ様を休ませてあげてくださいまし」
「うむ、どうも、混乱しておる様じゃな。無理もない、婚約破棄されたにも関わらず、ここまでモテる令嬢は聞いた事がない。さぞかし女冥利につきるのじゃろう。わかった。勲章の授与式をしばし延期としよう。クリスティーナ穣も皆もしばし休め」
「ありがとうございます」
「クリスお嬢様、良かったですね」
「も、もう……、じゅ、ぶん……だあぁっ! 償いっ、つぐなったぁ! はんぜい……じた……からぁっ……」
「クリスお嬢様、逃げた事を反省したと言いたいでしょうけど、本当に反省した人は、『反省した』だなんて言わないですよ」
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